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遠藤にとって必要なものとは

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突然の北の湖理事長の死去で混乱の場所となった年の納めの九州場所は日馬富士の2年ぶりの優勝で幕を閉じた。 これによって2006年の初場所で優勝した栃東を境に丸10年日本人力士は優勝から遠ざかった事になった。 このモンゴル勢が席巻している相撲界に2年前に我々相撲ファンに久しぶりの大きな期待を抱かせた遠藤は、今場所4勝11敗に終わった。 7日目に怪我を負っての強行出場であったが、最後は歩くのもやっとというような状態だった。 我々はまだ遠藤に期待をしてよいのか、そして遠藤にとって大事な事とは何なのか。 今日はそんな遠藤について書いていきたいと思う。

幕下付け出しからわずか3場所で幕内に駆け上がった遠藤だったが、幕内に上がってからは常に怪我との戦いだった。 新入幕の場所で怪我を負い、その後上位の壁に当たり一皮剥けたと思った矢先の怪我、そしてその怪我の状態もだいぶ良くなり、上位挑戦への足掛かりを掴みたい場所での怪我。 不運といえば不運ともいえる。 しかし果たして不運という一言で片づけていいのだろうか。 そもそも遠藤という力士は非常に頑固な性格で痛いという様子を決して周りに見せる事はない。 酷い痛みを抱えていても、決して体にサポータなどはせずに綺麗な体で土俵に上がり続ける。 この行為は力士としてお手本ともいえるが、その一方で怪我をした翌場所に周りがどんなに休場を勧めても無理をして土俵に上がり続ける。 これは遠藤の成長を考えると決して正しい判断とは言えない。 さらに今場所終盤の何も出来ないないまま土俵を割る相撲を取り続けるのは、お金を払って観に来ているお客さんに対して失礼な行為であると自覚しなければならない。 もし今後もこうして怪我をしているのに関わらずに土俵に上がり続けると今の膝の怪我が安美錦のように慢性的なものになってしまう恐れがある。 もしそうなってしまえば、大関以上になるのは無理だと断言して良いだろう。 安美錦は膝の怪我さえなければ長年大関で活躍出来ただろう。 したがって遠藤がもし大関以上を目指すのであれば何場所か休場してでも怪我を治す必要がある。 確かに休場すれば番付は急降下する。 もし来場所休場すれば十両に陥落する事は間違いない。 しかししっかりと怪我を治せば、数場所で今場所程度の番付まで戻ってくるのはそう難しい話ではないはずだ。 大事なのは目先の番付より、1年後、2年後を見据える事ではないだろうか。 先場所小結の番付で二ケタ勝利を抑えた栃ノ心は膝の大怪我で番付を幕下55枚目まで下げた。 だがそこからたった4場所で幕内に戻ってきて、再び三役に返り咲いた。 以前は上位では勝ち越す事は出来ない場所が多く続いたが、今場所こそ負け越しをしたものの、ここ数場所は上位相手でもしっかりと結果を残せるようになってきている。 少なくとも怪我する前よりも強くなっている。 この事からしっかりと休む事の重要性が分かるだろう。 これは照ノ富士にも共通して言える話だ。

遠藤はもう25歳になり、もう若手と言われる年齢ではない。 今後大関以上を目指すのであれば、私は少なくとも来場所は休場して完治をすべきだと提言したい。 このままでは幕内中位を行き来する平凡な力士人生になりかけない。 それは遠藤自身にとっても我々相撲ファン誰1人として臨んでいない。 だから何度も繰り返しになるが、休もうよ遠藤。 その一言に尽きる。



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記事カテゴリ:
相撲
タグ:
大相撲
遠藤
栃ノ心
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