2008年07月07日
忘れないうちに、EURO2008ファイナル【ドイツvsスペイン】
ペプシのおまけで、C3POをゲットすることができずに、悔しがっている者です。 ほんと、今更すぎるほど、今更。 先週、広島戦観戦した日の翌早朝、EURO2008決勝 ドイツvsスペインを見た訳でして。せっかくなんで、なんか残しとこうかなと。 ドイツ 4-5-1 GK 1レーマン DF 3フリードリヒ 17メルデザッカー 21メツェルダー 16ラーム DH 15ヒッツルスベルガー 8フリンクス OH 7シュバインシュタイガー 13バラック 20ポドルスキー FW 11クローゼ スペイン 4―5-1 FW 9トーレス OH 6イニエスタ 10セスク 8シャビ 21シルバ DH 19セナ DF 11カプテビラ 4マルチェナ 5プジョル 15ラモス GK 1カシージャス ○色気むんむんのドイツ 仕掛ける気満々のドイツ。自軍で固める気はないらしい。DFは高めに設定。FWからのプレスに、二列目が壁見たいな感じでスペインをブロック。スペインは、なかなか、この高い位置でのブロックの中を通せない様子。いいぞ、フリングス。 パスを通そうと、終盤でのパス回し中、ラモスのプジョルへのパスがショート。クローゼがかっさらってPA内に侵入も枠外。 ドイツ、CBも組み立てに参加するので、非常によくパスがつながる。前が詰まれば、後ろに戻し、メツェルダーからのパスも通るし。攻撃は主に左サイド。ポドルスキ・ラームに加えバラックもサイドに流れて人数を掛ける。 相対するはラモス。時には上がるシーンもあるものの、徐盤は押し込まれぎみ。 ただ、なんとなくまだ身についていないようなドイツ。メルデサッカーのパスをイニエスタがカット。これを裏の広いスペースに飛び出すトーレスに通すが、何とか止めるメルデザッカー。なんだか、あやしい。しかし、裏のスペースのトーレスにボールを通されても、縦のスピードではなんとか追いつけるCB。メツェルダーもトーレスをよく抑えていた。このあたりは、スペインの単調さに助けられている。 ○やはりお色気ではスペインに一日の長ありか。 あやしいシーンはあるものの、ペースはドイツ。対するスペインは、自軍内でのポジショニングがよいのか、決定的に崩されるようなこともない。逆に、隙ができれば、ラモスが前線に絡みチャンスを作る。こういう上りがあると、ドイツも対応に苦慮。 序盤はポドルスキ&ラームに押し込まれていたスペイン右サイド。そういえばシルバの動きはどうだったのか記憶にない。バラック他の選手が絡まなくなったのか、徐々に余裕が出てきたラモス。上がった後の裏は狙われるものの、ポドルスキ単発では、対応はできそうなんだな。 見た感じでは、ボールを支配していたかに見えたドイツ。しかし、前からの守備のやりように慣れていないってのがあるのかな。前半30分。セナからのボールをCBとDHの間でシャビが受けDFラインの裏へ絶妙のスルーパス。これが右サイドからラームを振り切り裏のスペースに飛び出したトーレスに見事に通り、飛び出したレーマンを浮だまでかわしてそのままゴールへ。スーパーゴールだ!!スペイン先制。セナがあの間のスペースにいたシャビを見逃さなかったのがすごかったのか、あそこのスペースをケアできなかったのが悪かったのか。このシャビをつぶせず、DHとCBが開いてしまったのはたまたまなのか。ただたんに、DHが前に寄せにいたあとのスペースケアのやりかたが出来上がってないのかも。 しかし、こういう高い位置での崩しや、相手に与える選択肢の多さが、スペインの強さだなぁ。一発のパスを狙える中盤が高い位置に4人もいるし。しかもそこにセナやラモスの絡みもあるし。裏にスペースができれば、トーレス。そこが決まんなくても、二列目からもとびだしもあるしなぁ。 こうなると、焦るのはドイツ。余裕が出るのはスペイン。攻め急ぐドイツを尻目に、ボールを回す。相手がボールを保持しても、ポジショニングのうまさで、徐々に高い位置でボールをカット→攻撃につなげる。左のイニエスタがPA内に切り込んで、逆サイドからシルバが飛び込む。キャーかっこいい!! ○攻め手を失うドイツ 後半に入り、左SBラームに代えて、ヤンセン。あの失点シーンが気になるのかな監督。確かに、トーレスにやられちゃったけど、ラームだけの責任ではなかろうて。せっかく左サイドでラモスを押し込めていたのに。 さらにはヒッツルスベルガーに代えてクラニ―投入。 確かに、守備の点ではヤンセンの方がいかも。中央でのカットからカウンターを仕掛けたり。ただ、攻撃面ではいまいち。周りと絡めてないし。ラモスが余裕で上がってこられる。 ただ、右サイドのシュバインシュタイガーが大奮闘。クラニーも裏を狙ったりクロスに合わせたりするが、全般的に合わない。ギクシャクドイツ。 