2010年09月30日

【広島対清水】 暗雲清水、長谷川の迷い <ナビスコ杯準決勝1st reg>

試合前つぶやき
 ナビスコ杯準決勝。清水はなぜ岡崎を出さないのだろうか。岡崎は清水にとってどんな状況でも必要な選手だ。長谷川健太はローテーションをよく使うがその成功率は著しく低い。

試合後つぶやき

(広島清水ナビスコ準決1st:稿一)内容だけで見れば清水側の完敗だっただろう。清水は今季から3トップを採用したといっても基本的にはリアクションを磨いてきたチーム。DFラインが低い広島とは相性が良いとはいえない。ましてや昨日の清水にはシステムに適していない選手起用が沢山見られた。 

(広島清水ナビスコ準決1st:稿二)それはダブルボランチ一角の山本(真)やサイドの枝村である。広島に先制された後の59分、清水が切ったカードは兵働→本田(拓)だった。僕はその采配(交代が山本でなかった)を見て広島の完勝を確信したのだが…… 

(広島清水ナビスコ準決1st:稿三)交代はやはり失敗に流れ(試合に入ってなかった山本を残し戦術的に重要な兵働を切ったこと)、広島が追加点を奪う。スコアは2-0、広島は三点目をいつ奪ってもおかしくない状況に……。しかし次に点を奪ったのは清水の方だった。 

(広島清水ナビスコ準決1st:稿四)ストヤノフのミスから貴重なアウェイゴールを奪った清水。山本(真)のこぼれを枝村が押し込むという精彩を欠いていた二人によるものだった。試合の結果は2-1、結果だけ見ればアウェイを1stで迎えたチームの2-1での敗戦はそこまで悪くないだろう。 

(広島清水ナビスコ準決1st:稿五)しかし清水に不安な点は多い。チーム状態も悪くローテーションもダメ。山本(真)や枝村が活きるのは、昨季の形で(3トップなら本田投入後の形がまだまし)、原や大前の起用法にも疑問が残る。昨季同様、長谷川監督は負のスパイラルにはまっているのではないか? 

(広島清水ナビスコ準決1st:稿六)重要なのはシステムに信念を持つことでも、ヨンセン小野藤本の代わりを探すことでもない。使える選手に適した形を見つけることだ。清水の本来の良さ(破壊力ではなく堅さ)を取り戻せなければ、今後のリーグやナビスコもより厳しくなるだろう。

(広島清水ナビスコ準決1st:稿七)ただ堅さといっても2ndレグに1-0の思考を持ち込むのは大変危険だ。広島の戦いぶりを見る限り、鬼門日本平でも得点は奪うだろう。つまり清水は2点を目指すべきで、堅さとは勝負所でのそれである。今のところサンフレッチェ広島に流れは来ている。

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2010年04月19日

鹿島にホームで勝ち点3を獲得させない方法

 第7節、鹿島対広島戦。スコアレスドロー。鹿島はホームで勝ち点3を奪えず、広島はアウェイで勝ち点1を奪った。更なる連覇を目指す王者の優勝条件が、“ホームでの勝ち点3”だということを考えても、失ったのは鹿島側の勝ち点2だろう。

 この試合、広島は鹿島が嫌う戦法をとった……というよりACLで磨いたアウェイでの戦い方を継続させたことが、鹿島には有効だった。
 鹿島は、サイドの外裏の空間を潰されると攻撃の幅がぐんと減る(2トップで連動してそこのスペースをまず狙うから)。広島は3バック+2の5人で最終ラインを作るため、サイドの外裏に鹿島の選手が使う空間はなかった。また、カウンターを重視したのも効果的だった。鹿島の守→攻の素早いカウンター発動の機会を奪ったからである。いやもっといえば、カウンターが決まりやすく作られた鹿島スタジアムの特性を活かしていたのは広島の方だっただろう。

 連覇中の絶対王者とアウェイで戦う時、「鹿島は何を嫌うのか?」と考えることは自然であるべきだ。
 守備でサイドの外裏の空間又は時間を潰されると鹿島は嫌だ。攻撃でカウンターを重視、それもシンプルかつ広いスペースを突く(鹿島が攻→守にも優れているため中盤に時間をかけるべきではない……広島のパスをつないでいく反攻より川崎や神戸などの裏を一気に突くものが理想)形をとられると鹿島は嫌だ。そういったことを考えるだけで鹿島は戦いにくくなる。

 ここ数年、鹿島がホームで勝ち点3を積み上げてこれたのは、日本にアウェイの戦い方を貫ける(ある意味での)弱者が存在しないことを意味しているのではないか。
 鹿島は強い。でも鹿島には優勝させない。その手段として鹿島が嫌う戦い方を徹底する。そういう弱者の存在が国内リーグ、国のサッカーを充実させていくことは間違いない。
 断言する。弱者でも鹿島に勝ち点3を獲得させないことは可能である。

