2009年06月25日
《ACL》 姿を消した二つの本命
一夜明けても、あまり信じられない。 ACL優勝候補の筆頭であったガンバ大阪と鹿島アントラーズが、同時に敗退するとは考えてもいなかった。サッカーは時に残酷だが、これだから面白いのかもしれない。 本命を打ち負かした二人の監督は素晴らしかった。 関塚監督は、これぞACL王者という最高のパフォーマンスを見せていたガンバに対して、采配で応戦した。川崎フロンターレは、前半のビハインドをひっくり返すことが得意なチームだが、それは“関塚隆の反攻の采配”なくして実現しない。 「FWを減らしても、ガンバの中盤に対抗したかった」 関塚監督は試合後、少し重かった鄭大世を45分で変え、養父を投入した経緯についてこう語った。中盤さえ対抗できれば、一発の場面に持っていける。調子の良かった中村憲剛を支える采配だった。 決勝ゴールは、絵に描いたような川崎の形だった。J2時代から築き上げてきた中村-黒津のホットライン。川崎サポーターが最も喜ぶゴールを生み出すキッカケを創ったのも、氏の采配だった。(64分ジュニーニョ⇒黒津) トルコ人監督、シェノール・ギュネスは老獪だった。 普段通りにお互いがぶつかれば、鹿島のゲームだった可能性はかなり高かった(※下記関連記事参照)。しかし、FCソウルは普段通りではなかったのだ。 FCソウルは、DFラインに5枚の選手を並べてきた。それは、FCソウル本来のものではなく、水原三星が鹿島を圧倒したスタイルだった。自らの武器である中盤を諦めてまで、相手の武器を消してきたのだ。構えた武器もフィジカルを活かしたカウンターだけだったが、鋭さはあった。 鹿島は、スペースを消されたことにより、DFラインの外裏を突くことが困難になった。ギュネスは、相手の最も得意な形の威力を最大限弱めた。しかしそれでも、鹿島のほうが有利だった。 そこに、小笠原の退場が起きた。“DFラインの外裏を突く攻撃”と“小笠原からの展開”。結果的に、鹿島は二つの武器を失った。 結末はPKで、FCソウルの勝利だった。鹿島は二つの武器を失ったが、それでも試合は五分五分だった。その状態に持ち込んだ相手監督を称えるしかない。鹿島はよく戦った。 こうして、二つの本命は早々にACLの舞台から姿を消した。なかなか切り替えるのが難しい敗戦だと思う。しかし、Jリーグで結果を残せなければ、来年も同じ舞台に立つことはできない。この両クラブのリベンジに期待したい。 ◎サッカーブログランキング…応援のクリック、本当にありがとうございます♪ ⇒⇒⇒サッカー 人気blogへ ⇒⇒⇒ブログ村 サッカーブログへ ☆最新情報は、人気blogランキングやブログ村などからもどうぞ☆ あとがき: 関塚監督が語っていたとおり、ラウンド16の段階での日本勢同士の対決を招いた責任は、川崎にあることは間違いない。それだけに、アジアへの高みも本気で目指さなければならない。逆転の川崎というスタイルだけでは、Home&Awayの2試合となるこれからの闘いは厳しい。相手の先手を取る形が必要だろう。 戦術的なマッチレポートは、名古屋も合わせて次稿以降で綴れればと思っている。 <関連記事> 鹿島が水原に負け、ガンバや浦和に勝った理由 川崎フロンターレ 帰ってきた関塚監督 川崎、浦項に敗北・・・残念な気持ち 鹿島vsFCソウルの展望 《ACL ラウンド16》
posted by オクジョー |11:30 |
ACL |
コメント(16) |
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《ACL》 姿を消した二つの本命
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その上で、様々な意見交換・議論等できればと、思います。
皆様のご協力に、心から感謝いたします。
posted by 奥城 | 2009-06-25 11:45
《ACL》 姿を消した二つの本命
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ガンバの本命はわかりますが、鹿島は結して本命ではなかったとおもいます。ガンバはACLでは実績ありましたが鹿島は実績はありません。私は鹿島の優勝はないとみてました。今回のACLの日本勢の優勝はガンバが負けたことでないのではとみてます。多分韓国のチームではないかと
posted by のの | 2009-06-25 12:06
《ACL》 姿を消した二つの本命
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私も鹿島は本命ではなかったと思います。ホームでもまけることが多かったですし。優勝は中東のアル・イテハドじゃないかと思います。
posted by 高麗 | 2009-06-25 12:21
《ACL》 姿を消した二つの本命
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優勝は本命川崎でしょう。間違いない!(古!)
