温故知新ベイスターズ~2017

心配なオールスター以降の中継ぎの登板過多について~他チームとの比較データも含めて

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後半戦の前に、僕は後半のスタートこそ大事で、ここで負け越すと後半失速の恐れが高い、と書きました。 その結果は、ベイスターズは後半のスタート12試合を8勝4敗という良いスタートを切れ、これで後半戦もまだ楽しめる、と思います。 ただ、その中でも先発投手が長い回を投げられず中継ぎ投手が登板過多になったりして、決して良い試合運びはしていません。その懸念が改めて浮き彫りになったのが先日の首位広島との3戦目だったと思います。

あの試合、大多数の方が何故7回に田中健を登板させないんだ、という意見でした。 それに対しての僕の答えは、僕は田中健はあの華奢な体で、1イニングずつの3連投をさせたら、来月疲労による故障あるいは体調不良で来月使えなくなる恐れがある、ということです。 それは昨年の登板数を見て、恐らく首脳陣がそういう判断をしているのでは、とも推測出来ます。 昨年の田中健は、4月5月と中継ぎ、セットアッパー、あるいは山﨑が連投で投げれない時はクローザーをやったりして、チームに欠かせない存在でした。 ところが5月末に疲労が溜まった、ということで登録抹消してからは、一軍に再昇格するも4,5月のようなキレのある球は見られなくなり、オールスターに出た頃には、もう厳しい状態になっていました。 そしてオールスター明けに体調不良になり、そこからは二軍でも田中健が投げる姿を見られませんでした。 では田中健が疲労が溜まる登板数はどのくらいか、ということを昨年のデータから調べてみますと、昨年は4月で11試合、10回2/3イニング、5月で11試合、9回1/3イニング、を投げています。 この4月の登板試合、イニングは限界超えで、これを超さないようにするのが田中を持たせるポイントになります。 それを考慮してか、今年は田中の月別登板数、6月までは多くて4月の10試合、6月の7回2/3イニングに抑えています。 ところが7月は先発のQS率が29.17%と崩壊状態になったので、田中の登板数が増え、今月は11試合、8回2/3イニングと、登板数の限界を超してしまいました。 だからラミレス監督は試合後の語録で田中は準備していた、と言いながらも使わなかったのだと思います。 他の方のブログでは、あの試合で広島に買って3連勝しないと優勝への望みが無くなるのだから、壊れる可能性が高くなっても田中を使うべきだった、という意見が多いのですが、僕の意見を言わせてもらうと、それで田中が壊れたら昨年の二の舞になる可能性がありますよ、それでも良いのですか、と問いたいです。 今広島に勝つのは確かに大事ですが、でもまだペナントレースはあと二カ月もあります。ここでたとえ投手陣潰れても良い覚悟で広島戦を勝って、本当に投手が故障をして今週の阪神戦、中日戦を落としてしまったら何の意味もありません。 ましてやベイスターズは大事な終盤戦に勝ち越した実績が無く、CSに行ける希望も持てそうかな、と思った時期があってもそこから負け込んで結局は5位か最下位に終わった球団です。 そういう球団にとって大事なのは、優勝することよりも後半戦の大事な試合に勝ち、CSに出て後半戦でも俺たちはやれるんだ、という自信を選手がつけることだと思います。 優勝して欲しい、という気持ちはもちろん僕にもあります。しかし冷静に考えると先発投手がこの大事な夏場に苦しみ、中継ぎが疲労で今にも潰れそう、そんなチーム状態ではとても10ゲーム差ある広島を追いかけられるとは思えません。だからこそ、戦力を壊さないようにして目下の敵の阪神を叩いて3位をキープすることの方がより現実的だと思います。

では、その中継ぎが何故疲労して不調になっているのか。それはオールスター以降の中継ぎ投手の登板数を見れば分かります。 下にオールスター以降の各球団の中継ぎ投手の起用のべ人数と1試合平均の中継ぎ起用人数を記しています。

