2009年05月10日

ネガティブになる必要はない・・・かな。【vs新潟戦雑感】

Home山形 4-4-2

GK         1シミケン
DF 14宮本 3レオ 22園田 13石川
DH     19秋葉  17サトケン
SH  11北村              7宮沢
FW        9古橋 16金 

山形にとっては嬉しい古橋復帰。この人のプレーを見るだけでもチケット代を払う価値があるってもんだ。
 石井・コバリョウはベンチスタート。お仕置きか?休養か?

Away新潟 4-3-3

FW 9ペドロ・J  16大島   11矢野
OH     10マルシオ  20チョ
DH          15本間
DF 2中野 6永田 5千代反田 17内田
GK          1北野

山形にとっては嬉しい古橋復帰。この人のプレーを見るだけでもチケット代を払う価値があるってもんだ。

さて、とりあえず見てきた感想をずらずらと。

矢野はええよ。物凄い圧力。大島のポストの確実なこと。PA内でもきっちり仕事をこなす。大島が山形に在籍しているときは、サッカーに興味が無かった私なんで、今日初めてプレーを見たが、横浜Mが戦力外になったとき山形獲得待望論が出るのも当然だわね。
問題のPJ。反則だよあれは。スピードに乗ってサイドから中に入り込んでくるドリブルは、リトリートすることすら出来ず。中に絞って守備すれば、開いたサイドを使われる。ああ・・そこに通常はジウトンがくるのかな。っていうか、中に絞っても止められないんですが。そこにマルシヲのパスや飛び出しが繰りだされるんだから。柏・神戸と3topとの戦いが続いたが、一番見ていて納得の3TOP。
チョは上手いこと前目でバランス取るし、本間もアンカーに居ながらミドルを狙う抜け目ない位置取り。
右は内田が前線に絡むだけに、左はジウトンでなくって良かったのかも。いやジウトンいないから内田があがれたのか。

対する山形。カウンター時にPJに渡る前であれば、前から遅らせてパスコースやドリブルのコースを限定、DFラインでも落ち着いて処理できていた。もちろん、+シミケンのナイスセーブ。
しかも、攻撃面では古橋の繋ぎが見事。それなりに中を経由することが出来たり、サイドでもう一手欲しいときに、いい所に居てくれる素敵な古橋は健在。
しかしだ、最後のフィニッシュの点。シュート体制に入る速さがある選手が少ない。
古橋は下がり目になることが多く、シュートレンジに入るのはどうしても他の選手。秋葉もその点、仕掛けるスピードやシュート意識は高いんだけど、そこは餅は餅屋なのよね。
 そうそう、そういやカレーパンの中身は「餅」「米(おにぎり?)」「蟹!」の三種だったとか。私がNDスタについたときにはもうすでに、ノーマルカレーパンも完売状態。
 とと、脱線。

 宮本も北村とのやり取りで右サイドえぐったり。謎がFWから左SHに移ってプレーした金。前半38分で交代。匠がDHに入り、北村が右SHにもどって秋葉がFWへ。攻撃面では利いていたし、怪我をした風でもない。なにが監督の逆鱗にふれてしまったのか?実は前半、山形左サイド側から仕掛けてくる矢野と石川のマッチアップにビクビクしてて、右サイドの守備に目が行ってなかった・・。でも石川は守備が大分粘っこくなってきてる。

 しかし、この交代のために、後々攻撃カードが切れなくなってしまった。でも、方針にちがってたら、行動で示すことも大事。以外にサトケン下がり目で匠がフォアチェック&前線に絡むコンビはいける。人にギッチリついていく匠と下がり目でバランス取るサトケンのコンビもいい。

 前半はお互い決定木があったが決めきれず0-0。

 後半、レオナルドが痛む。大事を取って早めに交代。石井投入。
 レオナルドまで怪我で離脱はご勘弁。
 で、カウンターからPJが中に入ってミドルシュート。DFに当たってこぼれた弾を、詰めていた矢野が決めて0-1。
 山形も攻めるしかない。FKから秋葉が裏をとってのシュートがオフサイド。ジャジャも投入し、終了間際に惜しいシュートがあったが、GKキャッチ。

 ジャジャは周りをつかって、自分の動きをフリーにする。独力突破形ではなさそう。いまいち合わないシーンも多いが、いいスペースに入ったり、いいスペースに落としたりして、自らもシュートできるスペースに移動してる様子。今ら楽しみである。でも、GKにチャージっぽく当たりにいってたのはいただけないけど。

