2008年04月03日
岡田ジャパンとサッカー協会の方向性 その2
皆様、コメントありがとうございました! バーレーン戦の負けは個人的にかなりショックだったので、この内容でもう少し書いて見たいと思います。 頂いたコメントでも、その後に見たテレビや雑誌でも、岡田監督の方向性が見えなかったのが皆さん一番問題にされているところのようですね。 あんまり過去を振り返ってばかりでも仕方ないのですが、今日はちょっと振り返りながら書こうと思います。 今日、サッカーダイジェストの俊輔選手のインタビューを読みました。その中では、バルサの戦い方に触れながら、「オシム監督はコンセプトの共有ための作業をしていたのではないか」、「走り続けていたほうが何かが起こる」といったコメントがあり、とても興味深く思いました。また、以前、中澤選手もテレビのインタビューで、オシム監督には新しい価値観を教えられた、という感じのことを言っていた記憶があります。 その詳細は選手ではないのでわかりませんが、コメントから選手自身がオシム監督のサッカーを信頼し、イメージをつかんでいた、ということは分かると思います。 個人的には、この信頼はとても重要だと思います。 しかし、バーレーン戦以前に「オシムさんのサッカーはできない」といった岡田監督が「前を引き継いでいた」というようなことをいったり、「日本らしいやりかたで嫌というほど繰り返す」といっていたのに「最初の15分はロングボールで行く指示」をしたり、悪い話ばかりが出てきている気がします。 ピッチ状態等々でロングボールを選択するのはありえるのかもしれませんが、選手も、フォーメーションも変えては、途中で元の戦術に戻すのもままならないと思います。 そういった戦術の話はさておき、このような言動で岡田監督選手の信頼を勝ち得ることが出来るのでしょうか?今のところ流れてくる改善策は、ゾーンディフェンスと海外組です。ゾーンはともかく、海外組を簡単に解決案としてコメントしては、現在の選手のモチベーションにもかかわる気がします。 究極的には、サッカーはどう攻めて、どう守るか、だと思います。 トルシエ監督は、攻守の多くをパターン、つまり約束事で縛ったというのが私のイメージです。ラインディフェンスの象徴が「フラット3」、サイド攻撃の象徴が「ウェーブ」だったと思っています。結果としては、トルシエ・ジャパンが一番結果を出しています。 ジーコ監督は、選手の個性が活きる攻撃を目指して、技術やセンスの優れた選手を配置し、彼らの共通理解をベースに戦おうとしたと思っています。しかし、ドリブルやフリーランが少なく、相手を崩せないサッカーというイメージがあります。もっと個人能力があれば、成立したのかもしれないです。 この話は以前にも少し書きましたが、オシム監督はその中間を実現させようとしたというのが私のイメージです。型にはめてしまっては、戦術以上のことが出来ず、状況に対応できない。かといって、自由にやらせては、個人能力で打開できるほどのチームではない。この状況に最も適しているのが、連携能力の高い選手を集め、連動性のためのトレーニングを繰り返し、共通理解を高める、ということであると、オシム監督のメッセージから感じました。スルーパス一発狙いとか、他のポジションのカバーできない選手はいらないと。。。 個人的にオシム監督のやり方には期待していたので、ちょっとオシムさんびいきですが、ここで3人の監督に共通しているのはコンセプトがある、ということだと思います。それが良いか悪いか、うまく出来たかどうかは別として、まずこれがないと進みません。 その意味で、このコンセプトが提示できていない岡田ジャパンは心配です。 試合に負けるのはともかく、どんな状況であっても3次予選で内容で完敗することはあってはいけません。川渕キャプテンもそれを避けるため、急な状況にも対応できるということで、岡田監督を選んだと思います。個人的には、解任騒動になってもおかしくないと思います。 岡田監督は、チームの始動という重要なフェーズにおいて、かなり失敗した状況だと思います。プレッシャーもあり、コメントなどは冷静さを欠いているのかもしれませんが、代表監督としてどっしりと構え、ぶれないコンセプトで戦って欲しいと思います。そして、サッカー協会も、そこをちゃんと監視して欲しいと思います。
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posted by hibiware |01:12 |
サッカー談義 |
コメント(16) |
この記事に対するコメント一覧
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岡田ジャパンとサッカー協会の方向性 その2
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トルシエは守備面での約束事は多かったですが、攻撃面は約束事は殆どありませんでした。(ウェーブの動きは約束事と言うよりはボール出したら動けって言う基本的な事です。)