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あとがき: 今稿は弱者が王者に近づく手段について。広島はもはや弱者ではないが、王者を苦しめる手段を知っていて、具現化できる集中力も持っていた。そう、手段が通用すれば最後は集中力の勝負となる。もちろん王者鹿島は集中力が高い。身も蓋もないようだが手段さえあれば王者と戦えるわけではない。鹿島から勝ち点を奪いたい。本気でそう思えるかが重要なのだろう。
 「鹿島にはマルキーニョスがいなかったし、小笠原も調子が悪くて、なにしろACLで中国に行ってたしね」と。が、広島の状況も考えるべきだろう。

posted by オクジョー |11:59 | Jリーグ | コメント(1) | トラックバック(1)
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2010年04月08日

【ベガルタ仙台】 開幕ダッシュを支えた梁勇基の集中力と正確性 【Jリーグ第1節~5節】

 早くこの選手をJ1で見たかった。開幕前、一番注目する選手に梁勇基を選んだ理由である。彼が所属するベガルタ仙台は開幕ダッシュに成功し、勝ち点を10も積み上げた。もちろん、彼が背番号通りの結果を出したからである。

 彼の特長はなんといっても勝負強いところだろう。勝利のために必要な大事な場面(プレー)での集中力、そしてそこでの正確性は鹿島の小笠原に並んで、Jリーグではずば抜けている。事実、開幕からの5試合で仙台が挙げた9得点の全てに絡んでいるのだ。

 最初の5試合が終わり、他クラブもより仙台を研究し、彼を警戒することになるだろう。おそらく、勝ち点を積み重ねることができない時期も訪れる。そんな中で、仙台や梁勇基に必要なもの、それは自分達のスタイルを信じることに尽きるはずである。
 なぜか? 自分達の堅守速攻、勝負所での梁勇基という形で、勝ち点10も奪えたからである。これは大いに自信を深めていい。それだけ開幕5試合で手に入れた勝ち点の価値は大きいのである。

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あとがき: Jリーグ開幕から、好調な梁勇基と鄭大世の北朝鮮代表二人。ブラジル・ポルトガル・コートジボワールという最高の組み合わせを手に入れたことによるギラギラとした熱の発散なのだろうか。この二人にも怪我をせずW杯を向かえてほしい。個人的には、活躍した鄭大世がカカーやドログバ、クリスチアーノなどとユニフォーム交換する絵を勝手に創造しているのだが、それは実現するだろうか。その前に代表の規則的に可能かどうかという懸念もあるが……。

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 【残留条件】 5試合勝ち点6を懸けた戦い 《Jリーグ開幕!!》

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2010年04月05日

最も変化が必要なジュビロ磐田 【開幕5試合勝ち点6未満クラブ】

 今ブログでは何度も綴ってきた(※最下部関連リンクあり)。開幕5試合で勝ち点6以上獲得できたクラブは残留の可能性がグッと高まるということを……つまり、それが適わなかったクラブは降格争いに巻き込まれる可能性が高い。

 C大阪、山形、大宮、神戸、磐田、湘南、G大阪、新潟。以上の8クラブが勝ち点6未満であった。おそらくG大阪に降格の心配はない。地力があり、過去にスタートダッシュに失敗した川崎F(09年)や鹿島(07年)の最終順位から考えてもである。ということは、安易な考えであるが、残された7クラブから降格クラブが出る可能性が高いということである。

 ここで言いたいのは、「君達は危ないよ?」ではない。「危ないことを本当に認識していますか?」である。ここでの認識の遅れは致命的だからだ。

 中でも、ジュビロ磐田には早急な変化が必要だろう。改善点が昨季から全く変わっていないからだ。
 柳下政権二年目の磐田は、まず守備陣の立て直しを目指したのだろう。パク チュホやイ ガンジンといった実力者を補強し、守備力のある那須をアンカーで起用している。前線にトップレベルの選手を揃えているため不安定な守備への考慮は当然と言える。
 にもかかわらず、守備は最悪だ。特にサイドからのクロスに対する守備のバランスが。これは昨季と同じ致命的な弱点である。守備のいいパク チュホの存在が問題を緩和させるという考えは安易だった(私はそう考えていた)。今の磐田は、ボール奪取地点の設定が悪く、守備構築のポジショニング、サイドにあるボールへの意識のレベルがかなり低い。

 残念だが、選手を変えても駄目なのであれば答えは一つしかない。抱える選手が有望なのであれば尚更のことだ。
 思えば磐田は、昨季はイ グノ(序盤)や前田遼一(中盤~終盤)に、その前は勝点を守ることのみを教えたオフトに何とか救われたという状況にある。サックスブルーのことを良く知る指揮官に長期的な時間を与えたいという気持ちも分かるが、守備の基本的で致命的な弱点がいつまでも改善されないのであれば、チームにこれ以上の上積みは期待できない。
 ただ、「指揮官に責任を!!」だけで改善されるのだろうか。アジウソン解任以降、極端に内向きとなったフロントにこそ、“危機察知能力”が欠けているのかも知れないのだから……。