対するスペイン。スペインはセスク→アロンソに交代。下がり目に位置したところ守備でのポジショニングが攻撃に直結している感じ。ボールサイドにガツガツいくて感じではない。いる位置がいいのか、パスカットがさえる。そこからトントンとパスがつながり、労せずにアタッキングサードへ。 さらにもめごとでイエローゲットのシルバを下げてカルソラ。 両Sも高い位置でボールをさばけてしまっているスペイン。これはドイツますます不利。 押し込む展開のスペイン。トーレスに替えてグイサ。スペースがない状態なら、グイサの方がうまいかも。ドイツはクローゼに代えてゴメス。 結局は相手のペースにはまってしまったドイツ。まったく攻め手に可能性が見えないドイツ。頼みの綱は、高さを生かしたパワープレー。しかしながら、単発攻撃で読まれやすく、全くスペインのマークはずらせず。かえって、ボールを持たされた上、プレスかけられカットされてあしらわれる感じ。 あまり危なげなくこのままクローズでスペイン優勝。 ○ドイツってこの方向性でいくのかな? ちょっと思ったこと。ドイツって今後、DFも組み立てに加わってのパスサッカーというか、中盤で繋いでいくサッカーを目指していくのだろうか。いや、見てる分にはその方が面白いんだけども。 ただ、ガタイがでかくて、スピードもあって、機敏で、スタミナもあって、技術もあって、しかも戦術もしっかりしてるなんてことがあっては、不公平きわまりないなぁ。 短所・長所を活かすところが面白いのに。 つまりは、あんまり、上手くいかなそうな気がするんですけど。その目論見。とはいうものの、面子の選びようかなぁ。うーん、わかんねぇっす。 あとねぇ・・・こちらのweedさんのサイトで、オシム監督時代のコロンビア戦の動画を見たとですよ。いまさら未練がましいとか、今の代表を応援しなくてどうするだとか言われるかもしれないけど、EURO見たあと、あんなの見ちゃうとねぇ・・・。特に後半。所詮、親善試合だし、点入ってねーとか言われても、これ見て、ワクワクしないやつはおるまいて。 ある意味、見ない方が、幸せかもしれない。
posted by hemrock |23:44 |
EURO2008 |
コメント(11) |
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この記事に対するコメント一覧
忘れないうちに、EURO2008ファイナル【ドイツvsスペイン】
wowow導入でリーガの試合だけは毎週早起きしてみていたので、スペイン優勝はなによりうれしかったのです。
あとBSで最近プレミアも放映されるので、アーセナルやリバプールもみれますから、私にとってはなんだか身近なチーム!
ただビジャレアルであまりチェックしていなかったセナが、あんなに活躍するとはびっくり。それにしてもアラゴネス監督の采配にはドキドキしていたので結果オーライでよかったよかった。岡田監督は最後まで早すぎる3枚替えを疑問に思っていたようですが、リスクをおかしてもチャレンジする時もなくてはね・・・
そしてweedさんとこのyou tubeの代表の動きは素晴らしかったですね。監督が変わることによって同じメンバーでもこんなに変わるのかとわくわくしたのですが・・・
色違いのビブスを着せて選手が混乱するほどボールの連係を徹底させた練習といい、ボールも人も動くサッカーが途中で終わったことがとても残念ですね。
posted by Fuming | 2008-07-08 15:16
忘れないうちに、EURO2008ファイナル【ドイツvsスペイン】
はじめまして。
ラームが交代したのは脚に裂傷を負い、プレー続行が難しくなったためです。
この交代はやむを得ないとしても、今大会さっぱりだったクラニーやゴメスを出したレーブ采配はいささか疑問。ドイツファンの集まる掲示板やブログでも批判の対象になっていました。
>中盤で繋いでいくサッカーを目指していくのだろうか
クリンスマン前監督の頃から、ドイツのサッカースタイルは変わりつつあります。
攻撃重視で守備の穴には目をつぶる。少々の失点は得点力で補える…みたいな傾向を感じてしまいます。
今のドイツに守備のスペシャリスト的な選手がいないということも影響しているかもしれません。
まあ、面白いといえば面白いのですが、どこまでそれを貫けるか。
個人的にはもう少し守備に力を入れたチーム作りをしてほしいと思ってはいます。
posted by もずく | 2008-07-09 11:09
忘れないうちに、EURO2008ファイナル【ドイツvsスペイン】
こんにちはー、忙しそうですね。
仕事お疲れなのに、新しいエントリー頑張ってますね。
負けじと真剣なコメントいれますぜ。
ドイツの目指すサッカーというのは、
最初から前後左右にワイドに開いて、ピッチを大きく使うイメージなんですが、
