2007年10月31日

シーズンオフ突入の裏で。

約7ヶ月に及ぶながーいシーズンは、ボストンレッドソックスの4連勝にて幕を閉じました。大リーグ挑戦1年目で頂点まで上り詰めた岡島・松坂両選手は、これからも忙しい日々となる事でしょう。
と、全てが終わったその裏舞台で、将来を担う期待の選手らは、様々な地域で依然として毎日の様に試合をしています。今回は各主要ウィンターリーグを簡単に紹介します。

  • ハワイウィンターリーグ

期間:9月29日~11月19日
参加チーム数:4
最後に2チームによるチャンピオンゲームが行われます。
アジアチーム、アメリカチームに分けたオールスターも開催されます。
日本人選手が多数参加しており、過去に参加した選手は将来大物になると言われています。イチロー・新庄・井口・城島などなど、多数の有名選手が若い頃にここで修行を積みました。ブルージェイズからも、あと2~3年でメジャーに上がるであろう選手を送り込んでいます。同時にトレーナーも去年は参加していました。

  • カリビアンリーグ

期間:参加国により多少異なるが10月前半~年末
参加チーム数:ドミニカ6、ベネズエラ8、メキシコ8、プエルトリコ0(今年は資金難により不参加)
国内でリーグ戦を行い、各国勝者がラテンアメリカNO1を決めるカリビアンシリーズに参加(翌年2月に開催)。
このリーグの特徴としては、若手もいれば、ベテランメジャーリーガーもいるところ(レッドソックスのオルティスも少し休みを取って、ドミニカのリーグに参加するはずです)。どの様に人選をしているのか不明ですが、今年ダブルデイズにいた6軍レベルの野手が、メジャーリーグ投手と対戦、何て事も実際に起こっている訳です。ダブルデイズで一時期抑えをしていたベネズエラ出身の選手は、シーズン中の新聞取材で「冬の間に沢山のメジャーリーガーと対戦したから常に自信はある」と語っていました。復帰を目指す野茂投手もベネズエラのリーグに参加していますね。

  • アリゾナフォールリーグ

期間:10月9日~11月15日
参加チーム数:6+アメリカ・中国代表
どこか1チームにメジャーチーム傘下の選手を数名を在籍させるようになっています。例えば、ブルージェイズの選手はスコッツデール・スコーピオンズというチームに在籍しており、残りの他5チームにブルージェイズの選手はいません。今シーズン短期間のみ、もしくは来年開幕メジャーにいそうな選手が多く参加している事からハワイウィンターリーグよりレベルは上と言えます。アメリカ代表と中国代表チームが共に10試合弱参戦しており、これらは親善試合として扱われずリーグ戦の成績に影響します。
5月28日の日記後半で紹介したデビルレイズのロンゴリア(Evan Longoria)はこのリーグにスコーピオンズの選手として参加していると同時に、アメリカ代表選手にも選出されています。ですので、代表チームが召集された今月後半からは代表優先でこのリーグに参戦し、来月から台湾で始まる国際野球連盟W杯出場のために、近々リーグから離れるはずです。

とこの様に、表舞台の裏では将来有望株育成が毎年行われているんです。日本では九州で行われるフェニックスリーグが同じ様な感じでしょう。カリビアンリーグはラテン地域では裏というより、これからシーズン開幕って感じでしょうね。アリゾナフォールリーグを観に行こうかちょっと考え中ー。

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posted by harukijapanese1 |11:26 | 基礎 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年10月27日

現役引退選手の行く先。

前回の日記と同じ様な始まりですが、オフシーズンに突入したチームがほとんどの現在、日米共に来季の選手の契約状況、コーチングスタッフ陣の発表がネット上で確認できます。そこで一つ、自分としては非常に「気になる」事が起こりました。
それはソフトバンクホークス田之上選手の現役引退、そして「2軍コンディショニング補佐」に就任、というニュース。先に田之上の経歴をお伝えしますと、1989年にドラフト外で当時のダイエーに入団、2001年には最高勝率を獲得するなど、18年間ホークス一筋活躍された投手です。今回の引退発表後は即現場入りし、現在行われている秋季キャンプから早速指導を開始しているとの事。
日本と米国プロ野球界のシステム上、日本では現役引退選手が1軍2軍に関わらず、即コーチングスタッフに入閣する事は多々あります。一方米国では、メジャーリーガーを止めコーチに転向後も、マイナーの下のレベルから再びメジャーを目指す事になります。
日米どっちの方が良いか?と言う話以前に、米国には7軍程度まで下部組織が存在するからこの様になる訳でして、逆に言えば日本には2つのレベルのみなので、引退後再びトップレベルでコーチとしてやれる、という単純な感じだと思います。

