温故知新ベイスターズ~2017

ここ2年間は抜群に良かった5月攻勢、今年は厳しいと思えるような現在の先発投手陣

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久々の投稿になりますが、今年はここ数年良い5月の勝率が全然上がりません。 それ以上に先発投手がイニング持たずに投壊するゲームが多く、これでは安定した戦いは出来ません。 そこがここ3年間の戦い方と今年との大きな違いでしょうね。

先発投手陣が他球団に比べて明らかに劣っていた2013年までは、5月になっても一向にチーム状態は上がってこず、それどころか交流戦で更に負けが込み、そのまま下位に低迷、というシーズンでした。

しかし、久保とモスコーソを補強し、山口が5月末から先発に転向した2014年以降は、5月の時期は一番先発投手の内容が安定して、勝ち越せていました。

下表が2014年以降の5月の勝率とチーム防御率、先発、リリーフ投手の防御率です。

2014 13勝12敗 勝率.520 防御率3.94(5位)先発防御率4.74(6位)救援防御率2.64(1位) 2015 16勝10敗 勝率.615 防御率2.85(2位)先発防御率3.07(2位)救援防御率2.36(2位) 2016 16勝7敗  勝率.696 防御率2.70(1位)先発防御率2.85(1位)救援防御率2.25(1位)

2014年は、丁度5月ぐらいに先発投手の再編(三嶋、尚成が降格し、山口が先発転向するまでの流動期で、加賀、加賀美などが先発していた不安定期)だったことで、先発の防御率は悪かったですが、救援は三上をクローザーにして、大原、長田、林とかをその前に使うような起用法に変えたことによって、山口、ソーサが不安定で後ろが不安だった4月から大幅に改善されました。 そのことが交流戦の7年ぶりの勝ち越し、8月までの月間勝ち越しに繋がっていたと思います。

そして2015年は、知っている方は多いと思いますが、この時期は首位にいました。 この年の5月まで首位にいた原動力は、井納、山口、モスコーソ、久保といた先発投手陣の安定と、ルーキーの山﨑康が毎回ほぼ完璧なクローザーをやったことに加えて、田中健が抜群の安定感があったことによる、投手陣の安定です。 ただこの年は良かったのは5月の交流戦に入る前までで、交流戦に入ったら3勝14敗1分という信じられないような勝率で急失速しました。原因は疲労による田中健の離脱です。これが今考えると一番大きかったように思います。 やはり5月の段階で目先の1勝の為に中継ぎを無理使いすべきではない、という僕の考えの元はこのシーズンから得た教訓でした。

そして昨年の2016年、実は勝率では首位にいた2015年をも上回り、投手の防御率は2015年を凌駕しています。 これは調べて驚きました。これほど昨年はこの時期投手陣が良かったのか、と。

先発が7回以上持ってくれるのって、こんなに良い事づくめだったんだなあ、と改めて感じた一週間

ここで書いたように、昨年の5月は本当に先発投手陣が抜群の安定感を示していました。 今のように5回持たずに降板する先発投手は誰もいなくて、大体の投手は6回以上持ってくれたのですから、リリーフ投手に全く負担がかからず、本当に先発が続けて7回持つってこんなに良いことなんだなあ、とファンになって初めて知るような感覚でしたね。 しかも、この時のモスコーソ、石田、井納、今永、山口という先発投手陣はストレートに力があり、多少苦しいカウントになっても力でファールを打たせてカウントを整えられた為、そんなに簡単に崩れることは無かったです。 そこが今の久保、平良、水野などの力で押せずに多少甘くなると簡単に打たれる投手陣との違いです。 僕はコントロールよりも球威が投手には大事、と思っているし、球威で押せる投手の方がコントロールで交わす投手よりは安定している、と思っているので、今日の平良に関しては大丈夫かな、という不安だらけでしたね。 案の定その不安が的中して厳しい登板になってしまいましたが、これはこれで仕方ないです。やはり多少良いコースに決まった球をヒットにされないだけの球威が無いと、一軍では厳しいと思います。 今日のヒット打たれた球は、全て甘い訳ではなく、そこそこのコースに来ていた球でも良い当たりをされていたので、その球威では厳しい、と見ていて思いました。 ヤクルトの石川もそうですが、コントロールが生命線の投手は、どうしてもコントロールが上手くいかない日、あるいは審判の判定が厳しい日とかは、苦しくなり大量失点される傾向が多々あり、力で押せる投手よりも安定出来ない傾向があると思います。 だから阪神の藤浪があれだけコントロールが悪くても防御率が凄く良いのは、抜群の球威があるからと、抜け球が打者に非常に恐怖感を与え、それでなかなか外の球を踏み込めて打てないからでしょう。 あれを見ると僕は投手はコントロールよりも球威、と思います。