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あとがき: 地方クラブの星、新潟は予想通りのスタートなってしまった。ただ、思いのほか守備は安定しているのでホームの力を発揮できれば逆転可能だろう。また個人的に応援したい山形も田代がようやくフィットし始めた。まだまだこれからである。

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2010年04月02日

【FC東京】 手に入れたジョーカー、獅子重松→オオカミ重松

 日本人、10代のFW……鹿島の大迫や海外で勝負する指宿とは違う匂いのする選手が現れた。FC東京、重松健太郎である。まだまだ発展しそうな体躯、獲物を狙い仕留める獅子のような眼光。この二つが共存した彼の未完成な空気。に、底知れぬ未来を感じた。

 彼がこの一週間で披露した結果(※1)は、彼の所属するクラブがFC東京で、FC東京に必要な最後のピースがフィニッシャー(※2)であるということを考えても意義深いだろう。自覚の見え始めた平山相太が刺激を受けてくれさえすれば尚更だ。

 今後おそらく、重松には15分程度のチャンスが与えられていく。自らの力で手に入れたこの15分をどう活かすかは彼次第だ。しかし、若手のチャレンジを受け入れるチームや監督(つまり幸運な環境)に自分が在ることを忘れないことが成功への鍵となるのではないだろうか。

 FC東京と重松健太郎、相互の価値を今以上に深めることができれば、推進力は凄いものとなるだろう。間違いない。今は期待感に満ち溢れている。

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あとがき: 眼光に惹かれるサッカー選手はなかなかいない。言うまでもなく中田英寿はそうだった。そして重松には直感めいたものを感じる。故に兎に角、重松健太郎に注目していきたいと思う。

※1) リーグ戦(4節:大宮戦)でのデビューゴール、ナビスコ杯(1節:名古屋戦)での二試合連続ゴール。いずれも途中出場。
※2) 今季は、森重と松下を獲得しさらに中盤以下の実力者集団となったFC東京。チームの課題は、カボレや石川に頼りがちだった最終局面(=ゴール)を、どのように?そして誰が?奪うのかである。

posted by オクジョー |11:28 | Jリーグ | コメント(2) | トラックバック(0)
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2010年03月21日

ACLが不安な大敗……敗因は薗田にある【川崎フロンターレ】

 川崎フロンターレ、横浜FMに4-0大敗。敗因は、裏を狙ってきた横浜の選手たちに薗田が簡単に屈してしまったことに尽きる。もっといえば、セットプレーでも彼の所は狙われていた。ただ、このふがいない試合の責任は彼だけでなく、選手やスタッフ全員にあることは言うまでもない。

 名古屋戦、(今)横浜FM戦と見る限り、薗田に足りないものがあるのは明らかだ。しかし大事な事は、『少しでも体をぶつける』などといった“簡単で周囲が感じ取りやすい気概”ではないだろうか。現段階でそれさえも感じ取れないのは残念である。昨季、同じ状況にあった菊池は、それをピッチで表現したことで信頼を勝ち取ったのではないだろうか。

 不安ではあるが幸い、彼はチャンスを与えられる状況にある。経験のない選手は失敗して当然だ。ただ、失敗から学ぶことができなければ、次も失敗する。ファイト、薗田!

 繰り返すようだが、川崎の戦術が破綻したのは、ボールに出て行き圧力をかけたいという目的を補完するために最低限必要な最終ラインの反発力の崩壊にある。ただ、その第一目的が不全に陥っただけで、あんなにもリズムを失うのは、川崎がまだまだ未熟であるからだ。川崎と鹿島の差が、そういう所にあることは既にハッキリしている。ただ、それでも川崎には期待してしまうのだが……。

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あとがき: 横浜FM、中村俊輔仕様。萎縮し引いてきた湘南に空間と時間を与えられた初戦。狙い(裏を狙うという)がドハマリした二戦目。どちらもホーム。そこで見せたミドルシュート。出来すぎである。まだ底も頂も見えない不透明なこのチームに木村和司が与えたとりあえずの良さは、中村や山瀬を筆頭に選手を自由にしたことだろう。

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2010年03月09日

【浦和レッズ】 フィンケは下位クラブの監督だ

 フィンケ監督就任直後、メディアは彼をポジティブに報道していた。それもシーズンが不振に終われば、ネガティブなものに変わっていた。そして私達はフィンケを批判すればメディアに踊らされている・いないかの二極に分けられた……。
 シーズンの観客動員数を著しく減らした点彼がピッチで表現したサッカーの結果と創造できる未来だけで導き出せるはずの解任。は、実現しなかったばかりか声さえ少なかった。多くの人が、年月が結果を改善すると考えているのは私にとっては異常だ。

