2009年06月30日
<まえがき>
第11節~15節。中断期間(第13節~14節:5/24~6/20)をどのように活かすかが各クラブの鍵となった。5試合全てで勝ち点3を奪った鹿島・川崎。未だに連敗が止まらない大分。大穴としてのホンモノ感が漂いはじめた新潟。怪我人続出により正念場を迎えた山形・・・どのクラブも、自らを見つめ直しながら戦っていた。
むずかしい日程だった(まとめるのも)。各クラブは、W杯最終予選の影響で中断された一ヶ月もの期間を、どのように捉えていたのだろうか。おそらく、ACL出場組(開催試合なし)は、より一層の充実を・・・ナビスコカップ予選組は、新たなる可能性を求めたのだろう。
中断期間は、各クラブに“変化”をもたらしたのか。そんな第11節~15節。その中でも輝いていたイレブンを勝手に発表する。
<Jリーグ 第11節~15節 ベストイレブン>
-○---○---○- 興梠/鹿島・矢野(2)/新潟・レナチーニョ/川崎
-○---○---○- 松下/新潟・高萩/広島・石川/FC東京
-- -- ○ -- -- 谷口/川崎
-○---○---○- 水本/京都・千代反田/新潟・岩政(2)/鹿島
-- -- ○ -- -- 川島/川崎
※( 数字 )は選出回数・・・複数以上から表記
興梠は期待に応え、本来の形を取り戻した。DFラインは、得点・堅さの両方で貢献した選手の選出となった。GKは、川島と北野(新潟)で迷ったのだが、ビッグセーブの川島を選出した。
中盤の選手は、試合を決める得点を奪っている選手を選出した。小笠原(鹿島)・山本真希(清水)も選出候補だったが、前者は第12節:柏戦の退場を、後者は怪我による欠場を理由に選出外とした。矢野・レナチーニョ・石川など右の高い位置でプレーする選手の活躍が目立っている。
MVP:石川直宏(FC東京)
試合を決めるゴールを奪い続けている。心身の充実と自分の形を確立しつつあることが最大の要因だろうか。チームを引っ張り、本来の力を引き出す原動力となっている。自信がゴールを生み、ゴールが自信を生む。まさに最高の状態で戦っている選手として挙げられるだろう。 “使いたいけど扱いにくい” ある意味でホアキンのようだった(スタイルは異なるが)この選手の覚醒は近いかもしれない。第15節:清水戦で見せたゴールは、早くも今季のベストゴール候補だろう。
優秀監督:関塚隆(川崎フロンターレ)
浦和戦(第11節)での逆転勝利をキッカケに、5試合全てをモノにした。文句なしである。また、“流れを変える采配”と“選手の調子を見極める能力”も評価すべきだろう。主力選手が欠ける試合もあった中(ex.中村憲剛:第14節~15節など)、代わりの選手が好パフォーマンスを見せたのも、関塚監督の心眼があったからこそと言えるだろう。
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<あとがき>
早くも出現したベストゴール候補(上記参照)。この先、このゴールを超えるベストゴールは生まれるのだろうか?だとしたら誰が・・・
もちろん槙野(広島)にも期待する。そして、もう一人・・・私は高原直泰のゴラッソが見たい。二人の“なおひろ”がベストゴール争いをするわけか・・・
<関連記事 一覧>
ベストイレブン 《Jリーグ 第1節~5節》
勝ち点6未満クラブへの提言 〔上巻〕 《Jリーグ 第1節~5節》
勝ち点6未満クラブへの提言 〔下巻〕 《Jリーグ 第1節~5節》
勝てない大分トリニータにエールを!! 《Jリーグ 第6節~10節》
コラム・・・気持ち良かったミキッチvs長友 《Jリーグ 第6節~10節》
ベストイレブン 《Jリーグ 第6節~10節》
posted by オクジョー |11:39 |
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2009年06月26日
引き分け以上でも決勝トーナメント進出が決まるという状況の中での、情けない敗戦。サンフレッチェ広島が見せた、ナビスコ予選の最終節(磐田戦)の結果※にはがっかりだった。何らかのタイトル獲得を目標とする以上、あの試合は絶対に負けてはいけない試合だった。
