2012年01月23日

スターズオンアイス2012 ~個性いっぱい~

 一番楽しみなアイスショーを今年も観てきた。トッドにカート、ジェフにサーシャの御馴染みのメンバーそれぞれが魅せてくれるショーナンバーはもちろん、メンバーの個性が融合してひとつの世界を作り上げるグループナンバーが大好きだ。今回は、サーシャが少年に扮してカートとトッド両兄貴に絡むプログラムが秀逸だった。アイスショーといえばつい足元ばかりに目が行ってしまうが、空中を飛ぶカイトと風船を小道具に使うことで、立体的で深みのある出し物になったし、なによりサーシャが可愛かった。最近はふっくらと女らしくなってしまったが、その柔軟性で現役時代は中性的な演目も得意だった気がする。意地悪したお兄ちゃんとの追いかけっこ、実はみんな難しいステップ゜を踏んでいるのに、笑いを誘えるその創りこみ。お洒落で気が利いていて、3人の個性がぶつかり合うこれぞエンターテイメント!!と身を乗り出していた。みんな、自分を知り尽くした上での化学反応、たがら惹きつけて離さない。勿論、日本人スケーターも多数参加。敬愛する物スケーターに囲まれて、大いに刺激を受けたろう。
引き算美姫ちゃん
 名古屋で観たばかりだから、ブラックスワンでは重たいなあ、と内心ビクビクしていたら昨季のしっとりエキシナンバー。もっと柔らかな動きが得意な選手はいるけれど、露出の多い衣装やお化粧などのインパクトを落とすだけで、彼女なりのしっとりとした雰囲気を醸し出す。いつも作りこんでいる世界を裏切る、良い意味での「引き算」の効果で芸域に幅が出る。これは自分を判っていないとできない芸当だと思う。
真央は真央
 前日は決まったというフリップーループの3回転3回転ジャンプに挑戦。軸の歪んだフリップを見て、「今日はダメだ」と思ったのに、踏ん張って2回転をつけた意地。シーズン後半に向け、難度を上げたい気持ちが痛いほど伝わった。アラブの王妃を演じようが、舞踏会デビュタントに扮しようが、何色にも染まらない妖精マオ。そういえば国民的と語られるアイドルたちは皆そう。この日も天女さながらジュピターを舞うけど、そこには真央がいるのみ。でも彼女を観ながら、でも表現力がないとは少しも思わない。氷上で唯一無二の存在、それに接するだけで観る側が満たされるからだ。それが彼女の個性。
25歳のロクサーヌ
 これを20歳前に演じていたというのだからやはり驚く。フィニッシュのポーズに射抜かれ、スタンディングオベーションに加わった。タンゴ、ラテンといえば高橋大輔、のイメージを定着させた名作プログラム、実は恥ずかしながらの初見に遠くてサイドを間違えた自分の席を悔やんだりした。初演当時のガツガツとした滑りだったら、勝ち星を重ねてステップアップを続ける勢いとあいまって、観る側は鷲掴みに心を奪い去られていく感覚だったろう。そして今回。滑らかな滑りとなった彼からにじみ出ていたものは、欲望や情熱を内包しながら周囲をも巻き込んでいく包容力。艱難辛苦を乗り越えた彼だからこその味わいだ。大人の、なんて軽く言い放ちたくない。人生そのもの、のスケートだから実感できるエンターテイメントだ。
小塚クンは ジワジワ派?
 困ったな、というのが今季芸術性に覚醒したという彼。崇拝するカートブラウニングとのコラボレーションプロ、楽しそうには踊っていたのだが…。二人で向き合って同じ動きをするお洒落な「ミラー」。カートは彼を引き立てようとしているのに、粋な間合いやタメの作り方にどうしても目がいってしまう。小塚くんも楽しそうについて行ってはいるが、余裕が無く可哀想に思えたのは私だけだろうか。なんか違うなぁ、と思ったのも束の間、咋季のプロは堪能。客席への視線の送り方や、手指の使い方、よくなっているのが歴然。滑りだけ見ていても充足する滑らかさで、別人の如き輝きだった。カートは現役時代から「魅せる」ことのでき、今なら恐らくミスをしても演技点で補える選手だったはず。小塚選手はといえば、やはり、精度の高さで叩き出す技術点に釣られて演技点が上がっていくタイプ。憧れとお手本は違うのかも、というのが実感。備わってしまっている人の真似をしても付け焼刃で、「芸術性」なんて言葉だけに囚われてカラ回りしていないか、少し心配になった。今季の積み重ね効果は出てきているし、にいいところはたくさんあるのだから、もう少し自分の個性に自信を持って、経験とともに「これぞ」というものを備えていけばいのに、という気がする。

