2008年07月03日
◇決勝
ドイツ 0-1 スペイン(オーストリア・ウイーン)
【得点】
[ス] フェルナンド・トーレス(33分)
30日(日本時間1日)、オーストリア・ウィーンにて決勝戦のドイツ-スペインが行われ、スペインが1-0でドイツを下し、1964年以来44年ぶり2度目の優勝を果たした。
この日、FWダビド・ビジャをケガで欠いたスペインはシステムを4-1-4-1に変更。ワントップにはフェルナンド・トーレス、中盤には今大会で初めてセスク・ファブレガスが先発出場した。
序盤こそ素早いプレスからスペインを苦しめたドイツだが、22分にトーレスのヘディングが惜しくもポストを直撃すると、そこからドイツのプレスが崩れ始める。そして33分、MFシャビのスルーパスに抜け出したトーレスがDFラームを振り切ると、飛び出してきたGKレーマンの上を通す技ありのシュート。ボールは無人のゴールに吸い込まれスピンが先制する。
後半になると流れは完全にスペインペース。得意のパスもつながり始める。53、67分には絶好の得点機が訪れたが、いずれもレーマンのファインセーブに阻まれ得点ならず。
準決勝までは内に入っていく傾向が強かったMFダビド・シルバ、アンドレアス・イニエスタの両サイドハーフだが決勝ではお互いに与えられたサイドの仕事を全うした。そのおかげで、ドイツの生命線とも言える両サイドハーフ(ルーカス・ポポルスキ、バスティアン・シュバインシュタイガー)はこの日まったく仕事をさせてもらえなかった。
意外性のあるプレーでアクセントを加えたセスク、渾身的なプレーでスペインを支えたMFマルコス・セナなどの中盤は今大会随一だった。
前線では4得点で得点王に輝いたビジャ、それを支えたトーレス。守備ではサイドバックのセルヒオ・ラモスが攻守に貢献。最後方では準々決勝イタリア戦で奇跡のPKストップを演じた“聖カシジャス”ことGKイケル・カシジャスがいた。
もともとタレントは揃っている。ベスト8の壁という見えないプレッシャーを打ち破った今、この優勝を機にスペインは手の付けられない存在になっていくかもしれない。
posted by guro |15:02 |
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2008年06月27日
◇準決勝
ロシア 0-3 スペイン(オーストリア・ウイーン)
【得点】
[ス] シャビ(50分)、ダニエル・グイサ(73分)、ダビド・シルバ(82分)
(※スペインは決勝進出)
26日(日本時間27日)、オーストリア・ウィーンにて準決勝第2試合のスペイン-ロシアが行われ、スペインが後半の3得点でロシアに快勝。24年ぶり3度目の決勝進出を決めた。
スペインは決勝でドイツと対戦。勝てば実に44年ぶりの優勝となる。
posted by guro |15:19 |
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2008年06月27日
◇準決勝
ラーム、終了間際の決勝弾(スイス・バーゼル)
ドイツ 3-2 トルコ
【得点】
[ド] バスティアン・シュバインシュタイガー(26分)、ミロスラフ・クローゼ(79分)、フィリップ・ラーム(90分)
[ト] ウグル・ボラル(22分)、セミフ・シェンテュルク(86分)
(※ドイツは決勝進出)
25日(日本時間26日)、スイス・バーゼルにて準決勝のドイツ-トルコが行われ、激戦の末、3-2で逆転勝ちを収めたドイツが3大会ぶり6度目の決勝進出を決めた。
ドイツは準々決勝と同じく、2列目中央にMFミヒャエル・バラックを据えた4-2-3-1。一方のトルコは出場停止4選手を含む9選手が欠場。急遽、守備的MFのメフメト・トパルをCBに起用する苦肉の策に出た。
だが以外にも、試合序盤のペースをつかんだのはドイツではなくトルコだった。前半12分、MFアイハン・アクマンが右サイドを深くえぐりマイナス気味に折り返すと、フリーで受けたFWカズム・カズムが強烈なシュート。ボールは惜しくもゴールバーを直撃する。ドイツは準々決勝のポルトガル戦から6日間のインターバルがあったこともあり、動きにいつものキレが感じられなかった。
すると22分、スローインを受けたDFサブリ・サブリュオールのクロスにカズムが滑り込みながらシュート。これはポストに嫌われたが、跳ね返りをMFウグル・ボラルが押し込み、大方の予想を裏切ってトルコが先制する。
だが、リードは長く続かなかった。その4分後、左サイドを抜け出したFWルーカス・ポドロスキがクロスをあげると走りこんできたMFバスティアン・シュバインシュタイガーがニアで合わせた。まるでポルトガル戦のリプレイのようなシュートがゴール右に突き刺さり、ドイツがあっという間に同点に追いつく。
勝ち越しを狙うドイツは34分、カウンターからポドロスキがフリーで抜け出し、GKと1対1になるも、シュートはゴール上に外れてしまった。
結局、1-1のスコアで折り返したが、前半のシュート数(ドイツ3、トルコ15)が物語るとおり、前半はトルコが圧倒していた。
迎えた後半も流れはトルコにあったが、79分、左サイドからのDFフィリップ・ラームのクロスにGKリュシュトゥ・レチベルが不用意に飛び出してしまう。このボールをFWミロスラフ・クローゼが打点の高いヘディングで押し込み、ドイツがついに勝ち越しに成功する。
