2007年10月31日
約7ヶ月に及ぶながーいシーズンは、ボストンレッドソックスの4連勝にて幕を閉じました。大リーグ挑戦1年目で頂点まで上り詰めた岡島・松坂両選手は、これからも忙しい日々となる事でしょう。
と、全てが終わったその裏舞台で、将来を担う期待の選手らは、様々な地域で依然として毎日の様に試合をしています。今回は各主要ウィンターリーグを簡単に紹介します。
期間:9月29日~11月19日
参加チーム数:4
最後に2チームによるチャンピオンゲームが行われます。
アジアチーム、アメリカチームに分けたオールスターも開催されます。
日本人選手が多数参加しており、過去に参加した選手は将来大物になると言われています。イチロー・新庄・井口・城島などなど、多数の有名選手が若い頃にここで修行を積みました。ブルージェイズからも、あと2~3年でメジャーに上がるであろう選手を送り込んでいます。同時にトレーナーも去年は参加していました。
期間:参加国により多少異なるが10月前半~年末
参加チーム数:ドミニカ6、ベネズエラ8、メキシコ8、プエルトリコ0(今年は資金難により不参加)
国内でリーグ戦を行い、各国勝者がラテンアメリカNO1を決めるカリビアンシリーズに参加(翌年2月に開催)。
このリーグの特徴としては、若手もいれば、ベテランメジャーリーガーもいるところ(レッドソックスのオルティスも少し休みを取って、ドミニカのリーグに参加するはずです)。どの様に人選をしているのか不明ですが、今年ダブルデイズにいた6軍レベルの野手が、メジャーリーグ投手と対戦、何て事も実際に起こっている訳です。ダブルデイズで一時期抑えをしていたベネズエラ出身の選手は、シーズン中の新聞取材で「冬の間に沢山のメジャーリーガーと対戦したから常に自信はある」と語っていました。復帰を目指す野茂投手もベネズエラのリーグに参加していますね。
期間:10月9日~11月15日
参加チーム数:6+アメリカ・中国代表
どこか1チームにメジャーチーム傘下の選手を数名を在籍させるようになっています。例えば、ブルージェイズの選手はスコッツデール・スコーピオンズというチームに在籍しており、残りの他5チームにブルージェイズの選手はいません。今シーズン短期間のみ、もしくは来年開幕メジャーにいそうな選手が多く参加している事からハワイウィンターリーグよりレベルは上と言えます。アメリカ代表と中国代表チームが共に10試合弱参戦しており、これらは親善試合として扱われずリーグ戦の成績に影響します。
5月28日の日記後半で紹介したデビルレイズのロンゴリア(Evan Longoria)はこのリーグにスコーピオンズの選手として参加していると同時に、アメリカ代表選手にも選出されています。ですので、代表チームが召集された今月後半からは代表優先でこのリーグに参戦し、来月から台湾で始まる国際野球連盟W杯出場のために、近々リーグから離れるはずです。
とこの様に、表舞台の裏では将来有望株育成が毎年行われているんです。日本では九州で行われるフェニックスリーグが同じ様な感じでしょう。カリビアンリーグはラテン地域では裏というより、これからシーズン開幕って感じでしょうね。アリゾナフォールリーグを観に行こうかちょっと考え中ー。
posted by harukijapanese1 |11:26 |
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2007年10月14日
日本にいてもアメリカにいても、本屋さんに行けば必ずと言って良いほど「健康・フィットネス・スポーツ」等のセクションに向かい、題名を吟味しながら立ち読みをします。そこで日米の違いとして、トレーニング関連の本の「幅」がアメリカの方が非常に広いと感じます。要するに、様々な種類のトレーニング法が紹介されており、健康意識、体の見た目重視、女性の運動率は(自分で勝手に本屋さんのみで決めてしまうと)アメリカが先を行っていると言えます。
なかでも「ファンクショナルトレーニング(Functional Training)」系が増えている様な気がしますが、ファンクショナルトレーニングってどこまでがそれにあたるのでしょうか?人によって定義は様々でしょうが、一言で言ってしまえば、「身体機能を高める」トレーニングと言えますけど、普通のウェイトトレーニングでも身体機能は高められます。ただそうではなく、どちらかと言えばバランスボールやゴムバンドを使ったバランス重視のトレーニングがファンクショナルと言われている様です。ここで言うバランスボールとは、大きさは様々ですが直径50センチ程度のゴムでできたボールの事を指します。スイスボールとかスタビリティーボールとも呼ばれています。