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2012年01月16日

ジャパンスーパーチャレンジ2012

 仕事のスケジュールで観覧しにくかったジャパンスーパーチャレンジ。年明けの最終抽選機会で当選し、今回は仕事を振り切って名古屋に行ってきた。
 ジュニア・ノービスの男女チャンピオンにシニアトップが男女4人、2チームに分かれての「盛り上げたモノ」勝ちの勝負。エキシビションナンバーを中心に、観客までが採点に加わるそれは、選手も観る側も小難しいルールから開放されて、結果はともあれ大いに楽しかった。
 ともにグランプリファイナル表彰台を経験し、フレッシュ、とばかりも言えなくなった村上佳菜子・羽生結弦の17歳コンビが皮切り。新春に相応しい、勢いあるところからのスタート。当日朝、名子役がダブルサルコウ跳んでいるのに舌を巻いたが、夕刻にはそのお兄ちゃんがアメリカ仕込みの新プロを披露。同じリンクだけに内容知っている高橋主将が「道具を使う」と、ネタばらしするおとぼけもあった。同じ濱田門下の宮原知子ちゃんも傘を上手に操った。ジュニア・ノービスを制した二人を要するチーム濱田(&岳斗)、充実ぶりが窺える。
 ドリームオンアイス以来の日野龍樹選手の「太陽にほえろ」。ご両親さえリアルに知っている世代ではないだろうに、よくぞという感じ。表情の硬さも個性に映る、彼にもって来いのプログラムはツボにはまった人が多かったろう。
 さすが、だったのは中締めの鈴木明子・町田 樹両選手。鈴木選手がバーレスクで唯一の「お色気路線」で盛り上げれば、マゲで前触れから期待させていた町田選手も特筆ものだった。アランフェス仕事人。氷上で時代劇の世界を演じるだけで面白いのに、ステップもジャンプも秀逸。「盛り上げ」趣旨を十二分に掴んで観衆の心をわし掴みにした。全日本では発揮しきれなかったが、上手くなったなあと実感する。小塚・高橋を食う出来だったから、是非見て欲しかったので放映でダイジェストにならずに安心した。今度は国際試合のエキシビションで大暴れして欲しい。
 トリ前は小塚崇彦選手と安藤美姫さん。製氷をはさんだとは言えインパクト大だった明子バーレスクと美姫スワンに挟まれては、小塚選手は薄味だった印象。単体で観るとカッコいいし上手いのだろうけど、記憶に残りにくいのは私だけだろうか。疲れていて元気がなかったのかもしれない。表彰式の戯れで、同じチームの町田君に斬られていたけど、エンターティナーぶりが備わってきた後輩に、「表現力に悩むのも仕方ないけど、グズグズしてると本当に斬られるよ」と肩を叩いてやりたい心境だった。迷いがあったら、少し重症かも。美姫ちゃんのブラックスワンはひときわ長かったけれど、濃さも随一。明るい曲想ではないけれど、ある意味「盛り上げ」は間違いないところ。初めてだったら、葉加瀬氏ならずとも驚くでしょう。
 トリは高橋大輔・浅田真央の2枚看板。クライシスとジュピターでは少ししんみり終わってしまうなあと思っていたら、大ちゃんはショートを披露。ジャンプはコケコケだったけど、競技プロのサービスならば許す、というところ。コメントで場を和ませてくれるキャプテン、の役割に徹したところか。びっくりしたのは浅田選手の取り入れた3回転フリップー3回転ループのコンビネーション。ここ数年跳んでいなかったのに、見事に着氷。久々のチャレンジに回転数を心配するのは無粋でしょう。前向きで強靭な選手だ。ノーミスできっちり「締めて」、チームを勝利に導いた。

