F1の目

R.I.PJules F1界に投げかけたもの

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 「もう死にやしないよ。セナの死があったからね」これは私とともに話していた20年上の人と話していた時に出てきた話だ。セナの死以降の安全対策は絶対。その神話が人々を過信させる。それが今回の事故を生んだのかもしれない。アイルトンセナ以降21年間起こることのなかったのも人々を過信させるきっかけになった。将来有望な青年だったジュールビアンキ。この男の死は混乱するF1界に一矢報いることになるのか。

 まさかあのような事故が起こるとは・・・と筆者は思ってしまった。恥ずかしながら筆者も安全神話信者の一人だった。幾度と大クラッシュを見せつけられてもひょいっと出てくる。その安全性に過信を抱いていた。だが、その過信から目を覚めさせてくれる出来事があった。それは2014年シーズンのレギュレーション改正だ。無理な改正は人間の予想を超えるときがある。そのシーズンが開幕してからもなお危険に満ちていた。危ないと思うシーンはたくさんあった。バーレーンのグディエレス然り、イギリスのライコネン然り。筆者はそれを見て94年のようにレギュレーション改正一年目は何かが起きる。そんな気がした。そして日本あの日本グランプリを迎えた。

 私が無茶な改正をせず、昔のようなレギュレーションにすべきだというと必ずF1とは世界最先端の技術を使わなければならないという意見をいただく。確かに何年も同じレギュレーションでいるとマンネリ化するであろう。だが、今のようにやることなすことすべてマイナスに働くような今のレギュレーションならば変えるべきではなかったのではないだろうか。

 ジュールの死はマイナスへ進むF1界にある程度の衝撃を与えただろう。バーチャルセーフティーカーの導入など安全面の対策は確実に変わった。だがまだまだ迷走し続けているようにも思える。17年の改正も18年に延びたり、ターボのままだのNAに戻すだのいいつづけている。果たして視聴率の低下が激しいF1は正しい判断ができるか。ドライバーの死を無駄にせず、興行的にも安全面にもいい方向へ進むのだろうか。



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2013年、F1の目執筆開始。F1観戦はテレビがほとんど。

気が向いたときに思ったことなどを書いてゆく。

ホンダ記事が多くなっているのは応援している証拠なのかもしれない。

F1一筋で今後も続けていく予定だ
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