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DeNAの功罪と最大の危機

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中畑監督の功罪については、多くの方が既に書かれていますし、私は試合の中での場面場面の作戦より、チームを編成し、選手たちをひとつの方向に向かせ、鍛え上げるという、試合が始まる前の方が、もっと言うと、シーズンが始まるまでが重要だと思っていますので、もう中畑監督についてこれ以上書き足すことはありません。ここでは、高田GMの功罪と言うよりDeNAの功罪について、書いてみようと思います。

まず、球団の発足に当たって、DeNAが高田さんをGMに招いたのは、大成功だったと思います。野球に関してのノウハウが全くなく、旧ベイスターズの球団職員も期待できる状態になかったとき、野球人としてGMとしての経験が豊富な高田さんは、適任だったと思います。高田さんが選んだ中畑監督には、私にも初めは拒否反応がありましたが、結果的にどん底のチームを引き上げるためには、中畑さんのような監督が必要だったのだと思っています。

初年度は、球団が正式に認められたのが12月に入ってからでしたから、まともな補強はもうできませんでした。まだTBS時代だったときに行われたドラフトでも、高校生ばかりで即戦力は全くいませんでした。唯一、巨人で戦力外とされたラミレス選手を高額の年俸で獲得したのが、補強らしい補強だったぐらいです。他には、村田選手をFAで失うという大きな損失の見返りに、人的保証として藤井投手を得たぐらいでした。

初年度は、その分トレードを活発に行いました。まず、DeNAベイスターズ発足直後、監督も決定していないときに、武山捕手と西武後藤武敏選手のトレードが発表されました。後藤選手は、もうベイスターズ生え抜きのような気がしてしまうほど、溶け込んでいます。

6月に行われた藤田選手と内村選手のトレードは、今のところ失敗だったと言わざるを得ないかも知れません。しかし、楽天ファンからは”なんでうっちー出してポジション被りのうっちーより足遅くて守備範囲も狭い30になる選手獲ってくんねんと思ってました。でも藤田の地味ながら堅実なプレースタイルが楽天にマッチしたよな。小さいながら野村の秘蔵っ子として派手に暴れてた内村だったがな”という声もあったように、どちらのファンにとっても、痛みを伴うトレードだったのです。藤田選手は楽天で開花し、内村選手は故障もあって失速するという、結果としてベイスターズのマイナスの結果になっているだけで、トレードの時点では意図の分かるトレードでしたし、ベイスターズにいたままではあのまま中途半端で終わっていたであろう藤田選手がブレークできたのですから、その意味では良かったと私は思っています。そして内村選手の故障が完治した今、再びあの二塁守備と足が、チームの戦力になってくれる可能性も出てきています。

オフには、多村、神内、吉川選手と吉村、江尻、山本選手のトレードもありました。これも、わずかな期間ではありましたが、もう見られないと思っていた多村選手のホームランを、また横浜スタジアムで見ることができましたし、吉村選手もソフトバンクの戦力になっているのですから、良いトレードであったと思います。

そして、その年のオフに驚かされたのは、中日の中心選手のひとりだったブランコ選手をはじめ、3人の外国人選手を引き抜いたことです。まさにマジックでした。格上のチームから、戦力になる選手を引き抜いてくるなんて、ベイスターズは変わったのだと確信しました。実際、この補強は大成功だったと思います。ドラフトでも将来の中心選手を期待する内野手白崎選手を1位で指名しながら、2位、3位で即戦力を期待できる三嶋、井納投手を獲得し、TBS時代とはひと味違うところを見せてくれました。ドラフト指名選手が、皆期待通りの活躍、成長を見せてくれるとは限りませんが、ドラフトの時点での戦略としては、成功だったと思います。

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DeNAの功罪と最大の危機

aaakkkさん、コメントありがとうございます。

数字的なものを見ると、不安は拭えませんが、それでも私はこのピンチをチャンスに変えてくれることを、信じてみようと思っています。”信者”とういう言葉は、最近はネガティブな意味に使われているようですが、私は何かを信じるということは、けして悪いことではないような気もします。第一心配ばかりしているより、楽しいです。それが長く横浜ファンを続けていられる、理由かも知れません。

DeNAの功罪と最大の危機

コメント失礼します。

>大村打撃コーチも辞任する

ショックです。
参りましたね・・・

高田GMの年齢を考えますと、いつかは変革期を迎える事となったとは思いますが、
準備不足の監督選定も含め、不透明感を強く感じます。

厳しくても、ツラくても、
二遊間、捕手で軸になる人の選定作業を球団はしなくてはいけませんが、
その目がある人が、球団に来ないと、低迷しそうです。

二遊間、捕手は、何処のチームも苦労している分野ですが、
それ故に、不安感強いです。

ここで、上手く切り抜けられますと、チームは、ドンドン強くなると思いますが、
分水嶺的な空気も感じます。

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