リーグ戦の中断が明けた前節(神戸戦)。
広島が再逆転という形で見せた気持ちこそ、これから前進する上で何よりも大切なモノとなる。 “ナビスコを自ら落とした悔しさ”から来る一戦集中の気持ちを絶対に忘れてはいけない。
広島が忘れてはいけない敗戦は、もう一つある。
それが2007年、西京極での入れ替え戦だ。たとえ、J2に落ちたほうが自らを見直せたのだとしても、京都に敗れたあの悔しさだけは絶対に忘れてはいけないのだ。
今節、サンフレッチェ広島の対戦相手は京都サンガF.C.である。舞台は西京極。
全てはあそこから始まったのだ。あの悔しさがあったからこそ前進できたということを、結果で証明する必要があるだろう。
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あとがき: リーグ戦で少しでも上位に行くためには、一試合も無駄にできない。幸か不幸か、鹿島とガンバもJリーグに集中できるようになったのだから・・・
※サンフレッチェ広島。まさかの予選リーグ敗退。《ナビスコカップ 予選 Group A》
第1節:浦和戦(H)○ ナビスコ突破のライバルからの勝利。アドヴァンテージを握る。
第2節:試合開催なし
第3節:横浜FM戦(A)● 開幕戦で勝利した相手だったが、ターンオーバーを利用し敗退。
第4節:大宮戦(H)○ 文句なしの大勝。
第5節:大分戦(A)△ ピッチ状態を理由にターンオーバーを利用する。引き分け。
第6節:新潟戦(H)○ 大勝。新潟は控えのセンターバック。
第7節:磐田戦(A)● 引き分け以上で予選突破決定。Awayとはいえ鹿児島での開催だった。敗退。
最終節の結果が予選リーグ突破を左右したことは言うまでもないが、第2節に主力を温存したことも結果的に響いてしまった。
<関連記事>
大分に続け!! J1残留⇒カップタイトルへの道 ~ナビスコの新方式~
サンフレッチェ広島がタイトルのために手にした資格
大分のピッチに足踏み?の広島
脱落組のこれから 《ナビスコカップ 予選 Group A》 〔早期敗退クラブ編〕
脱落組のこれから 《ナビスコカップ 予選 Group B》 〔早期敗退クラブ編〕
posted by オクジョー |16:48 |
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2009年06月25日
一夜明けても、あまり信じられない。
ACL優勝候補の筆頭であったガンバ大阪と鹿島アントラーズが、同時に敗退するとは考えてもいなかった。サッカーは時に残酷だが、これだから面白いのかもしれない。
本命を打ち負かした二人の監督は素晴らしかった。
関塚監督は、これぞACL王者という最高のパフォーマンスを見せていたガンバに対して、采配で応戦した。川崎フロンターレは、前半のビハインドをひっくり返すことが得意なチームだが、それは“関塚隆の反攻の采配”なくして実現しない。
「FWを減らしても、ガンバの中盤に対抗したかった」
関塚監督は試合後、少し重かった鄭大世を45分で変え、養父を投入した経緯についてこう語った。中盤さえ対抗できれば、一発の場面に持っていける。調子の良かった中村憲剛を支える采配だった。
決勝ゴールは、絵に描いたような川崎の形だった。J2時代から築き上げてきた中村-黒津のホットライン。川崎サポーターが最も喜ぶゴールを生み出すキッカケを創ったのも、氏の采配だった。(64分ジュニーニョ⇒黒津)
トルコ人監督、シェノール・ギュネスは老獪だった。
普段通りにお互いがぶつかれば、鹿島のゲームだった可能性はかなり高かった(※下記関連記事参照)。しかし、FCソウルは普段通りではなかったのだ。
FCソウルは、DFラインに5枚の選手を並べてきた。それは、FCソウル本来のものではなく、水原三星が鹿島を圧倒したスタイルだった。自らの武器である中盤を諦めてまで、相手の武器を消してきたのだ。構えた武器もフィジカルを活かしたカウンターだけだったが、鋭さはあった。