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この記事へのコメントコメント一覧

「ここ2年間は抜群に良かった5月攻勢、今年は厳しいと思えるような現在の先発投手陣」へのコメント

allstarsさん、コメントありがとうございます。

確かに先発が好投した試合でも、中継ぎがリードを守り切れずに逆転される試合が多く、しかも先発がイニング持たないから中継ぎが登板過多になっていますね、現状は。

このままでは2013年や2015年のように、8月に中継ぎが皆疲弊してワンランク落ちる中継ぎしかいなくなり、勝ちパターンが全く作れなくなる、そんな風になりそうで、僕はそれを一番危惧しています。

早いうちに、トレードとかもして投手補強した方が良いようにも思います。

「ここ2年間は抜群に良かった5月攻勢、今年は厳しいと思えるような現在の先発投手陣」へのコメント

コメント失礼します。

悔しいのが、先発が試合を作ったとしても勝ちきれない試合が多いことです。まさに昨日の試合もそうですが中継ぎが踏ん張りきれません。登板ペースが早いのは分かりますが、まだ序盤です。
夏場を迎えるころに中継ぎがへばるのは分かるのですが、シーズン序盤でこうなると今後も安定した勝ちは厳しいでしょうか。こういうときにピンズドの補給ができるようファームの強化をしてもらいたいです(層は厚くなってるとは思いますが、もうちょっと頑張ってほしい)
いずれにせよ、3位はまだ手に届くところにあるのだから頑張って今年もCSに連れていってもらいたいです。戦力差だけで試合が決まるわけではありません。運というか勢いみたいなものもとても大事。前を向いて頑張ってもらいたいです。

ここ2年間は抜群に良かった5月攻勢、今年は厳しいと思えるような現在の先発投手陣

shinrinさん、コメントありがとうございます。

確かに、石田、クラインが抜けた後の久保、水野、平良が先発した5試合で2勝3敗は結果だけ見ると健闘の部類に入りますが、内容では決して良くはなく、3投手共に全登板6回持たずの降板で、先発の仕事は出来ていないんですよね。
あくまでも僕の考えは、3,4点取られようと6回まで持って初めて先発が仕事をした、ということですので、その基準で言うと彼ら先発としての仕事が出来ていないんですよね。彼らが投げた試合、中継ぎ大体4人以上使い、チームに負担をかけています。
彼らが平均4回1/3しか持たなかったので。
それが今後の夏場の狭い屋外球場が本拠地という、投手に非常に大きな負担がかかる中で2015年や2013年のように中継ぎが崩れてチームがガタガタになるかも、という心配があるのですよね。

その時に今日二軍に落ちた平良や尾仲辺りが成長して一軍に戻ってくれれば心強いのですが、最近のファームの育成能力、かなり悪いように思えてしかいなくて、果たしてそのような若手の成長があるか、結構懐疑的に見ています。

もちろん、僕が今書いたことと逆のことが起きることを期待していますが、今のファームの現状を見ると結構厳しいように思います。
早い所で長浦からスカスタに練習施設が移転して、選手の心が一新されて良い施設で練習出来るようになれば、と思いますね。ただあと2年かかるのですが。

「ここ2年間は抜群に良かった5月攻勢、今年は厳しいと思えるような現在の先発投手陣」へのコメント

石田、クラインの代わりの投手が先発した試合で2勝3敗は健闘していると思います。今は我慢の時期と割り切って不調の選手や実績の乏しい選手に経験を積ませているのは明らかです。広島、巨人も万全でないので、それほど離されてもいません。
個人的には、平良や尾仲などフレッシュな選手が見られて、しかも、そこまで負けが込んでないというのは理想的なのですが、甘過ぎですかね?

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横浜大洋ホエールズ時代からのファンです。

きっかけは遠藤投手が巨人戦で江川投手に投げ勝った試合辺りからで、知っている監督は関根監督からです。
当時から弱いチームでしたが、近藤貞雄監督のスーパーカートリオなど、大洋は面白い野球をするチームでした。

優勝の時は甲子園まで応援に行ったり、浜スタで日本シリーズの優勝の感激に浸ったりしました。

TBS時代はほとんど暗黒期でしたが、DeNAに親会社が変わってから5年でやっとチームが強くなったと実感しました。

あとは1998年以来の優勝へ向かってチーム一丸となって努力していくこと、そしてファンが優勝するチームにふさわしい応援をするようになってもらうことだ大事かな、と思います。
チームは強くなってきましたが、ファンはまだ諦めが早く、ちょっとでも負けが込むと批判や個人攻撃に走ってしまう、そういう所は直す必要があるのでは、と思います。
1997年の劣勢の展開で雨天中断中にファンがグラウンドに物を投げ入れ、それを選手達が拾っていった光景は今でも僕は覚えていて、あれで僕はいくら劣勢になっても諦めない、むしろそういう時こそ応援すべきでは、という気持ちになったのを覚えていて、ブログでもそうするように努めています。

2位以上になり、浜スタでCSが開催されるようになったら、阪神や広島が相手だろうと三塁側もベイスターズファンが殆ど、になって、応援の力で相手チームを圧倒したいですね。
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(11月21日現在)

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