 さて、試合。結局は0-1で負け。結果を見れば非常に残念ではる。恐らく、ニュース等では新潟の圧倒的な攻撃に押し込められて云々との評があるかとは思うが、悲観することは無いと思う。勝とサトケンの切れもだいぶ戻ってたし。連戦もひと段落で、次の広島戦までしっかり疲労を抜くことが出来ればいい。レオの怪我が不安材料ではあるが。

 守備面ではカウンターを仕掛けられた際の問題はあるが、PJの動きをそうそう止められるもんでもない。それ以外の点では、きっちり対応は出来てたし。ゴール裏で、判定に対する不満も聞こえたけど、終わったモンはしょうもなし。今日の新潟相手に、この内容だったら悪くないよ。突くべきスペースは突くし、止めるべきタイミングと埋めるべきスペースも見えている・・と思う。それでも、連敗するときはするんだし。わたしゃ、終了後盛大に拍手したよ。

 細かいところは、ビデヲ見てみないとなぁ。

posted by hemrock |01:08 | J1 | コメント(4) | トラックバック(1)
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2009年05月08日

失敗を糧に。【新潟vs山形:J1第10節:2009.5.5】

パブリックビューイングにて観戦。

Home 神戸 4-4-2

GK         1榎本
DF 25石櫃  4北本 14宮本恒  15内山
DH         6金 26松岡
SH 18田中              10ボッティ
FW      21茂木 9マルセウ

控え GK 30徳重 DF 5河本 33丹羽 MF 7朴 22馬場 FW 13我那覇

 ここのところ、3バックをやってたんでなかったっけ、神戸?内山を左SB、石櫃を右SBに戻し、4バックへ。昨季からボッティ、金が凄いってうわさも聴いてたし、石櫃を代表にって話もでてるので、大変楽しみ。宮本恒も活躍してるようで。

 愛の賛歌、かっこいいなぁ。

Away 山形 4-4-2

FW        16キム・ビョンスク 19秋葉(勝)
SH  7宮沢                   11北村
DH       17佐藤(サトケン) 14宮本
DF 13石川  23石井     3レオナルド 20小林(コバリョウ)
GK            1清水(シミケン)

控え GK 21遠藤 DF 22園田 4小原 MF 5渡辺(匠) 6宮崎 FW 29廣瀬 32ジャジャ

 前節、怪我で途中交代のハセが欠場。山形の前線を正しく「支える」二人がいない。代わって、前節図らずしも試すことになった、ビョンスクと勝の2TOP。確かに前節そこそこにこなした2人だが、やっぱり二列目のボールの受け方とFWでのボールの受け方では、違いがありそうで。いくらビョンスクが競り合い強くても、相手を背負ってボールを受けるの、慣れてないぞ。
 ビョンスクと勝をFWにあげたかわりに、右SHに北村回して左SHに宮沢。DHに宮本。こりゃ左からのクロス放り込みに、飛び込めってかんじかな。何とか無失点で耐えて、相手が疲れたあたりで、廣瀬・ジャジャ投入し得点を狙うか。

 前半 神戸が様子見的なこともあったのか、結構前線でボールを回せる山形。ビョンスクもがんばって前線で粘り起点になっている。いや、これたいしたもんだよ。ただ、やはりそこからゴール前での動きには鋭さが無く、シュートまではいけない。このあたり、勝に期待したいところであるが、そこまで期待するのは望みすぎか。
 神戸はボッティが相当自由に動き回る。どうも中でのプレーが好きなようで、ボッティサイドは開き気味。そこのスペースは利用できるものの、内山の守備がいいのか、うちの攻撃が迫力無いのか、崩せない。
ボッティは下がり目でボールを受ければ正確なフィードを放ち、高い位置では攻撃を繋ぎ、自らゴール前にも飛び出す。うは、確かに上手いわ。マルセウのボールの納まりも悪くないし。そこへ、田中や茂木のスペースへの飛び出し。特に田中の右からの飛び込みはヤバカッタ。この二人は、速い。

 しかしながら、ソコソコに堪える山形というか、結構デフェンスに関しては落ち着いてやれていたし、納まらず絡めない2TOPながらも、サイドに振ってクロスを促す。前半、ゼロで折り返すことも行けるんではないかと期待。

ところがどっこい、そうはいかない前半31分。早い段階で神戸が動く。DHの松岡を下げてFW吉田を投入。キム・ナミルをアンカーに、OHにボッティ・田中。FWにマルセウ、ウイングっぽく茂木と吉田を配す3-3-4っポイ布陣。これはやばい。両WINGの動きにSBが守勢に回ればフォローで中が開く、納まりの良いマルセウワントップに、二列目から田中が飛び出すジャジャジャジャーン。このOHを二枚置く事で、田中がDFとDHの位置でのボール廻しにガッツリプレッシャー。これで慌てて、ビルドアップもままならず、奪われればボッティ組み立ての田中が仕掛けるたり、中央から飛び出せば、両サイドから茂木・吉田もスペースを突いてくる。