鹿島は、スペースを消されたことにより、DFラインの外裏を突くことが困難になった。ギュネスは、相手の最も得意な形の威力を最大限弱めた。しかしそれでも、鹿島のほうが有利だった。
そこに、小笠原の退場が起きた。“DFラインの外裏を突く攻撃”と“小笠原からの展開”。結果的に、鹿島は二つの武器を失った。
結末はPKで、FCソウルの勝利だった。鹿島は二つの武器を失ったが、それでも試合は五分五分だった。その状態に持ち込んだ相手監督を称えるしかない。鹿島はよく戦った。
こうして、二つの本命は早々にACLの舞台から姿を消した。なかなか切り替えるのが難しい敗戦だと思う。しかし、Jリーグで結果を残せなければ、来年も同じ舞台に立つことはできない。この両クラブのリベンジに期待したい。
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あとがき: 関塚監督が語っていたとおり、ラウンド16の段階での日本勢同士の対決を招いた責任は、川崎にあることは間違いない。それだけに、アジアへの高みも本気で目指さなければならない。逆転の川崎というスタイルだけでは、Home&Awayの2試合となるこれからの闘いは厳しい。相手の先手を取る形が必要だろう。
戦術的なマッチレポートは、名古屋も合わせて次稿以降で綴れればと思っている。
<関連記事>
鹿島が水原に負け、ガンバや浦和に勝った理由
川崎フロンターレ 帰ってきた関塚監督
川崎、浦項に敗北・・・残念な気持ち
鹿島vsFCソウルの展望 《ACL ラウンド16》
posted by オクジョー |11:30 |
ACL |
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2009年06月23日
もっとボールを持つ方法を考えた方が良い。
岡田監督の戦術に対して、私が最も疑問を感じるのは、“攻撃サイドを変えること”を求めているように見えないことである。代表の試合は、全て見てきた(放映権の無かったバーレーン戦を除いて)が、サイドチェンジを意識して戦った試合はなかった。
予選で唯一W杯出場国レベルだったのが、オーストラリアだった。そのオーストラリアに対して日本は、攻守の切り替えを意識し奪ってから縦への速攻を重視したが、通用しなかった。答えは単純である。センターバックの選手が日本の前線の選手より能力が高かったからだ。
そして、そんな速攻の他に見られたのが、ビルドアップにおいての“同サイド攻略をひつこく挑戦する戦術”である。
最も見られる光景は、狭いエリアの中で中盤(俊輔と遠藤)とボールを受けるトップを中心に細かく繋ぎ、その間にサイドバックを外から、長谷部を内から飛び出させるモノである。(その際、詰まると遠藤や闘莉王までボールが下がるが、再び同サイド攻略を狙う)
このパターンのミソは、内から飛び出した選手(長谷部)をうまく使えるとチャンスになるということだが、ひつこく繰り返すことによる効果は未だに見出せない。
オーストラリア戦後、手応えを口にする選手もいた中で、興味深いコメントを出した選手がいた。内田篤人である。 それが、「横の動きが少なかった。もっとサイドチェンジを多くしなければ・・・」(/スポニチ)である。このコメントを出したのが、岡田サッカーの申し子であることに驚いたが、彼も鹿島の選手だということを思い出し納得できた。
攻撃サイドの変化をあまり意識しない。これはサッカーの流れに逆行している。
世界のトップを見てみる。バルサやスペインは、狭いところを正確に繋ぐ戦術だが、ゴールに対して常に遠いサイドを意識している。(仕掛けと技術を活かし素早く逆サイドを突くのはバルサの選手しかできないかもしれないが・・・) マンUは、サイドを正確に変える40m以上のミドルパスを速攻やビルドアップの中で多用する。
Jリーグを見てみる。日本のトップを走る鹿島は、日本で一番サイドを広く使えるチームだ。昨季名古屋が躍動し、今季新潟が躍動しているのは、サイドを変える方法を持ち合わせているからだ。(もっと言えば今季の名古屋は、昨季より逆サイドを意識できていないためリズムが良くない・・・※下気参照)
意識されはじめた“連動性”ということば。