さて、当たり前ですが筋肉は大きければ大きいほど良い訳は無く、前と後(例えば腹筋と背筋)のバランスが良ければ、本来体が持つ機能を十二分に発揮できるという解釈です。バランスが悪ければ、バランスボールを使ったトレーニングを普通に行うことはできませんし、両足を床から離しボールにまたがる事もできません。前面の腹筋が非常に強く、後ろの背筋が弱ければ腰痛を引き起こしますし、前面の胸筋が非常に発達し、後ろの背筋が小さければ自然と両肩が前に引き出され背中は丸まってしまいます。
こういった体のチグハグな部分を、オイルをさされ錆がなくなった歯車の様にスムーズにする事により、効率良く体から力が発揮できる仕組みです。怪我の予防にもつながります。
したがってスポーツパフォーマンスのみならず、これからの健康維持にも重要な役割を果たしてくれるのがファンクショナルトレーニングの特徴でもあります。何て言うんですかね、スポーツシーンを例に簡単に言ってしまえば、大リーガーの平均身長と体重を大きく下回るイチロー選手が、どの外野手よりも強くて速い送球を遠くから投げられる、そういう事を可能にしてくれる感じです。
以上、最近書く事が少ない日記でした。
posted by harukijapanese1 |09:31 |
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2007年10月04日
前回は「筋肉増強剤」と、わるーい内容でしたが、今回はサプリメントについて書いていきます。まず、サプリメントと言われて何を思い浮かべますか?筋トレ好きならプロテイン。美容に気を使っている人ならビタミンってとこでしょうか。とりあえず、シーズンを通してマイナーの選手を見てきて、プロテインが1番頻繁に飲まれているのは明らかでした。
補足ですが、プロテインとは要するに「たんぱく質」の英語訳でして、ここで言う「プロテイン」とは、粉末状の味付けされたプロテインを、水や牛乳で溶かしてシェイク状にして飲む物を指します。日本だったら、ウィダーとかザバスっていうメーカーさんが有名所だと思います。こちらアメリカには栄養剤類の物を専門に扱うお店が、どこのモールにも入っているぐらいで、サプリメントの需要はかなり高いと言えます。ですので、プロテインを作っているメーカー、そしてそれらの種類は非常に豊富です。
ここで問題になるのが「どのプロテインを摂るか」という事ですが、メジャーリーガーでもマイナーリーガーでも、お店で売られているプロテインなら何を選んでもOK「ではない」のです。実際、お店で売られているぐらいですから何を選んでも問題無いはずですが、万が一ドラッグテストに引っかかってしまった場合、言い訳無用で出場停止処分です。ですので、そういった問題を未然に防ぐため、メジャーリーグ機構はEASというサプリメント会社をメジャーリーグ承認にしており、そこの商品なら確実に問題ないとしています。自分がチームにいた時に、ウェイトルームの掲示板にはEASの商品リストを貼っていましたし、選手がEAS社でないプロテインを飲んでいた場合、飲むのを止めろとまでは言いませんでしたが「EASの物なら心配は無いよ」と推薦はしていました。実際、EAS以外にもCytoSportという会社が数校の有名大学で承認されている「Muscle Milk」という商品を出しており、大学時代から引き続きこれを飲んでいる選手が1番多かったですけどね。これはメジャーリーグ承認ではありませんが、問題は無いと言われています。
とにかく、サプリメントは摂る前に確認する事が重要で、メジャーリーグレベルでトップに位置する選手なら「このサプリメントを摂りたんだけど、薬物協会に確認して」と球団に調査を求める事は出来ると思いますが、マイナーレベルだとそうもいきません。さらに日本人選手が日本から持ち込んだ風邪薬などでもドラッグテストに引っかかってしまう可能性があるらしく、日本の物なので調査もしづらい(もしくはしない)為、仕方なく不慣れなアメリカの商品に切り替えた、なんて話も耳にしました。
そんなややこしいなら何も摂らなければいいじゃないか、という意見も聞こえてきそうですが、成長、発達、疲労回復などの為に、今やサプリメントの摂取は必要不可欠な時代です。自分も試しにサプリメントを使用していた時期がありました。短期間でしたので、ハッキリとした効果は現れませんでしたが、しっかりトレーニングした後に摂る事によって「充実したトレーニングだった」と勝手に思ってしまう、そんな効果(副作用?)もある気がします。精神面にも有効、みたいな…。
posted by harukijapanese1 |14:38 |