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◎そもそもフィンケとは?
 年月が結果を改善すると考えている人は、そもそもフィンケを知っているのだろうか?
 日本では、フィンケのドイツでの仕事を取り上げる際、“パスサッカーをドイツで実現させた”や“弱小クラブを一部に昇格させた”や“クラブに育成システムを構築させた”などが一人歩きしすぎているように感じる。それは本質をついていない。
 フィンケは、ドイツサッカーのアンチテーゼ的存在だ。長期的戦略を用い田舎クラブを一部昇格に導いた功績はあるが、その一部での戦績は昇格二年目(奇跡の3位)以外では、ほとんどがボトムハーフ、三回の降格も経験している。理念はパスを繋ぐサッカーでドイツサッカーにとっては素晴らしいのであろうが、結果を見れば一部レベルで通用しているとは言えない。呼び声高い育成手腕も、クラブに還元できているとは言えず、ほとんどがクラブを出た後の活躍である。

◎そんなフィンケの一年目
 そんなフィンケが日本で表現しようとしたサッカーも期待はずれでしかなかった。

○2009の基本的な戦術の問題点
 システムは4-4-2。ビルドアップはショートパス中心で、特徴はサイドハーフの選手(ポンテや原口)が中にしぼり、その位置(サイドハーフ)まで両サイドバックを上げることだ。細かく言うなら、2-2-4-2に近い形でのビルドアップということになる。
 ただ、この出発点で既に問題点ばかりだった。最大の問題は攻撃エリアのスペースデッド。前線に始めから人数を割くことで最終攻撃に際する空間がなく、山田直輝のような(バイタルエリアで個人で空間を見つけることができる選手)選手がいないだけで全く手詰まりとなった。原口元気は出場機会こそ与えられていたが、戦術は彼にマッチしていなかったとしか言えない。
 また、よく挙げられるカウンターへの対処(上げたサイドバックの裏へのケア)は全くアイディアがなく、攻守切替時のプレスも簡単に破られていた(選手の距離感が悪いため)。
 4バックが多用される現代のサッカーでは、サイドバックの上がるタイミングが重要なポイントとなることが多い。どの監督も、自らの最終攻撃の可能性を広げるため(空間や時間を創ること)にそのタイミングの構築を目指しているのだが、フィンケは違う。ビルドアップでパスを多く繋ぐためにサイドバックを上げているにすぎず、位置が把握できるサイドバックは相手に脅威を与えていない。いや相手に可能性を与えている。

○結局な攻撃の形(得点パターン)
 私は、昨季の全ゴールを真剣に見ている。だから浦和の得点パターンも大体分かる。良い時は前述した通り、山田(直)か阿部(勇)が狭い空間でスペースを見つけ、そこからのフィニッシュ。その他大概は、外回りのパス回し→ワンツー→クロス→ゴールだ(サイドバックと中盤のワンツーでサイド突破からのクロス)。
 パスサッカーと言われるが、結局はサイド攻撃しかなかった。

○理解不能な選手起用
 昨年のレッズが機能したのは、山田(直)が出場でき、阿部がボランチで出場した時であった。負傷がちの山田(直)は仕方ないが、阿部はボランチ外での起用が多かった。その起用が不出来な結果を加速させたと思う(中盤からスペースを見つけて飛び出す選手がいないため)。
 今鹿島戦で言えば、センターバックに山田(暢)を起用するのは意味が分からなかった。実力者である堀之内に昨年からチャンスはなく、戦術至上という勝手なプライオリティのために選手起用が成り立っているとしか思えない。その戦術もドイツ2部レベルであるのだが。

◎2010の開幕戦を見て
 以上、長々と挙げた点がそのまま鹿島との開幕戦でも実行されていた。問題点は継続されたままである。
 人は、フィンケを諦めたならまた結果至上に戻ると言うが、可能性のないフィンケに懸けるより、優秀な監督を探す方に夢があるのは間違いない。
 「若手に実戦経験を積ませてくれてどうもありがとう」とフィンケを丁寧に送り出し、優秀な監督を今すぐ探そう。その力が、(日本サッカーのためにも)浦和にはあってもらわなければ困るのだが……。

あとがき: タイトルの意。監督は下位レベル。選手は上位を争えるレベル。=今年の浦和は中位だろう。長々と有難うございました。

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2010年03月06日

フィンケではタイトルは取れない プロローグ 《Jリーグ開幕》

 開幕前に綴りたかったことを一つ忘れていた。
 フィンケから手を切れなかった浦和レッズは今年もタイトルなしの中位だろう。これを表明するのを……。
 その論拠は後日本編で示します(去年から書き溜めたものがあるので)。その思いは、開幕のスタメンを見て余計確信に至りました。

 フィンケに幻想を抱いてはいけない。

posted by オクジョー |13:52 | Jリーグ | コメント(5) | トラックバック(0)
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2010年03月06日

