2011年02月05日
トーレスがチェルシーに移籍した。
そのことについて何をどう語っていいものかよく分からない。
結局彼はリヴァプールに3年半しか在籍しておらず、その間1つのタイトルも獲得してこなかったわけだが、ここ10年のリヴァプールのベストFWであることに疑念の余地はないのだ。
しかし、今年の彼はよくなかった。
W杯のときから調子を崩しているようだったが、シーズンに入ってからも全く調子が上がってこなかった。そんな彼を頼りにしているリヴァプールが低迷するのは不思議なことではない。
「昨シーズンなら7000万ポンドで売却できた」というベニテスの言葉もあながち嘘ではないだろう。
そんなトーレスが今シーズン、トップクラスの活躍をした唯一の試合がチェルシー戦とは皮肉なものである。
では、チェルシーにフィットするのか?
タイプの似ているドログバと2トップにするなら、オーソドックスな4-4-2にすることが自然だ。さらにマルダやカルーをサイドハーフで起用するとなると、かなり攻撃的に陣容になる。
こういった選手起用はアンチェロッティのお手並み拝見として、ファンとしては楽しむポイントとなる。アンチェロッティからすると、DFも補強されているし、良くも悪くも言い訳できない状況を作られている。でも、彼が好きに補強できるなら、本音はトーレスじゃなかったのでは??
さて、一方のリヴァプール。
スアレスとキャロルを獲得。金銭的には多少マイナス、頭数では1人プラス。では、戦力的には?である。
正直、キャロルに3500万ポンドは異常である。まだまだ発展途上の選手だ。プレミア内でも特にイングランド人は値がつく。つき過ぎるのだ。
スアレスはいい選手だと思う。ただリヴァプールで南米の選手が活躍していた記憶があまりないので、どうなのかしらと。気候が南米選手好みではないせいか。
まあリヴァプールはFWだけじゃなく、いろんなところにメンテナンスが必要となっているので、キャロルの3500万は他のポジションにかけたほうがよいのでは?というのが所感である。
というのも、ベニテスもレイナ、シャビ・アロンソ、トーレスと当たりの選手を連れてきたのは確かだが、あえて名前は出さないがそれ以外に数多くのハズレ選手も連れてきて、戦力の空洞化を招いている。
結局、トーレスはチェルシーで活躍するのか?
アーセナル戦以外でどうぞ、特にマンU戦でガンバレ、というのがちょっこしトーレスファンである本ブログ管理人の胸のうちである。
posted by highbury |16:13 |
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2010年08月25日
今回はアーセナル以外の話題をば。
プレミアリーグ第2節、マンC対リヴァプール戦を前半だけみた。
第一印象は、スタジアムが観客の入りと反比例して静かなこと。GKのジョー・ハートが怒鳴っている声が轟いていた。選手のように観客も入れ替わったとは思わないが、少し異様であった。
そんなリヴァプールにモウリーニョが辛口批評を加えていた。
「2005年あたりから段々悪くなって、今が最悪のときだ」
「ホジソンには時間が必要だ」
とかなんとか。カペッロについてもどうこう言っていた様子。
妥当性は置いておいて、よそ様のことを言うのもいいけど、バルセロナとどこまでやれるのか楽しみですな。
もう1つ、次期日本代表監督について。
ペジェグリーニとはまた原さんらしいっちゃ、らしいですな。残念ながら合意には至らなかったようだが、悪くないと思う。
W杯直後に名前が挙がっていたビエルサもいいかなぁと思っていた。
ヨーロッパで活躍している監督を連れてくることが1つの指標になっているようなので、こんな人選もありなのか。
・ファン・ハール
・マガト
ただ、クラブと契約していると難しいでしょうねぇ。なので、フリーっぽい人でいえば、彼は。なんだかボったくられそうな気もするが。
・フェリペ・スコラーリ
逆に絶対勘弁してほしいのが、こちら。可能性はまずないけども。
・ドメネク
・ドゥンガ
・エリクソン
・カペッロ
マラドーナだったら楽しいだろうな。彼が東京は目黒あたりにいる絵が思い浮かばないけど、上野あたりならいそうな顔だな…
