2008年08月18日
冨田洋之選手に魅せられて。
北京五輪。体操の冨田選手。 個人総合、あん馬、素晴らしい演技に陶酔しました。 アテネ、そしてその前の世代の体操も見続けてきたが、メダル争いという興味の対象でしか見た事のない体操を『美しさ』という新境地で惹きつけさせられたのは、冨田選手の体操だ。 世界一美しい倒立。 演技の間、つま先まで伸びた美しい姿勢。 冨田選手に与えられた賛辞の言葉の数々に、 注目し始め、より深く体操を見始めた。 やっと私にも見えてきた、体操の美しさというものが。 一部の無駄もない、きれいな動きというものが表現されている体操、確かに感じた。目に刻んだ。 これが冨田選手が目指してきた、美しい体操なのか。 無言で語った、その体操を感じる事が出来た。 「美しくなければ体操でない。」 「失敗も含めて全てが体操。」 そのポリシーと潔さが冨田選手の体操に全て表れてた。 個人総合の吊り輪の落下の後の吊り輪を見上げる冨田選手のあの表情は、哀しすぎた。 忘れられない、きっと、この先ずっと。 そして、やはり冨田選手の美しい演技もだ。 コンマ何点かの争いでの1位、2位。 その順位は記録には残るだろう。 でも、例えメダルには届かなくても、私達観衆を魅了し、忘れえぬ演技がある。 冨田選手の美しい演技。 自身でさえ得点に固執せぬ、己の満足のいく演技を求め続けた演技。 今回は今のところ、個人としてはメダルはとれていない。 でも冨田選手の演技が本当の評価が下されるのは、この何年も先になって、人々の脳裏に焼きついた美しい演技の存在に気づく時ではないか。 あん馬で又もやメダルを逃した時、哀しかったが、試合後の冨田選手へのインタビューで、 「自分の力を全て出しつくしました。」 の満足気な言葉に、やられた。 そうだ、そういう選手だったよな、冨田選手は。 かっこよかった。 第三者の物差しで自分の演技を採点される世界に身を置いていても、決して自分を見失わない。 自分の美学をストイックなまでに極め、実践してる冨田選手。 次の鉄棒の演技も、期待してます。 そして、ご自身が又、心から納得できる演技で、この北京五輪を終了出来る事を心より願ってやみません。 そして、その結果にメダルがついてくれば言うことない。 この北京で、魅了されてしまった冨田選手の演技。 これからも、その美しい演技を見ていたい。 力の続く限り、どうか1分1秒でも長く私達の前で演技し続けて下さい。
posted by happy130 |04:11 |
体操男子 |
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