2009年01月16日
若手ドリブラー三人衆は今
ドリブラーは、日本でなぜ活躍できないのか。 これを考えるのは、私の課題の一つだ。 思えば、北京五輪。私が最も期待していた若手ドリブラー三人衆(勝手に命名)は、いずれもその舞台を踏むことは無かった。その理由は各々だが、私は常々こう思っている。ドリブラーがこんなにも日の目を見ないのは、日本だけだと・・・これは、ただ単に選手の問題だけではないはずだと。 今回の記事の中で、日本の環境の問題点を綴ったり、課題の解答を導いたりするつもりはない。きっとその答えを出すには、多角的で複合的なアプローチが必要だからだ。私自身も、この課題を意識し始めて、2~3年になる。 今回は、私が常々期待していた若手ドリブラー三人衆が今、どう前進しようとしているのかを記したいと思う。 一人目は、水野晃樹(23)。中村俊輔が活躍するセルティックに移籍して一年。最近やっと出場機会が増えてきた彼も、リザーブリーグで日々、闘っている。ライバルは、アイルランドのドリブラーマクギーディ(22)だ。この選手と、ストラカン監督との関係悪化(※1)が噂された12月以降、水野の出場機会は増加した。 フォルカーク戦ではドリブルからの初ゴールを決め、オールドファーム・ダービーにも先発し、徐々に存在感を出してきている。オシムに学んだこと(※2)を忘れず、その牙を磨き続けてほしい。今季の少ないチャンスを活かす事が出来れば、来季以降、定位置確保のチャンスがきっと訪れるはずだ。 二人目は、家長昭博(22)。右膝前十字靱帯損傷で長期離脱を余儀なくされた彼も、このオフ期間中に、イングランドリーグ=英国二部プリマスの練習に参加し、高評価を受け獲得を打診されているようだ。労働許可が下りるかどうかが問題のようだが、どんな結果になろうと、このオフの経験を活かし前進していってほしい。彼は、優れたドリブル感覚を持っている。膝の怪我の影響さえなければ、世界できっと活躍できるはずだ。 三人目は、前田俊介(22)。この異才は、今季も苦しんだ。大分に移籍して2年。少し試合に出て得点しては、また出場機会がないという日々の繰り返し。何とか、その壁を突き破ってほしいと願っている関係者も多いと聞く。このオフ、大分は彼を完全移籍で獲得する意向だ。また、同じポジションの市原大嗣や松橋優をレンタルアウトさせており、ウェズレイ・高松大樹と怪我ガチの選手を抱える大分にとって、期待が大きいことが分かる(※3)。必ず出来る選手なのだ。来季が最後というくらいの気概で、前進してほしい。 この三選手は、年齢で考えると今春大学卒業組(家長・前田)か、大学卒業一年経過組(水野)となる。サッカー批評41号の中で、高校卒業入団組(所謂エリート組)が伸びていないということを危惧する記事が掲載されていたが、それもクラブや協会が連携して考えていかなかればならない課題の一つだろうと思う。 先日、私の記事の一つにアジア枠の拡大について綴ったものがある。これに付随するのだが、高校卒業組を若いうちに積極的にアジアに出していければ、最も伸びる時期に多彩な経験を積めるのではないだろうか。 サッカー批評41号(同上)の中で、犬飼会長が、シーズン移行問題について「トップがアクションを起こさなければ、改革は進まない。」というようなことを語っている。その方法論はともかくとして、その部分の考え方には同意できる。 2010年から日中韓で検討されているアジア枠を活かさない手はないだろう。アジアに日本人を積極的に出すためにもトップが先導してほしい。協会が検討しているU-23カップなどといった出場機会が『用意される』ものより、異国という厳しい環境で『勝負させる』方が、私には効果的に思えてならない。 ここまで言っておいて、何の具体案もないのでは面白みがないので、具体案を考えた。 前提として、現在進んでいる日中韓でのアジア枠導入の検討は実現するものとする(※4)。おそらく、日中韓で導入されるであろうアジア枠も、最初は人数枠が設けられるはずだ(Jリーグと同じように現行の外国人枠+一人??)。 そこで、23歳以下の選手についてのアジア枠(レンタル。契約期間は一年。)をもう一つ設ける案を考えた。また、その枠を使用しているクラブは、23歳以下の選手を一人、自国以外のクラブにレンタルしなければならないという条件も作る。それにより、若手の行き来を積極的に行えればいい。 自分で考えていて穴だらけな構想だと思う。海外での期限付き移籍について改革が必要な点については、考えていくべきだろうとしか言えない(日本では海外での期限付き移籍はない。はず)。また、海外での期限付き移籍のみならず、Jリーグは、トレード移籍導入の検討する必要があるのではないだろうか(将来、アジアでの自由移籍を実現させるためにも)。 そういった改革の一つひとつが、アジアのレベルアップにつながり、アジア勢のW杯活躍につながればいい。 そしてその中で、日本人ドリブラーが生きる道を見つけられればいいと思うのだった。 ★サッカーブログランキング…応援のクリック、いつも本当にありがとうございます★ ⇒⇒⇒人気blogランキングへ ⇒⇒⇒ブログ村 サッカーブログへ ★最新情報は人気blogランキングやブログ村などからどうぞ★
