2007年03月24日
アーセナル駅を出たら左じゃなくて右に曲がるんだ
クディソン・パークでの惜敗から1週間経ち、インターナショナルウィークに救われる気分になる今日この頃。折角だから、日本代表の試合でも観てみようかと事前情報などをチェックしてみる。
まず目に付くのは中村と高原の2人だが、現在の海外組という響きのなかに中田英寿を先のA級戦犯として忘却しようとするニュアンスが込められている気がするのは私だけだろうか。中田英寿はスペシャルではなかったが、それでもいい選手には違いなかった。ただ、彼の選手としてのピークに日本のマスコミがワンテンポ遅れてついてきてしまったために、しばしば不当な評価を浴びせられていただけだった。
中村については、まだ成長過程にあるとするならプレミアでプレーしてみてもらいたい。アーセナルは丁重にお断りさせていただくが、エバートンあたりなら面白いチームになると思う。日本代表での役割はパッサーになるのだと思うが、ミドルレンジからのシュートにも期待をしたい。欧州ではこれくらいの距離なんてフツウだよと。
ドリブルのうまい選手でいえば、ガンバ大阪の家永にも注目したい。日本のマスコミから「日本のメッシ」と侮蔑的にさえ聞こえる表現を背中に受けて走っていたU22での姿は勇者のそれに近かった。ガンバユース出身の本田にも注目しているのだが、彼の場合、本人が左でプレーすることをどれだけ受け入れてプレーの幅を広げることができるのかが鍵になってくるような気がする。フリーキックだけが取り上げられているが、サッカーセンス自体は非常に高いものがあるだけに、いまの段階をなんとか乗り越えてほしい。
さて、ここからはアーセナルの話をしたい。
先日、ベンゲルは来季に向けて「補強するなら超一流選手だけを連れてくる」と発言していた。となると、疑問は「超一流って誰?」となる。
そのとき即座に思いついた名前をリストアップしてみる。
カカ、ドログバ、トッティ、C・ロナウド、ルーニー、デコ
あたりだが、もうちょっと冷静になって現実的に再考すると、
イブラヒモビッチ、フンテラール、F・トーレス、リベリー、ビジャ
あたりかと。しかしながら、下の列にならんでいる選手は「超」がつくことはない選手だ。かといって、上の列にならんでいる選手の誰を連れてこれるのかという話にもなる。だけど、上の列にいるくらいの選手でなきゃダメだし、実際上の列の選手たちは誰がきてくれても素晴らしいではないか。中でもカカが最もアーセナルのサッカーをよりエレガントで力強くしてくれそうな予感がするが、彼をミランから連れてくるのはCLで優勝するよりも困難だろう。
となれば、ベンゲルが言っているのは今超一流ではなく、これから超一流になる可能性が高い選手を言っているのだろうか。それでは、いままでの補強スタイルと変わりない。実際それで結果をある程度残しているのだから、説得力がないわけでもない。だけど、観てみたい。今超一流といわれている選手がどのようにアーセナルに溶け込んでいくのかを。もし今超一流の選手を指しているのでないなら、「超一流だけを連れてくる」なんて思わせぶりな発言をしないでもらいたい。もう私たちはアーセナル駅を出たら左じゃなくて右に曲がるのだから。
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posted by highbury |10:52 |
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