posted by highbury |22:14 |
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2010年05月03日
今シーズンのCLベストゲームは、アーセナル対バルセロナ@エミレーツだった。
もちろんガナーズ贔屓目であるが、例年なら、他チームでもこのゲームがベストかなというのはある。
たとえば、昨年でいえば、チェルシー対バルセロナ@スタンフォード・ブリッジ。あのゲームでみせた終盤のエトーのハンドとバラックのアピールは忘れ難い。
というわけで、何が言いたいかというと、ちょっと今年は盛り上がりに欠けているのではないかということ。理由は、怪我人の多さだったのではないかと思う。アーセナルはもちろんマンUにしろ、リバプールにしろ(プレミアしかよく分からない)、肝心なゲームをベストメンバーで臨めていない。
やはりイングランドはゲーム数が多過ぎるのかもしれない。ウインターブレイクなるものを検討してもいいだろう。
しかし、イングランドがフットボールの原点でありその伝統を重んじるということから、たとえばボクシング・デーにゲームを開催することは、ヨーロッパ大陸で活躍するよりもプレミヤ当局やFAには重要視されている気がする。FAからすると、当然かな。
プレミアはいまだにマルチボールシステムを採用していないことからも独立独歩の精神が垣間見える。といいつつ、たしかブンデスも採用してなかったような。。。
さて、そんな中、今シーズンのCLで忘れられない場面を1つ。
マンU対バイエルン@オールドトラッフォード。
前半早々に3-0にしたマンU。ルーニーの存在感は相当なものがあった。しかし前半終了間際、3-1にされる。そこまではいい。
そして、後半、CKからロッベンが信じられないようなボレーシュートを決める。ここまでもいい。マンUが負けようが、勝ってマンUの日程がタイトになろうが(この頃はまだアーセナルも優勝争いしていたので)、どっちでもいいという気分だった。
しかし、ロッベンのゴール後のあのパフォーマンスはなんだ。まるで手が痺れたかのような素振りで、痛みに笑いをかみ締めた顔でベンチに走り寄っていくではないか。
「手が痺れたり、痛くなったりするようなシーンではなかっただろう??どうしたんだ。」
謎である。しかし、笑いをかみ締めていたのは確かだろう。そこにチェルシー時代に記憶していたロッベンらしさを見たような気がした。あれは背筋が寒くなる。
posted by highbury |10:49 |
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2010年01月13日
「途中出場のチャンスは、いわば君にとってある種のはじまりを意味するんじゃないかな」
それだけ口にするとコーチはドアを閉めて立ち去っていった。
室内は静まりかえり、脱いだばかりのスパイクからはまだ生温かい芝生の匂いがした。足には疲労からくる痙攣がかすかに残っている。
彼はゆっくりとあたりを見回した後、コーチの言葉を反芻してみた。
「途中出場のチャンスは、いわば君にとってある種のはじまりを意味するんじゃないかな」
それは別の選手に向けられた言葉に思えたが、確かに彼に向けて発せられた言葉であった。ひっくり返しても、叩いても、明日の朝に思い出したとしても、凡庸な言葉だった。随分遠くまできたようにも思えたし、一歩も動いていないようにも思えた。結局それは同じことなのだ。少なくとも今の彼にはそう感じた。
これまでの彼は出場するためにはどんなポジションでも受け入れた。それは出場することで成長できると自分自身信じていたからだし、アピールする場を選んでいる余裕が1ミリもなかったからだ。結果的に彼はゲームに出場することで成長した。飛躍的に、と形容していい時期があったかもしれない。
しかし、いまはすべてが変わっていた。
ゲームに出場する機会は限定され、彼自身もポジションを選ぶようになった。そして、これがもっとも悲劇的なことだが、そのせいで彼はフットボール選手としての成長をストップさせていた。この世界で成長をストップさせるということは、ほとんど例外なく後退を意味する。