 35分、コバリョウが浮きだまをPA内に入れたところ、宮本恒がクリアミス。これを勝が拾ってシュートも惜しくも枠外。で、ここからカウンター。

 田中が中央でボールを受けると、そのまま駆け上がる。サトケンが止めに突っ込むもかわされ、左から茂木右からも吉田?マルセウ?が中央へ。この3枚に対しDF2枚。やっばい。田中が左から切れ込む茂木にパスが出ると、マークに付く石井。後ろからは宮本が追いつくが、石井がブロックできずに茂木がそのまま角度のない位置から素早くシュート。見事ゴール右上隅に決まってしまって先制される。1-0。

 山形も何とか持ち直そうとするものの、前出の通り、田中の動きが滅茶苦茶いやらしい。
それでもロングボールで逃げたり、サイドへ振って押し戻しを図るが、やはり、ゴール前での一手にかける。 1-0で前半終了。

 後半、北村に代わり宮崎投入。北村、1on1での飛び込むか否かの判断は素晴らしく、守備職人の域。しかも、前に飛び込む運動量もあるが、如何せん繋ぎ役としての捌きがイマイチなのは否めない。0-0の展開であれば、このまま続行かもしれないが、追いつかねばならない展開では動かざるを得ない山形。宮崎はなかなか見逃されることもあるが、サイドに縦に出るボールに追いつけるスピードもあるが、サイドから中のスペースに入り込み、ワンタッチでボールを繋ぐ。ただ悲しいかなキープ力が・・・。しかしながら、停滞する前線に動きをもたらす意図は伝わる。が、やはり、前でのタメが作れず、後列の押し上げは望めない。そんでも、サイドからの打開を図るがどうにも、崩せるわけでもない。攻め急ぎ、さらにパスミス。

 後半11分。さらにカードを切る山形。ついにジャジャ登場。サトケンを下げて、勝をDHに。シュートはキッチリと枠に飛ばしていた。
 後半17分 マルセウが負傷し、朴投入。茂木中央の吉田左・朴が右の3TOP。これでさらに前線の運動量が上がった神戸。さらに驚くべきことに、田中の動きが落ちない。相手の攻撃はなんとかブロックできるものの、奪ってからビルドアップがバタつく。
 後半20分 ボッティが負傷退場し、馬場と交代。少しは攻撃も和らぐかと思った矢先の後半23分頃。
自軍内でのマイボールになったはずの右サイドからのリスタート。恐らくコバリョウが中央に横パス・・・おいおいおいおい・・・しかも受けてのミスか、距離が足りなかったのか一気に朴が奪って、そのままシュート・・・・「なんじゃああああそりゃあああ!!!」。2-0・・・・。
 これはいけない。しょーもない失点。どうも、バタつき、注意力散漫。相手のペースにはめられる未熟さ。

 山形は最後のカードで、SH宮沢に変えてDF園田を投入・・・・。前線に上げてパワープレイ・・しかないのか?!しかしながら、クロッサーが減っては威力がどうなんだ。園田はボールに飛び込めず。

後半40分 攻めるしかない山形の背後を突き、スピードのある神戸のカウンター。前線の三人に綺麗につながれ、マークを絞れず、最後は吉田に決められて3-0。

 山形は何とか次につなげるため、得点を得たい。ここで、宮崎がDFライン裏にジャジャの動きに合わせてボールを入れると、GKとの1on1。ジャジャが見事に決めて3-1。とするも、時既に遅し。

 3-1で試合終了。

・・・二失点目が効いた。いや、前半1失点でプランが狂ってしまったことも大きな原因なのかも。とすれば、二失点目のみ責めるのも筋違いかな。確かに、一失点目は今までだったら田中がボールを受けた辺りで、攻撃をシッカリと遅らせ、後ろからプレッシャーかけたりして攻撃を潰せていたはず。攻守の切替の部分でどうにも動きに重さが出たかな。ただ、だからといって、二失点目が仕方ないとはいえない。あの失点でゲームが壊れたようなもの。何とか守備で割り切った場面では、踏ん張って自陣内で相手の攻撃を防げていただけに非常に残念。しかし、今後にあまり悲観するようなこともない。きっとこの失敗は、後の大きな経験となって生きるはず・・・いや、生かして貰いたい。
 