【残留条件】 5試合勝ち点6を懸けた戦い 《Jリーグ開幕!!》

 開幕から5試合、勝ち点を6以上積み重ねることが出来ればJ1残留が近づく。昨年の今頃、圧倒的な降格候補と見られていたモンテディオ山形に対してエールを込めて綴った記事(※下記リンク)は現実となった。
 現に5試合で勝ち点7を獲得した山形は貯金を活かしてギリギリ残留(15位)。勝ち点6未満だったクラブの多くは降格争いの渦に巻き込まれた。

<2009 勝ち点6未満クラブの最終順位>
※クラブ/開幕5試合の獲得勝ち点/最終順位
 横浜F・マリノス 勝ち点5 → 10位
 川崎フロンターレ 勝ち点5 → 2位
 大分トリニータ 勝ち点4 → 17位=降格
 柏レイソル 勝ち点4 → 16位=降格
 ヴィッセル神戸 勝ち点4 → 14位
 ジェフユナイテッド千葉 勝ち点3 → 18位=降格
 ジュビロ磐田 勝ち点2 → 11位

 つまり、「うちのチームはもしかしたら……」というクラブは、何よりも最初のスタートが重要なのだ。今年も混戦が予想されるJリーグ、厳しいと言われているのは“昇格組3クラブ”だろうか……。
 昨年、私はこういう記事を綴ったこともあり降格が予想されるクラブの中から山形を応援していた(注目したことで山形から学ぶものは多かった)。今年はどうしようか?……正直、地のクラブ(=広島)のことも不安なのだが、それはどっかに置いとくとして……「!」 今、仙台を応援することに決めた。そして昨年に引き続き山形も。

 仙台は、持ち味の堅守がJ1でも通用すればやっていけるだろう。ただ、選手層が厚くなくフィニッシャーが見劣りするのが懸念材料だろうか。個人的に、(最も注目したい選手)梁勇基には本当に期待している。そして太田吉彰のポテンシャルの高さを上手く活かして欲しい。また、山形については余り心配していない。

 さて、いよいよJリーグが開幕する。あなたはどこのクラブを応援するのだろうか? 声援を送るクラブに不安が尽きないのであれば、開幕5試合の勝ち点に注目してみるのもいいかもしれない。

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あとがき: 今年の湘南の立場は、去年の山形と同じだろう。あるいは、絶対的キーマン負傷というニューズによりもっと厳しいかもしれない。不毛な注目はしたくないほうなので、湘南を応援クラブには選ばなかった(勝手でごめんなさい)。反町イズムというのも実はあまり好きではない。ただ、認めざるを得ない活躍を見てみたいという気持ちはある。勝手だがこれが、圧倒的降格候補クラブの監督にできる最大限のエールだ。

※関連記事 
 モンテディオ山形 開幕は残留のために

posted by オクジョー |10:15 | Jリーグ | コメント(1) | トラックバック(0)
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2010年03月03日

【清水エスパルス】 小野伸二は諸刃の剣!?

 今季の清水はある意味で最も注目すべき存在になると思う。長谷川健太監督が3トップ挑戦を決断したからだ。更なるステップアップのために何らかの変化が必要だと考えた彼の決断にまず賛辞を送りたい。

 その決断を後押ししたのは小野伸二なのか? 彼は言うまでもなく、Jリーグ発足以降、最も才能を持って現れた選手だ。そしてその選手が最大限活きるのは、前線に多くの選択肢を用意したいわゆるシャビポジションだろう。逆を言えば、現在のJリーグで現在の彼が他に居場所を探すのは難しい。

 ただ、その挑戦には懸念材料が多い。僕は、4-3-3で頂点を奪うには、“バルサ意識に特化する”“ドログバを用意する”かのどちらかが必要であると思っている。前者は圧倒的なポゼッション、後者は圧倒的なストライカーのことである。

 圧倒的なポゼッションの用意は、攻守切り替え時の守備のためにある。4-3-3は、中盤に人数が少ないためボール奪取地点の設定が難しい。 圧倒的なストライカーが必要なのは、ウイングをある程度下げ低い位置からツーラインで守るなら、そこから一人でゴールを狙える選手が必要だからだ。

 清水はここ数年、チェルシーだった。低い位置でディフェンスの組織を作り、前線二人の関係性で速攻を重視していた。だから難しいのだ。今まで通り、チェルシースタイルを継続するなら3トップに変えるメリットは余りない(前線にスペシャル1がいないから)。また小野の居場所も創りにくい。
 かといって、小野に全てを合わせてチームのスタイルを一新するのは余りにもリスクがある。小野のコンディションに不安がないとは言えないし、何より他の選手達にここ数年のやり方が染みついているからだ(ある程度成功していただけに)。

 長谷川監督はおそらく、チェルシーの堅守速攻スタイルを保ちつつ、バルサのアクション的要素を入れていきたいのだろう。それってかなり難しい。自分で言っていても訳分かんない。中間地点を探すのはいつだって難しいのだ。
 でも、その狙いを感じるのは、藤本淳吾の右ウイング起用である。当然ポゼッションに参加できる選手であるし、(スペシャル1とは言わないまでも)違いを想像できる選手である。つまり、小野の有無に左右されないキープレイヤーの創造……ということは、3トップの成功は、案外“藤本の出来”にこそ懸かっているのかもしれない。

 そんな清水のプレシーズンの調子が良いらしい。それってかなりコワくない?