 ほぼ笑いっぱなしの2時間。私の席は遠かったが、客席とのコミュニケーションにも時間を割いていて、正月らしい楽しい「エキシビションマッチ」だった。

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2011年10月11日

受け取ったメッセージ ~安藤美姫inカーニバルオンアイス~

 昼間の競技とは別人がいた。横臥した彼女にスポットが当たった途端、ジワっとオーラが立ちのぼり、 えも言えぬ静寂が会場に充ちる。ブラックスワン、何回か観たプログラムだが、嫉妬や恐怖に身を灼きながら、解放されていくヒロインを演じきる。演技に加えて衣装やメイク、表情に至るまで、存在そのもので観るものをその世界に引きずりこんでくれた。修羅場で足掻き、そこで勝ち残った者のみが得られる凄み。息を飲んで観るうち、疲労さえ覚えた程だ。スタンディングオベーションに加わりながら、涙を禁じ得なかったのは何故か。
 露出の多い衣装では少し刺激的だったが、一転柔らかな表情で会場を温かくした千の風になって、もフルバージョンで。併せて十分近く。長すぎるとは誰も思わなかったはず。ジャンプやスピンの回転数、衣装やメイクの規制など、ルールから解き放たれて総合的な演技者として歩を進めたい。女王のメッセージ、確かに受け止めた。はらはら溢れた涙は、競技者安藤美姫への惜別だったかも知れない。


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2011年09月14日

ファンタジーオンアイス2001IN新潟その2

'女性陣では今井 遥選手から' '
新プロ、ではなかったものの、このオフに精力的にショーに出演。大人しさが消え、 会場を温かくする優しいオーラを纏ってきたような。チーム有香の門を叩いて、和製アリッサの出来上がり、と言うと誉めすぎでしょうか。
鈴木明子さん
 初見の新ショートプログラム、ハンガリアンラブソディ。正統派クラシックのフリー「こうもり序曲」と競技としていいバランスでしょう。彼女としては異例のオフの長期滞米、キャンプの充実が窺えます。崖っぷちの強さは万人の知るところ。持ち前の安定感を今季は取り戻し、ワールドまで駆け上がってほしいもの。
安藤美姫さん
 千の風になって」英語バージョン初見。噂通りのしっとりプログラム。こういうのできる大人になったんだな、と改めて思いました。レクイエムも表題通り鎮魂ですが、こちらの方が感情を抑えて祈りの気持ちを前面に出しています。去年のショートで表現の幅が広がりました。体も硬くて一本調子なところもあるし、でプロとしてはどうかな、と思っていましたが、転向はもうすぐなのかもしれません。
荒川静香さん
 倉木麻衣さんとのコラボと併せて2演目。オリジナルプログラムの衣装がキレイでプロらしいこだわりを感じました。

