2007年09月19日

レアル・マドリード対ブレーメン~欧州への挑戦~

「面白くないから解任」

なんとも残酷な解雇宣言を受けた元指揮官カペッロ
優勝を成し遂げたのに・・・
就任する前からカペッロのサッカーいやカルチョは知っていたはずだろうが、ライバルバルサの失速も手伝い手に入れた王者の栄冠、しかしレアルのフロントは受け入れなかった、ファンも同様かもしれない。
「優勝はしたが、我々の愛するレアル・マドリーは・・・」

攻撃的でスペクタクルでなければならない。
今夏もペペ、メッツェルダー、エインセ、ドレンテ、スナイデル、ロッベン、サビオラと大型補強を慣行したさらに新監督には攻撃的なスタイルを標榜するベルント・シュスターが就いた。

絶対勝利主義からスペクタクルへの転換、本来のレアルマドリードの姿に・・

ブレーメンとの一戦は欧州制覇への第一歩となる。
欧州に向けて王者の力を見せつけなければならない。
相手にとって不足はないブレーメン。エースクローゼを放出し、攻守の要フリンクスも怪我ではあるものの、攻撃の中心を担うヂエゴこそが攻撃的なブレーメンを支える選手でもある。
昨季もチェルシー、バルセロナの死のグループで最後までくるしめたチームだ。

欧州制覇への第一歩サンチャゴベルナベウでの第一戦。
ホイッスルと共に新たな白い巨人の序章は始まった。

前半からマドリードはパス回しでリズムを作ろうとしていた。
ガゴ、グティ、スナイデルとリズムを作りながら右のイグアイン、セルヒオ・ラモス、左からはマルセロと突破を見せる。
しかしブレーメンの誇る高き壁はファンニステルローイの高さへの対応は完璧に近かった。メルテッザッカーとナウドの二人を前にしてはファンニステルローイの高さが中々生きないものだった。

献身的に動き回るラウル、スナイデル。左から仕掛けるマルセロと新たなマドリードの姿を見た。
前半16分ボールをキープしたファンニステルローイから速くて低いクロスが入る、そこに走りこんできたのはラウルだった。ラウルの点で合わす技術、ゴールへの嗅覚はさすがであった。マークに入ったナウドも懐に入られたら何もなすすべがなかった。

しかし1分後ブレーメンの攻撃
左のトシッチからのクロスがセルヒオ・ラモスに当たりコースが変わった。
そこに走りこんだサノゴのシュートはカシジャスの脇を抜けゴールネットを揺らした。

すぐに点を取り返したブレーメン、取り返されたレアル。
しかしレアルはあわてることはなかった、チームのオーガナイザーグティを中心に左のスナイデル、マルセロのロングパスから右のイグアインへと通し何回かチャンスを作る。一方ブレーメンはヂエゴのキープ力が際立っていた。潰しに来たガゴを抜群のボディバランスで難なくかわし正確なパスをサイドに散らしていた。ブレーメンの攻撃のすべてでありこの試合一番ブレーメンで光っていた選手であった。

レアルは攻撃の際色々な人間が関る本来の姿だった、銀河系でもないカルチョサッカーでもないレアルのサッカーだった。

ただ昨年指揮をしたカペッロの功績も垣間見える姿だった。
「勝たなければいけない、魅せなければいけない、レアルの姿」
カペッロはすべてを壊して去っていった、誰かが壊さなければ取り戻せない本来の姿を魅せることが出来たのではないか、zんはんから攻勢に出るレアル中盤のフィルターのガゴは光っていたし左のマルセロも噂に違わぬ突破を繰り返した。新たな若手の存在がレアルに躍動感を与えたのは確かだった。まだ加入して間もないスナイデルも今後上向くだろう。

前半はレアルの攻勢で終わった、しかしブレーメンもキーパーヴィーゼのファインプレーなどでレアルに点を許さなかった。

後半もレアルの攻勢で出るが少しづつブレーメンにもチャンスが出てくる。ヂエゴの突破にレアルの守備陣が崩されつつあった。スピードがあるわけではないが足腰の強さボディーバランスの強さ懐の広さでヂエゴのキープはレアルの最大の脅威であった。

後半74分膠着状態を破ったのはファンニステルローイであった。
グティからラウルそしてファンニステルローイへとつなげダイレクトで落ち着いてブレーメンのゴールを揺らした。

