2007年06月11日

(行者★スポ第48号)君はサップのバスターを見たか

投げ技にTKOを
(まえがき)
 以前の記事『UWFダービー!?桜庭VS田村はこう見ろ!』と、『ジョシュ、カート続々!IGFにあの男は立つのか!?』に多数いただいたコメントに触発されて、「ガチでありながらも娯楽性の高い総合格闘技のルール」は考えられないものか、数回にわたって断片的なアイディアながら、いくつかの考えを申し上げさせていただきます。

 さて、「ガチでありながらも、娯楽性の高い総合格闘技のルール」は考えられないものか、という観点で前々回のエントリーに【パウンドTKO】なるものをご提案しましたが(詳細はこちら)、今回は投げ技によるTKOをご提案したいと思います。

 【バスターTKO】
 このルールは、マットの上でなければ深刻なダメージを負ったであろう投げ技が決まった場合、この技を決めた方のTKO勝ちにするというものです。

 憶えていらっしゃる格闘技ファンの方も多いと思うのですが、B・サップ選手がアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ選手と対戦した時に、いわゆるパワーボムを決めて場内をうならせたことがあります。

 この一戦に敗れた後に、サップ選手は雑誌のインタビューに答えて、


「あれがマットでなく、路上であればどうであったか」という趣旨の発言をしていたように記憶しています。無論、総合格闘技はルールに則って、リングの上で勝敗を決するものですから、サップ選手の発言は「競技」という観点からは詮無いことと言わざる得ません。が、「制約なしでは、どっちが強いのか」闘いの原点から見れば、一定の説得力があるものと思います。

 このほかにも、クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン選手がヒカルド・アローナ選手をKOしたものや、ミノワマン(当時は美濃輪選手)がパンクラス在籍時に、ブラジルの選手に対してこの技を決めたことなど、総合格闘技のリングにおいてもパワーボムというバスターは、タックルへの有効なカウンター技として利用されています。なお、ブラジリアン柔術では、この「相手を持ち上げて落とす」という行為を禁止しているようです。理由は分かりませんが、この技の危険性、つまり攻撃としての有効性を認めていると推測できます。

 その他の投げ技でも、K・ランデルマン選手がE・ヒョードル選手をいわゆるバック・ドロップ(しかもマサ・斉藤ばりの鋭角な!)で投げたものなどは、マットの上でなければ、かなりのダメージを与えたのではないかと思わせるものでした。

 これらのようなマットの弾力がなければ技を受けた側に決定的なダメージを与える投げ技に対してTKO勝ちを与えれば、おいそれと組み付きにいくことが出来なくなって、イージーなタックルが減り、同時に逆転の投げ技が決まる時のスリルも生まれ、鑑賞性と娯楽性が増すように思われます。

 そもそも、この【バスターTKO】、かつてリングスにおいて、現在はハッスルで天職を得たようにお見受けする坂田亘選手がブルガリアの巨漢選手(どうもトドロフという選手だったようです)に、幾度も投げつけられた上で、最後には絞め技で逆転勝ちを収めるという試合を見たときに、釈然としない思いが沸きまして、決定的な投げ技が決まれば、KOとみなすべきではないかと考えるようになった次第です。

 投げ技がどの程度の決まり具合よって、TKOとするのかという課題がありますが、総合格闘技にルールのレベルで娯楽性を与えるためにも、以上のアイディアを考えてみました。

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posted by gyoja_busyo |08:05 | 格闘技・プロレス | コメント(6) | トラックバック(0)
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Re:(行者★スポ第48号)君はサップのバスターを見たか

見込みTKOを作る意義がわからない
見てる方もやってる方もぴんぴんしてるのにいきなり試合終了だったら
絶対フラストレーションが溜まる
プロレスまがいの不細工な投げ合いっこなんて見たいですか?

そもそも「下がコンクリだったら」っていう仮定がいかにもガキ臭い
そんなの言い出したら「下が砂浜」でも「下が畳」でも構わないじゃん
リングの元でやってるんだからリングを基準にすれば十分
裸で一対一な時点で既に馬鹿が愛してやまない「実戦」とは違うんだから
地面だけ「実戦」を想定するってのも不思議な話だ

posted by プロレスは負の遺産 | 2007-06-11 13:31

Re:(行者★スポ第48号)君はサップのバスターを見たか

下がアスファルトならガード~マウントポジションで相手の後頭部を下にコツコツと叩きつけるだけでたぶん死ぬでしょうね

ガチでありながら娯楽性も求めるのならやはりUWFのような感じになると思いますが

posted by A | 2007-06-11 17:56

Re:(行者★スポ第48号)君はサップのバスターを見たか

柔道みたいですね。

『一本!!』みたいな。

posted by c | 2007-06-11 18:27

Re:(行者★スポ第48号)君はサップのバスターを見たか

いや、わかりますよ、言いたいこと。華麗な投げ技は格闘技の華のひとつであるし、それをどう勝ち負けの評価につなげるかでしょうね。たとえば、スリーノックダウン制を採用して、相手を綺麗に投げたらダウンをとったとみなすとか。ローランドボックなみに相手をフロントスープレックスでがんがんたたきつけるという選手がいたっておもしろいと思います。

posted by senorjapones | 2007-06-12 07:22

Re:(行者★スポ第48号)君はサップのバスターを見たか

 度々コメントを下さっている方々をはじめ、皆様、拙稿にお付き合いいただいきありがとうございます。

 本シリーズは、総合を観賞用のスポーツとして、より面白くするにはどうしたら良いかという観点で綴っておりますが、全般的、体系的な新ルールのイメージがある訳ではありません。

 自分が見た総合の試合の中から感じたことをベースに断片的ながら思いついた改良点を申し述べておりますので、頼りない
所も多々あるかと思いますが、その点、お含みおきいただければと思います。

 さて、今回もあまり評判がよくない総合の新ルールの提案でしたが(^^;、コメントにいただいた、選手が試合後に「ぴんぴんしている」というのは、案外ポイントのように思います。

 次回は興業形式に関して、ご提案させていただく予定です。

posted by 行者 | 2007-06-13 13:37

Re:(行者★スポ第48号)君はサップのバスターを見たか

どのくらいの投げがTKOとされるかで非常に揉めると思いますね
下が固かったら・・・という発想でいくと、体落としで十分TKOですが、それだと柔道家の天下になるでしょう

打撃のあるMMAでは難しいと思いますが、グラップリングにスープレックスTKOを加えたルールは面白いかもしれません

posted by 空 | 2007-06-19 02:01

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