スペインやオシム的な考え方は空いたスペースを見つけて移動しながらパスを貰い、結果的にピッチを広く使うイメーかな、
それとは違いドイツの場合は最初からピッチ全体のオールコートに分散して攻めるイメージで、
これだと守る側はどこかに人数をかけて守りにくい、
数的有利を作って囲んで潰し難くなります。
潰される前にパスを出されるとフリーが出来やすくなるので、
従って1対1の対人攻防が増えてきます。
1対1なら体が大きく、走っても速い、当たりも強いという大男揃いのドイツの個性、フィジカルが生きる事になるかと思うのです。
しかもマークが少しでも緩むと長距離で弾丸のようなシュートも打てるので油断ならず、ドイツは選手間の距離がやや遠くなってもキック力があるので、
速いパスをビシビシ通すことも出来るわけで、
ドイツの長所が生かされた良い考え方、戦い方に見えます。
同じ中盤で繋ぐパスサッカー、攻撃サッカーといっても、
スペインとはかなり違い、大男達が色んな方向から仕掛けてきて、長いパスを出したり、走力を生かしたり、
ボディコンタクトで相手を吹き飛ばしながら突進したり、
私には結構考えられたサッカー、長所を生かしたサッカーに見えて肯定的に思っています。
posted by weed | 2008-07-09 12:28
忘れないうちに、EURO2008ファイナル【ドイツvsスペイン】
続きです、最近長いと跳ね返されるので分けますね。
ではこのユーロ決勝はどうだったかといえば、
前半はトーレスのカウンターこそ決まったものの、
前半の主導権を握っていたのはドイツに見えました。
スペインは緊張と警戒から慎重になって、
かなり押し込まれて、それはアップアップの状態だったように見えたのですが…。
特にセナへのプレスが厳しく、何度かスペインにミスが目立ちました。そのチェックにいってた中心はバラックで、
セナへのチェックでスペイン両SBも大胆に上がれずで、スペインはカウンターを狙わざるをえなかった状態、それがトーレスのゴールを生んだとも見れます。
では後半何が変わったのかといえば、上のもずくさんが書かれてますがラーム裂傷による交代、それからバラックが再三流血してピッチ外に出て治療、それ以降バラックに精彩と運動量が無くなった事はやはり影響あったと思います。
どちらも不運で、前半のままのメンバーなら後半も互角だったんじゃないかと残念でした。
特にラームは守備に多少目をつぶっても、それでも起用されている攻撃的左SBで、右のフリードリヒがその分守備でバランスを取るイメージで構成された左上がり布陣だっただけに、攻撃を組み立てる2人の中心選手ラームとバラックのケガが後半ドイツの勢いを大きく落とした、
そういう見方が出来るかと思ってました。
ゆえに不運な部分がいくらかあったと思います。
あと、親善試合とか見られたと思いますが、
ドイツ代表全体のコンディションがユーロ前の方がキレていた、速かった、決勝に近く進んでいく程、
選手の動きが落ちていく印象だったんですが、
予選含めユーロ前の方が良かった、
それも感じました。
不運無しで、それでもスペインに勝てたかは不明ですが、
少なくとも後半もっと競る事ができた、
面白くなったはずのように私は思うのですが…、
それほど力量差が大きいとは見えませんでした。
どうですか。
posted by weed | 2008-07-09 12:52
忘れないうちに、EURO2008ファイナル【ドイツvsスペイン】
3連投すいません。
ちなみにラームとポドルスキー、
ラームとフリングス、
ラームとバラックのパス交換が攻撃の大きな組み立てで、
そしてラームがクロスを上げてクローゼ・バラック・シュバインシュタイガーの3人がヘッドに飛ぶというのがドイツの大きな得点パターンだったただけに、
ラームの離脱はかなり大きかったと思います。
シュバインシュタイガーが準決勝あたりから目立ってましたが、
ファイトある選手なので判りにくい選手でもあるのですが、
使われて効果が高く、単独の場合は強引さも目立ち、
自分で攻撃を組み立てるのはあまり得意でない、
でもアタッカーとしての能力は高い、そういう選手なので、
シュバインシュタイガー単独で目立つドイツ代表は余り状態が良くない目安でもあります。
posted by weed | 2008-07-09 13:21
忘れないうちに、EURO2008ファイナル【ドイツvsスペイン】
あと、もう1つ、
そういえば、
この試合に出てたフリンクスはベスト8だったかで、肋骨骨折して、強行で出てたんですわ。
posted by weed | 2008-07-09 13:41
返信:忘れないうちに、EURO2008ファイナル【ドイツvsスペイン】
皆さん、コメント有難うございます!!
