2008年09月08日

日本の守備

バーレーン戦の2失点から思ったわけではなく、日本の守備力が弱くなったというのは前々から思ってたんですが、気になる点が自分なりにようやく整理できた気がしました。

というのは、最終ラインの高さなんですが、昔に比べると低くなったような気がします。
トルシエ時代にフランスに惨敗するまでは非常に高く(シドニーオリンピックのブラジル戦などは半端なかった。)、その反省からラインコントロールをしながらも、それなりに高い位置だったような気がします。
その時のラインコントロールは宮本が行っていたのもあり、ジーコの時代を通しても、それなりの高さをキープしていた気がする(坪井という快速ディフェンダーもいたんで)。

ただ、現在は中澤が中心になっている。中でしっかり守ってという考えもあり、比較的ラインが低くなっている感じがする。もう一人のトゥーリオも同じ感じどころか浦和の試合を見ればわかるように、ラインを下げる傾向が更に強い。
この2人が組んでいる以上はディフェンスラインが高くなる事は考えづらい。
意図的にとったオフサイドの数も減っているのではないかと推測される。

ディフェンスラインが低い事は悪い事とは言い切れない。裏を狙われる危険は減るし、比較的そういうのが苦手な面々が揃っている以上は仕方ない部分もある。

ただ、ディフェンスとして成立させるには、全体が下がらないと難しい。要はボランチと最終ラインの両方が低い位置をキープして、スペースを消さないといけない。
そのため、ディフェンスラインが低いと前線からプレスをかけると間延びしてしまうし、中盤の選手の運動量も増える事になる。

この辺が今の戦術と合っていない気がするし、終盤に失速する理由になっているのではないかと思う。
終盤になるとディフェンスラインは更に低くなり、最終ラインとボランチの間が広くなって、相手にボールをつなげられたり、疲れの見えるサイドバックを狙われたりするんじゃないかと思う。

前線からプレスをかける場合、全体をコンパクトにする事で、効果的に働く。当然、全体が密集するためパスコースも減らせるし、走る量も減る。
トルシエ時代のサッカーはこれがベースだったし、稲本のように3列目から飛び出すような事が出来たんだと思う。

間延びするとポジションチェンジや後ろから飛び出す動きもスムーズに行かないし、攻撃も単調になる。
ディフェンスラインを低くするなら、3ボランチにして、ボランチのところでボールをとり、そこから2トップを走らせるような早い攻めという感じで、相手を一度前に出して、早い攻めをするような戦い方がじゃないと、なかなか点がとれないんじゃないかな?と思っている。

私自身は全体をコンパクトにして、出来るだけ高い位置でボールを奪うという戦い方の方がいいとは思う。
そうするとGKの負担が増えるし、一発の危険性は増す。
当然リスクはあるが、攻撃にリズムはつく。素早い攻守の切替に適した部分はある。
個人的にはオシムさんのサッカーをする上で、全体のコンパクト化は不可欠な必要な事だったような気がする。
日本の技術で世界と戦うためには、全体をコンパクトにして、フリーランニングと、素早い攻撃を武器にしていくしかないだろうと思っています。

岡田さんは、加茂さんの失敗したゾーンプレスを目の当たりにしているのもあり、今更全体をコンパクトにする事は考えないだろうが、今のままではドイツW杯のオーストラリア戦と同じ場面が来たら、同じ結果になる気がします。

私自身の感想としては岡田さんはオシムさん以上に走る事を要求している感じがするし、最終予選で連戦となった時に選手がスタミナ切れを起こさないか心配です。

まあ、何はともあれこのまま行くんだろうと思うので、何とか無事に破綻せずに最終予選を通過して欲しい。

posted by hanakerose |19:04 | サッカー | コメント(4) | トラックバック(1)
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2008-09-08 20:36 | 続きを読む
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日本の守備

