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世界選手権2016 羽生結弦選手と実態なきイメージから守るバリケード

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今日の世界選手権男子フリーの羽生選手の演技を観てからというものの、ずっと心がズキズキと痛んでいる。

あまりにも辛いので、自分の生活に戻り気持ちを切り離そうと試みたが、うまくいかなかった。

それだけ(あくまで想像上の)彼の気持ちと同化し、自分のエネルギーを注ぎ込んでいた証拠だ。

ただ眺めて応援するだけのファンがこれだけショックを受けているのだから、本人の心の痛みはどれだけのものだろうか?

元来の負けず嫌いの気持ちだけで頑張ってこれる訳ではないだろう、と想像する。

羽入選手はひたすら生真面目で責任感の強い青年の様だ。

日本中どころか世界中のファンの期待を一身に背負い、被災地への貢献を目指し、彼の成績次第で左右される企業や団体やメディアにすら責任を感じ、逃げずに、ひたすら吐くほどの練習を積み重ねてきたのではないだろうか。

その努力を、たった1回の演技で、優勝を棒に振る結果にしてしまったのだ。圧倒的な優勝候補だったにも関わらず。

悔しい気持ちを抑え笑顔で会見や表彰式に臨んでいる姿は痛々しくて、小心者の私には直視することすら出来なかった。

今回は、他国選手とのトラブルも大きく報道されていて、彼が帰国した際には、マスコミが大喜びでこの話題を展開させそうだ。

それが吉と出るのか凶とでるのか。

以前から問題視されていた試合前の合同練習が見直される影響を与えれば、吉 ただの中傷が中心の論争に終われば 凶

世界最高得点をとってからというものの、メディアやファンはたった21歳のこの青年に「神」と例えるほどの過大なイメージを作りあげた。 羽入選手自身が以前、「そのイメージと等身大の自分とのギャップに戸惑っている」とコメントしているのを目にしたことがある。

凶と出れば、最悪、その作られた「神」というイメージが彼に刃を向け始めるおそれもある。 大きく振られた振り子は、同じ幅で逆方向へも振られてしまうものだ。

どうか、才能と誠意が溢れるこの21歳の青年が、実体なきイメージごときにつぶされません様に。

今回の経験も、集大成としているオリンピックまでの、いいクールダウンになりますように。

羽生結弦という青年ははあまりにも魂がむき出しである。

その魂の純粋さやひたむきさに、私たちは本当に多くの夢と感動を貰ってきた。 けれども、その無防備さゆえに、受ける傷のダメージも大きいのではないかと心配してしまう。

アスリートとしての生命は短い。 移ろいやすいファンの気持ちなんて儚いものだ。 けれども人生はずっと続いていく。

賢い羽生選手は、重々承知の上だ。

勝つばかりの人生は片手落ち。 負けることで、屈むことで、足元を見つめることが出来、羽入選手の目指す「完璧」に近づくのだと、今さら彼に言う必要はないだろう。

けれども、あまりにも過酷で特異な彼の環境を考えると、こういうメッセージを書かずにはいられないのだ。

救いは、等身大の彼と日常をともにしてくれる素晴らしい家族がいるという事。

これからは、等身大の彼と接してくれる人との繋がりがもっと広がって行きますように。

それは実態なきイメージから、彼を守るバリケードとなるはず。そして彼を豊かにしてくれるはず。



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フィギュアスケート
タグ:
羽生結弦
世界選手権2016
フィギュア

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世界選手権2016 羽生結弦選手と実態なきイメージから守るバリケード

ご指摘に感謝致します、名前の方は訂正致しました。ありがとうございました。

世界選手権2016 羽生結弦選手と実態なきイメージから守るバリケード

誤字のご指摘とコメントに感謝いたします。
名前を間違えるとは、ご本人にも大変失礼でした。
報道のありかたもネットの普及で、多くの人声を上げることで少しづつでも変わっていくことを期待しています。

世界選手権2016 羽生弓弦選手と実態なきイメージから守るバリケード

「羽生結弦」です。 羽入でも弓結でもありません。
このようなミスは内容の信頼性を落とします。

「世界選手権2016 羽生弓弦選手と実態なきイメージから守るバリケード」へのコメント

内容はかなり同意できるのですが、誤字の多さが残念です。
まだ若い羽生選手には大きな重圧がかかっていますね。
オリンピック金メダリストというもの、世界のトップに登り詰めてしまうことというのは、栄光の分だけ苦しいものなのでしょうね。ましてや、日本は頑張っている競技者を大切にしようとせず、話題性だけでこねくりまわす。
スポーツ選手は芸能人ではないし、ましてや、アマチュアスポーツなのにメディアが追いかけすぎですよね。宇野選手にしても、浅田選手にしてもパパッラッチ並みにつきまとわらて競技に集中できなさそうだし。
アマチュアスポーツの報道のあり方も考え行くべきですね。

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