温故知新ベイスターズ~2017

目先の1勝に拘りながらも、長期的展望も見据えていた7回の満塁のピンチでの山﨑康への投手交代

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今日の試合は、スミ1での1-0での勝利、という日曜日に中日にされたことの逆をするような勝利で、打撃戦が好きなファンにとっては物足りない試合だったかもしれませんが、玄人好みのするような緊張感あり、ベンチの采配の駆け引きが面白い試合でした。

先発投手は、DeNAの濱口、阪神の秋山、共に素晴らしい内容で相手打線にスキを与えないような投球をしていたのですが、お互いに完投どころか8回も投げ切った経験の無い投手、ということで終盤のベンチの投手交代、代打の采配で勝ち負けが決まる試合になりそうな予感がありました。

しかし前にもこのブログで書いたように、秋山投手は良いと立ち上がりしか得点を期待出来ない投手ですね。 初回に点が取れないと7回ぐらいまで0点で抑えられ、桑原謙、マテオ、ドリスといった阪神の力のあるリリーフ陣に押し切られそうな戦いになりそうです。 ということもあって、対阪神は特に先行して少ないリードを逃げ切る戦いが必要のように思います。 その先取点をなかなか取らせてくれないような球に力のある投手が阪神には多いので、今年の阪神戦もそう点を取れる戦いを期待は出来ないでしょう。

そういった投手戦の中で、濱口投手がよく阪神打線を抑えました。特に僕が良いと思ったのは、先頭打者に四球を出しても決して球を置きに腕の振りを緩くしない所です。 だからこそ四球の後にヒットあるいは長打を打たれる、という点が取られそうな最悪のパターンにはならないですし、5回の北條のゲッツーのように、多少甘い球が来ても野手の正面に行く打球になってくれます。 この姿勢を見て学んでほしい投手が今二軍にいっぱいいますね。あえて名前は伏せますが。

まだ完投どころか7回も投げ切ったことのない濱口がノーヒットノーランを達成することはまずないと思っていたので、6回までは誰がヒットを打つのかな、やはり糸井か福留辺りかな、と想定していました。 そしたら案の定糸井が先頭打者で初ヒット、先頭打者だから嫌な予感があったものの、福留、中谷が連続三振でランナーは一塁そのまま、となった時はこれで乗り切れれば8,9回は三上、パットンで何とかなりそう、と感じていただけに鳥谷の内野安打はちょっと痛かったですね。 これでピンチになり、代打は長打もある原口。 これはウチにとっては嫌な代打でした。北條ならチェンジアップに合ってなかった為にチェンジアップ中心で打ち取れるイメージがありましたが、原口だと勝負所ではこういう球を見極めることが出来、甘い球なら長打も打てます。なのでバッテリーは慎重に外中心の配球になりました。だから最後のストライクからボールになるようなチェンジアップを見極められたのでしょう。そしてこれは今までチェンジアップとクロスファイアーのストレートで右打者を打ち取っていた濱口にとっては、この見極められは、1つのチェンジアップという武器を取られたような痛いピンチとなりました。

だからいくら100球いかなくて無失点でも、ここは代え時と思ってましたし、確かにこのピンチを乗り切れば濱口の大きな成長という資産を得られるのですが、1つの武器を封じられ、終盤のピンチを乗り切ったことのない濱口にあのピンチを託すのは非常にリスクの大きな賭けだったと僕は思います。 だからラミレス監督が出てきて投手交代を告げた時は、正直安心しました。 というのは前回の浜スタでの阪神戦の連敗は、今シーズンも阪神が苦手になりそうな悪い内容での連敗の仕方だったので、今日の試合はどんな内容でも勝つべく目先の1勝にこだわる試合、という意識が僕にあったからです。 ましてや明日の予告先発が、ここ2年間打てても勝ててもいない大の苦手の藤浪が先発ですので。 ただあの交代の場面に出てくる投手、皆様は誰だと思われたでしょうか? 僕は昨年の投手交代の傾向が頭に入っているので、須田だとばかり思っていました。 そしたら告げた投手の名前が山﨑康晃。正直ビックリと同時にヤスアキ大丈夫か、と思いました。 ファンの方ならお分かりでしょうが、山﨑康晃、昨年から3敗もして昨年の対阪神戦の防御率が9.00であるように、阪神戦を大の苦手としています。 そして今年もまた阪神戦で9回に点を取られ、クローザーからセットアッパーに配置転換されるきっかけとなってしまった悪い投球内容も見せてしまいました。 それでも昨年は甲子園なら負け無し、防御率3.60と見れる成績ではあるので、そこに託すしかないような感じで僕は見ていました。 そして満塁での康晃の登板は、恐らくプロ入りしてから無かったでしょうし、満塁だと押し出しも考えるような、コントロールに気を付けながらもそんなにコントロールは良くない投手なので、本当に僕は心配でした。 案の定ストレート中心の配球でもボール1、2個ぐらい外れて3-2になった時は、押し出しになるような気がしてならなかったです。 しかし今日の康晃は違いましたね。昨年は高山に押し出しをしていたようなコースも高さも外れるようなツーシームではなく、真ん中のストライクゾーンからボールに落ちて一番バッターが空振りし易いツーシームを、あの場面で投げて見事にピンチを切り抜けました。