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DFラインの高さについて言及されていて、非常に興味が深くなるエントリーでした。私の認識では、近年はわりかし高いラインを敷いて、オフサイドを積極的に取っていく戦術は、ピークを過ぎた感があります。ボールに関与しない選手はオフサイドポジションにいても、対象にならないというルールがあるため、かなりのリスクがあると考えます。
では、DFラインが妥当だとして考えた時に、終盤失速する原因というところですが、今回の試合は単純に暑かったので、というところだと思います。
ドイツW杯のときは、プレスポイントが一定せず、攻撃陣と守備陣で意見が相違した為に機能しなかったと認識してます。
今は、現監督の下、ある程度の一定した共通理解があるためにドイツの時よりはW杯ではいい試合をすると思ってます。勝つかどうかは別問題ですが、、、
あとはペース配分ですかね。ガンガンプレスするところと、いったん引いて受けるところ。ガンガン攻めるときと、ある程度後ろでリスクフリーでボール回しするところ。この成熟は経験しかないかなと考えてたり。

長文失礼いたしました。

posted by 通りすがり | 2008-09-08 21:24

日本の守備

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僕もディフェンスラインが低くなっていることが気になっていました。ラインを上げるのはオフサイドを取るためだけでなく、相手のFWを自陣ゴールから遠ざける意味でも重要だと思います。特に岡田ジャパンのように前線からのチェイシングを求められていると、全体が間延びすると、中盤から前の選手がしんどいと思います。
僕はラインが低くすることは悪いことだとは思はないのですが、そうするならもっとセンターバックが頑張るべきだと思います。理由は先にも述べたとおり全体がどうしても間延びするからです。もっというと、中盤から前の選手へのポジショニングやプレスをかけるタイミングなどを声を出して指示してあげるようにしてあげて欲しいです。
状況に応じてラインをコントロールすることが重要なのではないでしょうか?

長くなってしまってすいません。

posted by centerback | 2008-09-08 23:09

日本の守備

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はげしく同感してしまったので、コメントしたくなりました。
たしかにライン下がってる気がしますね。おっしゃる通り、ラインの高さについては一長一短あるのでなかなか難しいところだと思います。
放り込んでのキック&ラッシュ型の相手では中沢・トゥーリオの鉄壁だけど鈍足なコンビ^^;で低めのラインで対応した方がいいのかもしれないですね。まぁボランチがんばってことでw
(3ボランチ案的確だと思います)

キック&ラッシュ型が相手の時ってバックの対応ってすごい難しいし大変。
頭の上を通過したボールを追いかけてクリアしてライン上げたらまた頭の上を・・・、ってヤになっちゃうはず。
そんな時もボランチ放り込ませんなよ!、とか思いながら自身のゴールに向かって猛ダッシュしている感じなわけで^^;
時々、このなんでもない放り込みのサッカーが最強なんじゃないかと思ってしまうくらいです。

posted by gosaku | 2008-09-09 00:13

Re:日本の守備

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コメントありがとうございます。
ディフェンスラインですが、ジーコの時は結構曖昧だったのは確かですね。
ただ、最終的には選手の意見交換で、大体センターラインを越えたあたりからプレスをかけていたような印象があります。今よりはかなり低い位置からのプレスだったんで、間延び感はあまりしませんでした。)

ここ数年は確かに特別高いラインを引くチームは減ってますね。トルシエの時代は日本は他国から見ても特別高いラインだった気もしますし。

基本的には場面場面に応じて調節するのが結論になるとは思うのですが、今の日本のように終盤に最終ラインが下がりだすのはまずい気がします。
前線からのプレスが甘くなり、全体か間延びしてしまっている状態は余りにも危険です。特に中盤が手薄になってしまっている気がします。(バーレーン戦は途中まで長谷部が比較的バランスをとっていたのが今までの試合よりはよかったとは思ったが。)

チームの運動量が落ちてきた時にどう守っていくかの意志統一は必要ですね。今回の失点も根本的には運動量低下によるものだと思います。

親善試合なんかで、スペインあたりに大差で負けるなりして、そこから学んでいけると一番いいのですが、ここまで来るとなかなかそういう機会もないので、細かい部分の調整をいつするのかが気掛かりです。
直前の試合で大学生に負けた事で、守備の部分で多少なりとも修正してきたような気もしましたが、終盤の間延び状態は、やはり試合での失点によって教訓とすべきかな?と思います。

バーレーン戦の失点をどう教訓するかを見守りたいとは思ってます。
希望としては、何でも一辺倒にやるのではなく、臨機応変に効率的にやる事で、90分続けられるようにしてもらいたいと思ってます。

posted by hanakerose | 2008-09-09 00:22

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