2009年09月24日
AFCの思惑を勘ぐらざるを得ない残念な日本勢同士の準々決勝第一戦。 私は圧倒的に川崎有利だと思っていた。しかし、その考えは前節(J:第26節)の名古屋を見た時点で消滅していた。迷いの3バックを経て、取り戻した本来の形。少なくとも好ゲームになる。それくらい、名古屋の状態は良かった。
予想通り。前半は、名古屋のサッカーの巧さが存分に発揮された。マギヌン・小川を中心としたサイドチャンジ・ポジションチェンジは効果的で、昨季の名古屋を髣髴とさせた。
前半0-1の差は、“押さえどころ”の差だった。ケネディを押さえどころと設定した川崎。中村憲剛をそれにした名古屋。攻撃の終点と起点。その僅かな違いが、少しだけ川崎を後手にした。一試合でこれほど名古屋の連動性が戻るとは・・・関塚監督も少し予想外だったか? 今までの傾向通りならば、レナチーニョの所に山岸か田坂が入ったはずである(後半の勝負所でレナチーニョ投入)。
後半。川崎はビハインドから強くなるチームだ。それは、名古屋も分かっていただろう。流れを引き寄せる関塚の判断と攻撃しかないときの選手達。川崎最大のストロングポイントである。
仕掛けるなら、レナチーニョの余力を考えても、後半頭からしかなかった。森を本来の右サイドバックに移し、中村憲剛とレナチーニョも右・左、入れ替えた。
違いを見せたのは、やはり中村憲剛だった。名古屋の守備に生じた僅かな隙間でボールを受け、破壊力に繋がる裏へのパスを送り続けた。名古屋にとっては、打ち合うのが理想的だったがリスクを考えると現実的ではなかった。2-2が最高だが、2-1でも悪くない。そんな感じだった。
結局、2-1で終えたこのゲーム。両チーム共に、チャンスが多く気持ちの良い好ゲームだった。後半、中村憲剛を無理やり消そうとしないところが、ストイコビッチの美学なのだろう。
第二戦も期待できる。ただ、川崎を無得点に抑えるのは非常に難しいだろう。ともすれば、名古屋がどこまでゲームコントロールできるかが試合の鍵となるに違いない。どちらにも身勝手に期待したいと思う。
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あとがき: 大世と谷口のイエローは余計だった。もし勝ち上がったとして、あれが足枷にならなければいいが・・・まぁ気持ちが入るのが彼らの良さでもあるのだが
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posted by オクジョー |11:04 |
ACL |
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2009年09月19日
<まえがき>
第21節~25節。季節も夏から秋へと変わっていく今5節。各クラブ、自らのモチベーション・コンディションづくりの難しさを痛感していたのではないだろうか。慢性的な疲労も溜まっていく中、一つの敗戦や事故への対応が鍵となっていたに違いない。
中東への選手流出・監督交代による戦術変更・主力選手の負傷離脱などと、状況は日々変化していった。そんな中で勝ち点を伸ばしたのは、それを受け入れることができたクラブ(※1)だった。 たくさんの変化を感じることができた第21節~25節。まさかの試合中断もあった。。。その中でも輝いていたイレブンを、今回も勝手に発表する。
<Jリーグ 第21節~25節 ベストイレブン>
-- -- ○ -- -- 大津/柏
-○---○---○- 中村(憲)/川崎・柏木(2)/広島・二川/G大阪
---○- -○--- 橋本/G大阪・ボッティ/神戸
○--○--○--○ 槙野/広島・岩下/清水・李正秀/京都・市川(2)/清水
-- -- ○ -- -- 山本(海)/清水
※( 数字 )は選出回数・・・複数以上から表記
ボールを扱える選手の活躍が目立つ形となった。リーグも終盤に差し掛り、徐々に“空間”が広くなってきたということだろうか。ここにきて、中村憲剛が初選出ということに驚いた(特に意識はしていなかったのだが)。大津には、勢いを活かして多くのことを学んでほしい。
MVP:柏木陽介(サンフレッチェ広島)
昨季の不調から一転して、今季は本当にコンディションが良い。足もよく動いている。 元々、ファーストタッチに秀でた選手だったが、その特徴を進化させることで、優れた視野を手に入れつつあるようだ。今季の柏木は、誰よりも遠い位置が見えている。プレーに余裕が出来たことで、得点も伸ばしている。やはり、トラップは大切ということなのだろう。
優秀監督:ネルシーニョ(柏レイソル)
私はこの監督が、昔からあまり好きではない。ただ、低迷したチームを立て直す手腕については評価せざるを得ない。 今5節、柏は負けなかった。勝ち点への渇望が感じられた。どんな戦術をとっても、勝ち点を取れればいいのだ。それができる監督が中々いない。だから評価せざるを得ないのだ。
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<あとがき>
浦和はことごとく敗戦を引きずった。新潟やFC東京の選手流失は確かに痛かった。それでも前進しなければいけない。そうやってチームは成長していくのだろう。
DF部門の得点王を狙う槙野。浦和戦のゴールは素晴らしかった。マトに得点王を譲ってはいけない!
