2007年11月29日

リヴァプールVSポルト~エースの真価~

チャンピオンズリーグを今後も戦う予定ならばリヴァプールはこの試合を落とすわけにはいかない。


ここのところ、ベニテスのターンオーバーが何かと議論になっているリヴァプール、この試合も前試合とスタメンを変えての試合になる。

現在グループで3位のリヴァプール、2位ポルトとのアンフィールドでの一戦

この試合を含めラスト2試合、全部を勝ちにしなくてはいけない状況。


試合はホームリヴァプールの流れで進む、前半は右サイドでプレーをするベナユンが独特のタッチでリヴァプールの右からの攻撃を見せる。

前半19分

ジェラードの右からのコーナーキック

高い放物線を描いて落ちてきたボールに反応したフェルナンド・トーレス。

フリーの状態で放たれたヘディングはキーパーエルトンの手を弾きゴールに吸い込まれた。

重要な試合での先制得点。試合では消えてしまうこともあるトーレスだが、ここぞの場面で決めるのはさすがだ。

前半33分

ポルトは左のカズミエルチャクがマスチェラーノのタックルをものともせずクロスを上げる。
いいクロスだった。エリア内で構えていたリサンドロ・ロペスの元へと飛ぶ。

ロペスより少し後方へと流れはしたものの、ロペスは後ろに飛びながらしっかり頭に当てる。決して強いシュートではなかったがコースが良かった。
名手レイナも防ぐことが出来なかった。

早い段階で追いついたポルト、引き分けのままではマルセイユの結果次第では敗退に追い込まれるリヴァプール

ベナユン、トーレスで攻撃を仕掛けるが最後の場面でどうも上手くいかない。

そしてこの試合あまり流れで目立てなかったジェラード、彼が躍動することがリヴァプールの調子のいいときだと思う僕は、あまり厚さも覇気も感じられなかった。

後半もリヴァプールのペースで進む。ポルトはクァレスマのドリブルで時折、攻めに転じるが試合を通してチャンスらしいチャンスはあまりなかったように思う。

前半とは変わり右にバベル、左にベナユンにしたリヴァプールは右のバベルからチャンスを作る。左のバベルより右のバベルのがいいのかもしれない。
左に入ったときのバベルは縦へのスピードで抜ける場面が多く。バベルのシュート力を活かす場面があまりない。それに比べ後半のバベルは中への切り込みや縦への突破など存在感が前半に比べ増した。その分ベナユンが消える時間があったが、ただ単にボジングワのがチェフよりマッチアップが厳しかったとも考えられるが。

攻撃機会自体は多いが点に結び付けられない。

まずベニテスはヴォロニンに代えてキューウェルを入れる。

その後ベナユンに代えクラウチを入れる。

やはりクラウチは大きい。

制空権はクラウチにあり、決して体が強いわけではないが、ターゲットマンとして彼ほどベストな選択はない。

ただ放り込むだけではなく、クラウチに合わせるという明確な選択肢を得たことでリヴァプールの攻撃に少し変化が見えてくる。

クラウチからの落としにバベルやトーレスが反応する場面も見られ、サイドからのクロスはほぼすべてクラウチへと

そんな中均衡を破ったのはリヴァプール

後半33分

キューウェルが自陣左サイドでパスを受け1人を軽く抜く
その後ドリブルで持ち上がったキューウェルはエリア付近でトーレスへと出す。
抜け出たトーレスが落ち着いてサイドネットを揺らす。

キューウェルが終わった選手だと思っていた。それでもあの左サイドっでのドリブルが今後も出来るなら、大きな武器になることは間違いない。そして何よりトーレスの得点も大きかった。

ベニテスが絶大な期待を寄せるトーレス。この試合もクラウチ、カイト、バベル、ヴォロニンが90分グラウンドに立っていることはなく、フォワードで唯一90分アンフィールドに立っていたのが彼だ。

少なくともベニテスの期待に2点という結果で応えた。

エースの得点で完全にリヴァプールは流れを引き寄せ、ポルトは集中力が切れたように見えた。

後半39分
ステパノフがエリア内でハンドを冒す。

落ち着いてジェラードがPKを決め3-1

さらに42分またしてもジェラードの右からのコーナーにあわせたのはクラウチ。

4-1の勝利。

結果だけ見れば完勝だった、しかしトーレスが勝ち越しを決めるまでリヴァプールの勝利はわからなかった。

トーレスのゴールから一気に畳み込みはしたが・・・


次節はホームアンフィールドで破れたマルセイユのホーム。

エースがトーレスが決めたのは何より大きい。

5節にしてチャンピオンズリーグ初得点。

今後もベニテスはトーレスを前線の軸として起用するだろう。

クラウチ、カイトが調子良くてもあくまでトーレスだ。

ただこの試合は勝ったものの次節のマルセイユではジェラードの出来が左右されるのではないか。この試合も得点に絡みはしたが、イマイチ流れでは存在感を感じなかった。

シャビ・アロンソやキューウェル、さらにはクラウチなどがベンチに控えるリヴァプール。

チャンピオンズリーグをまだ戦い続けるならば次節に必要なのは勝ち点3だ。

リヴァプールがここで消える姿も見たくない。


ホームアンフィールドで敗れた屈辱を晴らすときだ。

posted by hiro |13:22 | サッカー | トラックバック(1)
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