しかし、ここで終わらないのが今大会のトルコ。86分、右サイドでラームをかわしたサブリがクロスを入れると準決勝のクロアチア戦でも値千金のゴールを決めたFWセミフ・シェンテュルクが同点ゴールを決める。
誰もが延長を予想した90分、もうひとつのドラマが待っていた。2点目の原因となったラームがMFトーマス・ヒツルスペルガーとのワンツーで左サイドを抜け出すと、右足で冷静に流し込み勝負あり。ドイツが決勝行きのチケットを手にした。
ドイツは29日、決勝でスペインと対戦する。
posted by guro |11:14 |
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2008年06月20日
6月7日に開幕した「EURO2008オーストリア・スイス大会」は18日、1次リーグ全日程を終了し、ついにベスト8が出揃った。ポルトガル、トルコ、クロアチア、ドイツ、オランダ、イタリア、スペインと錚々たる顔ぶれが並ぶ中、最大のサプライズはグループリーグ最終節で好調スウェーデンを敗り、2位に飛び込んできたロシアだろう。
注目選手はスウェーデン戦で2試合の出場停止処分から復帰したFWアンドレイ・アルシャフィン。所属するゼニトを2007-2008シーズンUEFAカップ優勝に導いたロシアの背番号10は、スウェーデン戦でも大きく躍動した。前半24分、鋭いパスでFWロマン・パブリュチェンコのゴールの起点になると、後半5分には自らもゴールを決めてみせた。身長172cm、体重69kgと小柄ながら抜群の得点感覚とテクニックを誇るロシアの真のエースが大会に旋風を起こす可能性は十分にある。策士フース・ヒディンク監督の存在も不気味なところだ。
そのロシアは21日、「死の組」グループCを全勝という圧倒的な強さで通過したオランダと対戦する。今大会、オランダは攻撃陣が好調。MFベスレイ・スネイデルを中心に連動したカウンターからゴールを量産している。イタリア戦で見せたカウンターからのゴールは現時点での今大会のベストゴールといっていい。守備では守護神エドウィン・ファン・デル・サールがゴールに堅い鍵をかける。
ロシアはカウンターから得点力のあるアルシャフィン、パブリュチェンコの2トップにボールを集めてゴールを奪いたい。テクニックのあるMFディニアル・ビリアレトジノフ、スピードのあるMFユーリー・ジルコフがその攻撃に厚みを加えるだろう。ヒディンクは今大会どんなマジックを用意しているのだろうか。
ドイツ、アタッカー陣が爆発! ポルトガルはベスト8で敗退
準決勝他の試合では19日、早くもドイツとポルトガルが対戦し、MFバスティアン・シュバインシュタイガー、FWミロスラフ・クローゼ、MFミヒャエル・バラックのゴールで3-2でドイツが勝利した。ドイツは3大会ぶりの4強入り。ドイツはこの日4-2-3-1のトップ下にバラックを起用、左サイドハーフには出場停止明けのシュバインシュタイガーを起用した。これが吉と出る。
22分、左サイドで起点をつくると今大会当たっているFWルーカス・ポドルスキのクロスを走りこんできたシュバインシュタイガーが押し込んで先制。26分にはシュバインシュタイガーのFKに合わせたクローゼが今大会初ゴールを決め2-0とした。だが、前半終了間際になると序盤飛ばしすぎたツケからか運動量が落ち、一気にポルトガルのペースになる。
53分、MFクリスティアーノ・ロナウドのシュートのこぼれ球をFWヌノ・ゴメスが冷静に決めて2-1。勢いに乗るポルトガルは左サイドのポドルスキの背後に出来たスペースを突き追加点を狙う。57分、MFシマンのCKをMFデコが逸らし、最後はDFペペが飛び込んだが、この至近距離からのヘディングは大きくゴールを越えていった。
するとその4分後、試合を決定付ける1点が入る。61分、再びシュバインシュタイガーのFKから今度はバラックが豪快にヘディングを決めた。この場面、バラックは競り合っていたポルトガルDFパウロ・フェレイラを押したように見えたが、ポルトガルの抗議は認められなかった。
試合はその後、途中出場のFWエウデル・ポスチガのヘディングが決まり、ポルトガルが1点差に迫るが、反撃はここまで。最後まで耐え抜いたドイツが準決勝進出を決めた。敗れたポルトガルはフェリペ体制最後の大会を有終の美で飾ることはできなかった。
残る席はあと3つ! ベスト4に残るのは果たして……
そのドイツは今夜行われる、クロアチア-トルコの勝者と準決勝で対戦する。この試合も面白くなりそうだ。予選ではイングランドを、グループリーグではドイツを沈めたクロアチア。MFルカ・モドリッチ、ニコ・クラニチャルを中心に細かいパス回しからゴールに迫る攻撃が展開できれば、今大会の台風の目になるかもしれない。一方のトルコはグループリーグ最終節で強豪チェコ相手にFWニハト・カフバジなどのゴールで、試合終盤2点のビハインドをひっくり返し、グループ2位で突破を果たした。失うものはなにもないという強さもある。
もう1試合は22日に行われるイタリア-スペイン。今大会、ハットトリックを含む4ゴールを決めているスペインのエースFWビジャ、フェルナンド・トーレスの2トップをイタリアDF陣がいかに防ぎきるかが焦点になるだろう。
29日のファイナルに進むのは果たしてどのチームか。もう一瞬たりとも目が離せない。
posted by guro |19:00 |
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