2007年11月14日

浦和レッズACL制覇~新たな歴史~

赤く染まるスタジアム

試合前から予想された光景だ。


赤と白の縞々へと変わり、選手入場の際には一つの☆が姿を現した。


サッカーの試合というより、それは6万人の芸術に見えた。


「浦和レッズ!!浦和レッズ!!」の大合唱

この雰囲気、光景は世界を見渡してもないのではないか?


浦和レッズ12番目の選手たちは一足先にスタジアムに入り戦いに備えていた。

11人のピッチに立つ浦和レッズの選手たちにとってはこれほどの声援をバックに戦える喜びはないだろう。

一方イランからはるばる日本の地に降り立ったセパハンのイレブンもこれだけのアウェー戦はなかなか経験できないだろう。

ホイッスルの音も聞こえない状況での決勝戦。


試合開始後、多少最終ラインでもたつく姿も見られた浦和だったが、じょじょにペースをつかむ。

前半21分
ポンテから出たパスはセパハンのディフェンスに当たりコースが変わる。
オフサイドギリギリで飛び出た永井の前にボールが流れてきた。
永井はそのボールを思いっきり振りぬいた。

渾身の一撃は無回転となり、最高のシュートがゴールネットを揺らした。

スタジアムはドッと沸きそのゴールに歓喜した。

永井のシュートは素晴らしかった。僕が見た永井のゴールの中でベストだ。

先制を決めた後も浦和はペースを握った。しかし前半から最終ラインと前線の間にポッカリ空くスペース。ポンテはよりFWに近いポジションでプレーしており、長谷部、鈴木の2人で埋めきれるのは困難だった。

最終ラインが上がりきらない。

それでもセパハンの攻撃も恐さがなく、最後の最後の集中力はさすが浦和だった。

セパハンが早々に動く、カリミの投入はセパハンに活気をもたらす。裏を狙う小兵はレッズにととって一番嫌な選手だ。

一進一退の前半。先制点は大きかった。

後半開始。試合の流れはセパハンだった。

浦和は最終ラインがかなり低く、鈴木も吸収される姿が見られた。

しかしそれもしょうがないと言うべきか浦和のスケジュールはタイトだった。相手のセパハンがどうゆうスケジュールでやっているかはわからないが、怪我人も多いレッズは満身創痍だったろう。

切り替えが遅く、雑なプレーも見られた。

それでもなお最終ラインの守備は集中力を切らさない。セパハンはカリミのスピードを活かし攻撃してくる。

サンドバック状態だった。

後半25分ゴールネットを揺らしたのは、またも浦和だった。

コーナーキックからのこぼれ球、拾ったのはトゥーリオ。
長谷部に預け、長谷部がキープする。そして左サイドで長谷部とトゥーリオがスイッチと同時にトゥーリオがクロスを上げる。

エリア内でディフェンスを背負いながらダイレクトで落としたのはワシントン、落とした弾をダイレクトで打ったのは永井だった。

キーポーが一度弾いたものの、そこに詰めたのは阿部だった。

ヘディングで押し込み追加点を決める。

この攻撃も見事だった。特にワシントンはエリア内での上手さ強さは今だ世界レベルと思わせるプレーだった。

防戦一方だったレッズに大きな1点が入る。

その後もセパハンは攻撃を休めなかった。無論レッズも無駄に攻撃を仕掛ける理由はなくなった。安全圏とは行かないまでも守りきれる数字だ。

レッズは球際でも負けず。よく頑張った。

ホイッスルがなった時、埼玉スタジアムは歓喜に沸いた。

レッズに新たな歴史が刻まれた。
赤く染まるスタジアムから帰る人間の姿は少なかった。
この余韻は浦和の選手、関係者、そしてファンのための時間だった。

この試合は内容以上に結果の試合。
内容はいいとは思わなかった、ただそれでも結果を残す力。決めるべき時に決め、最後の最後には止める。
浦和の選手の集中力と勝ちに対する気持ちは素晴らしかった。

この舞台で結果を残すということが何よりも大きい。

僕は浦和ファンではない、でも彼らが成し遂げたものには本当におめでとうといいたい。

そしてありがとうと伝えたい。

posted by hiro |22:44 | サッカー | トラックバック(2)
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浦和レッズACL制覇~新たな歴史~

ワシントン頑張れ1点取って来い

posted by 中村恒平 | 2007-12-13 19:05