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2007年10月01日
前回の日記は「まとめ」としておきながらも、まったくまとまっていませんでした…。何はともあれ、いよいよ10月に入り、日本野球もアメリカ野球もプレーオフに突入間近です。一方、シーズンを一足先に終えた自分は、今後日記でストレングス、コンディショニング等の細かな話題を自分の意見を交えつつ書いていこうと思います。別に企画物でも何でもないので、話題は思い付きで書いていきます。順序は気にしないでください。
早速ですが、初回は「栄養」についてです。いくら質の良いトレーニングもしても、この栄養面が偏っていると筋肉や骨の成長が妨げられるのは確かです。逆に、栄養面だけがしっかりしていても、太る人もいますし、思ったような体力向上には繋がらない場合もあります。まー、自分は専門家でもない、栄養学のような勉強は大してしていない、それ類の資格も持っていない身です。これ以上はつっこめません。ですが、アメリカでは栄養面に関する話題が多いので、そちらの話をしてみます。
まず大リーグと栄養をつなげると、「ステロイド」って言葉が頭に浮かぶのは自分だけではないはずです。最近は「HGH(人成長ホルモン)」なんていう、アメリカ野球が定めたドラッグテストでは見出せないものも頻繁に聞かれます。ステロイド漬けだったかどうか真実は謎ですが、有名どころで(アメリカの)通算本塁打記録を更新したバリー・ボンズやすでに引退したホームラン打者らが、日常的に使用していたと疑われていますね。現役復帰したロジャー・クレメンスも使っていた、とあるチームメイトは確信していました。冬の間も試合を行うあるラテンの国では、ウィンターリーグ中にあるコーチがステロイドを「配っていた」という事実もあるほどです。これほどに浸透してしまっている理由として、筋肉の発達が素早く、多く得られる事が挙げられますが、逆に副作用的なものもあります。まずウェイトトレーニングをすると、筋肉だけでなく骨、筋肉と骨をつなぐ腱、骨と骨をつなぐ靭帯などなど、様々な部分が使われると同時に鍛えられていきます。しかし、ストロイドは基本的には筋肉「のみ」を発達させる物質だそうで、大きく強くなった筋肉の力に、元と変わらぬ強度でそれを支えていた腱や靭帯が耐えられなくなり、怪我が起こる仕組みです。なので、ステロイドを使用していたんじゃないかと疑われている選手のほとんどが、長期離脱するぐらいの大きな怪我を経験してる、とも考えられます。
ステロイドは「Performance Enhancing Substance(運動能力向上薬)」の部類に入り、「Drug(ここでは麻薬等の意味)」とは別の類で、違反に対する取締りは依然として非常に厳しいものですが、多少の違いはあります。前者の場合は初回の違反で50試合出場停止、2回目で100試合、3回目で永久追放となります。後者は、初回の違反で薬を止めさせる手助けをする治療プログラムに入れられ、2回以降から前者と同じ処置が取られます。この決まりができてから、まだ永久追放者はいないはずですが、今シーズンに100試合出場停止処分を受けた選手が1人いました。
選手らはドラッグテストを受けさせられるわけですが、これに伴い、日常で摂るサプリメント選びも過去に比べて重要になってきました。次回はドラッグテストとサプリメントの話を続けてしようと思います。
写真:メジャーとマイナーリーグ共通の薬物使用予防と治療プログラムの冊子。
posted by harukijapanese1 |07:40 |
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2007年09月27日
シーズン中と比べると、オフシーズンの現在は時間が流れるのが非常に遅く感じます。ほぼ毎日(そんなに早くない)朝から夜中まで野球に関わり、長い時間をかけて敵地に向かって、勝てば嬉しい、負ければ悔しい、大逆転負けでもすれば倍に疲れる、そんな生活との「ギャップ」がはっきりと感じ取れます。3月中のスプリングトレーニングには少ししか参加していないので、実質6ヶ月弱の期間でしたが、ストレングスコーチになってから半年経ったとはとても思えないくらい、時間が過ぎていくのは早かったです。
とりあえず今は、貴重な体験ができ、いい経験を積めたと言えます。しかしまだまだ知らない事が多いので、ほかのレベルのマイナーチームでもやりたいし、ブルージェイズでない他チームのマイナーチームで働くってのも有りだと思います。そうやって同じシステムから抜け出す事で、更に色々と学び、新たな発見があるのだと思います。 それが良いか悪いかはわかりませんが、自分は大学時代も1つの場所に留まらず、他校への編入もしましたし、いくつかのインターンシップも経験してきました。飽きっぽいのかもしれません。