しかしそれは、狭いエリアで時間をかけて行われようとしている。縦の連動が一人歩きした状態で、試合が奪えるとは思えない。ピッチは広く使うべきだ。
選手がそれに気付いたとしても、監督が気付かないことにはどうにもならないかもしれない。「各駅停車するな」という台詞が懐かしく思えてくる。
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あとがき: 現在の代表の軸は、“奪ってからの速攻”と“ショートパスの中で縦の連動を使った同サイド攻略”の二つである。前者は岡田監督の信念ともいえる特徴、後者は大木監督がヴァンフォーレ甲府でやろうとしたことに近い。岡田監督は、日本で一番の経験を持った監督であるが、アイディアを持ち合わせているかというと・・・どうだろうか。
先日、新潟vsG大阪の試合を見た。新潟のビルドアップの方法も面白かったのだが、一番はマルシオ・リシャルデスだった。高い運動量の中でボールをうまく散らし、フィニッシュまで決めた。
しかも、一連の動作が速く正確だ。 こんな選手が日本にも欲しいと思った・・・中村憲剛はどうだろうか?資質は申し分ないだろう。しかし、流れを読む力は欲しい所だ。彼が中心である川崎フロンターレも試合運びが上手なチームではない。しかし、資質は充分なのだ。彼の心の成長が、何よりも可能性を秘めているのではないだろうか。
※名古屋グランパスが抱える、アーセナルと似た落とし穴。
昨季、サイドバックの上がりとサイドチェンジを効果的に表現し、魅力を高めたのが名古屋だった。(そのスタイルは、アーセナルの特徴そのものといっても偽りはないだろう)
しかし今季の名古屋は、ダビィ加入とマギヌン離脱により縦への意識が強くなりすぎリズムを失う試合が多い。(これもまた、今季の終盤アーセナルが見せてしまったものと酷似してしまっている・・・※詳細は関連記事へ) ケネディ加入で修正できるかも、ミスターの手腕にも注目したいところである。
<関連記事>
アーセナルとサイドバック
posted by オクジョー |10:43 |
日本代表 |
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2009年06月23日
普段通りやれば、鹿島の勝ちだろう。
FCソウルはグッドチームだが、難しい相手ではない。サッカーのスタイルも似ているため、完成度の高い方が勝つ可能性が高い。そして鹿島には地の利もある。サッカーに絶対はないが、負ける可能性はかなり低い。
両クラブの差は、経験だろう。
FCソウルの長所は、将来有望なイ チョンヨン、キ ソンヨンなどを中心とした中盤の構成力にある。攻撃をしっかり組み立て、主導権を奪いにくる正統派のチームだ。
しかし、脆さも抱えている。後手に回るとリズムを失い、若さを露呈するのだ。これは予選ラウンドの2試合で、ガンバが証明してくれたことでもある。
いうまでもなく鹿島は、日本で一番試合運びに優れたチームだ。小笠原に頼るキライは多少あるものの、チームの完成度はFCソウルより遥かに高い。試合をコントロールさえできれば、力の差は自ずと浮き出てくるだろう。
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あとがき: 鹿島が最も注意すべきは、朝鮮独特の圧力の高いフィジカルサッカーかもしれない。FCソウルは、その色があまり濃くないが、ガンバ戦ではキム チウのポジションを左SBに下げ、ハイプレッシャーでの戦いを仕掛けてきたこともある。 鹿島が水原三星にそのスタイルで敗れたこと(※下記:関連記事参照)は、FCソウルも充分に知っていることだろう。
<鹿島に似たスタイル!? FCソウルの戦術>
FCソウル
監督:シェノール・ギュネス
フォーメーション:4-2-2
ビルドアップ:前線に当てる
攻撃エリア:ピッチを広く使ったダイナミックなサイド攻撃
DFラインの高低:普通
マーキング方式:意識の高いゾーン
攻守の人数バランス:攻撃55%守備45%
セットプレーの守備:ゾーン
CKのキッカー 右:キム チウ 左:キ ソンヨン