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この記事へのコメントコメント一覧

心配なオールスター以降の中継ぎの登板過多について~他チームとの比較データも含めて

bayさん、コメントありがとうございます。

前の人の返答にも書いたのですが、恐らく8,9回を長田で行く、ということを首脳陣は考えていなかったのでしょう。
そのぐらい今年は長田に対しての信頼度が薄いのでは、というのを感じる起用法です。
あの開幕カードで連続四球を出したことによる悪い印象を首脳陣が持ってしまって、それがずっと変わらず、といった感じです。
僕は8回まで石田続投、という考えです。
田中を使った意図は、恐らく金曜日は石田が7回に満塁のピンチを迎えて一杯一杯だったから、8回は須田か田中を使おう、そして日曜日は左の今永だから、田中は使わず行こう、という首脳陣の考えで田中ではなかったのか、と想像しています。

心配なオールスター以降の中継ぎの登板過多について~他チームとの比較データも含めて

1998yokohamaさん、コメントありがとうございます。

金曜日は、僕は石田に8回まで行かすべきだったと思っています。
確かに7回の満塁のピンチを作ってしまったから、首脳陣は石田は100球が限界、と踏んで8回から継投に入った訳ですが、あれだけの点差がありましたから、やはり120球ぐらいまでスタミナが持つかのテストをやらせても良かったと思います。
もしそれで8回持てば、石田は120球まで持った、という実績が残せますし、首脳陣の起用の仕方も変わるかもしれません。
もし持たなかったら、そこからでも長田を使っても良かった、と思います。

なかなか今年は首脳陣に長田は信頼されていないから、長田に2イニング行かせることを首脳陣は考えていなかったのでしょうね。だから須田か田中の選択で田中を使ってしまったのでしょう。
そして日曜日は左の今永だから、中継ぎは全て右で行こう、そう考えていたのでしょう。

心配なオールスター以降の中継ぎの登板過多について~他チームとの比較データも含めて

malin1974さん、コメントありがとうございます。

僕は久保に関しては、2イニングぐらいのロングなら行けると思います。ただ、皆疲れているのですかね、ナゴドでの彼らは皆悪かったです。
久保に関してはヤクルト戦のビハインドの試合では好投していたから、そんなに悪くはないと思います。
ただ、ザガーは心配ですね。ここの所出る度に打たれていますからねえ。普通なら月曜日に登録抹消になってもおかしくないような出来なのに、抹消は無し、ということは代わりになるほどの状態の良い投手が、よっぽどいないんだなあ、ということで心配になります。
三嶋は今の先発投手の状態なら、ファームで2試合連続で好投すればすぐに出番は回ってきそうに思います。
ただ、高崎に関してはファームでも出ると打たれ、被打率が3割を超えているので、相当力が落ちたと僕は見ています。残念ながら年俸も安くない、とうこともあり、戦力外の一番の候補では、と思っております。

心配なオールスター以降の中継ぎの登板過多について~他チームとの比較データも含めて

田中を3連投させたくなかったベンチの意図はわかるんですが
7月29日の試合、17点リードの8回裏に田中を使った意図はよくわからないですね。
8回裏、9回裏長田でも良かったんじゃ、とは思いました。

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横浜大洋ホエールズ時代からのファンです。

きっかけは遠藤投手が巨人戦で江川投手に投げ勝った試合辺りからで、知っている監督は関根監督からです。
当時から弱いチームでしたが、近藤貞雄監督のスーパーカートリオなど、大洋は面白い野球をするチームでした。

優勝の時は甲子園まで応援に行ったり、浜スタで日本シリーズの優勝の感激に浸ったりしました。

TBS時代はほとんど暗黒期でしたが、DeNAに親会社が変わってから5年でやっとチームが強くなったと実感しました。

あとは1998年以来の優勝へ向かってチーム一丸となって努力していくこと、そしてファンが優勝するチームにふさわしい応援をするようになってもらうことだ大事かな、と思います。
チームは強くなってきましたが、ファンはまだ諦めが早く、ちょっとでも負けが込むと批判や個人攻撃に走ってしまう、そういう所は直す必要があるのでは、と思います。
1997年の劣勢の展開で雨天中断中にファンがグラウンドに物を投げ入れ、それを選手達が拾っていった光景は今でも僕は覚えていて、あれで僕はいくら劣勢になっても諦めない、むしろそういう時こそ応援すべきでは、という気持ちになったのを覚えていて、ブログでもそうするように努めています。

2位以上になり、浜スタでCSが開催されるようになったら、阪神や広島が相手だろうと三塁側もベイスターズファンが殆ど、になって、応援の力で相手チームを圧倒したいですね。
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(10月17日現在)

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