でも書きながら思ったんですが、またダブルデイズで、もしくは1つか2つ上のマイナーレベルで、今年1シーズン共に過ごした良く知っている選手の指導をまたやるのも、それはそれでやりがいがあるでしょうし、要領がわかっているので、今年よりさらに良い指導ができるって事も考えられますね。
今回の日記は、これから先がわからない自分の脳内のお話でした。
来年の仕事を見つけなくては…。
全然今シーズンのまとめじゃないし。
写真:ブルックリンでの優勝後、スタッフメンバーのみの記念撮影(左からトレーナー、GM、打撃コーチ、監督、オーナー、投手コーチ、ストレングスコーチ)
posted by harukijapanese1 |14:11 |
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2007年08月26日
シーズンが終わりに近づく中、今日1人の選手がチームを離れ、マイナーリーグのトレーニング、リハビリ施設があるフロリダに行く事になりました。彼はシーズン当初から先発投手陣の一員として投げ続けていましたが、2週間程前から肩後方の痛みを訴え、医者の診断により「投球禁止」になってしまいました。よって、今回のフロリダ行きは、彼の今シーズンの終わりを意味すると共に、手術の必要性を含んでいます。
ストレングスコーチとして、選手の肩肘を維持するエクササイズをしっかり指導する事は基本であって、自分としては肩肘痛による故障者ゼロを目標にしてました。しかしながら、それが起こってしまいました。
今回の彼、ヴェネズエラ出身の選手で今年でプロ4年目。投球前後の肩肘のエクササイズはしっかりやっていましたが、どちらかと言えば、その他のトレーニングを自ら進んでやる方ではなく、自分が何も言わなければウェイトトレーニングや腹背筋を怠りがちな傾向にありました。そんな現状を振り返ると、嫌がられてでももっと強制的にやらせておけばよかった、と思ってしまいます。
前にも少し似た様な内容を日記で書いたと思いますが、アメリカでの「コーチ」としての仕事に「選手を行動させる」と言うものがあります。
自分は高校野球経験者ですが、日本の場合ですと定期的にやるべき事をやらない選手には、「もっとしっかりやろうぜ」的に選手同士で注意し合っていた気がしますし、むしろ何もやらないと取り残された気分になるはずです。要するに日本では、怠けるのはその選手自身の責任であって、監督、コーチはあくまで現場の指導と動機付けを手助けする感覚。もちろん例外もありますし、自分が全てを知っているわけではありませんが、アメリカでは、選手がやるべき事を行動に移さなければ、そうさせなかった、こうしろと言わなかったコーチの責任、といった感覚があります。
今回の彼の話に戻り、少々投球動作の話をしますと、ボールを投げる動きは肩肘のみではなく、全身のひねり、上体の前後運動などによって行われます。よって、肩肘のエクササイズをしっかりしていても、その他の部分が弱ければ、自然と肩肘に負担がかかるのは明らかです。
自分が見てきた感じでは、彼は体幹部が弱く、腹筋をさせても決められた回数をこなせない時もありました。そんな実態を彼がどう捕らえていたかは不明ですが、その弱い腹筋を強くしようという努力は見られませんでした。そう努力させなかったのは自分の責任か、彼の責任かと問われると、アメリカ的感覚と日本的感覚が交じり合って迷ってしまいますが、彼はもうプロ4年目。去年もこのシングルAレベルでプレーしていた事を考えると、もうちょっと何か変化を起こして欲しかった気もします。今回の肩の怪我は突発的に思ったものではなく、時間をかけて発生したもの。その弱い腹筋が今回の怪我につながった可能性は無いとは言えません。
何が言いたいのか自分でもわかりませんが、とりあえず自分にとっては考えれば考えるほど難しい問題です。
posted by harukijapanese1 |00:55 |
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2007年08月19日
オールスター休み後の3連戦を3連勝で乗り切りました。本日より4日間の遠征に出ます。場所は、現在リトルリーグの世界選手権が行われているペンシルベニア州ウィリアムスポート(Williamsport, PA)と、2差で2位に付けるスクラッパースの本拠地オハイオ州ニールス(niles, OH)です。2試合ずつの短めな対戦ですが、もう8月も後半、ここで勝ち続ければディビジョン優勝のマジックなんかもチラついてくるんじゃないでしょうか。