そして海外勢エリザベータ・タクタミシュワさん
 幼い体つき、なのに視線を投げるなどロシア人らしい早熟性を感じます。あの細い軸ならどんなジャンプも跳べそうな。
アルツール・ガチンスキーさん
 新ワールドメダリスト、つなぎのアクションとか、客席への目配りとか、年齢の割に堂々としている印象。や、どこかで観たような。そうなんです。ちょっと「プル臭」が。撮影したり若い弟子たちを面倒見に忙しく立ち回っていたミーシン師。可愛くて仕方ないようで、フィナーレ後の集合写真撮影に加わるオマケ付きでした。
ジェレミー・アボットさん
 ナハーロ一座とのコラボレーション!咋季ナハーロ振付の演目を。明るい競技リンクではスバニッシュな世界がピンときませんでしたが、ショーのライティングで観ると良作だったのが分かります。ワールド出場ならず、が今更ながら残念でした。
ジョニー・ウィアーさん' '
 一番楽しみにしていました。第一部は哀悼プログラムらしく彼とは思えぬシンプルなもの。拍子抜けしましたが、それだけ真剣に私たち日本を気にかけてくれています。レディガガの第二部プログラムは真骨頂。空港に降り立った時から緑のガガファッション。期待を裏切りません。東京にもっと来て欲しい、のは欲張りでしょうか。
ステファン ランビエールさん
 日本初、世界初と初披露ずくめの二本。後半のコンチェルト、圧巻でした。プロ転向後はジャズやポップスが増えますが、正統プログラムで魅せられるのが彼です。三回転ならまだ余裕で跳ぶし。視線を飛ばされた最前列が羨ましい。衣装の色、は確かにチグハグでした。質感の違いが照明で炙り出されたと言うか?ただ演技は素晴らしかった!

MONKEY MAJIKの出番が少ないなど、演出につけたい注文もありますが、地方ブランドがもったいない、濃い内容のファンタジーオンアイス!毎年は通いきれません。地上波とは言わぬまでもせめて衛星くらい、というのは無理なお願いでしょうか。色んな方に観て欲しいです。

posted by harukonomu |22:45 | EX | コメント(0) | トラックバック(1)
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2011年09月13日

ファンタジーオンアイス2001IN新潟その1

 そそられながらも果たせなかったファンタジーオンアイスへの参戦。あまりの豪華な顔ぶれに、今回ばかりはたまらず、新潟に向かってしまいました。交通費もものともせず、いやそれ以上に価値ある華々しい1日でした。
羽生結弦さん
 ロミオとジュリエット。最初の4回転で背中から落ちた衝撃か、ジャンプがぼろぼろでした。コレオステップも物足りなく、シーズン通してジャンプに左右されそうな予感。ただ体幹のしっかりした男の子らしい体つきになり、氷上でのオーラが出てきました。上げ潮は間違いなし。オープニングやフィナーレでクワドを決めたくて走り回っていたのが可愛かったです。
町田 樹さん
 オープニングで4回転を降りていました。ステファンがジャンプ合戦参加を促したりして、側で「引き回して」貰っている様子が微笑ましい。振付を依頼した師匠との関係がいいのが解りました。その楽しみにしていたフリー。いいドン・キホーテです。華やかさとテンポの調和がよく、弟子も期待に応え、コンビネーションこそ入れないものの4分半のフルをノーミスで滑り切りました。動きはまだ硬さが残っていましたが、居並ぶスターに負けないスタンディングオベーション!

コンビで紹介されて4回転を競ったこの二人、ワールドを競うのでしょうか。いきなり共にネーベルホルンで開幕、というのも楽しみ。チェコの二人にデニステン、フローランと顔ぶれも凄いんです。

現役続行の高橋大輔さん
 オリエンタリックな楽曲は新境地。でも、何でもデキる人だけに意外な印象はなし。静かな曲で、というものの地味さが微塵も無いのは彼らしいバッション故か。フレンズよりしなやかさを増したそれは醸成されてからが楽しみ。スケーティングのスピードアップと3回転-3回転コンビネーションのセカンドジャンプが高くスムーズになって。ボルト除去にリヨン武者修行と、忙しくオフに追い込んだ賜物でしょう。

日本男子選手だけで熱くなってしまいました。!!楽しすぎて入りきりませんのでいったん切ります。

posted by harukonomu |15:57 | EX | コメント(0) | トラックバック(1)
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2011年09月04日