 ハセ・フル不在は攻守両面で厳しいなぁ。そんでも、不在ながらもプラン的には無失点で乗り切れそうなプランであったかと思う。攻撃の組み立てって面では・・・・だけど。

 さて、明日は新潟戦。新潟の3トップは大島ワントップのポストと、右WINGでした?に回った矢野、それにペドロジュニオール。しかも、矢野は攻守両面で動く。石川の対面が守備意識の高い矢野では、相当苦労しそうな予感。大島も相当守備意識は高いし、DFラインからのビルドアップがアップアップの悪寒。ジウトンは出場停止みたいだけど、マルシオが復帰じゃないかと。おそらく形的には松岡交代後の神戸に近い。それのさらにプレスキツイ系。いやぁー苦手すぎ。

 なんて書いていても、新潟の試合見るの初めてなんで、良くわからなかったりする。

 さてさて、どういう方策練るんでしょ?ハセは出場厳しいようだし、古橋が復帰できそうなのが好材料かな。

posted by hemrock |09:03 | J1 | コメント(3) | トラックバック(0)
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2009年05月05日

心配されたことが表面化。【山形vs柏:J1第9節:2009.5.2】

ようやく、柏戦においついた。

妻と娘2人連れて、縁日気分。いいねぇ、こういうのも。
まぁ、食うもの食って、妻も娘も裂きかえっちゃったけどさ~。

カレーパンは柏肉(鶏肉)入りと、ベタネタ柏餅入りの2種。柏餅入りは数が少なかったらしくすでに完売。鶏肉入りは、インパクトは全くないが、元のカレーパンが旨いため、普通に旨かったとさ。

Home山形 4-4-2

GK              1清水(シミケン)
DF 20小林(コバリョウ) 3レオ 23石井 13石川
DH           14宮本  17佐藤(サトケン)
SH   16金                   19秋葉(勝)
FW           15長谷川(ハセ) 11北村

控え GK 21遠藤 DF 22園田 4小原 MF 5匠 7宮沢 6宮崎 FW 29廣瀬

 ・・・・・・・古橋がいねえええ!!!!!うぅ・・古橋のプレーを生で見るの楽しみしてたのに・・。
 スワ怪我か!?と周囲もザワザワ。スタメンは、北村をFW上げ(って本来FWだけど)、勝を左SHに上げる。DHには宮本。実は右SBの時も仕掛けるのが大好きだったりする宮本。守備面でのクローズアップはおおいけど、大宮戦では仕掛けが生きたね。DHで初スタメン。
 しかし、古橋不在は大きな不安。ただ、こういう状況は必ず来ること。

Away柏 4-3-3

FW      27大津  20李  15菅沼
OH        18山根  28栗澤
DH            34杉山
DF 13小林(祐) 3近藤 5古賀 23蔵川
GK            33菅野

控え GK 21南 DF 2鎌田 4石川(直) MF 17永井 29比嘉 FW 9北嶋 8澤

 フランサ、ポポをけがで欠く柏。しかしながら、新星大津がスタメン。菅沼の突破や、連携力に不足はない。DFラインも1on1で無類の強さの小林、空中戦に強い古賀。超反応「魔人」菅野。山根・栗澤・杉山の攻守の切り替え。中央李の動きの鋭さ。・・・・・かみ合ってくれば、どこにとっても嫌な相手だろう。


 攻守両面で柏の3TOPが機能。特に石川の対面でマッチアップした菅沼の動きは鋭く、しっかりと石川サイドの裏をよく突けていた。左の大津の仕掛けもよい。しかも、この二人、ただのドリブル馬鹿ではない。菅沼はトラップ技術も高く、李のみならず二列目の動きだしを巧みに利用できる目をもっている。大津も、中央に入り込んでボールを受けてしっかりと起点になり切れる巧さをもっている。この両サイドに李の鋭さ、二列目の絡みが加われば厄介。李は得点こそすくないかもしれないが、菅沼、大津との連携は非常によく、山形のDFの裏を狙う動きもよかった。両サイドのスペースや、DFラインの前での起点は両サイドの二人が作れるので、李のゴールを狙う動きが生きる。それで、李にマークが集まれば、それこそ両サイドの思うつぼ。山根・栗澤の飛び出しも生きるし。うん、この3TOPはいいかもしれない。って敵だよいまは。