ただここからが本題でして、コーチ、コーチと言っても、野球技術指導とは別物の「コンディショニングコーチ(チームによってはストレングスコーチ、トレーニングコーチと、呼び方は異なる)」は、現役を引退した選手が就任するのには「???」が付きます。元選手がやるのがオカシイと言っているのではなく、やるのがオカシイと言う事です。特に、その仕事がしたくて大学に通って現場で経験を積んで、という過程を数年かけてした人ら(自分を含む)にとっては、何となくしっくりこないはずです。
確かに、このトレーニング・コンディショニングという部門には、多少の決まり事、研究により証明された一般知識が存在しますが、大雑把に言って、怪我無く、選手の状態を維持、発達、そして結果が付いてくれば、どんなタイプのトレーニングをしてもそれで仕事が成立してしまいます。パワーをつけるなら、ダンベルを出来るだけ早く爆発的に動かせ、という理論もあれば、常にコントロールしながらできるだけゆっくり持ち上げろ、という理論もあります。理論は何百と存在するが故に、鍼灸師や医者の様に国家で定められた免許は有りませんし、学校に行かずとも、ある程度勉強すれば取れてしまう資格は多いです。よって、引退した選手がコンディショニングコーチにはすぐになれても、トレーナー、理学療法士、チームドクターにはすぐなれません。
何が言いたいのかと言えば、日本ではまだまだ馴染みが薄く、トレーナーと勘違いされやすいこの分野の知名度向上、成長、地位確立の為、もうちょっと時間を置いてから就任して欲しかったなー、が本心です。選手と深く関わるため人間性は非常に大事だし、長年の就労が可能なため人の入れ替わりが非常に少なく、選手になるよりも狭き門であるが故、一般公募せず、知り合いやら、俗に言う「コネ」やらで新任探しをするのが普通だと聞いた事があります。今回の田之上選手の場合も、18年もホークスにつくし活躍してきた選手だし、球団側も彼の性格と人柄を完全に把握しているがための決定と予想しますが、んー、なんかなぁー。
ただ、コンディショニング補佐との事なので、これから色々学んでくださいという意味もあるでしょう。
ただし、田之上選手が現役中に選手生活そっちのけで、めちゃくちゃ勉強してて今回の就任に至る、と言う事でしたら、それはそれで意見して申し訳ありません、としか言えませんけどね…。

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posted by harukijapanese1 |13:28 | 出来事 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2007年10月23日

NYヤンキースや読売巨人の監督は大変。

アメリカでは(オカシナ呼び名の)ワールドシリーズが、日本では日本シリーズがもうすぐ開催しますが、これらに関係ない球団は来季に向け着々とスタッフの人選が行われています。悪い結果を残してしまったチームは、監督のみならず、コーチ陣にも解雇や降格の処分が下され、球団関係者も非常に忙しい時期でしょう。

そこで気になったのが、ヤンキースの名将ジョー・トーリ監督の辞任。確か12年の監督生活で12度ヤンキースをプレーオフ出場に導いています。素晴らしいじゃないですか!と思っていたら、結局は「ワールドシリーズ制覇12回」って訳じゃなく、ここ最近はリーグ優勝すら(?)していないので、チーム側からは減給単年契約で出来高付きのご提示。結果として彼に対する評価は下がってる事になりますが、30球団存在するメジャーで8チームのみがプレーオフ進出可能で、さらにプレーオフ出場にご縁の無いチームもある中、これは厳しいって思うのは自分だけでしょうか?