フレンズオンアイス2011

 今年は特に楽しかった!毎年、オリジナリティの高いショーで楽しいが、私ならずとも「“大”好き」はオナカいっぱいの満足感だったろう。
オープニングは仙台のチビっ子スケーターと彼の地にゆかりある荒川・田村・本田・羽生のコラボレーション。震災以降仙台への想いを熱くしている荒川さんらしい幕開けだ。全員でのイーグルは壮観だった。
前半は淡々と演技が進む。もちろん、高橋大輔のショート披露あり、佐藤有香センセの静かな滑りやシェイリーンの大弾けとか、見所満載だったのだが。
第二部いきなりが大ちゃんマンボのコラボレーション!小塚崇彦、鈴木明子、荒川静香、振付本人シェイリーンボーン、巧者が揃ってヒゲで弾ける本人に絡む。難解な筈なのにみんなほぼ正確だ。圧巻のラストは師弟でのストレートラインステップ!呼吸を忘れて手足を弾ませたっけ。名プロの見納めは切ないが、なんと華やかな送別だったことか。
昨年に引き続き田村センセは女装を一本。しかも女目線の「道」で。同じリンクとはいえ振りや仕草はあまりに似せて。硬軟の使い分けができる器用さ、お目にかかる機会が少ないから余計に贅沢。本人とのコミカルな絡みから、最後はベッドイン?のオマケ付き。お腹の皮をよじって笑う。
フィナーレはキスマークをベタベタつけた男子現役勢がクワド合戦。クリーンに決めた結弦に促された高橋選手は四回転フリップ!両足着氷ながら、トゥループを決めた小塚・羽生の両後輩に対抗してみせる。触発されて鈴木明子選手もトリプルトリプルに挑戦!こうもり序曲、カメレンゴ&アッコならではの洗練されたナンバーだったな。チンパン組の愛の夢が鳥肌ものだったとか、お伝えしたいことは限りがありません。1ヶ月ぶりのショーでシーズンの胎動をヒシヒシ感じました。

posted by harukonomu |06:59 | EX | コメント(0) | トラックバック(1)
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2011年07月19日

プリンスアイスワールド 東京最終公演

看板になるはずだった織田さんの怪我で、千秋楽でもちょっと寂しいかなと危惧してアリーナに向かいました。満席ではなかったけど、東伏見というローカルなロケーションが、ほのぼのした雰囲気にはよく合っていました。ふれあいタイムも、ゆっくり周回して下さいましたし。
以下は順不動です。
太田由希奈さん
スパイラル、レイバックスピン、イーグル、イナバウワーだけでお腹いっぱいになりました。ジャンプは全部2回転、のようですが、いいんです。そのポジションの美しさ、滑りの滑らかさでけで。> 
村主千香さん
落下した回あったと聞いて心配していました。そういう眼でみればすこし「モタついた?」みたいなところがあった気もしますが、年々難度は上がっています。気をつけて欲しいですね。エアリアルを出来るのは彼女だけなんで。
本田武史さん
葉加瀬太郎、「情熱大陸」のエンディングテーマ。伸びるイーグルが曲が良く乗ります。トリプルアクセルのステップアウト以外ノーミス。5月公演で負傷されたので心配してましたが、すっかり元気で何よりです。フィナーレは背中に「Pray for 東北」のメッセージTシャツで、故郷に祈りを。元気を送るの、なでしこだけではありませんね。(写真、ありがとうございます)
庄司理紗さん
ホームリンクでのびのび。ドリームでは少し緊張していたのかもしれません。衣装も出来上がったのかな、今日はとても可愛かったです。2A+3Tを難なく跳んでいました。
村上佳菜子さん
確かトリ前に。大人っぽいプログラムをしっとり、ということかもしれませんが、少し元気がなかったような。コンビネーションも3S+2T+2T(恐らく、ですが)だけで。客席にストローハットがお似合いの山田先生を発見!!
羽生結弦さん
前半登場、だったので2本演じてくれると思ったのですが。でも多分新SPです。コンビネーションのセカンドが今日は2回転(と思う)。疲れていそうですが、ふれあいタイムは大人気、最後まで付き合ってくれていました。年齢や志向(ジョニー好き?)の割に、男っぽさが出てきた感じで、ビールマンはどうなのかな、合わなくならないかな、という懸念が・・。
南里康晴さん
サマータイム。トリプルアクセルの両足着氷が残念でしたが、他はノーミス。笑顔満面で、アクセルに入る直前のいくぞっていう笑顔と視線が合ってしまい、思わず射抜かれてしまいました。ラストの決めポーズといい、プロらしい「魅せ方」が備わってきた感じです。カッコよかった。
町田 樹さん
ウワサの 「ロシュフォールの恋人」は上プロです。耳覚えのあるキャラバンから始まらないのが、いいんです。勢いよく始まって、中押しは大人っぽく。トリプルアクセルが相変わらず高く遠くてキレイでしたが、全身をスムーズによく使っていて、一段上がった感じがします。まだ内緒、というフリーも楽しみです。何とかグランプリシリーズに出してあげたいですね。おハダが荒れてて、お疲れですかねえ。
荒川静香さん
演目は横浜公演と同じ。いつも安定してらっしゃいますが、今回は出色に見えました。上半身のフリと、衣装の袖のデザインが合っていてキレイです。大トリの定位置、しばらく続きますね。

