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ファイナルは特別な舞台~マレーvs錦織直前

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ツアーファイナルの第4日。マッケンロー組の第2ラウンド。数時間後にマレーvs錦織戦、そしてワウリンカvsチリッチ戦が執り行われます。

マレーvs錦織戦、私としては9月全米オープン会場で生観戦して以来ですが、今回はもちろんテレビを通じての通常観戦です。英米の時差の関係でこちらは仕事中なので、ライブでは見られないのが残念です。全米の劇勝のあと、次回マレーと当たる時は完膚なきまでに叩きのめされるかもなあ・・・と半ば覚悟していましたが、幸い、再戦の舞台が全豪オープンではなくファイナルなので、いかなる結果になろうと、ぐっと切なくなることはなさそうです。

なぜ切なくないかというと、ファイナルは色んな意味で特別な舞台だからです。グランドスラムも五輪もデ杯もそれぞれに特別ですが、ファイナルはわずか8人のクライマックスシリーズ祭、(デ杯や五輪と異なり)純粋な個人戦、必ず3試合戦う、セット奪取やゲーム奪取も地味に意味がある、相手が強豪しかいない、参加すること自体が名誉≒ファンに良いテニスを見せたいバイアスあり。とはいえエギジビジョンでも何でもないガチンコ、ポイントも結構入る。何とも楽しく不思議な大会です。

そしてマレー戦、いま最も倒すのが困難な相手との対戦です。シーズン後半に凄みさえ見せたチリッチでさえ、スコアはあの結果でした。錦織も同じようなスコアになっても何ら驚きはないのですが、今回のサーフェスと調子からチリッチよりはやれそうな気がしています。マレー自身に自国でリベンジの気負いがあり、錦織が程よい平常心で戦えば、序盤に効果的なプレッシャーを掛けることで1歩、2歩と追い詰めることはありうると思います。

米国テニスチャンネルでは、ワウリンカ―錦織戦での対セカンドサービス、錦織のレシーブポジションが前に上がってきたことをデータで示していました。これは今回のサーフェスの癖を錦織なりに掴み、相手に時間を与えないテニスを気持ちよく実行できている証とみています。おそらくワウリンカやティエムにとっては、錦織がいま最悪の相手。ラオニッチ相手でも相対的に優位に進められるコートではないかと思います。

とはいえ、あまり先のことを書くと運やツキが落ちるので、まずは足元の戦い。本日の戦いでの錦織の勝ち抜け可能性を考えます。ラウンドロビン突破の条件は、①勝利数、②試合数、③2名が並んだら直接対決、④3名が並んだらセット獲得率、そしてゲーム獲得率、⑤それでも並んだらランキングです。

ということで今日は、錦織がマレーに勝ち、ワウリンカがチリッチに勝てば、錦織は準決勝進出が確定ですね。レンドル組のジョコビッチと同じケース。一方でチリッチがワウリンカに勝てば少し厄介。錦織が今日マレーに勝っても、それだけでは決まらない。錦織がマレーに2-0で勝ち、チリッチがワウリンカに1セットでも落とせば、錦織の勝ち抜けが決定・・・となりますかね。違っていたらご指摘ください。いずれにせよ、それ以外のパターンだと、錦織は次のチリッチ戦で勝利をもぎ取るのが基本的には求められると思います。

あとはここまでの感想です。全選手ではなく、気になったことだけ。

ジョコビッチは早々と準決勝進出を決めましたが、テレビで観る限り、意図のないミスや単調な配球がやや目立ち、集中力散漫でスランプ局面継続中と感じます。ラオニッチは今年の彼としては可もなく不可もない感じです。積極的にネットに出るスタイルを磨いていますが、ちょっと想定と違ったコースや球種が来るとクリーンヒットしないところがあって、この辺り、マレーであればうまくあしらいそうに思います。錦織が当たることがあったら、それが出来るかどうか。

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