自分のいたマイナーチームとは、比べてしまっては悪い位、責任やら重圧の比が違うとは思いますが、我がダブルデイズの監督デニス・ホンバーグは就任後6年間で6度プレーオフ出場。地元アーバーンで彼を知らないファンはいませんし、その功績を称えられ、球場に隣接する選手、関係者用駐車場の道は「Holmberg Way」と彼の苗字が道の名前になったくらいです。今年を除き、過去5年は頂点に立てず、プレーオフの途中で敗退しています。だからと言って過去に、監督を変えようなんて話は無かったはずですし、むしろこれからもずっと続けて欲しいと最大の評価を受けています。
ま、要するに、ヤンキースの監督ってワールドチャンピオンに成り続けないとダメなんだなと、大変な職だなと、思ってしまう訳です。同じ様に、読売巨人もリーグ1位通過したのに、クライマックスシリーズという「運」も大事な勝利要素に入る短期決戦で敗退してしまったが為に、「よくやった」という声より、どこが悪かった、誰がブレーキ、今後誰が必要、って状態です。
ペナントレースの結果は監督の責任ですが、短期決戦も同じ様に扱ってしまうのは酷な様な…。一般企業と違う、多くの注目を集めるプロスポーツの世界ですら、これぐらい当たり前なんですかねー。でも予算と歴史のあるチームをトップに仕立て上げるのは、頭の毛が自然に抜け落ちる程の作業でしょうね。

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posted by harukijapanese1 |15:48 | 出来事 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2007年10月14日

ファンクショナルトレーニング

日本にいてもアメリカにいても、本屋さんに行けば必ずと言って良いほど「健康・フィットネス・スポーツ」等のセクションに向かい、題名を吟味しながら立ち読みをします。そこで日米の違いとして、トレーニング関連の本の「幅」がアメリカの方が非常に広いと感じます。要するに、様々な種類のトレーニング法が紹介されており、健康意識、体の見た目重視、女性の運動率は(自分で勝手に本屋さんのみで決めてしまうと)アメリカが先を行っていると言えます。
なかでも「ファンクショナルトレーニング(Functional Training)」系が増えている様な気がしますが、ファンクショナルトレーニングってどこまでがそれにあたるのでしょうか?人によって定義は様々でしょうが、一言で言ってしまえば、「身体機能を高める」トレーニングと言えますけど、普通のウェイトトレーニングでも身体機能は高められます。ただそうではなく、どちらかと言えばバランスボールやゴムバンドを使ったバランス重視のトレーニングがファンクショナルと言われている様です。ここで言うバランスボールとは、大きさは様々ですが直径50センチ程度のゴムでできたボールの事を指します。スイスボールとかスタビリティーボールとも呼ばれています。

さて、当たり前ですが筋肉は大きければ大きいほど良い訳は無く、前と後(例えば腹筋と背筋)のバランスが良ければ、本来体が持つ機能を十二分に発揮できるという解釈です。バランスが悪ければ、バランスボールを使ったトレーニングを普通に行うことはできませんし、両足を床から離しボールにまたがる事もできません。前面の腹筋が非常に強く、後ろの背筋が弱ければ腰痛を引き起こしますし、前面の胸筋が非常に発達し、後ろの背筋が小さければ自然と両肩が前に引き出され背中は丸まってしまいます。
こういった体のチグハグな部分を、オイルをさされ錆がなくなった歯車の様にスムーズにする事により、効率良く体から力が発揮できる仕組みです。怪我の予防にもつながります。
したがってスポーツパフォーマンスのみならず、これからの健康維持にも重要な役割を果たしてくれるのがファンクショナルトレーニングの特徴でもあります。何て言うんですかね、スポーツシーンを例に簡単に言ってしまえば、大リーガーの平均身長と体重を大きく下回るイチロー選手が、どの外野手よりも強くて速い送球を遠くから投げられる、そういう事を可能にしてくれる感じです。

以上、最近書く事が少ない日記でした。

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posted by harukijapanese1 |09:31 | 基礎 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年10月09日

優勝祝賀会?