※1)変化を受け入れ勝ち点を伸ばしたクラブ
<第21節~25節の勝ち点獲得順位 ()内は獲得勝点>
1.広島(13)・・・特に変化なし
2.G大阪(12)・・・レアンドロ流出⇒開き直り、中盤至上のスタイル復活。合わせてP・ジュニオールの獲得
3.清水(11)・・・特に変化なし
4.京都(10)・・・渡辺大剛今季絶望⇒よりリアリスティックな采配に
5.神戸(10)・・・三浦監督就任⇒より去年に近い戦術・人選に戻す
6.柏(9)・・・ネルシーニョ戦術浸透⇒目的の明確化
(注)川崎・鹿島の勝点は4試合で計算。
変化する必要がなかった広島や清水は、これから訪れるアクシデントに対処できるかで、最終順位が決まるだろう。
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posted by オクジョー |12:06 |
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2009年09月16日
日本代表の欧州遠征が終わった。
柔軟性はないが信念を押し貫くオランダに力負け。日本の弱点に気付いたが故に集中力が散漫となったガーナに粘り勝ち。選手の意識の高さ(攻守の切り替え)については、ある程度評価できる遠征だったのではないだろうか。
W杯出場国との対戦、一勝一敗。
それでも、私達の最大の不安内容は変わらなかった。“今の戦い方が90分もつのかどうか?”
不可能という見解を示す敵国と私達。可能性を感じている指揮官。それができなければいけないと、選手達。。。ジレンマである。
意識の高い攻守の切り替え。
攻→守。ボールを失った瞬間、できるだけ速くボールに複数で圧力を与える。
守→攻。ボールを奪った瞬間、少ない手数で速い攻撃を仕掛ける。
煩わしく書き、大袈裟に言ってしまえば、これを追求していくのが、今の日本代表だ。
それを実現するためには、更なる運動量と連動性が必要らしい。しかし、それこそが不可能な妄言への挑戦としか思えないのだ。選手が信じているからこそ、なお胸が痛い。
世界のトップを見てみる。バルセロナやアーセナルの攻→守は、圧倒的なポゼッションという武器の基に成り立っている。チェルシーやマンチェスター・Uが得意な守→攻は、強固な守備組織と爆発力を持ったフィニッシャーがいることで成り立つ。 日本代表が、何かを犠牲にしないまま、この両方を同時に高いレベルで継続できるとすれば、サッカーの歴史は大きく動く。
そもそも、走り勝つとはなんだろうか?
