2007年11月19日
美しきスペインサッカー
サンチャゴ・ベルナベウいつも見せる姿と違っていた。 今日の試合に関しては白ではなく赤を応援することになるベルナベウ。 スペイン対スウェーデン グループF注目の首位決戦。 今ユーロ予選、予想以上の出だしの悪さで一時はユーロ出場に黄色信号が灯ったスペインだが、そこは強豪としての力最後には出場ラインまで上がってくる。 相手はスウェーデン、北欧の雄だ。 堅守速攻を武器にするスウェーデンはあまりスペインにとってやりやすい相手ではないだろう。それはアウェーで2-0で負けたのが物語っている。 スペインは中盤を5人で形成し、1トップにビジャの陣形を選ぶ。 中盤は底にアルベルダ。攻撃的に振舞う中盤は右からイニエスタ、シャビ、セスク、ダビド・シルバとスペインが誇る中盤の豪華さと華麗さを感じさせるメンバーだった。 当然試合開始からゲームを支配したのはスペインだった。 スペインの中盤が見せるパス回しは見事の一言だろう。1タッチ2タッチで見せるなんともないパス回しの繋がり。スペインの技術が最高であるのはこれだけでわかる。 セスク、シャビとアーセナル、バルサで攻撃的サッカーの土台ともなる中盤のセントラルで奏でる攻撃的サッカー。両者が中盤で揃えば相手にとって恐いものはない、さらにはイニエスタとシルバだ出し手を全員抑えるのは不可能に近い。 しかし、スペインの攻撃は美しくはあるが恐さはない。横パスが繋がるものの、ウインガータイプがいない。ドリブルで切り裂く選手が欲しい気もした。シルバもイニエスタもドリブルは上手いが決してウインガーではないだろう、より真ん中でのプレーで光る。 それにしてもこの試合スウェーデンは本当にスウェーデンか疑いたくなる出来だった前半立ち上がりに見せた速攻もほとんど見ることは出来なくなる。スペインが絶好調というよりもスウェーデンが悪すぎた。プレスも遅く、あれだけスペインの選手に持たせれば事由にやられるのは目に見えていた。 前半13分 右からのコーナーキック。 シャビのクロスに擦らしたのはセスクだったか? コースが変わった先にいたのはカプデビラ。あれだけマークを外せば左利きのカプデビラの右足でも簡単にゴールを割る。 先制はスペインだった。 その後も攻めに転じるのはスペイン 前半38分またしてもスペイン 左サイドのイニエスタから中のシャビへさらにシャビがスペースへ 前のスペースに走りこんだカプデビラがダイレクトで中へ折り返す。 ダイレクトで打ったのはイニエスタ。 スペインらしい崩しだった。やはりあれだけのスペースを与えてはスペインは簡単に決める。 2-0、内容としてはもっと入っていてもおかしくないスペインペース。スウェーデンはチャンスというチャンスすらなかった。 後半開始早々、ビジャに代えタムード、イニエスタに代えホアキンを投入 後半20分シャビの右からのコーナーキック カプデビラがシュート、一度は弾かれたものの跳ね返ってきた球にセルヒオ・ラモスが見事なボレーをあわせる。 フォワード顔負けの技術を見せたセルヒオ・ラモスのゴールで3-0この時点でほぼ決まった。 その後も右からホアキンが真ん中のセスク、シャビは自由自在にプレーする。スウェーデンは結局テンションの低いまま90分を戦った。 スペインがスウェーデンを寄せ付けずに試合を制した。 ユーロ出場を決めた。 それにしても調子が悪いスウェーデンとは言え今日のような出来を毎試合続けるならばスペインを優勝候補に上げるものの、残念ながらスペインには過去のこともある。力はあるし、素晴らしいサッカーを見せるものの、突如崩れまったく別のチームになる。 情熱の国と言われるがなぜかサッカーでは情熱は感じられない、美しさは感じるスペインだが、国民性だろうか?ファンも勝つこと以上に美しさを望んでいる気がする。 それでも彼らを優勝候補と上げる(何度裏切られたか・・・) スペインの選手層はヨーロッパ1だろう。 この試合に出なかったが中盤にはシャビ・アロンソ、セナ、さらには若手のラウール・ガルシア、ハビ・ガルシア、ハビ・マルティネスと揃い、サイドにもヘスス・ナバス、カソルラ、アングーロ、ルイスガルシア、下の世代にはディエゴ・カペルなどの逸材もいる。怪我でなかなか出れないが才能は随一のビセンテもいる。 あとは問題のラウール・ゴンザレスの処遇だろう。 好調を誇るレアルのキャプテンは見たい反面、チームを壊しかねない危険もはらんでいる。 彼をベンチに置いといていいのか? 現監督のアラゴネスは実にナイーブな問題を抱えていることになる。 今日のように1トップを使用する以上、ラウールは良くても三番手の扱いだ。ビジャ、フェルナンド・トーレスがおり1トップよりレアルでも務める2トップの下がり目こそラウールのポジションだ。 現代表にポジションはない。 試合中ラウールコールも出た(これはサンチャゴ・ベルナベウだからかもしれないが) 彼をユーロに連れて行くか? はまれば彼の決定力や存在はチームの助けになる。しかし一歩間違えれば監督以上の存在を見せるラウールなだけに・・・ 本大会まで時間はある、若手の多いスペイン。 さらなる戦力の上乗せも容易だろう。 アラゴネスはラウール待望論をどう処理するだろうか? 目をそらすためにボージャン・クルキッチの起用もあるのではないか?次代のスペインを背負うボージャン、バルサではスタメンではないが才能の片鱗を見せる。 イングランドがウォルコットを連れて行ったよりは現実的で利に叶っているが・・・ さあ本大会のスペインはどのような姿になるか? 僕はスペインの優勝を願う一人だ
posted by hiro |11:02 |
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