プリンスアイスワールドチームで去就のウワサがあるようで、親しいファンの皆さんが大きく湧かせてらっしゃいました。バックフリップ、小林クンが何度も頑張ってました。
朝からあやちゃんやらホマレ姉さんに興奮させられて寝不足だったのですが、ほのぼのあたたかなリンクサイドを楽しませて頂きました。

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2011年07月03日

ドリーム・オン・アイス

あれから一週間も経ってしまいました。真央・大輔の2枚看板を欠く今年のドリーム・オン・アイス。それでも新シーズンを賑わせる面々総出の演技は「夢の一夜」。特に男子若手が元気いっぱい。鬱陶しい陽気を忘れ、しばし酔いしれました。

木原 龍一
チャイコフスキー ピアノコンチェルト。今回「男の子が元気だった」印象が強いショーでしたが、そのインパクトをトップバッターの彼が植え付けてくれた感じです。跳んでは走る、ところはありますが、ジュニアの今はそのスピードを重んじて静観しましょう。
西野 友毬
「Time To Say Goodbye」 。伸びのあるスケーティングや上手なスパイラルに曲が良く合っています。ただ、なぜか危なっかしく見えてしまいます。
>中村 健人
>「eye」「黒い瞳と続く宮本先生の名作ショートプログラムに連なりそうな絶品タンゴ。ステップ巧者の彼にもってこいの構成です。トリプルアクセルが入れば、ぐっと>締まると思います。
大庭 雅
「shall we dance」。とにかく可愛い。でも少し長い気がしました。彼女自身、後半>だいぶ疲れが見えました。
田中 刑事
世界ジュニア2位の大器。踊れるのがよく解ります。ジュニアでは仕方ないとは思う>ものの、ジャンプに入る前の助走が長く感じました。
庄司 理紗
まじめな上にプログラムがまだ馴染んでいないようで、表情が固かったです。最終公演、疲れもあったでしょうか。
村上 大介
スパニッシュの新ショート。 個性に合っています。ショーを通して元気いっぱい、エンディングでは四回転サルコウに挑むなど会場を楽盛り上げていたのが印象的です。
今井 遥
花柄の衣装が可愛がったです。クセのなさに加えて一足早くシニアで揉まれ、ショーにも積極参加したためか「魅せ方」も研かれてき滝がします。
無良 崇人
オープニングでトリプルアクセルをたて続けに二回、で度肝を抜きました。新プログラムはアランフェス。小難しいことは省いてジャンプを見せることたけにこだわる戦略でしょうか。彼ならこれもアリ、です。
村主 章枝
ロックとバッハを切り替える今年のエキシビション。曲調で表情を変える女優魂はさすがです。グランプリにエントリーしていませんね。いよいよナノでしょうか。
神宮Ice Messengers Grace
全日本が別開催になって残念に思ってました。久々に楽しみました。
以下、後半です。
鈴木 明子
ジャケットを脱いで、の二部構成。匂い立つ、とは彼女のようなことでしょう。セクシーなのに品のある上々のプログラムです。若手にないもの、いっぱい持ってます。
羽生 弦結
ロメオ。体幹がしっかりしてよく鍛えたのが窺えます。ロメオはこの年齢ならではの演目で練れてからが楽しみ。少しステップが単調に見えましたが、これからでしょうか。
リード姉弟
キャシーがキレイでした。リフトのポジションがとても良くなったと思います。今年はバタバタせず落ち着いてシーズンを過ごして欲しいです。