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あとがき: 小野を取り入れた4-3-3のバランス(着地点)を一早く清水が見つけることが出来たら、それはまず間違いなく長谷川健太の手腕によるものだろう。それこそかなりの評価を受けていいだろう。
 心配を煽るようだが、去年の千葉でのパフォーマンスを見る限り、ボスナーがJリーグ向きの選手かどうか著しく疑問だ。

posted by オクジョー |11:22 | Jリーグ | コメント(7) | トラックバック(0)
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2010年03月02日

【アルビレックス新潟】 Jリーグ開幕!! 心配なのはこのクラブ

 いよいよJリーグが開幕する。開幕前に、今季のJ1の印象は?と聞かれれば、“大分選手の離散により各クラブの戦力均衡が進んだ”と答える。地方特化を謳いながら弱者切捨てのみを推し進めるJリーグにどうしても疑問を感じざるを得ない。
 
 地方クラブの星と言えば、アルビレックス新潟だ。しかし正直、心配である。オフシーズン、マルシオ リシャルデスの残留で一安心したサポーターは多いはずだ。彼の存在は何よりも大きい。ただ、彼の残留が最大の補強になってしまいそうなのは心配である。

 それは守備の中心だった千代反田充の穴を埋める補強を行わなかったからだ(行えなかったのかもしれない)。現時点、永田の相棒は、中盤の底とセンターバックができる千葉に期待しているという現状だろう。ベンチに名を連ねるだろう大野の鈴木の両名も若く経験がないのは懸念材料だ(2と4の背番号からもクラブの期待は感じられる)。

 この最終ラインの懸念が杞憂だといいのだが、新潟のようなクラブに守備への不安材料が存在すること自体、不安と言わざるを得ない。ただ、クラブは選択したのだ。千代反田の穴は新潟を理解している若い選手に埋めてもらうことを、選手放出で捻出した予算は中盤以上の選手にかけることを……その覚悟で乗り切ってもらいたい。

 不安ばかり挙げてもしょうがないので、期待することについても触れておきたい。選手を挙げるならやはり、三門と田中亜土夢だろう。三門は大学No.1ボランチの触れ込み通りの力を見せ始めた。大いに期待できる。問題は田中亜土夢だ……明らかに伸び悩んでいる。昨季のパフォーマンスは良いものではなかった。ただ、潜在能力は高く、松下が担っていた役割を全てこなせるだろう選手なのでもう一度期待したい。彼にとってもサッカー人生を懸ける大切な一年になるだろう。

 また、攻撃陣にはそれなりの期待はできるだろう。帰ってきた河原や順応し始めたチョ ヨンチョルは元気が良く、マルシオがいれば期待できる選手だ。意外にキーとなるのは、大島を黒崎監督がどう使うかだろう。今季はベンチからが濃厚(矢野を頂点に1トップで臨むため)だが、若手が疲労し彼の安定感が必要な時が必ず来る。その時、大島を頂点に矢野を右に配置する判断ができるか個人的に注目したい(私は矢野の高い位置での右サイド起用に大いなる魅力を感じているのだが)。

 とにかく地方クラブの星、負けるな!!

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あとがき: 松下やジウトン・千代反田を放出したことで捻出した予算で、ミシェウ(彼の力量の問題)ではなく、Jリーグ経験のある外国人CB(例えばブルーノ・クアドロス)の方が良かった気がする。勝手なことを言えば……

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2009年12月29日

【大宮アルディージャ】 毎年、残留ギリギリの作戦

 大宮アルディージャが、近年積み重ねてきたもの・・・・・・それは言ってしまえば、“ギリギリで残留を決める戦い方”のみだろう。そこで見せる選手の意地は、ある意味ではスゴイと認めざるを得ないのだが。
 フロントの作戦も毎年、残留ギリギリレベルだ。明らかな作戦失敗のクラブよりはかすかに上を行き、それ以外達と比べれば下・・・・・・これは、顕著に見られる大宮アルディージャの特徴と言っていいだろう。

 その一つが、戦力バランスの無視である。
 今季の頭、大宮の陣容を見たときの印象はやはり「またか」であった。地力のあるデニス・マルケス、ラフリッチ。J2で伸びてきた藤田と石原。自クラブ期待の市川・・・・・・いったい誰を使いたいのか? 点を奪えないから勝てないと考える大宮らしい。

 “FWをたくさん獲得して、その中の誰かが活躍してくれればいいな”では、選手の自覚は薄れるどころか能力を伸ばすことも難しくなる。こういったことを大宮と神戸は毎年のように繰り返しているのだ。チームの積み重ねは皆無である。