今更ですが、今回は遠征時の細かい部分の話をしようと思います。
まず移動はこのレベル(ショートシーズンシングルA)ですとバスのみで、2時間程度しか離れていない遠征地なら、コミューターと呼ばれる日帰りの遠征になります。ダブルデイズは1時間半離れたバテビア(Batavia, NY)とコミューターをしますが、3連戦の場合ホームアウェイホーム、またはアウェイホームアウェイといった感じで交互にやっていきます。
なぜこんな事をするかと言えば、ホテルに泊まらないので「安い」という単純な理由です。
あるチームは、ブルックリンなどの大都会近郊に頻繁に遠征をしますが、近いので毎回日帰り遠征を強いられ、そこのトレーナーが「都会で遊べない…」と残念がっていました。
次にホテルの話ですが、大雑把に言って良いホテルもあれば、悪いホテルもあり、場所によりけりです。朝食があったりなかったり、部屋に冷蔵庫とレンジがあったりなかったり、ネットが無料だったり、有料だったり、まったくなかったり。今いるホテルは、上記の全てを揃えており完璧です。
試合後の食事は、球場によっては観客が食べるホットドッグやバーガーを半額で選手に売ったり、選手用にそれなりの物が用意されていたり、バスで近所のレストランに出向きみんなで食べたり、ホテルに帰った後自由に出かけたり、とこれまた様々です。とりあえず、栄養の偏っていない食事を常に摂る事が難しい環境なのは確かです。
最後に洗濯物の話ですが、以下の写真のようなクリップを各コーチ、選手が持っており、上にあるヒモの部分に靴下を縛り、あとはクリップを袖や裾に通して一まとめにします。洗濯場所は、球場でクラビーに洗濯してもらう場合と、滞在ホテルに持ち帰ってそこで洗濯してもらう場合の2通りです。
ホテルに持ち帰る際には、チームが用意した大きめのメッシュバッグにユニフォームと練習着を分けてバスに詰め込みます。そして翌朝トレーナーの部屋に自分の衣類を取りに行く、といった感じです。
メジャーリーガーになれば、移動はチャーター機にバス横付けで乗り込み、大都市の高級ホテルに1人部屋、食事は毎回豪華な物ですし、洗濯物の山から自分の衣類を探す必要も無く、全てはクラビーが各選手のロッカーにハンガーで吊るしていきます。
現在は、そんな贅沢を目指して頑張れ、といったところでしょうか

posted by harukijapanese1 |04:35 |
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2007年07月24日
月曜の休日後から遠征6連戦が始まりました。現在はニューヨーク州の州都アルバニー(Albany, NY)に来ております。
今回はいつもとちょっと観点を変え、30名程いる選手個々の、やる気、取り組み具合などについてちょっと書いていきます。とりあえず自分が思った事をさらっと紹介していきますが、あまり真剣に考えないでください。
日本のプロ野球選手の状況はわりませんが、自分のチームを見る限りでは、こちらアメリカでプレーしている選手(白人、黒人、ラテン系などなど)は「指示を出さないと行動に移さない」感じがします。つまり「自主的」に何かをする選手が少ない訳です。
例えば、ウェイトトレーニングの最後には腹筋群の体幹トレーニングがあるのですが、自分が見てないとやらずに終えてしまう選手が多いです。その背景には、ただ単に腹筋運動が嫌いな選手がいたり、腹筋が割れている、良い形をしているから必要無いと本気で思っている選手がいたりと、「お前はプロか?」と問いただしたくなる事実があります。
実際この「ショートシーズンシングルA(Short-A)」レベルでは、ドラフトされたばかりの期待の新人から、伸び悩む選手、努力少なく2~3年同じレベルに所属する選手、と様々です(実際3年も同じレベルにいれば、その後は解雇される可能性大です)。
ウェイトトレーニングを行うジムが球場外のやや離れた場所にあり、選手らは色々な場所に住まいを構えているため、本拠地ゲームの日は好きな時間にジムに通う事を許可しています。そしてジム通いも強制ではありません。すると予想を裏切らず?腹筋嫌いな選手らは顔をだしません。
そして結果、強制的にスケジュールを組み、ジム通いをさせる羽目になります。1ヵ月半前にプロ入りしたばかりのある選手が「このレベル(プロ)でもこんな風に強制するんだ!?」と驚き半分、戸惑い半分、自分に言ってきました。彼は、決められたトレーニングに加えて、自主的に他の運動を定期的に行っている選手なので、バカバカしいと感じたと事でしょう。
