2007年08月09日
サッカー人生の終わり
ハヤブサマガジンvol.5で掲載されたトピックです。![]()
日本にはサッカーに対する文化的基盤がないと言われながらも、 Jリーグ発足から、もう13年の年月が経つ。 もちろんサッカーの歴史が100年近くある欧南米諸国と比較すれば、 取るに足らない歴史だが、日本でも確実に各地域における 土着的なサッカー文化が少しずつ根付いたように思われる。 05年5月にJFAが行った調査で、30を超えるJFLチームや地域クラブチームが Jリーグ加入を具体的に計画していることがわかった。 多くのクラブチームが過去に観客動員数や スポンサー等の問題に苦しんだ事例をもとに、 新しくJリーグ加入を狙っている各クラブチームは、 新しい経営のやり方で、若い選手を育成しながら、J2入りを目指しているようだ。 「若手が活躍する陰には去り行く選手あり」というのがスポーツの世界である。 毎年約100名の選手がJリーグのピッチを離れ、新しい道を模索し、挑戦をはじめる。 全体の4割がJFLや地域リーグなどへ移籍し、 その他はJリーグの広報、コーチ、スポーツ系企業、一般企業へと就職する。 近年は大学や留学などの道を辿る選手も増え、 資格やスキルを身に付ようとする傾向があるようだ。 テレビ解説者や監督になれるのは、ほんの一握りなのである。 イングランドの場合、J1と同等のプレミアリーグに20クラブ、 J2と同等のディヴィジョン1に24クラブが所属し、 そのもっと下のカンファレンスと呼ばれる5部のクラブチームまで プロサッカー選手がいるとなると、今までどのくらい「元サッカー選手」がいるのかわからない。 プレミアリーグで活躍した選手で、引退後もその名を轟かせた者も多い。 母国リベリアの大統領選に立候補し、サッカーファンを驚かせたジョージ・ウェア。 ナイキのCMでもおなじみのエリック・カントナなどはハリウッドデビューもしている。 しかしサッカー先進国であるほど、スターになれなかったサッカー選手の引退後は厳しい。 選手でいる時から、引退後のことを常に考えてなくては、路頭に迷うことになってしまうのだ。 「すべてはフットボールのため」という言葉は、選手達にとっては綺麗事だろう。 JFAは2010年までに18のクラブチームがJ2に加盟することを目標にしている。 それはつまり、Jリーグが欧州リーグに追いつく為の一つのプロセスなのである。 才能溢れる若手選手達が各地域で奮闘し、世界と日本代表を目指し、 その結果、日本サッカー界は発展してゆくことを願う。 そして、その発展に貢献した選手達がピッチを去る時は、 尊敬の念をもって「一人のサッカー人生の終わり」を見送りたいものだ。![]()
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posted by 桑原 |17:20 |
フットボールトピック |
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Re:サッカー人生の終わり
確かに。。。と納得しました。
サッカーに限らず、トップアスリートは観客に与える一瞬の感動の為に戦い、
人々を魅了します。
そんな選手たちの活躍する時間は彼らの人生においてほんの一握り。。。
その後というものがいまでこそちょくちょく上げられるのも見ますが
なかなか一般人が目の当たりにする機会はすくないですね。
選手たちのその後が大変厳しいということが日本にスポーツが普及しない一つの理由に
なっているような気がします。
posted by marlboro | 2007-08-10 02:48