 守勢にまわると、李と菅沼の二枚をFWの位置に、大津を一枚下げ、4-4のブロックを作る。しかし、基本はマンマークっぽい。4-4のラインを高い位置で形勢、高純度のプレスで奪い攻撃に人数をかけてくる。味噌はDFライン。とかく人に対する強さは半端でない。古賀に対する競り合いバトルは勝てない。特に問題は小林(祐)。石川が菅沼により攻めで抑え込まれ、逆サイドはというと、この小林(祐)。
最近、山形の右サイドからの攻撃も目下売り出し中であるが、小林(祐)のマークの厳しさはすさまじかった。両サイドからの縦の動きはほぼ封殺状態。ロングボールも納められないし、単純な動きは通用しない。

 対する山形。相手の攻撃に対しては、非常に落ち着いて対応していた。DFラインは絞り気味、サイドのケアずれれば、間はDHが降りて埋める。とにかく、4-4のラインを形成し、FW二枚から守備はスタート、中央にボールを入れさせず、サイドに追いやる中盤で中に入れてもきっちり中で遅らすので、FWが後ろからプレスをかける。しかし、柏はこのサイドを突破できる個人技があるんだよな。其処はあわてず、中央を固めて対応。このあたりは、昨季から積み重ねてきた実績と、J1に昇格してからの試合で、自信をつけているので、非常に落ち着いている。

 さて、問題は奪ってからの攻撃。守備面で後ろに下がる連携は取れる山形。しかし、再三指摘されているとおり、そこから攻撃に切り替えるには、低い位置に人数が割かれるため、相手陣内までの距離は長く、FWとの距離は開き気味になる。相手が攻めに来ているので裏のスペースがあるので、そこにロングボール一発通してFWがぬけだしちゃえば好いじゃんってのも確かだが、現実問題そこに正確なフィードを通す人(ここは山形には石川が居るが)がいるか。そのフィードに一気に抜け出して、正確にフィードをトラップしシュートまで持っていけるFWがいるか、もしくはロングボールに悉く競り勝ち、且つ仲間が上がってくるまでギッチリとキープして時間を作れるFWがいるか。
 軌道の長いロングボールONLYでは相手DFは読みやすく、FWの動きもそこに合わせてくるから対応は出来る。その対応すらも予測すらもぶっちぎる様な規格外のFWは山形にはおらんのです。
 君だけにONLYの押し一辺倒では落ちる女も落ちないわけで。尾崎張りに想定外の純愛POWで押し切れ、自分を信じきってしまう意志力があれば、別かもしれない。ただ単に迷惑な話にもなりかねんけど。
 
 なんで、サイドで縦に仕掛けるのみだとか、ロングボールの蹴りこみでは相手は崩せない。前出のように右は小林祐、左は菅沼。OHにいる山根-栗沢はサイドのフォローを攻守両面で高い位置で切り替えて行ってくるので、単純な縦の突破は難しい。ロングボールも、長谷川とマッチアップする古賀の空中戦は強く、競り勝つのは難しい。さらに、落としたとしても、中盤との距離は開いているので、セカンドは拾えないし、収まっても、次のフォローを受ける位置に人が居ない。
 
 それで何でいままで攻撃が繋がっていたかというと、「運動量」が一番大きかった。SHとDHが守備のフォローに回り、その後の攻撃に切り替わった際も前へ絡んで走りこむ。さらには、前線で長谷川に納まれば、ここぞというスペースに入り込みボールをつなげる古橋。ここにワンクッション入ることで、SH-DHの上がりに上手くつながってきていた。前線のリンクマン古橋。この存在はでかい。

 初めてのJ1での連戦、蓄積疲労も多く動きが重い。この前に出る運動量にかげりが出ていた。そこに重要なつなぎ役でありフィニッシャーとして裏も突ける古橋の不在。なかなか、得点に繋がるような崩せるシーンは見られない。

 北村もFWとして、オフザボールの動きの質は高い。ただ昨シーズンからSHメインで中央でのプレーは久々。さらにはSHとして守備の要、そこからゴール前まで一気に飛び込むという無茶な運動量を続けているし。やはり切れが足りないことは確か。そんでも徐々に感覚を戻してきたように見てるのはさすがである。勝は疲れからか、攻守とも一瞬動きが送れるシーンも目立つ。


 本来だったら、財前がFWの位置に入れればベストだったんだろうけども、財前も怪我。あぁ。

 それでも、相手の攻撃をしのぎ、石川のクロスに金がヘッドで合わせたり、長谷川が左サイドで非常に精度の高いドリブル、スピードは無いけども丁寧なドリブルで相手を交わして突破したりと、それなりに「個の力」を生かしてチャンスは作るが、停滞感は否めなかった。