posted by tritobn | 2009-06-25 12:27
シンジラレナーイ
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私はアントラーズが本命だと思ってました。
去年トーナメントで負けた悔しい経験もあったし、
各ポジションの層も厚くなったと思います。
Jリーグを連覇しているチームがトーナメント初戦でまけるとは
想像できませんでした
これでKリーグのチームにJリーグ弱いって思われたんじゃないでしょうか
内弁慶と言われてもしょうがないですね。
あとは、名古屋と川崎に託すのみです
posted by easy | 2009-06-25 12:47
《ACL》 姿を消した二つの本命
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ガンバは昨年リーグ8位(川崎が2位、直接対決は1勝1敗)、今年は今のところリーグ7位(川崎が4位、直接対決はまだ)、ということを考えれば、どう贔屓目に見ても現時点での実力どおりの結果に終わっただけのことです。
主力いなくなったらまるで勝てず、この試合でもサブを信頼できずに投入が遅れたガンバと、相手が大分とはいえ主力5人が抜けても楽勝で、この試合でも途中出場の選手が活躍する川崎、層の厚さも今じゃ川崎のほうが上ですし。
「アジア王者」とか「本命」っていう実力に見合わない思い上がりが、ガンバの敗因ではないでしょうか。
posted by 他サポ | 2009-06-25 12:49
《ACL》 姿を消した二つの本命
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アジアチャンピオンを決める大会が今の形式になる以前から出場し続け、なおかつ負け続けている鹿島が本命だったのでしょうか?
ガンバが敗れたのは別に不思議じゃないです。日本の強豪同士に大した差はないですからね。
Jの試合だけ見て、過去から続く、鹿島のアジアでの敗北を直視しない人が多すぎる気がする。
posted by 疑問 | 2009-06-25 13:20
《ACL》 姿を消した二つの本命
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今回の新しいルール,予選上位2チーム進出&ベスト16一発勝負が響きましたね,去年迄のルールならJが3チーム
残った事になってたのに… 共食いしちゃいました。
鹿島とガンバが負けて喜んでるのは韓国チームでしょうね、ガンバはFCソウルを初戦ガチのアウェーで粉砕してるのに。(ホーム戦は1.5~2軍の消化試合)
どのチームもアジアならガンバを脅威に感じていたはずです,これで残ったのは伏兵の名古屋と川崎,名古屋はケネディー,ACL用に呼んだのかな?質の高いプレス&クロスを放り込めば脅威になりそうです,川崎はレナチーニョを入れた時の攻撃のバランスがポイントでしょうか?
ただ今回初出の名古屋,ACLでは試合をこなす程,何か力をつけてきている様に感じるのは気のせいでしょうか?
今回のコンフェデのアメリカ代表でないですが,ありますよね,どの大会でも気がついたら上位いっちゃうチームが。
posted by AMI | 2009-06-25 15:49
《ACL》 姿を消した二つの本命
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疑問氏へ
鹿島がアジアで勝てないのは事実ですが、一つだけ認識されていないことがあると思います。
鹿島ほどアジアの頂点を真剣に目指してる国内クラブはありません。Jリーグ発足時から鹿島だけがアジアの頂点が世界へつながる一歩だといい続けてました。
それに「鹿島のアジアでの敗北を直視しない人が多すぎる気がする。」
サポータやクラブ関係者・選手は直視してますがマスコミの扱いが酷いだけです。
ついでに、愚痴を一つ。1996年か1997年か忘れましたが、当時も鹿島はアジア制覇を目指して奮闘してましたが、志半ばで終わりました。今、思っても一番可能性があったチームでした。しかしなぜ負けたか、理由は二つあります。当時の代表スケジュールとブッキングしてしまいレギュラーの半分は代表にもっていかれました。チーム力は半減します。もう一つは日本サッカー協会が非協力的であった。今では信じられません。Jリーグの試合と同じ日にもう一つアジアでの公式戦。鹿島はJリーグの日程変更を求めたが却下されチームを二つに分け試合。そりゃ負けるって。
posted by そうかな | 2009-06-25 18:05
《ACL》 姿を消した二つの本命
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去年、GLでは格下に大勝したものの中国アウェイで敗戦。決勝トーナメント1回戦で敗退。
今年、GLでは引き続き格下には大勝。けどやっぱり韓国アウェイで敗戦。決勝トーナメント1回戦で敗退。
サッカーは数字だけでは語れないとはいえ、あまりにも状況が似すぎていませんか?敗北を直視した対策をとったとは思えないし、仮にとっていたとしても効力を発揮していません。どんな対策をとったのか、知っているなら教えてください。
>鹿島ほどアジアの頂点を真剣に目指してる国内クラブはありません。Jリーグ発足時から鹿島だけがアジアの頂点が世界へつながる一歩だといい続けてました。
言葉で言い続けていたとして、それがなにか?ACLに対する日本人の意識を決定的に変えたのは浦和であり、ガンバがそれを補強しました。
最後に、昔のことを言うのであれば今散々馬鹿にされているかつてのあなたたちのライバルがアジアクラブ選手権で優勝1回、準優勝2回です。
理解に恵まれなかった、幸運に恵まれなかったのは鹿島だけなのでしょうか?