高橋成美&マーヴィン・トラン
イマジン、を大人っぽく。ジャンプの安定感やサイドバイサイドの距離感、メダリストに比べるとまだまだ、ですが大事な日本ペア。実際この二年程の伸びには目を見張るものがあり、五輪は何とかならないものか、と重ねて思います。
村上 佳菜子
しっとりとしたシニアらしい演目をという狙いはわかりましたが、まだこなれてはいないですね。素人の印象ながら前傾姿勢が多いのが気になります。
織田 信成
怪我が心配でしたが全く問題ありませんでした。若手のようにプログラム以外ではしゃぐことはありませんでしたが、相変わらずジャンプの着氷がスムーズできっちり滑りきってくれました。ただ、張り切りすぎてまた悪化させたようで・・。回復を祈ります。
タチアナ・ボロソジャル&マキシム・トランコフ
世界銀、はやはり違います。カップルとしては日が浅いとも聞いていましたが、視線とか、二人が離れていてもかもし出せる一体感とか、本当にステキでした。
ステ>ファン ランビエール
来日ありがとう。メッセージを聞いただけでスタンディングオベーションを決めていました。それだけで十分なのに、抜群のコンディショニングで若者の規範を見せ付けてくれました。しかもアンコールのジャンプ大会では日本の若手に交じってクワドチャレンジ・・ありがたすぎです!!
小塚 崇彦
銀メダリストのトリ前演技は持ち越しの白シャツの清楚なプログラム。そして大盛り上がりだったランビエールの後というのもメダリストオンアイスと一緒。顔色が良くないように見え、やや元気がなかったような印象。オープニングとフィナーレのアンコールではホッケー姿で登場。なのでジャンプの輪にも加わらず。ウケ狙いなら少し微妙だったかも。
安藤 美姫  
楽しみにしていたブラックスワン。彼女にピッタリのプログラムで衣装やメークもばっちりでした。5分は確かに長い。でもこの日の主役は彼女。満を持しての大トリ登場は、鳥肌が立つほどの存在感。気持よさそうな女王の前に、ひれ伏す思いでした。


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2011年05月01日

プリンスアイスワールド その1

 南里康晴くん、競技生活お疲れ様でした。会場で声をかけられなかったのでこの場に記します。ゲスト出演やチーム参入は知っていましたが、グループナンバーにも参画とは。二週間前の新横浜目撃談はこのためですね。こんなにジャンプの決まった南里クンに会えたのは久しぶりです。メンバー入りでいつも会えるようになって嬉しいです。また来ます、と本人に向かって宣言した以上、ちょくちょく来ますね。
町田樹くん。人気でした。弾ける君に会うのも楽しい!今季苦労したけど、大きく見える楽しい演技でした。踊れるし、アメリカで大化けしてね。
 鈴木明子さんのステップ、村主章枝姉さんの艶技、太田由希奈さんの美しいドーナツスピン、羽生結弦クンの磨ききのかかってきたスピン、いつもながら迫力のある本田武史センセのトリプルアクセルや荒川静香さんのイナバウアーの眼福。さっきまで解説してた忙しいなか、プロとして本当魅せてくれてます。興業的には高橋・村上の両代表が戻るまではゆとり多しの模様。でも間近で選手の意外な素顔に接する貴重な公演。ほのぼのとした3日までがおすすめです。端席でも楽しみ度は濃厚ですゾ。