 今季、結果的にチームを救ったのがラファエルだった。
 おそらく、フロントは「彼を早めに獲得して良かったな」とでもお考えだろう。困った時にチームが頼る選手が、デニス・マルケスからラファエルに変わっただけという事実には気付いているのだろうか。

 大宮に期待するとしたら、現場からの変化だろう。
 今季から就任した張外龍のマインドからは確かに、チームに何か根を築く意志が伝わってきた。ただ、結果を求めざるを得なかったのも事実で、その辺りのバランスを現場でどう改善できるかが、来季の鍵と言えるだろう。

 フロントの支えなしに現場が進むのは大変困難だが、変化がなければ来季も下位を彷徨うことはまず間違いない。シーズン途中の監督解任、ラファエルの登録抹消、シーズン途中の外国人FWの獲得・・・・・・なんて今からでも目に浮かんでくる。

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あとがき: 自由な助言をするとすれば、中盤の底に外国人を獲得すべきだ。ドゥンガやサンパイオなどの教育者が理想である。

posted by オクジョー |09:40 | Jリーグ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年12月23日

【サンフレッチェ広島】 中島浩司は間違いなくチームMVP

 昨季、サンフレッチェ広島が二度目のJ1復帰を決めた時点で、私はこう思った。「来季は、森崎(和)とストヤノフがどれだけ試合に出れるか次第だな」・・・・・・これは、この二人が出場しないとチームが確実に空転すると思ったからである。

 と同時に、ストヤノフのポジションの選手獲得を妄想した。私の頭の中には、引退直前の森岡隆三とナビスコの印象が強かった中島浩司が浮かんだが、正直物足りなさ感は否めなかった。ストヤノフの代わりが出来る控え選手などいないことを確信したのだ。

 後に、中島浩司の移籍がホントに決まった。
 そして今季、中島浩司はとんでもなくチームに貢献した。
 ということを、ここでは綴りたい。

 柏木や槙野、青山や佐藤(寿)やミキッチ。チームが4位なのだから、これらの選手が活躍したのは言うまでもない。ただ、サンフレッチェの戦術的な胆は、あくまでもストヤノフと森崎和幸だ。この二人が、ちゃんとしないとチームが進まないように創られているのだから、これは当たり前のことでもある。

 そして、嫌な予感は的中した。
 今季、森崎和とストヤノフが揃ったのはたった9試合だけだったのだ。タッチダウンパスを配給しつつ、最後の最後で相手の攻撃の芽を摘むストヤノフ。DFラインに下がることでシステムのギャップを作り、常に危険な空間をケアする森崎(和)。このどちらかの選手を欠くというのは、明らかな最大の危機であった。

 この危機を救ったのが、中島浩司である。
 ストヤノフみたくフィードが正確なわけでもなく、森崎(和)ほど危機管理がずば抜けてはいない。それなのに、今季の中島浩司は凄かった。攻撃では機を見て駆け上がり、守備では身体能力を武器に体を張り、シーズン通して高い集中力を持続させていた。(元々ポカが多い選手である)
 
 最も素晴らしかったのは、“戦術を短期間で理解し、重要な二つのポジションで出場し、チームの空転を阻止したこと”。ある時はストヤノフの代わりを、ある時は森崎(和)の代わりを・・・・・・求められる役割を中島浩司として務め上げたのだから本当に素晴らしい。

 それにより、J2で得た自信を喪失することのないまま突き進むことが可能だった。モデルをJ1用にシフトしながら、上記した広島の味のある選手(スパイス)達が躍動することができた。
 今季の広島は、中島浩司が支えたと言っても過言ではない。

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あとがき: 断言する。某雑誌の発表するチームMVPやJリーグの発表するベストイレブンには、明らかな配慮が見られる。

posted by オクジョー |07:47 | Jリーグ | コメント(4) | トラックバック(0)
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2009年12月05日

鹿島の勝利、憲剛の表情、闘莉王の思い 《Jリーグ 最終節》

 鹿島アントラーズが優勝を決めた。得意の1-0、逃げ切りで決めた。
 日本のクラブチームの中で、一番勝ち方を知っているのが鹿島である事は間違いない。時間の進め方一つにしても、崩さず積み重ねてきた歴史を感じさせる。

 鹿島選手の歓喜が中継される裏で、中村憲剛が試合後のインタビューに答えていた。気持ちの整理などつくはずない表情(カオ)をしていた。川崎に与えられる試練はどれほどのものなのか? 私には想像など出来るはずがない。ただ、未来の川崎に訪れる初優勝が、また一つ感慨深いものになるだろうことは理解した。

 川崎の憲剛、鹿島の小笠原。この両名のように、柏木陽介には広島の顔になってほしい。しかし、どうやらそれは叶わぬ願いなのかもしれない。漏れ始めた報道を総合的に見ても、彼の浦和移籍は避けられそうもないようだ。
 彼の決断にとやかく言う気はないが、私なら、サッカー選手としての成長を考えた上で、“広島にあと一年、W杯終了後に海外移籍”という選択をオススメする。しがらみが多く、今後下降線を辿るであろう浦和に一度身を置けば、満足できる海外移籍のチャンスは遠のくのではないだろうか。