---⑩--⑨--- ダムジャノビッチ(⑲イ サンヒョプ)・チョン ジョグ
⑦--- ---27 キム チウ・イ チョンヨン
---⑳--21--- ハン テユ・キ ソンヨン
⑧-22--⑥-③ アジウソン(28イ スンヨル)・キム チゴン・キム ジンギュ・アン テウン(⑤ケビン)
- -- ① -- - キム ホジュン
※黄色は韓国代表選手
※イ スンヨル出場時は、キム チウが左SB
※西部謙司氏の戦術リストランテ方式を一部参考にしています。(リスペクト)
※G大阪との試合から構成されたものとなっています。
<関連記事>
鹿島が水原に負け、ガンバや浦和に勝った理由
posted by オクジョー |10:40 |
ACL |
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2009年06月20日
ナビスコカップの予選が終わり、中断されていたリーグ戦も今週末から再開される。
泣いたクラブ・笑ったクラブ。新戦力の発掘を求めた監督・新たなオプションを探した監督。タイトルのために前進したかった選手・チャンスを掴みたかった選手。ナビスコカップのそれもまた様々だった。 今稿では、力なくナビスコの舞台から姿を消したクラブ(早期敗退組)について綴りたい。
<ナビスコカップ 予選 Group B>
京都サンガF.C. 1分5敗(第5節で敗退決定)
ジェフユナイテッド千葉 2勝2分2敗(第5節で敗退決定)
ヴィッセル神戸 2勝1分3敗(第6節で敗退決定)
京都サンガF.C.は、リーグ戦での不安定さを拭えぬまま、ナビスコを消化していくという形になってしまった。
一刻も早く、“昨季の手堅い安定感”を取り戻したいところである。問題となっているのが、どこを強調して攻めるかだろう。昨季は、渡辺大剛と柳沢淳をポイントにシンプルで効果的なサッカーを展開させていた。しかし今季は、ディエゴや豊田、復調し始めたパウリーニョなど、攻撃のポイントが増えたことにより持ち味が希薄になりがち(ステップアップを求めると、往々にしてこのようになることがあるから不思議だ)である。(怪我から復帰した柳沢を含めた)前線の組み合わせを、ナビスコでも数パターン試していたが、未だにしっくりきていない印象だ。
ナビスコカップ第7節では、豊田・ディエゴ・柳沢・パウリーニョを同時に起用する布陣も試していたようだが、これは京都の色を考えると良い判断とはいえないだろう。 攻撃の軸を誰にするのか? 昨季、チームを引っ張った柳沢に今一度期待すべきなのだろうか。
イングランドで過ごしてきた監督が率いるだけに、ジェフユナイテッド千葉は、ターンオーバーを用いることが多かった。
最大の発掘は、終盤パフォーマンスを上げた福元洋平だろう。元々、年代別代表のキャプテンまで務めていた選手だけに、一つのキッカケで大きく成長する可能性を秘めている。良い意味でも悪い意味でも平均点だった池田に変わるような選手を、カップ戦の中で確保できたことはジェフにとって好材料と言えるだろう(キャプテンの坂本がCBにコンバートされていた序盤を考えても・・・)。
チームの今後の課題は変わらず、超ハードワークのためにどれだけ賢くプレーできるかだろう。試合の中でのエネルギー消費を考えると、ボールを落ち着かせるポイントが欲しいのは当然。。。 この課題をどのように突き詰め修正していくか? 今のままでは難しいことも、また確かである。
大久保嘉人の復帰が決まったヴィッセル神戸も、色んな意味で難しい状況だ。
期待されていた宮本恒靖がフィットしているとも言い難く、顔となるべき選手(金南一・ボッティ)は負傷中。エース候補の茂木も大久保と役割が被りそうと・・・あまり良いニューズはない。
カイオ・ジュニオールはかなり要求のレベルが高い監督である。これだけは、はっきりとしている(よって彼のお眼鏡にかなう選手も中々いない)。レベルの高い要求は、チームに風をもたらすか・選手を混乱させるかのどちらかだ。今の所はまだ五分五分といった感じか(ナビスコでは良い所は無かったが・・・)。仕事人タイプの田中英雄や松岡亮輔の特徴を割り切って活かせば、面白いチームになる可能性は充分にある。ここまで期待外れでしかない外国人選手抜きでの戦いのほうがいいのかもしれない。