 柏はボールホルダーに寄せたあとのスペースのケアに人は裂かない印象。そこに裂く分、前へいく手数を取っている感。なんで、結構、スペース的に入り込める余地があるようには思えた。DFラインの前あたりだって、そんなに人を詰めるわけでないし。ただ、其処を突く動きが山形には見られなかった。
DFラインの裏にもスペースはあるが、其処に中央で絡んでパスを繰り出せるほどの動き。コレがないと厳しい。

 柏は後半にはいると、大津を一列さげて李、菅沼の2TOPぽくシフト。小林が積極的に上がってくる。
さらには、山根に代えて北嶋投入。北島-李の2TOPに左SH菅沼、右SH大津、DHに杉山-栗沢という非常にバランスの取れた形で対応。しかしながら、小林の上がりを促す前線の動きもあり、守りのための交代ではなく、明らかに攻めの体制。

 山形は勝をFWにあげ北村を右サイド、金を左サイドへ。
 しかしながら、長谷川が負傷退場。宮沢を投入し左サイドへ、何と金をFWに回す。金と勝の急造2TOP。金のFWも悪くは無かったが、いかんせん急造なんで、いまいち繋がりはわるい。宮崎FWってのも考えられる。宮崎は開いたスペースに顔を出し、ワンタッチで繋げるところに魅力はあるが、中央でのプレーはちょっと不安。サイドからの動きはいいのだけれど、中央に回ると勝手が違うらしい。勝はやはり中盤でつかって前への推進力を生かしたいところ。

 やはり、左サイドの宮沢がはいることで、ボールの出どこは増える。さらに北村に代えて廣瀬投入しFWへ、勝は右サイドへ。さらに、勝に代えて宮崎を右SHに投入。

 対する柏も、李にかえ、ペルー帰りの澤を投入し、菅沼に代えて比嘉。

 宮沢、宮崎の動きや、柏の攻め疲れの部分もあるのか、若干盛り返すこともあるものの、全般的に柏のペース。柏も山形を最終ラインで崩し切りことができずにゴールを割れない。

 結果的には、停滞感ありありでドロー。負けなくて良かった。

 さて、宮本―サトケンのDHコンビだけど、宮本のマンマークしつこさは生きていたが、仕掛けの部分でまだ思いっきりのよさがでてあい。ここは2人の関係で、どちらが前に行くかとか関係性ができあがってないのかも。サトケンも周りにパスを散らせてはいたものの、意表をついた前への絡みも期待したい。

 まず、シミケン―レオ―石井の守備面では意思疎通が十分。ここは非常にいい。レオのマークの強さに石井のカバー。石井もポジションにとらわれず、前で芽を摘む勇気もあるしな。

 あ、そうそう、ハセ、副審がファール確実のプレーを取らなかったからと言って、しつこく文句言うのはだめだよ。余計なカードはあとあとひびくんだし。そこはわりきらんと。

 次節というか、今日の神戸戦、小林監督がどういう布陣で臨むか興味深いところ。前回のコメント欄に書いたけど、監督は、限られた素材の中で美味しい物を作るのが得意なんで、ここの部分のやりくりを、ファンとしても楽しんで見ていきたいねぇ!

posted by hemrock |14:37 | J1 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年05月04日

快勝だと喜んでばかりも居られない。【大宮vs山形:J1第8節:2009.4.29】

とりあえずの大宮戦UP

Home 大宮 4-4-2

GK         21江角
DF 2塚本  5冨田  3マト    4パク
DH       6片岡 32小林慶
SH 11藤本              17橋本
FW    10デニス・マルケス 9石原

控え GK 1高木 DF 19村山 25土岐田 MF 7内田 15斉藤 FW 13藤田 30渡部

昨季苦しめられた湘南FW石原、鳥栖FW藤田。前線からの飽くなきプレスに、裏へ抜け出すタイミングが光る石原。点で合わせるのが絶妙に上手く、周囲との連携力も高いストライカー藤田。昨季J2屈指のFW二人が大宮に移籍。うらやましいなぁ、大宮。
今期は、樋口監督が更迭され、張監督が就任。確かに、樋口監督のサッカーは絶大な負担がかかるんで、疲労がたまると一気に崩れるからなぁ。でも、嵌まると絶大な効果。見てると非常に面白いんだけど、引き出しが少ないもんで。二期目どうするか楽しみだったんだけど。

Away 山形 4-4-2

FW      15長谷川(ハセ) 9古橋(ホセ)
SH  11北村                   16金
DH       17佐藤(サトケン) 19秋葉(勝)
DF 13石川 23石井(チャン) 3レオナルド 20小林(コバリョウ)
GK          1清水(シミケン)

