2007年12月26日
遅ればせながら、クラブW杯総評
あの熱戦の日々からもう1週間。今回は遅ればせながら、クラブW杯の総評をつづっていきたいと思います。 まずは、初参戦ながらアジア最高位の3位をマークした我らが浦和レッズ(以降レッズ)。準決勝のACミラン(以降ミラン)戦では惜しくも0-1で敗れてしまいましたが、随所で可能性は見せてくれました。あとは自分たちのサッカーに自信を持ち、自分たちのサッカーを展開していければ、より良い試合になったのではないでしょうか? 大会後、テレビや新聞で現在はミランのゼネラルマネージャーを務めている元鹿島のレオナルドのインタビューを目にしました。彼は「日本人はもっと自分たちのサッカーに自信を持ち、そしてもっとゴールに対する強い意識を持て」ということを重ね重ね言っていました。確かにレッズのサッカーの根底には守備があり、間一髪のところでミランの攻撃を防いでいましたが、サポーターの応援を背にもう少し攻撃的に行かなければいけないところもあったと思います。結果は1点差でしたが、その間には大きな差が横たわっていることを改めて感じました。しかし、その差を実感できたことは、この先レッズというクラブが更に成長していく上で、大きな財産になると思います。 3位決定戦はまさにワシントンDay。前半35分、後半20分のヘディングでのゴール。そしてPK戦でも1人目のキッカーの大役を果たしゴールを決めた大男が最後に流した涙がこの大会の全てを物語っていたような気がします。東京V時代を含め3年間、通算118試合で91ゴールを決めたワシントン選手。 「本当に2年間ありがとうございました。またクラブW杯で会えることを楽しみにしています」 そして忘れてはならないのが、今大会の優勝チームACミラン。今年バロンドールとFIFA世界最優秀選手賞に輝いたカカは今大会でも3アシスト1ゴールと大活躍でした。特にボカ・ジュニアーズ(以降ボカ)との決勝戦で見せた3点目のゴール。自らドリブルで左サイドを切り裂き、GKの股を抜いての技ありのゴールは圧巻されました。カカの他にも、決勝戦で2点を決めた天性のゴールハンター・インザーギ、左サイドで90分間仕掛け続けたミランの伝説・マルディーニやピルロ、ジダなどまさに世界最高の名にふさわしいプレーでした。 また、今回も注目のヤングプレーヤーが続々と出てきましたね。ボカのバネガやカルドソ、エトワール・サヘルのシェルミティなどは、将来ヨーロッパの強豪クラブで活躍する日も近いかもしれません。 来年はどこのクラブが来ることになるのか? レッズのACL2連覇など今から楽しみです。09年以降は、まだどこで行われるかは決まっていませんが、出来る限り日本で開催してくれることを祈っています。
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posted by guro |00:58 |
FIFAクラブワールドカップ |
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スタジアムに入るとそこには、たくさんのサポーターが試合の時を今か今かと待っていた。豊田スタジアムに来るのはこれで2度目。1度目は2年前、カズこと三浦知良選手(現横浜FC)がシドニーFCの一員として第1回のクラブワールドカップに出場した時。あの時に比べてもサポーターの数、迫力は数倍に見えた。売店にてタオルマフラーとパンフレットを購入し、席に着くとちょうど選手入場の時間になっていた。寒空の中、選手がピッチに散らばっていく。試合開始のホイッスルが鳴り響いた。
試合は両者3度目とあって慎重な立ち上がりになるかと思われたが、序盤から浦和が積極的に攻め、セパハンがカウンター狙いのハイペースな試合運びとなった。前半開始早々から闘莉王が前線に飛び出せば、この日ボランチとして出場した阿部が攻守にわたってキレのあるプレーを見せ、チームを牽引した。特に阿部は、守っては前線からプレッシャーをかけパスの芽を摘み、攻めては縦への正確なパスを供給し続けていた。今冬シエナに移籍する長谷部や、来夏海外移籍を目指す鈴木もアピールの場とばかりに前線に絡み、チャンスを演出していた。
しかし、この日誰よりも輝いていたのは、久々の先発出場を果たした相馬崇人だった。先制点はこの男の左足から生まれる。前半32分、ペナルティーエリア左から相馬がDFとの一対一をかわして縦に切り込み、ゴール前に低いクロス。これを永井が流し込み浦和が先制。追加点こそ生まれなかったが、守備では阿部や闘莉王が空中戦で相手を圧倒、前半を1-0で折り返す。
後半開始早々からカリミ、バヤトといった攻撃的な選手を投入してきたセパハンも一気に猛攻を仕掛ける。しかし後半9分、一瞬の隙をつき阿部からワシントンにスルーパスが通る。右足でボールを軽く浮かし、縦に切り込むとほとんど角度のないところからゴールネットを突き刺した。この大会を最後に浦和を退団し、故郷ブラジルのフルミネンセへ移籍することが大筋で決まっている元ブラジル代表FWはゴールが決まった直後、ゴール裏のサポーターに駆け寄り、共に喜びを爆発させた。その後、さらに強まるセパハンの攻勢をチーム全員で守り抜くと後半25分、永井のヘディングをセパハンDFがクリアミス。ボールはセパハンゴールに飛び込み、試合を決定付ける3点目が決まった。その10分後、ミスから1点を返されたが、最後まで攻めの姿勢を崩さなかった浦和が3-1で勝利。
後半40分頃からは「Get GOAL 福田」コールが起こり、来期から育成コーチとして帰ってくる“ミスターレッズ”にささげられたことは印象的だった。
さて次は13日ACミラン戦。
90分のうち、そんなにたくさんのチャンスは来ないだろう。
だが今の勢いをそのままに、一瞬のチャンスをものにする集中力を切らさなければ、試合は面白い方向に転がるかもしれない。
世界の頂まであと2つ。
頑張れ、レッズ!!