ジーコはおっしゃるとおりかと、ただ個人能力と言うよりは出してばかりで受けてがいなかったですね。あとチームを纏める事もできてませんでした。これは選手が子供だった事も関係あるかと思います。
オシムに関しては特にないですね
posted by nn | 2008-04-03 02:29
岡田ジャパンとサッカー協会の方向性 その2
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岡ちゃんはサッカーの内容はともかく、合理的な選択をして結果だけは出す人だったのに…。
遠藤ベンチでCB今野なんんて岡ちゃんじゃない。
遠藤・中村憲がいてこそのCB今野でしょうよ。
岡ちゃんがオシムを捨てるか、協会が岡ちゃんを捨てるか、予選突破するには二つに一つでしょう。
本大会で結果を出したかったら絶対後者だと思うけど。
posted by 達仁 | 2008-04-03 03:25
Re:岡田ジャパンとサッカー協会の方向性 その2
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結果がすべて。オシムはアジアで4位、ジーコは1位。どっちが正しいんですかね?それにオシムは病気で倒れた、ジェフを継いだ一番の理解者のはずの息子も更迭された、一体誰がオシムサッカーを引き継げるのか?オシムだったらバーレーンに負けていなかったのか?そうは思わない、岡田でいいとも思わないけどね。皆にはそろそろオシムの亡霊とはさよならしてほしい
posted by へい | 2008-04-03 04:51
岡田ジャパンとサッカー協会の方向性 その2
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オシムはアジアカップでは4位だったかもしれないが開催が1年早いし、それ以降の試合で失敗を解決しかかっていたし、ダイナミックで攻撃的なサッカーで日本がよく得点できるようになったと思う。
だからオシムには復帰してほしい。
個人的に守備重視のサッカーが好きではないし、オシムサッカーがとても好きなだけですけど…
posted by オシムっこ | 2008-04-03 08:17
岡田ジャパンとサッカー協会の方向性 その2
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>へい
ベンゲルはJリーグでは2位でした。
しかも途中で帰っちゃいました。
つまりJで何度も優勝している岡田の方がベンゲルより上ということですね、わかります。
posted by ジーコ信者w | 2008-04-03 09:16
岡田ジャパンとサッカー協会の方向性 その2
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>オシムはアジアで4位、ジーコは1位。
確かにその通りです。
しかしトーナメントは常に実力が反映されるわけではありません。
前回のユーロはギリシャが優勝でしたが
まさかギリシャが実力的にヨーロッパ最高とは
誰も考えないのではないでしょうか。
昨年秋までのオシムは期待できるチームを
構築中だったと思います
posted by k99 | 2008-04-03 11:09
岡田ジャパンとサッカー協会の方向性 その2
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オシムのアジア4位は、状況から考えると及第点でしょう。何より、今後に期待できる試合でした。
オシムの頃は良かった。で、立ち止まってるのはいかがなものか?という意味で、へいさんの言いたいことは理解できます。
しかし、多くのオシム批判をする方が、一つ覚えのようにアジアカップ4位というのはフェアじゃないなぁと感じます。
posted by あえていうならサッカーは内容がすべて | 2008-04-03 11:31
岡田ジャパンとサッカー協会の方向性 その2
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まぁベンゲルが天皇杯しかとってないから愚将だと言う人はいないでしょう。問題はどういうサッカーを植えつけようとしてたか、植えつける事ができたか。だから名古屋の選手達やサポーターは今でもベンゲルの名前を出す人がいるんです。それはオシムも同じでしょう。ジーコに関しては日本代表時代最後にチームをまとめる事ができませんでしたが、フェネルバフチェでいいサッカーをして向こうで認められているんだから、監督業にやり甲斐を感じていいじゃないですか。
posted by ネコ | 2008-04-03 11:35
岡田ジャパンとサッカー協会の方向性 その2
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初めてコメントさせていただきます。
ブログ主さんも書かれていますが、岡田監督、トルシエとオシム、ジーコでは監督感そのものが違うように思います。更にオシムはジーコとトルシエの中間というより教える術を知っているジーコといった感じではないでしょうか?