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2011年04月11日

心温まるひと時をありがとう「東日本大震災チャリティ演技会」

 東日本大震災チャリティ演技会に行ってきました。開会皮切りの挨拶は発案者の我らが高橋大輔。「スケートで、演技することで力づけたい」「参加して頂いた観客の方にも感謝」と趣旨を説明。照れる、噛む、挨拶の方向を間違う、と堂々としたいつもの演技以上の風格は感じられないものの、彼の人柄や演技会の手作り感が滲み出ていましたっけ。
 一人一人の演技について述べるのは、趣旨に反するかも知れませんが、雰囲気を分かって頂きたく、印象に残ったことを少しだけ触れます。
太田 由希奈さん
トップが彼女、はベスト。心洗われるようなキレイなスケーティング、はんなりと開場を暖かい空気で包んでくれました。
田村 岳斗さん
八戸出身だけに思い入れ一入。トリプルアクセルも決めて、いつも以上にカッコ良いヤマト先生でした。終了間際は息が上がっていたようでしたが、それだけ頑張っていた証拠。募金がてら思わず「一番カッコ良かったです」、と激励してしまいました。
本田 武史さん
ここ何回かのうちで出色のキレ味でした。福島出身。力は入りますね。張り切って挑んだフィナーレのトリプルアクセルは抜けていましたが、個人的にはアンコールをお願いしたかった。御実家が心配だった筈なので、そのあたりを気遣ったご挨拶ができなかったのが心残り。
田中 刑事くん
世界ジュニア2位の好結果を引っさげての参加ながら、ジャンプがすっぽ抜け多し、で残念。踊る心を持っているのはよくわかります。
村元 小月さん
今季は試合に出られなかった彼女。元気にミスなく演技してくれて安心しました。震災経験者のチャリティ演技というより、当方はお休みしていたタレントの復活を楽しみました。「来季こそ頑張って!」と声をかけると明るく大きな笑顔で「ハイ、ありがとうございます!!」、心配無用の様子。
羽生 結弦くん
被災者代表。震災時はスケート靴のまま逃げ出し、避難所暮らしも経験したとか。神奈川に練習の場を得て、ショートプログラムを元気に。エキシビプログラムを短縮した力のこもったアンコールの後、「フツーの暮らしが出来ることの大切さを思い知った。ご支援ありがとうございます」と荒い呼吸ながらも立派にスピーチ。心なしか目が潤んでも見え、此方がジンときてしまいました。目の前の彼に、「大変だけどめげずに頑張って」と、声をかけずにはいられませんでした。
荒川静香
タフです。二日前に避難所訪問をしたはずなのに、誰よりも熱っぽかった。演目アベマリアに、仙台出身として鎮魂や復興などの想いを込め、長いアンコール・トゥーランドットにはその思いの強さが顕れていました。「トンボ帰りでお疲れ様です」と伝えると、「ええ、出来ることは何でもするつもりです。皆さんもヨロシク」とキッパリ。男前な姐さんでした。
高橋 大輔さん
ほぼノーミスのショート。初見のドーナツスピン(目の前で!)を含めてのこの切れ味、私にとっては今季一番でした。アンコールも気を抜かないピアソラのコレオステップ。タメがよく作れていて圧巻でした。世界選手権生観戦が叶わず残念でしたが、これだけで「おなかいっぱい」になりました。大事な調整期間中の演技をありがとう。本人を前にしたチャリティには触れずについ「世界選手権頑張って!!」と競技の話題を。瞳を覗き込んでくれた上での「ありがとうございます、頑張ります!!」にトシを忘れてドキドキしてしまいました。

 ライティングなし、場内アナウンスもシンプル。会場運営など段取りも少しラフ。でもとにかく何か立ち上がらなきゃ、という思いが痛いほど伝わりました。演技終了後 、募金箱を抱えて観客全員を見送ること3時間。ついついこちらの募金額が増えてしまったけど、一人一人と心通わせることのできた温かなショーでした。発案者の大ちゃん、黒子に徹しながらも最後は募金箱抱えて観客に囲まれた賢二先生、出演の皆さん、ステキなチャリティの場を作って下さって、ありがとう!

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