2007年07月09日
(行者★スポ第52号)燃える闘魂、赤いパンツに出会う
先般、成功裏のうちに終わったIGFの旗揚げ興業において、田村潔司率いるU-STYLEによるタッグマッチが組まれていた。この一試合のみIGFのプロレスルールではなく、U-STYLEのルールによって行われたが、本大会の中で浮き上がったように見えたのは、私だけではなかったと思う。 さて、IGFの総帥アントニオ猪木にとって、この一戦はどのように映ったのだろうか。自分の弟子である前田日明や高田伸彦の弟子である田村潔司は、いわゆる孫弟子ということになるが、書生プロレスとでも呼ぼうか、生硬で青臭い、その格闘技色のプロレスについて、大会後アントニオ猪木は特段の感想を述べていないようだ。むしろ、そのこと自体が、この一戦に対するアントニオ猪木の評価なのかも知れない。 が、UWFがプロレスの格闘技化の道程であったとするならば、
元々は、その第一歩をアントニオ猪木自身が、異種格闘技路線で踏み出したのではなかったろうか。その意味では、未だにUWFのスタイルにこだわり続ける男、田村潔司も猪木ゲノムの継承者ということができるだろう。
田村潔司はかつて、前田日明の引退試合の折りに「戦いの中から夢や感動を与えられた」ことについて言及している。これは、アントニオ猪木の言う「格闘ロマン」にも通じる、彼のプロレス観だろう。
ゲノムとは「ある生物を、その生物足らしめるのに必須な遺伝情報」とのこと。また、「ある生物のもつ全ての遺伝情報」でもあるということだから、同一のゲノムは世に二つとないということか。
ゲノムは遺伝において新たなゲノムとを生む。田村は「猪木さんが新しいプロレスを考えていると聞いた」と、IGFの進路に期待感をにじませている。『燃える闘魂』が変異した『赤いパンツの頑固者』を、IGFは今後どのように扱うのだろうか。
(敬称略)
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posted by gyoja_busyo |16:34 |
格闘技・プロレス |
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