 闘莉王は、おそらく今節が浦和での最後の試合だっただろう。悪意のありそうな報道に疑念を覚え、未来を見据える老将を支持するのは自由だが、私は、“闘莉王が育成至上主義に疑問を感じているはずである”と勝手に思っておく。そして、最終戦で闘莉王が見せた姿勢こそ支持する。
 数年前の絶対勝利至上主義が良かった。とは、ちっとも思っていないが、現在進もうとしている方向もそうとう危険だ。一番は、監督が勝ち方を知らないということに尽きるのではないだろうか。

 最後に、鹿島の三連覇すげー。川崎、天皇杯こそ期待してるぞ!!

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あとがき: 次稿は、一年間このためにやってきた=Jリーグベストイレブン!!の予定です。この一年、しっかりとJリーグを見てきたので、しっかりやります。一年間、チームの勝利に貢献した選手を選出します。今稿が、次稿の宣伝になればと願っています。
 その後、Jリーグ・各チームの総括。その中でフィンケの戦術の問題点でもまとめれればと思っています。

posted by オクジョー |18:34 | Jリーグ | コメント(1) | トラックバック(0)
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2009年12月01日

森重真人の移籍と清水の5連敗について

 大分トリニータ森重真人は、移籍したほうがいい。これが、大分の降格が決まった時からの、私の意見だ。森重は高いレベルで戦っていくべき選手だし、移籍金をチームに残せる今がタイミング的にもベストだろう(今のスタイルなら森重より残すべき選手はいる)。

 森重の最大の特長は、“最終局面で身体的に無理が利くところ”だと思う。昨年の大分が躍進理由の一つが、低く設定されるDFラインの中央で、彼が最後の攻撃を防いでいたことというのは言うまでもない。

 “DFラインを低く設定する” すぐに思い浮かぶのは、モウリーニョ時代のチェルシーである。DFラインを低くし、中盤も下げ相手のスペースを奪い、前線を活かして速攻をかける。
 このモウリーニョ・チェルシースタイルを上手く取り入れているのは、Jリーグでいうと、清水エスパルスだろう。実際、現在の5連敗という状況以前は、結構強かった。

 では、なぜ漬水が失速したのか? 理由は複合的(青山・ヨンセン・兵働の離脱や優勝へのプレッシャー、岩下の絶対的な経験の不足、伊藤の肉体的疲労など)だろうが、守備の局面で少しずつズレが生じていることは間違いない。設定するDFラインが低い分、その少しのズレが失点に直結する。失点に直結してしまうため、選手の中に疑問が生じると早急な解決は難しくなる。「あれ? こんなはずじゃなったのに・・・・・・」まさに、今年の大分に見られた特徴だろう。 

 森重真人は、最終局面で無理が利く選手だと言った。チェルシーでいうと、R・カルバリョである(または、F・カンナバーロ)。私が知る限り、こういった可能性を持つ選手は、日本にいない。清水が抱えるレギュラーCBも、J・テリーのようなタイプである。

 現在報道される限りでは、浦和・FC東京・京都・川崎Fの4クラブが、森重の獲得を検討している。彼のためだけを思えば、この中でのbetterな選択は川崎Fになるだろう。ACLを経験でき、また、長身ストッパーが多いチームなのでスタイルも合いそうだからだ。浦和やFC東京は、彼がボランチ経験(広島皆実時代に)もあり、ボールを扱える選手だという理由からの獲得打診だろうが、守備面の向上を望めるチームの方がいいと思う(特に、浦和では具体的な守備戦略向上は望めないだろう)。

 また、現時点で挙がってないクラブを挙げるとすると、清水・広島がいいだろう。清水ならば、特長は間違いなく出せる。ただ、ACL出場権もなく、青山・岩下を育てたい気持ちがあるだろう。
 となると、広島である。3バックへの適性(DFラインも低い)・広島ユース出身というのもある。もし実現すれば、ストヤノフは中央でなくてもレベルは高いのでスライドさせ、ストヤノフ・森重・槙野という強力なラインが完成する。条件は、今季4位に入り、天皇杯の他力本願でACL出場権を獲得することだろう。

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あとがき: 私の妄想。広島、夢の補強案・夢のACL用
--  -- ○ --  -- 佐藤(李)
○--○--○--○ 駒野(服部)・高萩(高柳)・柏木(森崎浩)・ミキッチ(駒野)
---○-   -○--- 青山・森崎和
-○---○---○- ストヤノフ(盛田)/森重(ストヤノフ・中島)・槙野(森脇)
--  -- ○ --  -- 中林

まぁ、妄想はいいとして、森重には自分にとって良いチームを選んでほしい。

posted by オクジョー |12:05 | Jリーグ | コメント(7) | トラックバック(0)
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