2009年01月20日
世界最高峰のアイスショー、演出もおシャレで大人っぽく、本当に楽しいです。
全員は書けませんが、思いついたところをまとめます。
小塚崇彦選手
トップバッターで出演。EXナンバーの「ラストダンスは私に」でなく、LPの「ロミオとジュリエット」を演じてくれました。ジャンプで1回転倒がありましたが、来る四大陸・世界選手権にむけての試運転でしょうか。前日はラストダンスだったみたいなので、少しウレシい。演技後、振付を担当する佐藤有香さんと毎度のやりとりがあり、「意気込み」を無理やり語らされていました。相変わらず生真面目ななりとりで。
織田信成選手
EXナンバーの「トスカ」。コンビネーションジャンプはじめ、本気モードでジャンプを入れてきめる大サービスでした。髪をオールバックにして男っぽく、というところですが、小柄なだけにちょっと無理がある気がします。
安藤美姫選手
怪我はすっかりいいようで、得意のサルコーを決め、渾身のボレロ。去年はこのツアーのために新プログラムを用意してましたが、今年はお気に入りとあってこのプログラムで通した模様。元気でなにより。
サーシャ・コーエン
ベートヴェンの「月光」はいつでも競技化OKの様子。コンビネーションなどエレメンツを少し入れ替えればすぐにでもSPに使えそうなプログラム。来季アマチュア復帰に向け、始動している感じがします。
ジェフリー・バトル&ステファン・ランビエル
シークレットで二人で滑るとても贅沢な演出。張り合ったりするしぐさをみせつつ、二人とも楽しそう。窮屈な競技から解放され、本当にのびのび。シングルのプログラムでは、膨張色のためかジェフリーが少しふっくらして見えました。ランビエルはタンゴ。あいたわらずのラテン好きですが、スパニッシュオンリーからすこし解き放たれたのでしょうか。
荒川静香さんはマドンナ、本田武史さんのハナミズキなどおなじみのナンバー満載、佐藤有香、イリヤクーリックなど往年の名選手のパフォーマンスも余すところなく楽しめる、ゴージャスなショーです。特に、群舞のひとつひとつにも手をぃぬくことなく、堪能して帰りました。
posted by harukonomu |23:40 |
EX |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2009年01月13日
彼女のSP演技が終わり、首を捻りました。観衆が固唾を飲んで見守る異常な静けさのなか、やはりやってしまった。手こずっている3回転連続ジャンプ、一つめの着氷が乱れてバランスを崩し、二つめもシングル。二つめは並の選手なら入れられないところ、意地でも跳んでしまうのが彼女らしい。ただ最初の大技の失敗からか後をキッチリこなしたものの固さが目立つ演技でした。前演技者の安藤選手が回転不足を取られながらほぼ会心の演技、しっとりとしたミキティワールドで会場を包みこんでいただけに、対する現世界女王のデキはいま一歩。演技点で上回った印象が無かったので、正直?でした。国内大会の全日本は、採点が上振れするのはよくある現象とはいえ、僅差ながら少し「甘い」と憤りさえ覚えました。いつでも主役たらねばならないとはいえ、大人の配慮が必要なほど、彼女はヤワではないと確信しているからです。
でも翌日、最終滑走のフリー演技を終えた時、周囲の思惑に関係なく、自らを出し切る姿を目の当たりにして、全てを払拭させられました。力強いワルツに乗った、縦にも横にも広く立体感のある演技、 かくも強くありたいと願う彼女の意思が如何無く表れ、鬼気さえ迫る好演でした。鳥肌が立った、思わず立ち上がった、観客の誰もがそう思ったでしょう。得点は意外なほど伸びませんでした。上振れ国内基準らしからぬ厳格な回転判定でトリプルアクセルが二つとも認定されず、フリー2位に甘んじたためです。最も、演技点ではぶっちギリ、その場にいた至福を味わった私もこの日はその採点に異論はありません。回転不足は、これから頂点で戦い続けなければならない彼女への餞かもしれません。彼女の目指す、「バーフェクト」には程遠い演技での優勝。3連覇が嬉しいとコメントしながらも、キスクラではしゃぐタラソワコーチを尻目に彼女は浮かれていませんでした。まだ、自分の理想には遠い!高みを目指す彼女の貪欲な理想へのチャレンジを、私たちは見守り、伝えていくことになるのでしょう。