岡田監督タイプは試合において自分が配置した選手を自分の指示どおりに動かしてチームを勝利結びつけるのが監督の仕事と考えているだろうが、オシムの場合は選手が試合中に自分で考えて動けるようなトレーニングを行い、監督の仕事ほぼ試合前に終わるように考える。
つまり岡田監督は勝負師タイプでオシムは教育者タイプ。どちらもサッカー監督であるが優劣もつけずらいくらい異なるその存在、、、
岡田監督は選手やオシム流トレーニングを信じて何もしないという選択が取れればよいのでしょうけど、まあ今の感じでは更に動いて裏目に出てしまう可能性が高そうですね。
まあしかしながら、3次予選が荒れることはJFAやスポンサー、TV局にとっては良いことなのかも知れません。こうやって議論が盛り上がる訳ですから、、、は~サポの心配は尽きないよね。
posted by 駒沢補助競技場 | 2008-04-03 12:15
岡田ジャパンとサッカー協会の方向性 その2
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次がたのしみですね。
俺のやりたいようにやる!!
それで結果が最悪ならチームに混乱だけを残し
責任をとって辞任とか格好つけてやめるんじゃない??
個人的には次も負ければ良いのにと思います
posted by ラモス | 2008-04-03 15:52
岡田ジャパンとサッカー協会の方向性 その2
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>駒沢補助競技場さん
>岡田監督タイプは試合において自分が配置した選手を自分の指示どおりに動かしてチームを勝利結びつけるのが監督の仕事と考えているだろう
たしかに横浜時代はそうでしたが、彼はそれに限界を感じて、自分で考えるサッカーにシフトしました。ただその途端に結果が出なくなり辞任しました。ですから「自分で考える」という点では考え方はオシムと近いと思います。ただ、もともと体質的なものがあるので、なかなかうまくいかなかった。映画の黒澤明監督が晩年に小津安二郎のようなペーソスを出そうと演出しても、もともと役者に極度の緊張を強いるタイプであったためになかなかうまくいかなかったのと同じように、岡田監督も選手に十分伝え切れていなかったのだと思います。
ですから今回の事態は、たんに岡田監督が「考えて走る」サッカーを放棄したのではなく、それを彼なりの仕方で実践しようとしてうまくいっていない、そういう状況だと思うんですね。ですから、その分複雑な感じがします。(管理人さんが「コンセプトを提示できていない」と仰るのはそういう意味かなと思います。)たんにタイプが正反対だというだけなら、岡田監督やめろですむんですが、それがなかなかそうはいかないのは、こういう事情もあるからかなと思う。監督としての指導力で言えば、世界を知っているという点をはじめ、あらゆる点でオシムが上であることは間違いないと思う。しかしだからといって、岡田ではだめだとはならない。なぜならオシムはもう戻れないのだから。それに、誰を持ってきたって難しいことに変わりはないのだから。
posted by ぼぼ | 2008-04-03 19:45
岡田ジャパンとサッカー協会の方向性 その2
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アジア杯の成績が監督の能力を測る重要なモノサシになることはたしかですが、アジア杯で優勝しても世界には通用しないことはこれまでの歴史から明らかであるのですから、それを監督解任の絶対的な理由にすることはできないと思います。ヨーロッパでもユーロで優勝できなかったから監督解任っていうのはないと思うんで。あくまで内容もこみで判断でしょうね。
(コンフェデに出られないってのは代表ファンとしては大きいけれど。)
posted by 代表ファン | 2008-04-03 19:53
岡田ジャパンとサッカー協会の方向性 その2
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中村俊輔のバルサ戦の感想はオシム氏と岡田氏を考える上でもなかなか参考になると思いました。
http://number.goo.ne.jp/soccer/world/700/20080403-1-1.html
よそにも同じもの投稿したけど許して。
posted by mint | 2008-04-03 20:57
岡田ジャパンとサッカー協会の方向性 その2
