2007年10月27日
現役引退選手の行く先。
前回の日記と同じ様な始まりですが、オフシーズンに突入したチームがほとんどの現在、日米共に来季の選手の契約状況、コーチングスタッフ陣の発表がネット上で確認できます。そこで一つ、自分としては非常に「気になる」事が起こりました。 それはソフトバンクホークス田之上選手の現役引退、そして「2軍コンディショニング補佐」に就任、というニュース。先に田之上の経歴をお伝えしますと、1989年にドラフト外で当時のダイエーに入団、2001年には最高勝率を獲得するなど、18年間ホークス一筋活躍された投手です。今回の引退発表後は即現場入りし、現在行われている秋季キャンプから早速指導を開始しているとの事。 日本と米国プロ野球界のシステム上、日本では現役引退選手が1軍2軍に関わらず、即コーチングスタッフに入閣する事は多々あります。一方米国では、メジャーリーガーを止めコーチに転向後も、マイナーの下のレベルから再びメジャーを目指す事になります。 日米どっちの方が良いか?と言う話以前に、米国には7軍程度まで下部組織が存在するからこの様になる訳でして、逆に言えば日本には2つのレベルのみなので、引退後再びトップレベルでコーチとしてやれる、という単純な感じだと思います。 ただここからが本題でして、コーチ、コーチと言っても、野球技術指導とは別物の「コンディショニングコーチ(チームによってはストレングスコーチ、トレーニングコーチと、呼び方は異なる)」は、現役を引退した選手が即就任するのには「???」が付きます。元選手がやるのがオカシイと言っているのではなく、即やるのがオカシイと言う事です。特に、その仕事がしたくて大学に通って現場で経験を積んで、という過程を数年かけてした人ら(自分を含む)にとっては、何となくしっくりこないはずです。 確かに、このトレーニング・コンディショニングという部門には、多少の決まり事、研究により証明された一般知識が存在しますが、大雑把に言って、怪我無く、選手の状態を維持、発達、そして結果が付いてくれば、どんなタイプのトレーニングをしてもそれで仕事が成立してしまいます。パワーをつけるなら、ダンベルを出来るだけ早く爆発的に動かせ、という理論もあれば、常にコントロールしながらできるだけゆっくり持ち上げろ、という理論もあります。理論は何百と存在するが故に、鍼灸師や医者の様に国家で定められた免許は有りませんし、学校に行かずとも、ある程度勉強すれば取れてしまう資格は多いです。よって、引退した選手がコンディショニングコーチにはすぐになれても、トレーナー、理学療法士、チームドクターにはすぐなれません。 何が言いたいのかと言えば、日本ではまだまだ馴染みが薄く、トレーナーと勘違いされやすいこの分野の知名度向上、成長、地位確立の為、もうちょっと時間を置いてから就任して欲しかったなー、が本心です。選手と深く関わるため人間性は非常に大事だし、長年の就労が可能なため人の入れ替わりが非常に少なく、選手になるよりも狭き門であるが故、一般公募せず、知り合いやら、俗に言う「コネ」やらで新任探しをするのが普通だと聞いた事があります。今回の田之上選手の場合も、18年もホークスにつくし活躍してきた選手だし、球団側も彼の性格と人柄を完全に把握しているがための決定と予想しますが、んー、なんかなぁー。 ただ、コンディショニング補佐との事なので、これから色々学んでくださいという意味もあるでしょう。 ただし、田之上選手が現役中に選手生活そっちのけで、めちゃくちゃ勉強してて今回の就任に至る、と言う事でしたら、それはそれで意見して申し訳ありません、としか言えませんけどね…。
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posted by harukijapanese1 |13:28 |
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確かにそうですね。
しっかりとした知識がないとできないと思います。
他のコーチにしてもですが。。。
勉強した知識と現役の経験両方あるコーチは凄いですね。
こういう人が縁の下の力持ち。
posted by 1PTですが。。。 | 2007-10-28 15:55
現役引退選手の行く先。
コメント投稿者ID :
コメントありがとうございます。
日本の教育システムは、年を取ってしまうと再び勉学に励み辛い感がありますよね。
ですが、米国ですとプロ引退後に博士号まで取得して、投球動作の研究をされている方などいますし。
posted by Haruki | 2007-10-30 08:51
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