posted by harukonomu |22:26 |
観戦記 |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2009年01月10日
バタバタしているうちに、観戦からだいぶ経ってしまい、年が変ってしまいました。いよいよバンクーバー五輪まで1年、の2009年を迎えました。以下、SP・LPと観戦した全日本の所感を。
安藤美姫選手
SPは、彼女の今季に賭ける心情がよく表れていました。不本意な昨季を経て、自分らしく演じたい意欲が客席に居ても感じられました。実際、デキも良かったです。演技点で浅田選手に抜かれたのが少し(?)にも思えました。フリーでの渾身の演技を期待していましたが、練習中の事故(ほんの一瞬の出来事でした。危ない、と思った瞬間に大きな衝撃音が響きました!)の影響で、消化不良のまま演技を終えてしまいました。季中のプログラム変更で、ようやく完成形が見られると個人的に楽しみにしていただけに残念、何とか手にした世界選手権のキップを使って、決意を全うして欲しいです。
村主章枝選手
フリーでは、2006年の全日本、伸び盛りの浅田・中野、前年世界で優勝した荒川、獲得ポイントで優る安藤、五輪経験者の恩田を抑えて優勝したあの大会を彷彿させました。この何年かジャンプの安定感に欠き、苦しんでいたのが嘘のように次々とエレメンツを決め、会場を村主ワールドに染め抜いた見事な演技でした。昨年までは華奢で痩せすぎ、の感がありましたが、上半身・下半身とも肉づきがよくなった肉体改造が効いたのかもしれません。安藤選手との衝突の影響も感じさせず、土壇場に強いベテランの復活は、チームジャパンにとっても心強いですね。
鈴木明子選手
今大会のヒロイン、といっても過言ではないでしょう。練習中の衝突事故で異様な雰囲気でスタートとなった最終組のトップ、持てる力を出し切って、会場中を魅了してみせました。その場にいた全員が、心から歓んで思わずスタンディングオベーションをしてしまった、という感じです。SPでは固さからかいつものポージングや表情が冴えず、NHK杯で見せた包み込むようなオーラを発しきれていませんでした。このままでは済むまい、と思う反面正直心配でしたが、まったくの杞憂でした。ルッツの安定感と、会場を一体にした渾身のストレートラインステップで、久々の四大陸大会代表の座を勝ち取ってしまいました。ようやく戻れた世界の舞台、四大陸でノビノビと実力を発揮して欲しいと思います。
中野友加里選手
SPはびっくりのデキ。不調に沈んだNHK杯を見ているだけに、別人の印象でした。指先・つま先まで計算された動き、表情、ジャンプも今季ことごとく回転不足を取られていたのが嘘のようです。但し、真面目にきっちり、という思いの余りか、スピードやキレはさほど感じられない気がしましたから、順位が出てびっくりしました。浅田・安藤に比べて技術的失点が少なかった結果かも知れません。思いの外(?)の首位発進に、フリーでは練習中固い表情が崩れることなく、終始緊張しているようでした。鈴木・村主とスターディングオベーションが続いたなか、重圧が最高潮に達したのも不利に働いたかも。チャレンジ精神旺盛な彼女が3Aを回避し守りに(恐らく世界選手権枠確保の)入ってしまったのも残念でした。らしからぬ・・を連発し残念ながら代表落ち。目指すは五輪のはずなので、来季奮起し、昨年の世界選手権のような素晴らしいあるいはそれ以上の演技を期待しています。
村上佳菜子選手
まだ中学2年生。その幼い身体ゆえ難度の高いジャンプを軽々こなしてしまう部分はありますが、山田門下の新星はそのポテンシャルの高さを如何なく見せつけました。もちろん、私自身もあの可愛らしい笑顔にハートを射抜かれた一人です。14位でジュニアグランプリ1勝の今井 遥選手、全日本には出場できなかったものの、ジュニアグランプリファイナルで2位の健闘を見せた藤澤亮子選手など、層の厚い中学生パワーは頼もしい限りです。
posted by harukonomu |02:36 |
観戦記 |
コメント(2) |
トラックバック(0)