折角コメント入れてもらってるのに、返信遅れておりまして、申し訳ないです。休み入ったら入れますんで、宜しくです。
posted by HemRock | 2008-07-11 07:56
返信:忘れないうちに、EURO2008ファイナル【ドイツvsスペイン】
いやはや、もうしわけありませぬ。
>fumingさんへ
!いいっすねーリーガ!私も、weedさんからDVDもらって見ましたけど、どの試合も面白かったですね~。そこにプレミアもいられるとなると、垂涎ものですね。
マルコス・セナは、知らなかったんです、私。ビシャレアルの話は聞いてはいたんですけど(ピレスとかニハトしかしらなかた)。アラゴネス監督の早めの勝負が当たりましたよね!大舞台でああいう勝負をかけることができるてのは、すごいと思います。
このEUROを見た後、あのyou tubeの映像を見ると、やってることのスゴサが伝わりますよね・・・・。悔しい限りです。私も、今、監督が変わるだけで、これだけひどくなるのかと愕然としてるところですもの。イカンイカン。
>もずくさんへ
どうも、はじめまして!
あ!ラーム負傷だったんですか!それは知りませんでした。それは、残念でしたね・・・。ラームがいなくなってから、スペインのラモスが守勢に回ることはなくなっちゃってましたものねー。ゴメスは今大会不調でしたね~。クラニーも今一だった様な気がします。それにしても、クローゼは相変わらず凄いですね。そう考えると、案外FWのカードって少なかったんでしょうかね?ドイツ。
上でweedさんが書いてらっしゃる利点もあるようなので、今後のドイツは注目ですねー。はたして、どういう結果がまっているんでしょうか!?
posted by HemRock | 2008-07-12 05:47
返信:忘れないうちに、EURO2008ファイナル【ドイツvsスペイン】
>weedさんへ
あ、なるほど。個々の強さがあるだけに、オールコート気味に広がっても、1on1でも負ける場面が少ないかー。だと、そんなに運動量もいらないし、スタミナ面でも問題がでないか。なるほど、相手としてはそこを打破するには、やはり各局面で、1on1にしない動きが必要なんですかね。ああ・・なるほど、どちらのやり方にしても、考え方が受け身になりすぎると、全く攻め手がなくなりますなぁ。ってことは、イタリアってある意味すごくない?・・話がずれた。
確かに、前半はドイツペースでしたよね。ドイツのプレッシャーから、ミスするシーンも多かったですしね、スペイン。だだ、あの得点シーンで、シャビがあの位置にでてきて、そこをセナが見逃さずに、パスが出てきたシーンはすごいなぁと。しかも、トーレスのあの飛び出しと振り切りとシュート。あれはびっくりした。
後半、なんでドイツがラームを交代させたのか、不思議だったんですよ。トーレスにやられたからって理由だったら、そりゃないよって思いました。怪我だったとは残念でしたね・・・。左サイドにラモスが守勢に回ることなく上がってこられましたもんね。明らかに、前半はラームとポドルスキサイドからの押し込みが効いていただけに。
シュバインシュタイガーは使われたほうが生きる選手か。そこの点は気づきませんでした。確かに飛び出しや、切り込みは鋭いですもんね。うーーーん。わからんようになってきました。
posted by HemRock | 2008-07-12 05:48
忘れないうちに、EURO2008ファイナル【ドイツvsスペイン】
お早うございます。
最近かなり忙しそうですね。お疲れ様です。
ブログはボチボチやっていきましょう。
>ってことは、イタリアってある意味すごくない?