とりあえず話はまとまってませんが、文化の違いでしょうか。日本なら、怠けている選手に対して、しっかりやっている選手らが注意して、もっとガンバロウ的な雰囲気が起こっても不思議ではない気がしますが、こっちではまずあり得ないでしょう。
ストレングスコーチは選手のケツを持ち上げ、トレーニングを始めさせ、常に監視下に置き、怠け始めるのを防ぐのも仕事です。
それは選手自身の仕事だろ、っていつも思ってしまいますけどね…。
posted by harukijapanese1 |12:21 |
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2007年05月28日
「肩は消耗品?」の記事で色々コメントをいただき、高校野球はまだ改善すべきところがたくさんあるな~、と経験者として考えさせられました。こんな独り言にコメントをいただきありがとうございます。
いよいよ今週で月~土曜までの通常スケジュールは最後となり、Extended Spring Trainingの終わりに近づいています。来週は月~木(水・木は午前試合)までの予定で、金土日と初の連休となります。
なぜこんな日程なのかと言うと、来週の木金(6月7日・8日)はドラフト会議が行われるからです。アメリカの学生野球シーズンは基本的に1月~5月まで(ただし大学野球のチャンピオンシップ等に出場すれば6月後半まで試合をします)、そして今の時期は卒業シーズンにも当たるので、ドラフトさせた選手らはシーズン終了後、学校卒業後、即各プロチームに合流となるわけです。
ドラフトと連休を経て、その次の週(6月11日~)は「ミニキャンプ」と呼ばれる練習日が設けられており、そこで現在Extendedに参加中の選手と新入団選手が一緒に練習を行います。その後、移動日をはさんでショートシーズンシングルAとルーキーリーグの開幕となるわけです。
まとめると以下のような日程になります。
- 6月4日(月)~7日(木):Extended Spring Training最終週
- 6月7日(木)・8日(金):ドラフト会議
- 6月8日(金)~10日(日):休み
- 6月11日(月)~15日(金):新入団選手を加えてミニキャンプ
- 6月16日(土)~18日(月):移動日、開幕前パーティーなど
- 6月19日(火):本拠地開幕戦
日本ではドラフト後に数ヶ月時間があり、自主トレを経て2月のキャンプインですので、こちらと多少違う感じですね。
ドラフト会議についてですが、2006年は約1500名の選手が指名されました。もちろん、指名を拒否してプロにならない選手、例えば高校生での指名なら大学進学を希望、などもありますので全てが入団とはなりませんが、かなりの人数です。ですので、各球団から1位指名された選手らはかなりの逸材であり、今の時期も「だれがどこのチームから指名されるのか?」といったドラフト予想の記事を頻繁に見ます。日本と違ってくじ引き抽選は行われず、あらかじめ決められた順に各30球団が選手を指名していきます。したがって、メジャーリーグ全30球団あるアメリカでは各チームの1位指名選手は「全体で1位~30位指名」と数えられる事があります。
ちなみに去年、自分の大学からタンバベイ・デビルレイズに1位指名されたEvan Longoriaという選手がいます。デビルレイズは3順目の指名権を得ていたので、彼は「全体で3位指名を受けた」という事になります。1500名中で3位ってのも凄いですが、全体の1位と2位は投手でしたので、野手No.1とも言えます。その彼、大学ではシーズン前から評判が良く、シーズン中は期待通りの活躍をして予想通り1位指名された大物です。ドラフト後、ショートシーズンシングルAチームに所属し、8試合で打率4割2分、4本塁打と活躍し即ハイAに昇進、ハイAでも安定した成績を上げ、1年目にしてダブルAまで登りつめました。今年も引き続きダブルAレベルに所属していますが、本塁打はリーグでもトップレベル、打率も3割を維持し好調な様です。同じ大学で一緒に時間を過ごした顔見知りな選手なので、他チーム所属ながらも応援したい選手の1人です。
ちょっと長くなったので今回はここまでとし、またいずれドラフトについて書いていこうと思います。土曜夜は、球団スタッフの誕生日パーティーで夕飯、バー、クラブ渡り歩きでした。高級な食事に手を付ける前に酒に酔い酔い、お金だけ払ってお店を出ました…。
posted by harukijapanese1 |02:43 |
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