控え GK 21遠藤 DF 22園田 14宮本 MF 5渡辺(匠) 6宮崎 7宮沢 FW 29廣瀬

 運動量に若干の陰りがでてきた山形。GWの4連戦をどう乗り切れるか。SH-DHの運動量は半端でなく、FWハセ-ホセも守備で奔走するため、いつ潰れるか心配。長谷川は昨季J2の長丁場をほぼフル出場した実績はあるが、古橋が持つか。サトケン、勝も怪我に強い方じゃないし。にしても、北村、長谷川は丈夫だね。非常に重要な要素だよな。

前半

 開始早々、右サイドからコバリョウのスローイン。右サイドから古橋がスルスルとPA傍にノーマークで出てくると、其処にスローインのボール。ワンタッチで浮かせたボールはPA内に。そこに頭から飛び込んできたハセがヘッドで決めて先制!0-1。
 いくら開始早々とはいえ、FW二人をフリーにしてしまっては如何ともし難い大宮。

 直後、左サイド低い位置から石川ロングフィード。マトのクリアミスを古橋が拾ってそのままPA内に持ち込みシュートも、DF二人に挟まれシュートコースは限定。GK真正面。

 前半13分 山形陣内、勝がカット。そのボールを金が受けて、右サイドから中を窺いながらドリブルで上がる。勝はカットした後右サイド外を上がる。その動きを利用し、金が勝へボールを送ると、右サイド深く切り込む。左サイドに流れた古橋がPA前に、中から北村がPA中央へ長谷川もPA内へ。秋葉はファーサイドへクロス。左サイドからPAにきた古橋ボレー。DFに当たって流れたボールに、長谷川が詰めて押し込み2点目。0-2!!!北村の飛び込みでDFがどっちつかず。古橋も絶妙の動きなおしで、オフサイドポジションを修正、ゴールにつなげる。この流れの中での得点は、カウンターからお互いの動きを利用しあって決めたいい形!

 大宮は立ち上がりに一気にやられてしまったが、ここから見所であった。
 思い切ってラインを上げてくる大宮。ラインを上げることで、プレスが利いてくることはもちろん、間合いが詰まることで、パスの選択肢が増えてくる。読まれやすいロングフィード一発っていう繋ぎがすくなくなり、石原の裏への動きが生かされる。両SBの上がりも上手く利用されるため、一気に押し込まれる山形。パク・塚本が高い位置から仕掛ける。

 しかし、山形は深い位置でブロックを形成、石原・デニマルへのマークは外さず、バイタルにスペースが開けば次々と埋めて対応。

 前半21分、カウンターをかける大宮。中央から右サイドの開いたスペースに上がった塚本へ。中央からDF裏に抜けるデニマルへクロスが入る。コレをヘッドで決めたかに見えたがオフサイド。
 その後も、小林慶からのDf裏へのパスに石原が反応するもオフサイド。
 いずれも、良い形で攻撃を作られていた。

 守勢に回り、そこから攻めに転じる動きの重い山形。どうしても、低い位置からの組み立てになるので、DH-SHが前に出る推進量が減ってくると、パターンが少なくなる。ただ、大宮もデニマルが低い位置でボールを欲しがり、下がって受けて、そこから無理に仕掛けてくれるシーンも多く、オフサイドシーンのあとは、対応がしやすい状況。前線は石原のプレスが厄介ではあるが、比較的DFラインはボールを持てる状況。なんで、落ち着いてやれていた。ようは、相手にボールを持たせてるってところか。

 31分 DHからサトケンが上がって、PA内にボールを入れると、右サイドから金が中に入ってきてボールを落とし、古橋がシュートってシーンがあるように、中に絡んでいければチャンスは作れる。ただ、其処に持っていく機を窺うって言えばいいのか。好意的に見ればの話だけど。結局はのべつ無く上下できるほどのコンデションにはないって事も言える。

 前半終了間際、デニマルのパスをPA前左寄りで受けた石原を倒し、FK献上。蹴るのは橋本。
これがゴール左上に吸い込まれたかに見えたが、間一髪、正に間一髪でシミケンが掻き出す!!!
なんという神セーブ。0-2で前半終了。

後半

 山形がペースを握る。
 左SB石川から右の金のラインが通る。前が手詰まりになれば後ろに戻し、一気に石川から逆サイド前フリーになった金へと角行のごときサイドチェンジという形。