ダブルデイズがリーグ優勝したのはもう当の昔?の話ですが、まだ本拠地のあるニューヨーク州アーバーン市ではそれに関するイベントが行われているそうです。まず始めにですが、選手も監督もコーチも、誰も現地にいません。いるのはマスコットぐらいです。それでも、優勝記念セレモニーが市役所前で開かれれば、ファンが集結し、地元テレビ局に加え新聞記者達がインタビューをしていきます。こちらでその模様がご覧になれます。優勝の瞬間もチラッと見れますが、一人だけ短パンでいるのが自分です。探してみてください。
セレモニーは先月の話ですが、今月も引き続き優勝カップがアーバーン市内のレストランやショップに飾られ、マスコットと一緒に写真が撮れるそうです。興味のある方は是非行って見てください(そして実行した人はここに必ず書き込み願いします!そんな人はいないと思いますが…)。チームでは、優勝を記念してチームメンバーの名前入りのTシャツやパーカーが作製、販売されており、いくら小さなチームでもこんなところはやっぱりプロチームだな、と思います。

話し変わって、先週土曜にフロリダで行われていたインストラクショナルリーグ(秋季キャンプの様なもの)が終了しました。これで正式に今年のブルージェイズとしての行事は終了しました。あとはチーム側からの派遣ですが、選手個人でハワイウィンターリーグや、アリゾナフォールリーグに参加します。一方、ラテンの国々ではこれからウィンターリーグが始まり、年明けの1月に行われるカリビアンシリーズでラテンのチャンピオンを決定します。毎年、ドミニカ、ベネズエラ、メキシコ、プエルトリコの4カ国参加ですが、今年のプエルトリコは予算不足らしく不参加となりました。ちなみに、日本人メジャーリーガーのパイオニア野茂選手はベネズエラのカラカスという街にあるチームに参加します。自分がトレーニングさせてた選手も同じチームでプレーします。自分としては、冬の間は試合よりも集中的にトレーニングに励んで欲しいんですけどね。そいつは去年のウィンターリーグで肘を怪我して、今シーズンの半分はリハビリに費やしてましたから…。
20071010-00.jpg


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posted by harukijapanese1 |04:25 | 出来事 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年10月04日

サプリメント。

前回は「筋肉増強剤」と、わるーい内容でしたが、今回はサプリメントについて書いていきます。まず、サプリメントと言われて何を思い浮かべますか?筋トレ好きならプロテイン。美容に気を使っている人ならビタミンってとこでしょうか。とりあえず、シーズンを通してマイナーの選手を見てきて、プロテインが1番頻繁に飲まれているのは明らかでした。
20071005-00.JPG補足ですが、プロテインとは要するに「たんぱく質」の英語訳でして、ここで言う「プロテイン」とは、粉末状の味付けされたプロテインを、水や牛乳で溶かしてシェイク状にして飲む物を指します。日本だったら、ウィダーとかザバスっていうメーカーさんが有名所だと思います。こちらアメリカには栄養剤類の物を専門に扱うお店が、どこのモールにも入っているぐらいで、サプリメントの需要はかなり高いと言えます。ですので、プロテインを作っているメーカー、そしてそれらの種類は非常に豊富です。
ここで問題になるのが「どのプロテインを摂るか」という事ですが、メジャーリーガーでもマイナーリーガーでも、お店で売られているプロテインなら何を選んでもOK「ではない」のです。実際、お店で売られているぐらいですから何を選んでも問題無いはずですが、万が一ドラッグテストに引っかかってしまった場合、言い訳無用で出場停止処分です。ですので、そういった問題を未然に防ぐため、メジャーリーグ機構はEASというサプリメント会社をメジャーリーグ承認にしており、そこの商品なら確実に問題ないとしています。自分がチームにいた時に、ウェイトルームの掲示板にはEASの商品リストを貼っていましたし、選手がEAS社でないプロテインを飲んでいた場合、飲むのを止めろとまでは言いませんでしたが「EASの物なら心配は無いよ」と推薦はしていました。実際、EAS以外にもCytoSportという会社が数校の有名大学で承認されている「Muscle Milk」という商品を出しており、大学時代から引き続きこれを飲んでいる選手が1番多かったですけどね。これはメジャーリーグ承認ではありませんが、問題は無いと言われています。
とにかく、サプリメントは摂る前に確認する事が重要で、メジャーリーグレベルでトップに位置する選手なら「このサプリメントを摂りたんだけど、薬物協会に確認して」と球団に調査を求める事は出来ると思いますが、マイナーレベルだとそうもいきません。さらに日本人選手が日本から持ち込んだ風邪薬などでもドラッグテストに引っかかってしまう可能性があるらしく、日本の物なので調査もしづらい(もしくはしない)為、仕方なく不慣れなアメリカの商品に切り替えた、なんて話も耳にしました。
そんなややこしいなら何も摂らなければいいじゃないか、という意見も聞こえてきそうですが、成長、発達、疲労回復などの為に、今やサプリメントの摂取は必要不可欠な時代です。自分も試しにサプリメントを使用していた時期がありました。短期間でしたので、ハッキリとした効果は現れませんでしたが、しっかりトレーニングした後に摂る事によって「充実したトレーニングだった」と勝手に思ってしまう、そんな効果(副作用?)もある気がします。精神面にも有効、みたいな…。