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この記事へのコメントコメント一覧

目先の1勝に拘りながらも、長期的展望も見据えていた7回の満塁のピンチでの山﨑康への投手交代

マグカップさん、コメントありがとうございます。

 僕はどちらかというと技巧派より速球派の方が好きなので、濱口のようにそんなに正確なコントロールは無いけど、腕を思いっきり振って多少のフォアボールを出しても抑えれば良いんだろう、という感じで放るタイプのピッチャー、好きですね。
 最近のプロ野球ファンは、評論家がそういう細かいことと突つくようなことが多いからか、四球に対してナーバスになり過ぎて四球を出す→このピッチャーダメだ、という評価になりがちです。
だから四球出しても「1つの四球ぐらいでガタガタ言うな、0点に抑えれば文句無いだろう」という風に投げて、四球出すのも持ち味、というピッチャーが好きなのですけどね。
逆にバッターからすれば、球は速いけどどこに行くか分からない投手、打ちづらいですからね。特にデータが発達している現代野球では。
そういう意味でも今日投げた広島の加藤とかウチの濱口、四球はありますが主力打者に対して恐れもなさずストレート中心で攻める投手、ということで見ていて楽しいですね。

そしてベイスターズ、本当に投打の噛み合った試合は今日の試合ぐらいですので、今日ぐらい下位の打者が打ってくれるともっと強い打線になって、投打の噛み合う相手から見ても強いチームになる下地はありますね。
そういう意味でも今のチームの中で一番エースの風格があるウィーランドに勝ちが付いて良かったし、この投手を中心で回していけば、大きな連敗をせずに行けるチームになりそうに思います。

「目先の1勝に拘りながらも、長期的展望も見据えていた7回の満塁のピンチでの山﨑康への投手交代」へのコメント

こんにちは。
私も濱口の投球には驚いています。球は速いけどノーコンで自滅する投手が過去に何人かいましたので…(あえて名前は伏せますが)カウントが不利の時でもピンチの時でも腕を振って投げるので、なんといっても見ていて清々しいです。プロ選手たるや結果はもちろん、魅せる選手であることは生き抜く一つの要素だと思います。現状打つ方があまりチームの力になってませんが、投手が頑張ってくれているうちに状態が上がってくることを期待してます。投打噛み合っていなくてこの勝率。まだまだ出来るはずです。

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横浜大洋ホエールズ時代からのファンです。

きっかけは遠藤投手が巨人戦で江川投手に投げ勝った試合辺りからで、知っている監督は関根監督からです。
当時から弱いチームでしたが、近藤貞雄監督のスーパーカートリオなど、大洋は面白い野球をするチームでした。

優勝の時は甲子園まで応援に行ったり、浜スタで日本シリーズの優勝の感激に浸ったりしました。

TBS時代はほとんど暗黒期でしたが、DeNAに親会社が変わってから5年でやっとチームが強くなったと実感しました。

あとは1998年以来の優勝へ向かってチーム一丸となって努力していくこと、そしてファンが優勝するチームにふさわしい応援をするようになってもらうことだ大事かな、と思います。
チームは強くなってきましたが、ファンはまだ諦めが早く、ちょっとでも負けが込むと批判や個人攻撃に走ってしまう、そういう所は直す必要があるのでは、と思います。
1997年の劣勢の展開で雨天中断中にファンがグラウンドに物を投げ入れ、それを選手達が拾っていった光景は今でも僕は覚えていて、あれで僕はいくら劣勢になっても諦めない、むしろそういう時こそ応援すべきでは、という気持ちになったのを覚えていて、ブログでもそうするように努めています。

2位以上になり、浜スタでCSが開催されるようになったら、阪神や広島が相手だろうと三塁側もベイスターズファンが殆ど、になって、応援の力で相手チームを圧倒したいですね。
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(09月21日現在)

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