例外といえば、デニス・ベルカンプやライアン・ギグスのように年齢に応じてプレースタイルを変え、出場機会が限られたなかでキャラクターをみせることかもしれない。とはいってもサイコロを振って前に進むような単純なことではない。
移籍した当初、彼は出場機会を得ることをステップアップするための障壁だと捉えていた。預金通帳がインクでにじむ変わり、己に課せられた障壁だと。
「大丈夫よ、あなたは過去に同じ問題をクリアしてきたわ」
「イエス」
彼には以前同じ出場機会の問題はクリアした経験があった。しかし、彼の目論見はすぐに棄却されることになった。誰もがフットボール的ではないのだ。
政治的な判断や人種差別。オーナーの意向。これまで彼が顕在的か潜在的か認識していたはずのハードルが、嫌味なほどくっきりと姿を現した。ハードルを越えることは、彼の手持ちのカードでは不可能なのだ。
「いいじゃない。あたなは1週間ゲームに備えれば、バリ島までいってプールを一杯に出来るだけのビールだって買える。メルセデスやBMWだって買える。それは、はっきりいって非常に特別なことよ」
そんな言葉は余計に彼の気を滅入らせた。
世界中のフットボールが動きつづけていた。太陽の光や芝生の匂い、そして雨の音までが自分を置いていくような気がした。明日になれば、彼はまたトレーニングに参加するだろう。そして、日一日と劣化していく身体を、出場するそのときのために備えておくのだ。
ドアが開いた。
「マシュー・フラミニ、そろそろバスが出るよ」
誰かがそう彼に声をかけた。
【追伸】
このような拙筆のブログに訪れてくれた方、(だいぶ遅くなりましたが)あけましておめでとうございます。
本年も筆不精ながら更新していくので気が向いたら見にきてやってください。
posted by highbury |23:50 |
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2009年07月06日
前回ビッグ4スタメン記事で皆さんから頂いた様々のコメントに刺激を受けたので、調子に乗って番外編。
番外編は、上位4強に近いと予想されるチームを取り上げてみたい。
まずは、マンチェスターシティ。
【フォーメーション】4-5-1
サンタクルス
ロビーニョ SWフィリップス
アイルランド バリー
デヨング
ブリッジ ダン コンパニ リチャーズ
ギブン
【注目選手】アイルランド
【長所】
そこそこの選手層の厚さとかなりの資金力。
この陣容に噂のあるテベス、テリーなどが加わり、監督がうまくマネージメントできれば上位に食い込むことは十分に有り得るだろう。
【短所】
監督。ディフェンス。
チェルシーの成功が豊かな資金力と野心的で才能溢れる監督と成熟期の守備陣に支えられたことを振り返るのであれば、ヒューズの続投を熟考し、テベスよりもテリーにポンドの天秤を傾けても損はしないだろう。
いや、もっといえば、テリーよりも現実的な線で補強を目指したほうが賢明だと思う。テリーがマンチェスターシティでチェルシーほどファイトするとはちょっと想像できない…
posted by highbury |20:28 |
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2009年07月04日
昨シーズンのCLベストゲームかどうかは分からないが、最も印象的なシーンがCL準決勝スタンフォードブリッジの残り10分間だ(参考:過去記事「失望レストラン@ロンドン」)。
その雪辱を果たせるか、ということで3回目は、チェルシー。
【フォーメーション】4-3-2-1
ドログバ
マルダ ランパード
バラック ピルロ エッシェン
A.コール テリー アレックス ボジングワ
チェフ
【注目選手・監督】
アンチェロッティ
【ポイント】
監督がアンチェロッティに代わったことは見過ごせない。好みはあるだろうが、手腕・経験は一流の部類に属する。彼がチェルシーにやってきたことで、ミランから彼を慕って移籍する選手が何人出てくるか、そこもポイントになる。