初戦ホームで勝ったレアルは本当の強さを手に入れたのではないか??
途中出場したロビーニョ、ロッベンというサイドアタッカーも揃えば色々な戦いが可能になるだろう。中央から崩す場合はスナイデル、グティなどパサーが存在しサイドから崩す場合ロッベン、ロビーニョがいる。試合によって戦い方を変えれる力を手に入れただろう。前線の中心はファンニステルローイではあるがラウル、サビオラ、ソルダード、バチスタと駒は揃っている。最終ラインにしてもメッツェルダー、ペペ、エインセがフィットしてくればカンナバーロ、セルヒオラモスと共に強固な守備を築くだろう。

欧州王者へ向けまだ始まったばかりではある、倒さなくては行けない敵は多い。
今後もこのサッカーを継続し、より熟成すればおのずと光は照らされてくるはずだ。
まだ出来上がったばかりの新生レアル・マドリードは当然欧州の話題の中心に戻れるはずだ

posted by hiro |12:46 | サッカー | トラックバック(0)
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2007年09月19日

ACミラン対ベンフィカ~強さの証明~

ついにチャンピオンズリーググループステージが始まった。

とにかく見た試合について何かコメントしていければと思う。
まず見たのはACミラン対ベンフィカの一戦

昨季の欧州王者ミランのホームで行われる一戦。
当然ミランは今大会でも優勝候補の一角だ。
昨季はミランで出場出来なかったロナウド、そして新加入のエメルソン、より強固になった組織とミランはプラスの材料が目につく、一方のベンフィカだがエースシモンさらにミッコリ、アンデルソンとチームの主軸を放出してはやはり格下といわざるを得ない。アドゥ、ディ・マリアと将来有望株は手に入れたものの、いきなりの戦力アップは望めない。

試合はチャンピオンズリーグ初戦とは思えない雰囲気であった。元ミランに在籍していたルイ・コスタの凱旋は多くのミラニスタの拍手にスタジアムは包まれてた。
ルイ・コスタに引導を渡したカカは今や世界最高の選手の1人、ただルイ・コスタはミランに在籍していた当時からカカのバックアップとして彼の背中を押していた。現役最後のシーズンと言われるルイ・コスタに世界最高の舞台チャンピオンズリーグで古巣との対決とは神様も粋な計らいをしてくれた。

試合は開始直後からミランのボールポゼッションが目立つ、ツリー型と言われるミランのフォーメーションはトップに今回はインザーギを使ってきた。今年で34歳になったインザーギだが重要な試合になればなるほど嫌な選手になる。前半ミランはピルロを中心としたポゼッションでゲームを支配する。ベンフィカは特に注意しなくてはいけないカカに簡単に渡してしまう。右のオッドの突破も目立つ。
ベンフィカはミランの攻撃を止めることが出来ない。
前半9分ピルロのフリーキックで先制する。昨季はなかなか本調子になれずフリーキックの精度もよくなかったピルロだったがこの試合では安定した本来の力を出していた。
しかしその後ベンフィカもチャンスを得る左サイドからのクロスにカルドーソが頭で飛び込むがポストに嫌われる。
その後24分カカからピルロそしてインザーギへとわたり追加点を決める。このときもベンフィカのディフェンスはインザーギをフリーにしてしまった。左からはヤンクロウスキー、右からオッドとベンフィカはサイドをいとも簡単に突破されていた。カカの出来は良くはなかったものの、両サイドバックさらにピルロインザーギと点の取れる可能性は感じた。インザーギはもっと点を取っていてもおかしくなかっただろう。

そしてミランとベンフィカには何よりも経験と冷静さ勝負の仕掛け時など個人能力以上の差も感じた。

後半終了間際ヌーノ・ゴメスが意地の1点を返す。

ベンフィカとしてはやはり力が違いすぎた、ミランとしても最後の1点は防げたはず、最後に嫌な点を入れられたのは反省すべき点であろう。

今シーズンのミランは補強という補強はエメルソンと冬から試合出場可能なアレッシャンドレ・パトくらい。継続を選んだミラン。
しかしミランも欧州王者の力はある。ロナウドが戻ってきて、カカのコンディションが上がってくればミランの強さはより強固になるだろう。

posted by hiro |06:00 | サッカー | トラックバック(0)
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