2008年11月14日

森島選手と名波選手

今年で森島選手と名波選手の両名が引退を発表しました。
日本が初めてW杯に出場する事になった98年W杯から日本代表を支えた選手で、日本サッカーにとっても多大な貢献をした選手の引退だけに、非常に残念である。

個人的にも、森島選手は非常に好きな選手です。
彼の最もすごいところは、「自己犠牲」だと思っています。
チームの勝利のためにペース配分無視して攻撃でも守備でも走りまくる事ができるし、ボールが来る来ない関係なく、スペースを見つけて全力で走る事ができる。

それは尊敬に値する事だと思う。
やはりプロであるからには、チームの勝利が最優先と口では言っていても自分で点を取りたいし、自分が一番輝いていたいと感じるものだと思いますが、森島選手は本気でチームの勝利を最優先して戦っていたと思うし、そう感じるプレーをしていたと思う。

「考えて走る」というオシムさんにぴったりという意見もあるが、私は森島選手は、考えて走っていた訳ではないと思う。彼は何も考えず、得点の匂いのするスペースに全力で走っていただけだと思うし、だからこそ「考えて走る」よりも、相手にとっても脅威になったんだと思う。
その走りが、味方のマークをずらす事になり、結果としてFWを生かす事になっていたと思うし、森島選手は「ボールを持たず、自分が走る事で攻撃を組み立てる」という日本では非常に稀なタイプのゲームメーカーであったと思う。(点もとっていたので、一概にそれだけではないと思うが…)

羽生選手などは似たようなタイプだが、森島選手と決定的に違うのは「得点に直結するプレーの量」だと思う。そこは森島選手の本能的な部分であり、なかなか真似できるものではないと思うし、本当の意味で彼のようなタイプの選手は未だ出てきていないのではないかと思う。

「自己犠牲」については、名波選手も同様である。
彼は非常に賢い選手であり、自分の役割を常に意識し、攻撃と守備のバランスをとっていたように感じている。
森島選手は自ら走る形で「自己犠牲」を表現しているのに対し、名波選手は味方が「こうしたい」という気持ちや、名波選手に「こうして欲しい」という気持ちに的確に反応するという形で「自己犠牲」を表現しているように感じた。
際立った存在感を見せる訳ではないが、冷静に試合を支配する選手だったのではないかと思う。
自分の立ち位置という部分を常に意識し、局面局面でチームの勝利のために、冷静にベストの選択をとれる選手であり、チームとして機能させる事を常に意識していた選手だと思う。
別にピッチ上でいろいろ指示をするタイプではないと思うが、ある意味ピッチ内の監督だったのではないかと思う。

表面上を見れば、彼らに代わる選手はいくらでもいるかもしれません。特に技術面は近年の方が優れているかもしれません。しかしながら、精神面を含めた総合力で彼らの領域に届いている選手はほとんどいないのではないかと思う。
チームとしての一体感、そしてチームの勝利に対する一途な気持ちという部分を今の選手には見習ってもらいたいと思う。
それが日本代表の試合を見て、伝わってくれば非常にうれしく思っています。(当然、今の選手も一生懸命戦っている事は理解してますし、単なる自分の思い込みなのかもしれません。)

最後に森島選手、名波選手、本当にお疲れ様でした。

posted by hanakerose |16:22 | サッカー | コメント(0) | トラックバック(1)
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名波引退と森島引退…お互い大きな存在 【サッカーのちバレー、時々(高校)野球、ところにより駅伝☆サポ集い場】

森島の引退の衝撃の整理もまだつかないのに、 名波まで。 本当に一時代が過ぎたのだなと感じてしまう。 仏W杯の予選は熱くなった。 個人的にはださいけどあのときのユニが一番印象的だ。 名波の夕暮れを背にしたAWAY韓国戦の枯れた芝生の上でボレイ。 名波語録のなかで今もよく思い出す 「雨の日にサッカーがうまいか下手かがわかる」 と。 名波と森島は、名波組という組織だったし、 二人は公私ともに絶妙のコンビだったので この引退も二人にとって何年後かに 互いに笑って話せること、 そして名波は磐田での指導者の路

2008-11-15 02:00 | 続きを読む
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