たしか、アンチェロッティの移籍のほうがカカの移籍決定よりも早かったので、カカがチェルシーにくるのではないかと戦々恐々とした記憶がある。上記フォーメーションを組んでみて改めて感じたが、ミランのクリスマスツリー型はカカを活かすためのものだ。だから、チェルシーではワイドに人を置く4-5-1をアンチェロッティは選択するかもしれない。今回はアンチェロッティへの敬意と歓迎を表し、クリスマスツリーを採用した。
【長所】
選手層の厚さ。この点は、ビッグ4のなかで最も突出しているのではないか。上記フォーメーションとさほど遜色ないメンバーでもう1チーム作ることも可能なほどだ。
また、どのポジションにも経験豊富な人材がいることも長所だ。まさにオトナのチームといったところか。
【短所】
移籍が噂されるカルバーリョのCBの控えがアレックスというのが数少ない不安材料だろう。また、アンチェロッティがチェルシーというクラブに馴染めるのかも不安材料といえるかもしれない。
もう1つあてつけを言えば、若手の台頭があまり期待できないこと。クラブ(オーナー)の方針では、即戦力の獲得が優先的に行われるので、力を入れているという下部組織からのトップデビューが難しいように思う。大きいクラブになればどこも似たようなものだが。
posted by highbury |15:06 |
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2009年07月02日
今年のCL決勝はたしかにバルセロナの圧勝だった。決勝だけ観たならば、バルセロナのほうが圧倒的に優れているようにみえたに違いない。
しかし、私はもう1度やれば、逆の結果になっていても全く不思議ではないと思っている。
もちろん、逆の結果などは望んでいない。ただ、それくらいマンチェスターUの完成度が高かった点は書いておいて損はないだろう。Cl決勝を除いては…
ということで、2回目は、マンチェスターU。
【フォーメーション】4-4-2
ルーニー ベルバトフ
バレンシア キャリック フレッチャー パク
エブラ R.ファーデナンド ヴィディッチ ラファエル
ファンデルサール
【注目選手】
キャリック
【ポイント】
C.ロナウドおよびテベスの移籍は避けて通れぬ話題である。
C.ロナウドは、実力はもちろんだが、マンチェスターUという世界的なクラブの顔として、クラブの人気獲得に貢献していた面も見逃すわけにはいかない。人気の低下が成績の低下に繋がりかねない。
とにかくここの7番はハデな人物が多いので、つぎに背負う人は、まあ大変だろう。下部組織からあがってくるのが理想か。
テベスにおいても、戦力ダウンだけでは収まらないかもしれない。ベルバトフという明確な要因をもってしての退団であるため、もし彼の成績が振るわなければベルバトフ個人への信頼と彼を優先して起用したファーガソンへの信頼の両方を揺るがすことになるからだ。
(後者については、ビクともしないか…しかし、私は強くテベスに同情する)
あとは、ハーグリーブスの復帰や、スコールズとギグスの体調維持、ナニの成長とバレンシアの使いみち、いろいろあるけど、やはり1人はビックネームの補強するだろうから、それが誰か、という点が大きいと思う。
【長所】
守備の安定性が抜群である。これは来季以降も継続すると考えてよろしいかと思う。守備を支えるバックラインだけでなく、中盤の守備力も高い。この点は、昨季のCL準決勝で痛感させられた。特にやっかいなのが、キャリックである。
かつてベンゲルがヴィエラの代わりは、セスクではなくキャリックにしようかと思っていたというほどであるが、いやはや、いまのアーセナルでもセスクのパートナーに適任である。
【短所】
前線の主力2人が抜けた穴の改修作業が間に合うかどうかに尽きるかと思う。
バレンシア1人に期待するのは荷が重かろうと思う。
となると、前線でルーニーが欠けると相当しんどいことになるのは明白なので、短所としては、やはり前線の破壊力低下が挙げられるだろう。
あと、ファンデルサールは来季も引っ張るの??というところか。
posted by highbury |22:45 |
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2009年07月01日