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あとがき: 早すぎる大久保の帰還。何が何でも活躍しなければいけない。
<関連記事>
脱落組のこれから 《ナビスコカップ 予選 Group A》 〔早期敗退クラブ編〕
posted by オクジョー |14:52 |
Jリーグ |
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2009年06月19日
ナビスコカップの予選が終わり、中断されていたリーグ戦も今週末から再開される。
泣いたクラブ・笑ったクラブ。新戦力の発掘を求めた監督・新たなオプションを探した監督。タイトルのために前進したかった選手・チャンスを掴みたかった選手。ナビスコカップのそれもまた様々だった。 今稿では、力なくナビスコの舞台から姿を消したクラブ(早期敗退組)について綴りたい。
<ナビスコカップ 予選 Group A>
アルビレックス新潟 1分5敗(第5節で敗退決定)
ジュビロ磐田 1勝3分2敗(第6節で敗退決定)
大分トリニータ 1勝4分(第6節で敗退決定)
アルビレックス新潟は、ナビスコカップにおける予選突破に対して重きを置いていなかった。これはかなり高い確率で言いきれることだろう。現在リーグ3位という成績を見ても、いかにリーグ戦に集中したかがよく分かる。
リーグ戦序盤と重なったナビスコ第1~2節での、レギュラー選手温存の意図は、何よりもリーグでのスタートダッシュを重要視していたことにあるのだろう。開幕に出遅れると厳しいシーズンを送ることになることを分かっているクラブの賢明な判断だった。
これからの課題も、明確に浮かび上がっている。“選手層の薄さ”である。両CBを温存した第6節(広島戦)での大敗からも分かる永田・千代反田に代わる選手がいないということ。矢野や外国人選手が抜けると、攻撃の推進力が希薄になるということも事実である。 この経験を活かしどれだけ底上げできるか? 再開されるリーグ戦の鍵となるのは、控え選手達だと言っても過言ではないだろう。
イ・グノがPSGに移籍することが決定したジュビロ磐田の悩みは尽きない。ナビスコカップでも選手のベストな組み合わせを探りながら進むということは続いた。
上田康太が戻ってきたかと思えば、ポジションを掴みかけていた山本(康)の長期離脱。このチームが苦しいのは、中盤の底が決まりきらないことの間違いない(那須のボランチまで指揮官は考え始めた)。
不安定な歩みの中で、オフトが残したであろう試合運びに対する固さも見られないことも残念である。まずは、チームを固めることが急務である。
救世主(イ・グノ)はもう戻ってこない。やっと調子を上げてきた成岡・西。チームの翼となるべき松浦(怪我から復帰)や太田。使えそうな香りのする選手達を存分に活かすためにも、中盤の底には何よりも“固さ”を求めてはどうだろうか(ボールを扱えなくても、犬塚・ロドリゴを推す。上田は他のポジションで・・・)。
最悪の状況に陥った昨季王者の大分トリニータは、この中断期間(リーグ戦の中断にナビスコという日程)があって本当に良かっただろう。
この中断期間の中で、“負けないというスタイル”を取り戻し始めた大分(ナビスコ第7節:新潟戦での久々の勝利までが、ホントに長かった)。シャムスカ続投というフロントの決断は、やはり賢明なものだろう。J1残留という奇跡を創れるとしたら、この監督しかいないだろう(芝生の改善もだが)。
深谷の再離脱(ナビスコ第6節:磐田戦)は残念でしかないが、若手主力(森重・高橋・金崎・西川)のリフレッシュ(休養を与えたことによる)が行えたこと、ウェズレイ・エジミウソン等の復帰や若手選手に多くの実戦経験を積ませたことなど、反撃の準備は整いつつある。
全ては、中断明け最初の試合(川崎戦)に懸かっていることは間違いない。 この中断期間の意義をどこよりも感じているだろう大分の反攻は可能なのだろうか?