私は、“相手より圧倒的に運動量で上回ること”ではないと、走り勝つことがあるとしたら、“相手を同じくらい走らせた上で、運動量を保てるか”だと感じている。
ふと、欧州遠征を振り返る。
オランダは、日本の圧倒的なプレスに崩れたものの、選手はポジションから動こうとはしなかった(オランダの美学が正しいかは別として)。交代枠の関係もあったが、我慢したオランダは終盤に爆発力を見せた。 ガーナは前半、中盤の流動性で日本のプレスと勝負し、後半、前線へのロングボールで試合を決めた(つもりでいた)。
日本はこの遠征で4ゴール奪った。その内の3つは、ガーナが自ら足を止めた時間に生まれた。岡崎の途切れない集中力こそ、日本人らしく素晴らしかった。
日本代表はこのまま、志と自分達の足が止まる可能性が高い戦術を追求すべきなのだろうか? 少なくとも今のままでは、相手の足が止まる可能性は低いのではないだろうか。
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あとがき: 日本代表が、ネガティブなことばかりでないのは確かだ。特に、中村憲剛の見せる可能性には胸が弾む。あくまで今稿は、90分の使い方について大袈裟に綴りたかった。この遠征で数回見られた攻撃の可能性(中村憲剛の内抜き)や本田や森本の特徴について・・選手選考と危機管理についてなどは、他稿で綴りたいと思っている。
ガーナを見ていて、若き稲本の発言を思い出した。エムボマは、すぐ集中が途切れるけど、5分間くらいもの凄く研ぎ澄まされる。これは、アフリカ人の特徴だろう。
イングランド代表が素晴らしすぎた。カペッロは素晴らしい。ヘスキーをなぜ使うのか? ジェラードとランパード併用の理想的な形?など、日本が見習って欲しいことは多々ある。
最後に、ドイツW杯では、圧力の間合いの差を攻守において痛感した。間合いが通用したのは、中田英寿だけだった。その一歩の差を、この4年で追い求めるのは正しいだろう。次は、その使い方を学ぶのか? あゆみとしては正しいのかもしれないが、それではいささか寂しい。
posted by オクジョー |11:31 |
日本代表 |
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2009年09月14日
ヨーロッパ遠征の記事のupもままならない時に、こういったことを綴らなければいけないのは、大変残念だ。いや、こういったことに対してこそ何かを発信するべきなのだろうか。
知っての通り、鹿島と川崎の首位攻防戦(第25節)は、74分に雨のため一時中止、その後ノーゲームという判断が下された。スコアは、川崎が3-1とリードしていた。 試合後、Jリーグからはこの試合の取り扱いを、9月15日の理事会にて決定することを発表した。
僕は、この試合について出来る限りの事実確認をしたつもりだ。そしてとりあえず、Jリーグの決定を見守ろうと思っていた。
そんな時に、どういうわけか耳にしてしまった。一部の鹿島ファンが、川崎の選手を糾弾していると。耳にしていないだけで、もしかすると、逆もしかりなのか・・・どんな媒体からであろうが、こういった行為は下劣だ。
試合後、岩政大樹はこのようなことを語っている。
「どんな決定が下されようが、遺恨は残る。僕たちは勝ち点3以上の差をつけて優勝するしかない」 まっすぐでプロフェショナルな発言だ。プロ選手としての誇り。その上で、選手はピッチの中で評価されるべきだと。そして、選手は命を懸けてプレーしているのだと。
僕は、“鄭大世のプレー”も“岩政大樹の姿勢”も支持したい。そして、忘れたくない。
選手は、素直にサッカーと生きている。それに比べて、私達はどうなのだろうか。私達に誇りはあるのだろうか?
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あとがき: 私はとにかく、Jリーグの決定に注目する。
以下は、あくまで主観的印象論だ(この時点で卑怯か)。ここ数年、川崎は、Jリーグの判定に苦しめられていることが多いと感じる。また、不可解な試合が生まれた場合、その試合の主審は、大抵同じ人物のような気もする。
posted by オクジョー |11:06 |
Jリーグ |
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2009年09月05日
<まえがき>
チリが素晴らしいチームであったとしても、チリはチリだ。そういった意味でも、AWAYでオランダとやれることは大変素晴らしい(もちろんガーナとやれることも・・)。
現在の代表にあまり希望を見出せない私達?(少なくとも私はそうなのである)と手応えを口にする監督。どちらの認識が、よりW杯基準に近いのか?という答えの鍵も、少なからず見えてくるはずだろう。
絶対に、この2試合は大切にすべきだ。試合後にとってつけた記事のみにならないためにも、オランダ戦の前に注目点を挙げることとした(以下、箇条書き)。
<オランダ戦の注目点>
・ビルドアップの有効性
・・・同サイドを細かく攻略していく攻撃の組み立てがどこまで機能するか
・セットプレーの守備を含めた“高さ”への守備
・・・オランダの高さに対抗できるか。
また、その具体的な方法(少なくとも高さのある選手が少ない事は事実だから)
・ハイプレスを抜けてくるだろう相手に対しての対応力
・・・どこの守備ブロックで勝負するのか。ボランチが連動して相手の攻撃を防げるか。
・日本が速攻過多になった時のゲームリズム
・・・縦へと急ぐメリットとデメリット。
・ウイングに対する日本のサイドバックの対応力
・・・特に、中に絞れるか・ポジションをを高くとれる(牽制できる)か。
<あとがき>
オランダは強い。信念も強い。だが柔軟性が高いわけではない。付け入る隙はそこにあるのか・・・ただ柔軟性の欠如は、日本代表に感じる問題でもあるのだが・・・
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posted by オクジョー |20:02 |
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