なるほど、そこに気が付かれたのですね。
そう思います、受身なのに強く、受身なのに得点が出来る。
相手にボールを回させているのに、主導権を握っている。
サッカー見てると華やかな攻撃に目を奪われ攻撃的なチームに最初惹かれますが、
次の段階では守備的なチームに惹かれたりします。
最後はどちらにも惹かれて好きになり、
攻撃も守備も同じだと気付いていくかと思います。
攻撃も守備も私は同じものを見ているのだと思うのです。
方向性が+か-か、
ボールのあるところを見てると見えないですが、
ボールの無いところまで見ると、
攻めているチームが守備での駆け引きを、守っているチームが攻撃する為の駆け引きを裏で双方が同時にやっているのが見えて来る訳で、
その駆け引きによるモノの方が、今目に見えてる攻勢より、実際は得点になりやすい気さえします。
攻撃的なチームは一転守備に回った時の相手パスのボールの通り道(複数ある)を塞ぎ、キープする選手、飛び出す選手、最後に出てくる選手をそれぞれ潰す守備ポジション確保を常にやり、
守備的なチームは攻撃に回った時のボールの通り道(複数ある)確保とキープする選手、飛び出す選手、最後に決める選手が邪魔されないポジション確保に裏で常に動いているわけで、そいつが駆け引きになるかと、
表面上に攻撃的だとか形勢有利というのは、
裏の見えない部分の攻撃的だとか有利不利とは必ずしも一致しないという事だと私は思うのです。
だから欧州のレベル高いチームは劣勢に見えてもここぞで強烈なキバを剥くわけで、
守ってばかりのイタリアが常に強かったり、スペインより歴史的に成績が良かったりする訳なんです。
イタリアは守備から攻撃に転じた一瞬で何人もの人数が美しいハーモニーさえ見せて、相手守備のまだ少ない人数に一瞬で数的優位や同数を作り、
驚く程早いパス回しで素早く繋ぎ、ゴールに向かい、
その瞬間何通りものパスコースや攻撃的選択が確保された必殺のカウンターを持ち合わせている訳で、
その直前まで攻めていた相手には成す術が無い状況を見事に作ります。
そのわずかな攻撃のタイミングだけはスペイン以上に美しい攻撃サッカーになるのが過去の常でした。
その瞬間が来るまで文字通り亀の甲羅に閉じこもり、なんとしてでも点を与えず、労力を使わず、相手と駆け引きを続ける、そんな感じでしょうか。
攻撃を拡散と例えるなら守備は収縮とか圧縮で例えられると思います。スペースを使う・作るのが攻撃なら、スペースを消す・潰すのが守備で、
数的優位を作って攻撃するなら、同じく数的優位を作って守るのも守備で、
追い越してオーバーラップするのが美しい攻撃なら、逆方向に追い越して次々カバーに回るのが美しい守備だと思うのです。方向が+か-か、
先に攻めるか後から攻めるか、攻撃的と守備的の違いはオセロの白黒みたいなもんで、
以前から時々書いてますが、攻撃と守備は同じものを逆にやっているだけだと私は思っています。
結論をいえば強いチームは攻撃も守備も両方出来るのが当然という事で、対戦相手と選手の特性、そして国や民族の持つ空気感などで、
先攻め、後攻め、どちらを選択する方が効率が良いのかで、チーム戦術が決まっていくのだと私は思ってます。
そして後攻めの勇者がイタリアといえるのではないかと。
そういう目で見ると相手を脅かす攻撃手段を隠し持っていないのに守備的に回るのは、そして一方的に攻められるJ2の時々ある試合なんかは、厳しいですがまだ未熟な戦術のチームという事になるかと、そう思うのです。
昨シーズンのマンウなんかそれほど攻撃的ではないですが、まず受けてから、相手の弱点を探し出して、見事にそこを突き崩して決勝点を上げて勝つパターンが多かったです。
そういう意味でマンウはイタリア的であったと見えます。
posted by weed | 2008-07-12 08:04
返信:忘れないうちに、EURO2008ファイナル【ドイツvsスペイン】
いやはや、重ね々おくれてすんません。
色々と矢継ぎ早にありまして、更新まで手がまわらんとです。
なんやらかんやらで、山形も3連敗しとるし。いよいよ、本番って感じなんですけどねー。
>weedさんへ
「数的優位を作って攻撃するなら、同じく数的優位を作って守るのも守備」なるほど、改めて読むと、また沁み入ってきますね。あと、「相手を脅かす攻撃手段を隠し持っていないのに守備的に回るのは・・」って点でいえば、おぼろげな記憶からいくと、今回のイタリアは、この「相手を脅かす攻め手」に迫力がないあーって感じでしたね。攻めなら「攻めー」。守りなら「守りー」みたいに、「どっちか。」って感じがしました。
「攻撃と守備は同じものを逆にやっているだけだと」
そこがまだ、実感として解るまではいってないかも。
んーでも、危険なスペースを埋めることができるってことは、もちろん、攻撃面でも攻めどころが解るってことで、そこが組織的にできるんであれば、攻撃もできるはずですもんね。ただ、どちらに比重をおくかってところか。なるほど。
posted by HemRock | 2008-07-14 23:46