 ここから金が中に入って古橋が絡んでくると面白い。左から北村、前に古橋、右サイドからは中から外に流れた勝か、上がったコバリョウが中をねらう。

後半15分 動きの重いサトケンに変えて匠。

 対する大宮。マトのロングフィードに反応した石原。これを押さえに行ったコバリョウが突っ込むがファール。PA前左よりから塚本FK。ファーサイドへボールが入りシミケンがキャッチにいくものの富田が突っ込みこぼしてしまう。これを小林慶がゴールに押し込むが、富田のファール認定でゴールなし。

 後半22分 大宮、橋本に代え内田を左SHに。これが利いた。内田の積極的な前への動きが、全体の攻撃を活性化する。正直、内田が入ってからの大宮の攻撃は、停滞感がなかった。内田、大宮マスコットのリスみたいに可愛い系だが、プレーは可愛くない。下がって仕掛け潰されるデニマル。ボールに絡めない橋本。パス制度は高いが、ぎっちり前で基点になりきれない藤本。そこに橋本に変わって内田が前に出て絡んでくるので、攻撃にリズムがでる大宮。小林慶-片岡のDHの動きもいい。

 山形は金に代え宮本を右サイドへ。大宮はCB富田を下げてFW藤田投入。片岡がCBに下がったか。3TOP気味で押してくる大宮。FWに藤田が入ることで、高い所のでの繋ぎも良くなった様子。もう藤田―石原の2TOPでいいんじゃないのかなと。

 後半35分 古橋がパスカットされカウンター。一気に山形左サイド裏を突かれて、右からクロス。シミケンこれをこぼしたところ、ゴールライン際から藤田が中へ入れなおす。コレを石原が戻りきれないシミケンの逆を突く決定的なシュート!!!なんと、これをFW古橋がヘディングでクリア。ボールロストごゴール前まで全速でもどっていたようだ。あんた、選手の鑑だよ!!!

 36分 ボールを受けたハセが匠に戻すと、左サイドに上がる石川へ。中に走る古橋の動きにDFがつられてフリーになった石川、直でゴールを狙うもGK江角がクロスバーギリギリのところを弾く!

 38分 山形 北村に代えて廣瀬投入。ナビスコ京都戦で出場はあったが、リーグ戦デビュー。
      大宮 石原に代えてFW渡部。石原、惜しいが相当動き回って消耗激しいのかな。

 41分 中央ハセから左サイドから出てきた廣瀬へ。片岡と小林慶がマークにつくが、絶妙なボディバランスで抜き去り、中央の長谷川へグラウンダーでボールが入る。コレをゴール右隅へ流し込むもののまたも江角のファインセーブ。しかし、CKを得る。
 右CK。古橋がショートで宮本へ。宮本そのままPA内にドリブルで仕掛ける。内田が粘るも、PA内で倒してしまい、PKゲット。蹴るのは誰だ。
 蹴るのは古橋。コースは読まれていたが、左下隅を狙い転がしたボールがネットを揺らし0-3。

 終了直前。右サイドから突っかける内田。これで得たCKを内田が蹴る。藤田に匠がマークつくが、ドンピシャでヘッド。クロスバーギリギリで枠を捉えるが、シミケンファインセーブ!!!

 0-3で見事クローズ!!見事守りきったわ。

 しかし、大宮。立ち上がりのDF-DH陣の連携ミスが痛い。マークの受け渡しとかどうなってたのかと。その後のラインの統率とかみてると、上手いことやってるのにもったいなさ過ぎる。マトもミスはあったものの、その後のマークは悪くないし、攻め上がりや、楔を入れるパスもある。SBの二人も若干守備面で不安はあるものの、攻撃に転じる強みがあるし。DHの片岡と小林慶のコンビもいい。小林慶の攻撃への絡み、片岡も守備はもちろんのこと、抜け目無く前も狙ってる。
 FWは石原-藤田 SHは藤本と内田。これでいいんじゃないかと。って昨日の仕合も負けたのか・・・。なんかもったいないなーーーー。

 結果から言えば、0-3で快勝って事だろうけど、運も相当味方したなと。これ、よろこんでばかりもいられんなと。選手も相当消耗が激しい。動きが相当重いもの。今からが、相当きついな。 

 でも、途中出場の、匠・宮本・廣瀬が持ち味が出せたことは収穫。財前が控えに居ないのは不安だけど・・。

 あと、金が上手く周りを使えるようになってきてる。これも収穫。

 この試合は、ハセの2得点でめだったけど、古橋が利いてた。
しかも、ピンチもカバー。あとはシミケンですなぁ。

posted by hemrock |03:41 | J1 | コメント(2) | トラックバック(0)
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