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2016年にハリルホジッチが目指すもの

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ハリルホジッチが日本代表の監督に就任して、もう少しで丸1年が経とうとしている。 その1年のが経っての評価は一体どうだろうか。 正直なところ評価を付けるのが難しかったというのが本当のところなのではないだろうか。 世間一般の声では、格下相手との対戦が続いているW杯2次予選で勝利を収めてはいるものの、物足りない内容が続いている事から、あまり評価は高くないのが大多数で、解任論さえ挙がってきているのが事実である。 しかしながら、縦に速い攻撃を目指すハリルホジッチのサッカーは、日本相手にベタ引きの戦術を取る格下相手には、そのプランを実行する事は非常に困難である。 そもそも2015年の日本代表の国際試合でアジア勢以外と対戦したのは、ハリルホジッチ体制の初陣となったチュニジア戦のみ。 これで批判を受けてしまうのはある意味気の毒な話である。

ハリルホジッチは日本を率いる以前のコートジボワール、アルジェリアなどを率いていた時代から主に4-2-3-1あるいは4-3-3を軸にして戦っていた事から、恐らく今後も今の日本のシステムが大きく変化していく事はなさそうだ。 格下相手ばかりの試合が続いた為、評価を下すのは難しいと先ほど述べたが、1つ気になる点があった。 元々ハリルホジッチは対戦相手やその時の状況によって戦術を大胆に変えてくるというのが知られている。 しかしW杯2次予選の試合では、毎試合、ボールを保持し続けるもゴール前での最後の崩しのアイデアに欠くという試合が続いていたのが気になるところだ。 この点に関して言えば、いくらか注文を付けたいところではあった。 またもう1つハリルホジッチの特徴として、大胆な選手の入れ替えが挙げられる。 前回のブラジルW杯で見事アルジェリアを初の決勝トーナメントに導いた時には、対戦相手によって毎試合毎に複数選手を入れ替えるという戦術をとっていた。 先のU-23アジア選手権で手倉森監督がレギュラーメンバーを固定しないローテション制を採用し見事リオ五輪へのキップを勝ち取った事で大きく称賛されたが、それに近い形かもしれない。 ただこの形はW杯までお目に掛かる可能性はあまり大きくはなさそうだ。 なぜなら国際親善試合やW杯予選も短期間で行われるのは多くても2試合。 したがってコンディションを理由に選手を大幅に入れ替えてくるのは考えにくいというのが理由である。 しかし対戦相手に応じてというのであれば、今年は昨年に比べて骨のある相手と対戦する事が出来るので、もしかしたら対戦相手に応じた選手起用というのが見られるかもしれない。 そしてそれに是非とも期待をしたいところだ。

後、W杯まで2年しかなくなってしまった2016年に日本代表はどのような方向性を示していけばよいのだろうか。 当然の事ながら、最重要事項はハリルホジッチの目指す縦に速いサッカーを成熟させていく事にあるのは言うまでもない。 しかしそれも去ることながら、このスタイル以外にも状況に応じて戦えるスタイルを身に付けていく事も非常に重要な事ではないだろうか。 前回のブラジルW杯での日本代表は選手、そしてザッケローニが共に戦術のレパートリーを持っていなかった為、置かれた状況で変化を生み出せず、何もさせてもらえない大会となってしまった。 だからこそいくつかの戦術のレパートリーを持つという事の重要さを改めて認識する事が出来た。 幸いハリルホジッチは、これを得意としている事は非常に大きなアドバンテージと捉えて良いだろう。 昨年に比べて、今年は6月のキリンカップ、さらに9月から始まるW杯最終予選では様々なスタイルを持ったチームと戦う事が出来る。 あくまで、軸は縦に速いサッカーを出来るかというのが重要になるが、それに加え、様々な状況に応じた戦術を取れるかというのも、先のものと同等くらいの価値を持つと言える。 すなわち2016年はハリルホジッチにとって真価が問われる1年になる事は間違いないだろう。

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記事カテゴリ:
サッカー
タグ:
日本代表
ロシアW杯
ハリルホジッチ

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