2008年03月03日

またマラソンを「おもちゃ」にした日テレ

プロ野球しかり、最近では箱根駅伝しかり。
テレビというメディアを使って、スポーツを大イベント化している日テレ。
「表」の中継だけではなく、取材の様子を取材するという「ウラ」番組を制作するなど、1イベント何度でも美味しいとばかりの報道の仕方には、かなりうんざりしている。
わたしは、箱根のあとは、あまり日テレを見ないようにしている。

24時間テレビでは、24時間で超長距離を芸能人に走らせて、「感動」を演出している。
日本で開催されている100キロマラソンの制限時間が14時間前後ということをわかっている者にとっては、「24時間で100キロ」の意味をどう理解していいのかわからない。

その日テレが2月17日に東京マラソンの中継をした。
日テレのアナウンサーが何人か走ったようだ。
わたしは関西なので、午前中までだったが、関東では夕方近くまで中継があったと聞く。
その後の日テレの番組で、アナウンサーが走った様子が映され、女子アナがやたら「感動、感動」と言っていた。

42.195キロという距離を走るのは、たしかに大変だ。
何時間かかったのかよく知らないが、最後まで走ったということであれば、そのことには、敬意を表したい。

ただ、日テレのアナということで、伴走者がつき、カメラがつき、目立つようにか緑色のビブスを着てと、特別待遇と一目でわかったであろうから、応援もひときは多かっただろう。
もちろん沿道の人たちは、走っているランナーすべてを応援していただろうが、「有名人、カメラ」とくればその応援の声は、一段と大きかったに違いない。
一般の大会で、仮装ランナーが大きな声援を受けていることを思えば、当然のことであろう。

そんな特別待遇で走り、人一倍の声援をうけ、完走して、それを「感動、感動」と言われてもなぁ。
大多数のランナーは、当たるかどうかわからないのに500円のリスクを覚悟で申し込み、当たったら当たったで、フルマラソンにしてはびっくりするような高額なエントリー料を払って走っているのだ。

もちろんフルマラソンにはそれぞれの「ドラマ」がある。
走る動機も違えば、目標も違う。
フルマラソンのスタートに立つまでの経過も人それぞれだろう。
それを広く口外することもなく、それぞれに受け入れているのだ。

「たかがフルマラソン」を走ったくらいで、「感動、感動」と言われてもなぁ。
それは、特別待遇のなかで走ったゆえのことなんだから。
もう少し、そういうところ割り引いてくれないかなぁ。
それをマスコミに求めるのは無理としても、やっぱりわたしは、マラソンを冒とくしているとしか思えない。

頼むし日テレ、スポーツをおもちゃにするのはやめてください。

posted by hanako |23:44 | 陸上 | コメント(5) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加