これから4回に分けてプレミアのビッグ4を対象に、来季のフォーメーションでも予想しようかと思う。かつてモウリーニョは試合前の会見でスタメンの予定をある記者から尋ねられ、
「キミの予想をいってくれ。気に入ったら、明日はそのメンバーでいくよ」
と回答したという逸話があるが、ここでは心あるこのサイトの閲覧者に少しでも共感してもらえることを願っている。
さて、1回目は、リヴァプール。
【フォーメーション】4-5-1
F.トーレス
ベナユン ジェラード カイト
マスチェラーノ S.アロンソ
アウレリオ キャラガー アッガー G.ジョンソン
レイナ
【注目選手】
F.トーレス
【ポイント】
最大のポイントは、移籍の噂が絶えない中盤の底の2人が残留することだろう。2人ともユニフォームは違うが、スペインのビッククラブからオファーがあるという話だ。
つぎは、F.トーレスとジェラードがどれだけコンスタントに出場できるか。つまり、ケガなくシーズンを過ごせるかが鍵となる。これは昨シーズン、優勝を逃がしたベニテスが嘆いた点である。
あと気になるのは、バベルの伸びシロ。昨シーズンはあまり出場機会に恵まれてもいなかったが、それと比例して成長をほとんど感じなかった。両サイドのベナユンとカイトもフル稼働は難しい。そこをリエラ1人頼りにするのはしんどいのではないか。
【長所】
なんといっても、F.トーレスとジェラードのコンビ。アーセナルへの思いを差っぴいて言うなら、スピードと判断力、しなやかさと力強さ、そして華麗さ、どれをとっても秀でているF.トーレスは、私が現役で最も好きなストライカーである。
【短所】
一握りもないほとんどのクラブの悩みとして立ちはだかる、選手層の薄さが難点か。F.トーレスとジェラードの代わりがいないという長所の裏返しである。優勝をターゲットにするのには、せめてF.トーレスの代役が必要ではないか。んで、G.ジョンソンはどうなんや…ベニテス
posted by highbury |22:39 |
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2009年04月11日
今回はプロ野球開幕について、ちょっと…
近年、友人とペナント結果について賭けをしている。
ちなみに昨年は、「ヤクルトの高卒新人投手が10勝するかどうか?」という内容であり、どう好意的にみても10勝するとは思えなかった私はしないに賭けた。結果、彼の成績は2勝1敗。
もしイギリスのブックメーカーあたりが倍率を出すと、10勝するオッズが20倍は軽く超えていたと推測されるだけに、友人にはタフな賭けであった(←もちろん彼は望んで10勝するほうに賭けた。根拠はいまをもってナゾである)。ただ、今年は10勝するかもしれない。
そして今年。もう少しバランスの取れた賭けを行うため、あれやこれやと議論した結果、「阪神と広島のどちらの順位が上か?」という内容に決まった。私が阪神。友人が広島を選択した。これはいい勝負になるのではないか。
阪神については、監督が真弓監督に変わり、先発投手をなるべく長いイニングを投げさせる方針に変更となった。この点については、短期的に勝ち星が拾えるかどうかは怪しいが長期的には投手を育成しかつ抑え投手を温存しシーズンを通して結果を残す、という一般的な解釈に賛同できる。おそらく1シーズンで成長させるのは難しいので、2,3シーズン後に成果がでるのだと思うが。
岡田監督の是非についても、JFKと命名された投手起用に賛同できるかどうかが大きかったのではないか。私はかなり昔の記事でも書いたが、JFKには反対だった。というよりもむしろ、先発投手を5回6回で交代させることが嫌だった。理由は、広義でいえば先発投手が育たないからということになるが、もうちょっと狭義でいえば先発投手から疲弊する権利と打ち込まれる権利を奪うなということが言いたかったからだ。
まだ阪神を選択した理由があるのだが長くなるので、ここからは広島について。
広島は21世紀のAクラスをいまだ未経験である。はじまりは川口や江藤を巨人に抜かれたからだともいえ。そして、金本や新井を阪神に抜かれたからだともいえる。黒田をメジャーに抜かれ前田の体調がよいよ悪くなってきたからだともいえよう。というか、なんとでも言える。結局、お金がないのだ。
