サムライブルーの風

レッズファンの怒りとナビスコカップの現状【サムライブルーの風】

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2013年のナビスコカップは1-0で柏レイソルが制した。

結果的に前半終了間際の柏の工藤のゴールが
決勝点になったが、後半はレッズの怒涛の攻撃が続いた。

左サイドの槙野や原口元気が
何度もゴールライン近くまで侵入しクロスを入れる。
決定的なチャンス自体は、後半開始してすぐの
柏木や阿部のシュートだけだったかもしれないけれど
得点の匂いはずっと感じさせてくれる展開だった。

個人的には、どちらかに勝ってもらいたいという気持ちはなかった。
あったとすればお互いの良さを出し合ってたくさんのゴールが生まれ、
記憶に残るような試合になってほしいということだった。

そういう意味では1-0のままで試合が終わってほしくはなかった。
なので、試合終了直前にレッズの興梠のシュートが
柏のゴールネットを揺らした瞬間は
この試合、最高の興奮を味あわせてもらった。

スタジアムのメインスタンドから見ていたのだが
興梠のゴールが決まった瞬間はオフサイドだと思った。
しかし、副審のオフサイドを示す旗は上げられなかった。
だから、ゴールは認められたものだと思った。

喜ぶレッズイレブン、
絶叫するレッズサポーター、
湧き上がる国立競技場、
アディショナルタイム突入後の得点に
サッカーのおもしろさを存分に味あわせてもらった気になった。

しかし、その直後に、主審の判定によりゴールは取り消された。

正しいジャッジではあると思った。
でも、ゴールが決まったと思い喜びを爆発させたレッズサポーターの多くは
その判定に納得できなった。

試合終了後のセレモニーで審判団が表彰される場面で
レッズサポーターからの痛烈なブーイングが審判団を襲った。

ブーイングの向かった先は
正しいジャッジをしてゴールを取り消した主審に対してなのか、
それともオフサイドだったのに旗を上げずに
ぬか喜びをさせた副審に対してなのか、
もしくは、その両者に対してだったのか…。

記憶には残る試合になった。
でも、後味は良くない試合になってしまった。

後味の悪さで言えば、
試合開始前の選手入場の際にJリーグ側がリードして
バックスタンドのファンに協力してもらって作られる
巨大なコレオグラフィーなのだが、
今年はバックスタンドにいたレッズファンの多くが
(レイソルファンも多少いたけれど)
2ステージ制に反対する意味も込めてか
コレオグラフィーの作成への参加を拒否していた。

レッズサポーターとレイソルサポーターがいる
両ゴール裏のコレオグラフィーは見事にできあがっていただけに
バックスタンドのコレオグラフィーの不完全さが際立ってしまった…。

2015年からJ1リーグ戦の後に
プレーオフが導入される方向で話が進んでいるけれど、
こういった晴れの舞台で、
今回のような後味の悪いことが起こる可能性は
けっこう高いと思われる…。


また、11月3日の文化の日か、その周辺に開催され
2006年以降、毎年満員になり、
サッカーファンの注目を集めるナビスコカップ決勝なのだけど、
残念ながら、日本のスポーツファンの注目は
この時期は野球の日本シリーズに集まっていることが多い。

どこのチームがナビスコカップを制覇したとしても
翌日のスポーツ新聞の一面は
日本シリーズの結果に持って行かれる可能性が高い…。

せっかくのサッカーにおける日本国内3大タイトルの一つなのだから、
もっとスポーツファン全体の注目が集まる
他の時期に移せないものだろうか?

もっと言えば、リーグ戦の合間の平日や
国際Aマッチデーの代表戦の影で
半年以上かけてこっそり実施する現行方式ではなく、
1996年まで行われていたような、
2か月や3か月の間で
短期集中的に行われる仕組みに戻らないものだろうか?

