2017年の阪神タイガースとプロ野球・・時々MLB

いつ、何時でもアウトコース低めに投げられるように練習しなさい

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なんとも言えない後味の悪いゲームでしたね。阪神ファンの立場からすれば勝てていたし、勝たなければならなかった。勝って田口に「敗け」をつけなければならなかった。でないとずーっと田口から勝っていないと来シーズンも言われ続けることになりますからね。

序盤までは順調に来ていたのですがね、流れを変えたのは藤浪です。今やもう、これは使った方が悪いとしか言いようがありません。プロ野球は出てナンボの世界ですが、今の藤浪をマウンドに上げて何がしたいのってことなんです。期待があるのはわかりますが、それと現実は別ですしね。

イップスイップスと騒がれていますけど、それでいつも疑問に思います。果たして藤浪は昨年まで投げられていたのか?と。イップスというのは今まできちんと投げられていた選手がなにかをきっかけに突然投げられなくなるってことだと思いますが、そのきちんと投げられていたというのがどういう基準なのかと思います。

今シーズンの春先、元中日監督の谷繁氏が藤浪に対してラジオで的確なコメントを残していました。「藤浪はそういう(コントロールが悪い)」投手だと思うことが大切と。藤浪という投手は1年目から「荒れ球」を武器に抑えてきた投手です。ストレートにしても変化球にしても狙ったところにコントロールして抑えてきた投手ではないんですよね。150kmをはるかに超えるストレート、140kmを超えるカットボール、球威が他の日本人投手に比べて段違いだったために抑えられてきた投手なんです。それを「持ち味」と呼ぶ人もいたでしょう。でもずっとそういう投手でいいのですか?と。

日本で大きな結果を長い間残し続けた投手で投げてみなければわからなような荒れ球の投手は少ないです。エースと呼ばれた投手は皆一様に原点能力が高い。しかも大事な場面程原点能力が高いです。原点とはアウトコース低め。そこにどれだけの精度でどんな場面でも投げ切れる力があるか、これを磨くことは小学生でもプロでも共通の課題。2016年に引退した福原忍投手は引退会見で述べていたように、入団時に野村監督に言われた「アウトコース低めに投げられるように練習しなさい」をずっと胸に引退まで投げ続けていたんです。

果たして藤浪晋太郎という投手がそういう課程を歩んできたか。体に負担のかかりやすいインステップを矯正したり、ウェイトで体を大きくしてパワーをつけるようなことには取り組んできたが、そのプロの投手として一番大切なことを疎かにしてはいなかったか。マエケンとトレーニングして脱力をマネてみたこともありましたけど、そもそも前田健太と藤浪には 原点能力に雲泥の差がありますから。

結局今までの藤浪は並外れた「球威」というものに頼って投げてきただけの投手ではなかったかと。周囲もそういう投手だからと球威が並外れているからと、制球の悪いという課題に本当に真剣に取り組んでいなかったのではないかと素人ながら 思うわけです。悪い言い方をすれば甘やかされていたということです。能見やメッセンジャーが周囲のアドバイスを聞けという声を発しているのもそういう風に映っているからではないのでしょうか。能見もメッセンジャーも苦労人で、2軍生活の長かった能見、MLBからリリーフとして来日したものの全く結果が出ず日本の2軍で先発投手としての練習を腐らずに続けたメッセンジャー、彼らからは今の藤浪にはそういう過程を経ていないと思えるのでしょう。

藤浪の投げ方そのものが原点に安定して長いイニングに渡りボールを投げ続けられるフォームだとはどうしても思えません。ならば今の結果はある意味当然、実力通りで、5年目にして試練が来たのだと。もうそろそろ本気でプロの投手として大事な場面で原点へ投げ込める方法を模索しなければ大成もないような気がします。そのためにはミニキャンプとかそんな生易しいものでは復活はしないでしょう。

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