そんなチームを救うのは、監督の手腕か若手の台頭かそのどちらかが常套だが、今年については若手の台頭が楽しみである。前田投手はPL学園出身ということで、あんまり活躍するとまた阪神がちょっかいかける心配もあるが、飛躍の年にしてほしい。広島は私の地元からも近く決して嫌いなチームではないだけに、今回の賭けは断腸の思いであった。
ということで、私たちの賭けはともかくWBCのドラマティックな優勝劇が冷めやらぬうちに開幕したプロ野球が盛り上がることを期待したい。ほんで今年も何試合かは甲子園に行ってビールと焼きそばでも買って、阪神対広島を観たい。これはたまらん。
posted by highbury |12:04 |
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2008年05月28日
前編より
私は、FIFAが推し進めている自国選手6人枠の導入について、FIFAの意図の所在を「W杯の価値を維持させる」ところではないかと考える。前編では、W杯とCLを比較し、両者の差が生じている要因を3点挙げて述べた。
3点を共通していえることは、CLを戦うクラブチームの方が質の高いチームを作れるということだ。そして、国際化と商業化がこれだけ進んだヨーロッパサッカーにとって、代表チームがクラブチームよりも上回るということは考えられない(メンタル面を除けば)。
したがって、私がW杯のレベルや質ではなく「価値」としたのは意味のないことではない。後述するが、自国選手枠とW杯の質向上が手を結ぶことは想像できない。FIFAにとって最も恐れている事態はW杯への関心が低下することである。つまり、CL>W杯という図式が視聴者に定着してしまうことである。
図式が定着してしまえば、FIFA傘下であるUEFAの権力がFIFAをサッカーの質とともに上回ってしまいかねない。「W杯の価値」イコール「FIFAの価値」とまではいわないものの、W杯はFIFAの象徴といえる。
だから、FIFAは自国選手枠をいまの段階から導入することによって、サッカー界における国籍を顕在化させ、自国選手たちが一同に揃う代表チームこそ最高のチームであり、その代表チームが揃うW杯こそ最高の大会であるという、いわゆる昔のW杯を復活させようとしているのである。
FIFAとしても、おそらく代表チームとクラブチームの上下関係を反転できるものとは考えていないだろう。また、そうではないと願いたいが、自国選手枠の導入した場合に代表チームは強くなるのか?
この問題には、まず自国選手枠の導入によりリーグ戦とりわけ3大リーグといわれるプレミア・リーガ・セリエの質が急激に低下し、ひいてはCLさらにはサッカー自体の質も低下するであろうことを勘定に入れなければならない。であれば、当然、代表チームがクラブチームと比較して相対的に強いあるいはマシなチームが組めても、絶対的に強いチームができるわけではない。
低下してしまう理由は、前編の③(放送技術の先進と放送手段の多様化)で述べた循環が正の循環ではなく負の循環として機能し、質の低下→ファンの関心の低下→商業的衰退→選手育成の悪化を招いてしまうからだ。これは、サッカー界全体にとって不幸な事態である。
ところで、これまで主にCLを比較対象としてきたが、日本のようなアジアのサッカー発展途上国にとってW杯の価値は、自国選手枠どうこう関係なくそれなりに維持されるだろう。理由を一言でいってしまえば、CLが存在しないからである。
私はサッカー先進国リーグにおける自国選手枠には反対だが、W杯がアジア・ヨーロッパ・南米に差こそあれある種のお祭りとしてサッカー界に貢献していると私は思っている。普段、別々のチームで戦っている各国の選手が集まり、4年に1度しか開催されない大会で代表のユニフォームを着ている姿は悪くない。だから私は、FIFAとW杯にはCLとは異なる価値の創出と維持に努めてほしいと願う。
posted by highbury |12:15 |
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