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posted by harukijapanese1 |14:38 | 基礎 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2007年10月01日

筋力増強剤。

前回の日記は「まとめ」としておきながらも、まったくまとまっていませんでした…。何はともあれ、いよいよ10月に入り、日本野球もアメリカ野球もプレーオフに突入間近です。一方、シーズンを一足先に終えた自分は、今後日記でストレングス、コンディショニング等の細かな話題を自分の意見を交えつつ書いていこうと思います。別に企画物でも何でもないので、話題は思い付きで書いていきます。順序は気にしないでください。

20071002-00.JPG早速ですが、初回は「栄養」についてです。いくら質の良いトレーニングもしても、この栄養面が偏っていると筋肉や骨の成長が妨げられるのは確かです。逆に、栄養面だけがしっかりしていても、太る人もいますし、思ったような体力向上には繋がらない場合もあります。まー、自分は専門家でもない、栄養学のような勉強は大してしていない、それ類の資格も持っていない身です。これ以上はつっこめません。ですが、アメリカでは栄養面に関する話題が多いので、そちらの話をしてみます。
まず大リーグと栄養をつなげると、「ステロイド」って言葉が頭に浮かぶのは自分だけではないはずです。最近は「HGH(人成長ホルモン)」なんていう、アメリカ野球が定めたドラッグテストでは見出せないものも頻繁に聞かれます。ステロイド漬けだったかどうか真実は謎ですが、有名どころで(アメリカの)通算本塁打記録を更新したバリー・ボンズやすでに引退したホームラン打者らが、日常的に使用していたと疑われていますね。現役復帰したロジャー・クレメンスも使っていた、とあるチームメイトは確信していました。冬の間も試合を行うあるラテンの国では、ウィンターリーグ中にあるコーチがステロイドを「配っていた」という事実もあるほどです。これほどに浸透してしまっている理由として、筋肉の発達が素早く、多く得られる事が挙げられますが、逆に副作用的なものもあります。まずウェイトトレーニングをすると、筋肉だけでなく骨、筋肉と骨をつなぐ腱、骨と骨をつなぐ靭帯などなど、様々な部分が使われると同時に鍛えられていきます。しかし、ストロイドは基本的には筋肉「のみ」を発達させる物質だそうで、大きく強くなった筋肉の力に、元と変わらぬ強度でそれを支えていた腱や靭帯が耐えられなくなり、怪我が起こる仕組みです。なので、ステロイドを使用していたんじゃないかと疑われている選手のほとんどが、長期離脱するぐらいの大きな怪我を経験してる、とも考えられます。
ステロイドは「Performance Enhancing Substance(運動能力向上薬)」の部類に入り、「Drug(ここでは麻薬等の意味)」とは別の類で、違反に対する取締りは依然として非常に厳しいものですが、多少の違いはあります。前者の場合は初回の違反で50試合出場停止、2回目で100試合、3回目で永久追放となります。後者は、初回の違反で薬を止めさせる手助けをする治療プログラムに入れられ、2回以降から前者と同じ処置が取られます。この決まりができてから、まだ永久追放者はいないはずですが、今シーズンに100試合出場停止処分を受けた選手が1人いました。
選手らはドラッグテストを受けさせられるわけですが、これに伴い、日常で摂るサプリメント選びも過去に比べて重要になってきました。次回はドラッグテストとサプリメントの話を続けてしようと思います。

写真:メジャーとマイナーリーグ共通の薬物使用予防と治療プログラムの冊子。


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posted by harukijapanese1 |07:40 | 基礎 | コメント(0) | トラックバック(0)
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