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ロアッソよ復興の第一歩となれ

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熊本を襲った大地震から1週間近くがもうすぐ経とうとしているが、依然余震が続き、緊迫した状況が続いている。 本稿に入る前に、この大地震によって犠牲になった方々に対して心からご冥福をお祈りしたい。

この熊本の大地震によってサッカー界も大きな影響を受けた。 先週に九州地方で行われる予定だったJリーグは全ての試合が延期になり、ユース年代のプレミアリーグあるいはプリンスリーグ九州の試合が相次いで延期となった。 そして最もこの大地震によって被害を受けたのは、この熊本を拠点として活動するJ2に所属しているロアッソ熊本だ。 選手、スタッフの無事は確認できているが、選手達は県外に避難している選手もいれば、熊本県内で車中で生活している選手もいるなど、到底試合はおろか練習する事もままならない状況に置かれている。 地震直後のアウェーで行われる予定だった京都戦は中止になり、現時点では、次節の横浜FCとの試合までの延期を発表している。 クラブ側も再開に向けては時間が掛かると述べており、次節以降も大幅な試合の延期が予想される。 さらに本拠地のうまかな・よかなスタジアムは災害対策本部となっており、長期間に渡って、ホームスタジアムの使用が出来なくなる事が予想されている。

この状況において、サッカーというものが復興に向けて一体何が出来るのだろうか。 先週末に行われたJリーグの試合前には各クラブの選手達が主導となって募金活動が行われ、先日は試合を終えた鹿島アントラーズの一部選手が支援物資を届けるために熊本まで足を運んだ。 その熊本まで足を運んだ1人である植田直通は、湘南戦の試合後のインタビューにおいて、言葉を詰まらせながらも「サッカーで勇気づけよう、そんな思いですよね?」との問いかけに対して、「僕にはもう、それしかないんで…頑張ります」と答えた。 募金活動や物資支援は非常に素晴らしい事であり、今後も継続していく必要があるが、やはりサッカー選手である以上はサッカーをする事によって、心に深い傷を負った人達に対して、少しでも希望、勇気を生みだす事こそがプロサッカー選手としての1番の使命であると、改めて植田の言葉から感じられたものだ。

しかしながら避難所で暮らす多くの人達は、サッカーを観ていられる状況ではない方も多いだろう。 当然、避難所のテレビもサッカー中継ではなく、地震に関してのニュースがずっと流れている。 選手達の必死なプレーによって勇気付けられた人達もいるかもしれないが、大きさの規模からすれば、まだそれは小さいものだと言わざるを得ない。 小さいから悪い訳では無い、サッカーによって1人でも希望が持てれば、それは意味のある事になる。 では、サッカーによって熊本の人達を最も勇気付けられる存在があるのであれば、それは果たして何だろうか。 その答えは間違いなくロアッソ熊本である。 困難な状況であるからこそ、いち早く立ち上がって地元を背負って戦う事は、サッカーに興味があまり無い人達に対しても、熊本の誇りとして、大きな希望になるだろう。 今の現状として、ホームで試合を開催する事は極めて困難ではあるが、ホーム開催の試合を県外の別会場あるいはホームとアウェーの会場を入れ替えるなどした対応を取れば、出来る限りの早い再開の確率は高まってくる。 確かに現時点で選手は練習すら出来ない状況であり、すぐに試合を行うというのは厳しい。 まずは選手が練習、生活する事が出来る環境を確保する事が早急に必要であり、1日でも早く試合が再開出来るような環境作りをJリーグが全面的に協力していく必要があると言える。 こんな状況にサッカーを優先させる、サッカーなんてしている場合ではないという声もあるかもしれない。 しかし、彼らは趣味でサッカーをやっているのではない、サッカー選手という立派な職業としてサッカーをしているのである。 だってサッカー選手とは我々に夢を与え続けるのが仕事である。

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サッカー
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ロアッソ熊本
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