あとがき:ドリブラー三人衆から、だいぶ話が飛躍してしまった。それも、前回の記事に中途半端さを感じていたからだろうか。アジア枠としての人数制限はなくなり、自由な行き来が実現するのは何年先だろうか?どちらにしても、今回挙げた三人や、梅崎司・乾貴士・澤昌克(ペルーから逆輸入ドリブラー)等が、それぞれ前進する道を見つけることを願う。 ※1)セルティックユース出身のマクギーディとストラカン監督との関係が悪化して以来、ストラカン監督はマクギーディに出場機会を与えていなかったが、今は関係も修復。水野にとっても、勝負の時期となる。 ※2)様々なインタビューで水野の名前を挙げることが多く、オシムが常に気にかけている選手の一人といえるだろう。 ※3)大分は、選手の育成環境について考えており、同じポジションにたくさんの選手(特に若手については)を用意しない方針をとっている。 ※4)Jリーグは、AFC枠検討グループの中で、日中韓の連動したアジア枠導入を目指している。それにさきがけ、09年からJリーグでは、現行の外国人枠3にとらわれない、アジア枠1の導入を決めた。 ★サッカーブログランキング…応援のクリック、いつも本当にありがとうございます★ ⇒⇒⇒人気blogランキングへ ⇒⇒⇒ブログ村 サッカーブログへ ★最新情報は人気blogランキングやブログ村などからどうぞ★
posted by オクジョー |14:31 |
サッカー |
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posted by 奥城 | 2009-01-16 14:44
若手ドリブラー三人衆は今
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家長は早くに爆発すると思ってましたが。
やっぱりあの怪我は痛すぎますね。
posted by M.M | 2009-01-16 17:11
若手ドリブラー三人衆は今
コメント投稿者ID :
ドリブラーの話からだいぶ違う方向に行ってしまいましたね。
メッシやロナウドが評価されるのはゴールを決めるからです。
ぜひ彼らにはたくさん取って点を取って評価を勝ち取ってもらいたいものですね。前俊がんばれ
posted by apc | 2009-01-16 18:36
若手ドリブラー三人衆は今
コメント投稿者ID :
家長はフィジカル、キープ力では日本では頭2つくらい抜けた能力を持っていますし、海外でも十分通用します。パス、シュートもあるのでこれからどんどん活躍して欲しい選手ですね。
posted by pk | 2009-01-16 18:38
若手ドリブラー三人衆は今
コメント投稿者ID :
前田の完全移籍ってプレス発表あったの?
posted by AJAX | 2009-01-16 20:06
AJAXさんへ
コメント投稿者ID :
すいません
12月に地元新聞で前田俊介完全移籍へ
との記事を見たのでもう発表があったものと思っていました・・・調べたらまだ発表していないようです・・・ちなみに同時に噂されていたデカモリシは、本日完全移籍の発表がありました。
posted by オクジョー | 2009-01-16 23:22
若手ドリブラー三人衆は今
コメント投稿者ID :
コメントありがとうございます♪
はじめに
(09.01.19)前田俊介選手は、大分トリニータへ完全移籍することが決定しました。
M.Mさんへ
十字靭帯を傷めて、活躍できなくなった選手は多いですもんね。選手個人の奮起と活躍できる環境の充実を、同時に前進できればいいんですが。
apcさんへ、pkさんへ
そうですね。点を取れる能力は間違いなく持っていると思うので、まず試合に出てほしいですね。
posted by オクジョー | 2009-02-03 15:23
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