実際、ナビスコカップの日程は
グループリーグが7節分(3月20日~5月22日)、
準々決勝のホーム&アウェイ2試合(6月23、30日)、
準決勝のホーム&アウェイ2試合(9月7日、10月12日)
一発勝負の決勝の1試合(11月2日)と
全部合わせても12試合分で決着がつく形になっている。

これならば、週末ごとに1回ペースでやっても3か月、
水曜の平日開催も混ぜながらやれば
2か月ちょっとで決着がつく。

リーグ戦の日程の合間に行うのではなく、
2か月ちょっとの日程で
ナビスコカップのみを短期集中的に行うのであれば、
ファンも仕組みが理解しやすく、
注目度も高まって、観客動員も伸びるのではないかと思う。
(準々決勝と準決勝の間が3か月も空くって、
正直、ちょっとどうかと思う)

2013年度のナビスコカップの平均観客数は9394人だった。
また、2013年度の現在までのJ1のリーグ戦の平均観客数は
約16500人である。

ナビスコカップの観客数の方が7000人も少ないけれど、
ナビスコの場合はグループリーグの7節分は
第2節を除いて、すべて平日開催である。

リーグ戦の合間をぬった平日開催の上に
期間が無駄に長すぎるといったマイナス要因をかかえながら
1万人近い観客動員を見せているのだから、
J1のリーグ戦の開幕前や閉幕後に
2か月半ぐらいの日程で短期集中開催できれば、
J1リーグ戦に負けない、
というか決勝トーナメント以降はJ1リーグ戦をしのぐぐらいの
観客動員が見込めるコンテンツになるのではないかと思う。

国際AマッチデーやACL、
そして正規のJ1リーグ戦の日程の都合で
そう簡単には行かないだろうけれど、
リーグ戦の後にプレーオフを開催するぐらい
強引なことができるJリーグの役員の方々ならば、
不可能なことじゃないと思うのだけど、どうなのだろうか?


※長文読んでいただき、ありがとうございます。
   日本の歴史をおもしろおかしく解説した
  「ボケプリ 涙と笑いの日本の歴史」では
  現在、「江戸時代編」が連載しています。
  2020年にオリンピックが開かれることになった東京の
  元となった江戸の町について興味がある
  小学生や中学生、高校生の人がいたら、
  一度のぞいてみてください。

    「旅ブログ 全力トラベラーナカジ Run around the World」では、
  筆者のインドやエジプト、中国などの旅の珍道中が書かれています。
  現在カンボジア旅行記が連載中です。
  海外旅行に興味がある人はぜひ読んでみてください。
      
  その他にも、筆者の小学生時代の
  林間学校や運動会、卒業式などの
  エピソードを元にして書いた
  「全力少年ナカジ」も連載しています。
  さくらももこ風エッセイが好きな人にはおすすめです。



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レッズファンの怒りとナビスコカップの現状【サムライブルーの風】

1234様
浦和サポ様

コメントありがとうございます。
返信が大変遅れてしまて申し訳ありません。
お二人とも、レッズファンのブーイングや
コレオについての関心が高かったようですね。
貴重なご意見ありがとうございます。

自分としては、その後に書いてある
ナビスコカップの制度についての意見も
聞いてみたいと思っています。

もしまた、このブログを見る機会があれば
お考えを聞かせていただければうれしいです。

こんにちは

コレオについて、2ステージ制の件も多分に影響あったと思われますが、浦和サポのアイデンティティーが作用したのだと。自らのやり方で選手を後押しするためだけに行動を起こす。J主導の盛り上げコレオに参加する義理はないと皆考えていたと思います。
清尾淳さんのコラムに2回に渡って浦和サポのコレオを代弁するような話があったので、よければ覗いてみてください~

レッズファンの怒りとナビスコカップの現状【サムライブルーの風】

>試合終了後のセレモニーで審判団が表彰される場面で
>レッズサポーターからの痛烈なブーイングが審判団を襲った。

こんな行為を見てたら、ライトなファンは怖がって二度とスタジアムに足を運ばなくなるでしょうね。
今、コアなファンは観客を増やすためにどうすべきかを考えるべきでしょう。
協会やJリーグに対して文句を言う前に...
悪いことばかり書かれていると印象は最悪ですよ。誰のせいとかではなく。

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