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アジア杯はジーコのもとですでに29試合を戦ってました。オシムの場合チーム結成から10試合で迎えました。絶対的な準備期間が少ないなかであの戦いは素晴らしかったとおもいます。
posted by アジア杯 | 2008-04-04 00:24
岡田ジャパンとサッカー協会の方向性 その2
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トルシエのサッカーは、確かに決まりごとによるオートマッチ化は、攻撃のパターン化し、創造性の乏しいイメージがあり、当時嫌う方も多かったが(ただ人間的に問題が多少あり、それを嫌う人もいたと思うが)、パスの出し手と受けての固定化を嫌い、各選手にオールマイティなプレーを要求した。
結果、攻撃の形はいろんなパターンを生んだような気がする。
実際アジア杯を優勝したときのサッカーは圧巻で、他のアジアの国よりも組織のレベルが1つどころか、2つも3つも上だった。組織がなく個人技頼みの中東勢をいとも簡単に撃破した。
ジーコは、目指すサッカーは理解できるが、トルシエとは違い、パスの出し手と受け手をはっきりさせ、結果、攻撃のバリエーションが欠如した気がする。
中田英、中村俊、小野ともゲームメーカー指向が強いので、パスを足元でもらう為、2列目の飛び出しが、かなり少なかった。(2列からの飛び出しは彼らの役割だと思う。)
オシムは、パスをもらう為の動き出しの質とそのスピードを各選手に求めたと思ってます。結果、各個人の球離れが早く、攻撃にスピードがありました。 岡田さんに代わって、この攻撃スピードがなくなったのは残念でなりません。
アジア杯は4位でしたけど、今後のレベルアップの可能性を感じさせる内容だったと思います。
その故に、監督降板は残念ですね。
それぞれ3人の目指す最終的なサッカーの形は同じになるような気がしますが、指導方法の違うトルシエ、オシム。経験不足の為か、指導方法がないに等しかったジーコという印象です。
バーレーン戦を見ていて、実はトルシエスタイルが一番日本に合っているのでは?と思ってます。
あの試合、前から激しくディフェンスされた日本は我慢できず、単純な前線への放り込みやミスパスを繰り返した。まあプレッシャーがハードだと、セーフティーなプレーや苦し紛れのパスが出るのは当たり前で、相手チームもそれが狙いでやってますから。
これに対処するには、トルシエの執った規則性によるオートマティズムでのパスが
実用的ではと思ってます。
さて岡田監督ですが、まず守備に関しては、明確なコンセプトと指導方法も持っているので、守備に関しては心配してないです。
問題は攻撃です。過去の采配を見ているとあまりリスクを背負って攻めに出ない印象があります。
徹底したサイド攻撃(だぶん速攻を食らう可能性が少ない為)や守備ができることの重視したFW選考等、攻撃的なサッカーを好まない方だと思ってます。
昨日の岡田さんのコメントも残念でなりません。個人的にはバーレーン戦での問題は、ディフェンスではなくオフェンスだと思っているのですが、具体的な修正点はディフェンスばかりで正直がっかりしてます。
posted by M | 2008-04-04 20:47
岡田ジャパンとサッカー協会の方向性 その2
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今更ながら、オシムさんが病気で倒れてしまったことが悔やまれます。。。
昨日、格下相手に連勝し、キリンカップ優勝しましたが…、岡田監督は酷い…。
サッカーは監督で決まります。モウリーニョの年俸を見れば分かります。サッカーは野球なんかと違って関係数の多さから複雑な数学です。頭のスポーツです。アメリカンフットボールで東大や京大が強いのは頭が良く戦術に長けているからです。練習方法は大学生と変わらず、10年前から攻める戦術を知らない、日本語にすらロジックのないただの体育会系の岡田氏は代表の監督としては残酷過ぎる。岡田氏以外ならもう誰でも良い(松木氏だけは除いて)…。
オシムさんのようにコンセプトと方向性を指し示す現代サッカーを熟知した監督を呼んで欲しいです。
ベンゲル長期政権希望。
posted by 失礼ながら… | 2009-06-01 16:16
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