2009年08月27日
粘り勝ち【J1第22節:山形vsFC東京:2009・8・19】
もう既に23節の川崎戦で完敗を喫してるのではあるけど・・・・・ 夏休み期間中とは言え、平日ナイター。上手いこと仕事を切り上げられるか心配だった物の、何とか間に合った。 自ら確認してはいないものの、この日の炎のカリーパンの中身は「焼きアナゴ」と・・・「イナゴの佃煮」!!だったそう。イ・・・イナゴかぁ・・・随分思い切ったことしたなぁ。 で、試合前。なにやら「ケアンズナイト」とかで、オーストラリアからやってきたアボリジニのウォーレンさんが登場。おそらく観光PRなのだろう。勝利のおまじないを唱え、渡辺匠・坂井と共にブーメランを打ち鳴らしながらの気合の舞。これが双方のサポーターに大うけであった。 山形4-4-2 GK 1清水 DF 20小林 34西河 4小原 13石川 MF 19秋葉 14宮本 MF 16金 35赤星 FW 15長谷川 11北村 SUB GK 30植草 DF 2木村 22園田 MF 7宮沢 17佐藤 29廣瀬 FW 10財前 前節京都戦から右SH宮崎・左SH宮沢の両SHを其々、赤星・キムと入れ替え。宮崎は体調不良。宮崎のプレーは好きなんだけどなぁ。 久々にキムの先発。楽しみであり、心配でもある。18節ホーム磐田戦で途中出場したものの、仕掛けるべきか・仕掛けざるべきか、どっちつかずの迷いのあるプレーを続けたキム・ビョンスク。 キムのよさは、ゴリゴリサイドを抉りクロスを入れ切る、時にはサイドから中央に切れ込み、逆サイドからクロスが入れば飛び込んでいく強さ。これを生かして、さらに周囲と連携できれば最高。今の山形では最も異質で楽しい。ただ、周囲と合わない。しかもボールに対して淡白(特に守備面で)な所も目立っていた。通訳も居らず、コミュニケーションに不安がありまくりで、かわいそうなぐらいである。さて、今節はどうか。 赤星は初先発。要所要所でのキープと、周囲を使うプレーが光る赤星。ポジショニングのよさもありゴール前にも絡むことも多くなった。守備面でも相当頑張ってくれている。派手なプレーはそんなにないけど、確実に効くプレーが多い。FKやCKの右キッカーを任されるようになっている。 Away FC東京 4-4-2 FW 13平山 9カボレ MF 22羽生 40鈴木 MF 10梶山 28米本 DF 5長友 6今野 4ブルーノ 25徳永 GK 20権田 SUB GK 1塩田 DF 2茂庭 33椋原 MF 17金沢 19大竹 27田邊 FW 24赤嶺 右SH石川が欠場。これは相当大きい。ただし、平山のポストプレーからの2列目2.5列目の絡みは効果的で、今野・ブルーノに梶山が絡むDFラインからのビルドアップはスムーズ。DFラインの裏のスペースを突きたい所ではある。 FC東京といえば、記憶にあるのは2004シーズンに期限付き移籍でやってきた迫井。GKの遠藤も確かFC東京。コーチの長島さんもFC東京のユース監督だったし、昨期はリチェーリや馬場も在籍していた。 そういえば、馬場は東京Vのテストを受けたとの報道があったが、東京Vと正式に契約したそうである。 守備面や運動量のところで問題はあったものの、あの視野の広さとパスセンスは特筆物。使われる動きってところも意識できればなぁと、なんとも勿体無い選手。まだまだ出来る選手だろうし、頑張ってほしい。 さて、試合。 前半、山形はキムの仕掛けが利いた。相変わらず、周りと呼吸の合わないシーンは見受けられるものの、以前途中出場したときのようなドッチツカヅのプレーではなく、仕掛けるべきときに仕掛け、無理と見れば、一旦はたいて、裏のスペースにはしりだす動きも見せる。切れがいい。で、立ち上がりは右サイドから押し込み、SB小林のクロスにPA内で長谷川がボレー。これはGK正面。 ただ、ここからはFC東京ペース。なにぶん平山の効果が大きい。ビルドアップのボールはほぼ平山に納まるんで、そこから2列目が飛び出してくるし、SBも上がっていける。山形は全面的に押し込められる展開で、さらにFC東京のDHやCBは余裕でボールを廻せるビルドアップ無双状態。何とかボールを引っ掛けて奪い攻撃につなげようにも、守備に引っ張られたDHやSHのサポートは間に合わず。サイドからボールを敵陣まで運んだとしても、中央のボッカリ開いたバイタルのスペースまで走りこめる選手がいなかった。秋葉がキレキレであれば、このゴール前のスペースまで飛び出しても来るのだが、平山への対応もあるし、ほぼフル出場なもんで相当な疲労もあるだろう。