取り戻すべきは、スタイルとモチベーション。。。創り出すべきは、それをも超えるインパクトという勢い。。。私は、ナビスコでコンディションを上げた家長昭博や前田俊介に期待したい。
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あとがき: 次稿は、グループBの早期敗退クラブについてを予定しています(諸事情により更新が遅れていました)。(以下追記)大分は、リーグ戦に合わせて戻ってくると予想されていた選手が、またしても負傷してしまったようだ。大分の苦悩は続くのだろうか・・・
<関連記事>
脱落組のこれから 《ナビスコカップ 予選 Group B》 〔早期敗退クラブ編〕
posted by オクジョー |17:27 |
Jリーグ |
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2009年06月03日
本日開催されるナビスコカップ第5節。次のステップを目指すべきサンフレッチェ広島の対戦相手は、大分トリニータ(AWAY)である。
現在、最も苦しんでいる大分との戦いでは、“勝ち点3を奪いに行くべき”と考えることは、ある意味で必然だ。ここで勝ち点を積み重ねることができれば、ナビスコの予選突破もグッと近づく。
しかし広島は、そんな流れとは違う決断を選択しそうである。 “主力の大半を休ませる” 地元紙に掲載される予想スタメンを見てみたると、先発出場した選手(前節:ナビスコ第4節と比較)は僅か二人だけだった。
「主力は疲れている。」 監督はそう語っているようだが、真意は違うところにあるのではないだろうか。それが、ピッチの問題である。
知ってのとおり大分には、Jリーグからスタジアムの芝生改善指令が出されたばかりだ。怪我人が続出する一因に、芝生の問題が挙げられているのも事実である。広島の佐藤寿人も、5/23の試合(Jリーグ第13節:大分戦)で足を痛め、ピッチの酷さについて言及していたばかりだ。
ある意味では、選手を守る決断をしたペトロヴィッチ。確かにここで、主力に長期離脱されることだけは避けたい。しかし、本当にタイトルを目指すのであれば、そんなことを言っていてもいいのだろうか?
ナビスコの予選を免除されているACL出場組は、それ以上に危険な戦いの中で自らの経験値を高めているのだ、そこの差を自らで埋めることができなければ、タイトル獲得は到底難しいのだ。
近年、ナビスコタイトルを手にしたジェフやFC東京・大分などのクラブは、自らに厳しさを求め一戦必勝の集中力を高めることで、強豪に対抗してきた。
今節の広島の決断が、今後の歩みにどう影響してくるかは分からない。ただ、これだけは言える。タイトルに向けて進むためには、“覚悟”と“厳しさ”が必要だということだけは・・・
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あとがき: 広島も応援したいのだが、今は前田俊介の更なる活躍(前節途中出場2ゴール)・定着を願う気持ちのほうが強い。
<関連記事>
サンフレッチェ広島がタイトルのために手にした資格
posted by オクジョー |10:50 |
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