それに加え、DHのところで展開しようにも、米本が前に出て潰してくる。これが非常に効いていた。 羽生の神出鬼没っぷりにも苦慮。梶山のキープから楔のパス、カボレは速いしボールも持てる。ただ救いは右SH石川の不在。鈴木の縦横無尽な動きも効果的ではあるものの、山形としては東京の石川の動きに引っ張られて逆サイドや中央が手薄に成ることは無く、守ることが出来た。 さて、右サイドのキム。ライン際のボールをマイボールにする走りや、守備での戻りの早さがでてきた。以前の淡白さがなくなりつつある。これは今後期待できるぞ!と思った矢先。長友がサイドを抉ってきた所にキムが戻ってスライディング。これで太ももを痛めたらしく、前半にて途中交代。あああ・・・なんとツイテいないキム・・・。代わりに佐藤健太郎がDHに入り、宮本が若干前目のDHへ。秋葉が右SHに張り出す。 前半ロスタイム。右サイドへ流れた北村からPA内の長谷川の足元へボールが入ると反転シュート。これもGK正面。 前半0-0で終了。 後半、平山への対応はCBがしっかり詰めて、SBが絞ってケアって感じ。前半は平山に、ほぼ中央でボールを納めさせてしまっていたが、後半は上手く対応。またサトケンがDHに入り宮本が前に出ることで、相手DHにもプレスに行ける。こうなれば、守備のみに後ろへ引っ張られることも無く、守→攻への切替の部分で、前へ掛ける枚数が増えてくるわけで。で、北村がDF裏に抜けたボールに追いつき、折り返したボールをハセがヘディングも惜しくも枠を逸れる。また、前に出る宮本も積極的にシュートを放つ。 ところが、東京も隙をついて、パスの出し何処を作る動きに合わせ、テンポ良くボールを繋いでくる。この辺の動き出しと連携は非常に洗練されている。このマークを外してパスを繋ぐ動きにポジションの縛りはなさそう。これは敵ながらも、見ていて気持ちのいい所がある。そんな繋ぎから、平山への楔、後ろから羽生が飛び出してシュートも清水がナイスセーブ。あぶねぇ。羽生はどっかに消えていたかと思うと、こんな所にでてくるから厄介。さらには、PA真正面でカボレにボールが通れば、クロスバーを掠める冷や汗物のシュート。 東京は後半5分に鈴木に代えて田邊を投入。20分には縦への突破を狙ってか、長友を一列上げて、羽生の変わりに金沢を左SBに配置した。さらには、カボレに代えて生粋のゴールゲッター赤嶺を投入。 対する山形は秋葉を変えてくるかなと思った所、切ったカードは北村に変えて廣瀬。秋葉をFWに上げて廣瀬を右SHに。直前に北村の決定的なパスミスがそういう判断になったかな。北村からチャンスがつくれていただけに、勿体無いような交代。 上がった長友の縦の突破や、スペースへの飛び出しが怖い。長友に振り回されぎみの廣瀬をFWに上げて、秋葉に代えて木村を右SHに配置!!!やった!!!木村の復活!!!!まってたよ本当に。 とは喜んではいたものの、引き分け狙いが濃厚に思えた采配。ところが、この配置が功をなす。 木村(通称きむ・キムとかぶっちゃう)は右SBの選手。以前も書いたが、1on1の守備はピカイチ。縦への突破力そんなにはないが、ビルドアップに加わり、周囲の状況に合わせてパスを出せる選手でもある。 怪我に泣いていたが、昨シーズンのvs徳島戦でのドゥンビアとのマッチアップ、広島戦での槙野とのマッチアップで、ほぼ封殺していた雄姿。鳥肌が立つ。 で、今回。復帰緒戦であったが、相手の左サイド長友を押さえ込み、ボールを奪う。これで、右サイドからもSB小林が上がってこれる。これがチャンスを呼んだ。 右サイドからのボールを左SH赤星がキープ。この外を石川が駆け上がった所に、赤星がパスを出すと、石川がファーサイドへクロス。これを金沢がクリアするもそのボールを、高い位置まで上がっていた小林がサイドゴール前に折り返すと、ゴール前に長谷川が飛び込みヘディングゴール!!!1-0で先制。 東京もGK権田を上げる必死のパワープレーは実らず、山形が虎の子1点を守り通し久しぶりの勝利。正に粘り勝ち。 ビルドアップのスムーズさや、チャンスの量で行ったらFC東京の圧勝。ただ、山形が対処しきれないほどの圧力がなっかった。特に東京の右サイドからの攻撃に怖さが無く、最終ラインでの守備に落ち着きがあったのかなと。
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posted by hemrock |19:08 |
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