posted by 疑問 | 2009-06-25 22:13
《ACL》 姿を消した二つの本命
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疑問さんへ
そうかなさんのコメントを読みましたが、確かに言い訳が多いと思いますが、鹿島は1996年と1997年に関しては仕方ないと思います。
あの当時はW杯出場の為に何よりも日本代表を優先させていました。今よりも凄い力の入れようです。94年にW杯に出場できていれば96・97年の代表のスケジュールも余裕があったと思います。
鹿島も代表合宿の為に5人も6人も主力を引き抜かれたらたまったもんじゃないはずです。
実際、揉めてましたからね。合宿だけなら公式戦に出場させてくれと。断られてましたけど。
それに、失礼な言い方になりますが他のチームが優勝できたのは代表選手がとても少なかったのと98年のW杯後の優勝だからチームの主力の半分がいなくなる事態がなかった。
これは、本当鹿島にとったら時代が悪かったとしかいえないわ。
posted by 歩是 | 2009-06-25 23:44
《ACL》 姿を消した二つの本命
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>そうかなさん
まぁいいじゃないですか。
アントラーズが弱かったから敗退した。
特に昔はエクスキューズも有るだろうけど、やっぱりアントラーズの哲学でしょ?
アジアで勝てない反面、一度の成功を一番糧に出来そうなチームだと感じますよ。
今年については、チームサイクルの終盤の気配がする川崎に期待します。ガンバも勝って欲しかったとこなんだけどね^^
憲剛がんばれ!
posted by pon | 2009-06-25 23:47
<オクジョー>《ACL》 姿を消した二つの本命
コメント投稿者ID :
皆さんコメントありがとうございます♪
議論は大歓迎ですが、冷静にお願いします。
どのクラブが本命か?そんなに大切なことではないでしょう。皆さんにもそれぞれ本命に押すクラブがあるのでしょう。ただここで鹿島を本命とした経緯についての説明は必要なのかもしれません。
・今年の鹿島はACLにかなりの照準を合わせていたこと。
・海外(アジア)のクラブチームから見て、二年連続優勝中の日本のクラブチームは当然、本命(強力なライバル)と考えてくること。またその事を加味すると、昨季のリーグチャンピオンとACLチャンピオンの前評判が高くなるのは、相対的に見ても可能性が高いということ。
・そして、私自身の予想もそれに近かったこと(過去記事を見てもらえば分かります)
以上が本命として推した理由です。
>疑問さんへ
自分に都合の良い事実だけを認めることは、“単なる鹿島が嫌い”・“もしくはサッカーを馬鹿にしている”と、受け取られてもしょうがないと思います。
確かに、鹿島が同じような負け方をしているのは事実です。ただ、鹿島には良かれ悪かれ信念がある。アジアでの敗北を直視したうえで鹿島として進もうとしていることもまた事実です。鹿島は確かに負けましたが、愚かではない。それはクラブや試合を見ると分かることだと思います。
仮に、鹿島が本命に値しないクラブだったとする。しかし上記の発言は、鹿島が本命に値しないと言っているのではなく、鹿島が愚かだと言っているように聞こえます。その行為は、サッカー人が積み重ねてきたものを馬鹿にしているとしか思えない。
近年、ACLの価値が変わり、日本全体でACLに対して取り組めるようになった。それにより、浦和やガンバの優勝という素晴らしい結果がついてきた。ただそこには、鹿島だけでなく色々な人・クラブが長年積み重ねてきたものがある。
それが事実でいいのではないでしょうか。話がそれた気もしますが、以上です。
posted by オクジョー | 2009-06-25 23:59
《ACL》 姿を消した二つの本命
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本命の話は別にして鹿島はACLを取りに行く気持ちは強かったのではと思います。Jリーグ元年よりほぼ毎年に上位の結果を残しJを牽引してきたという自負のようなものもあるでしょうし、浦和・ガンバと先を越されてしまった形になってしまいましたからね。
試合に関して言えば、小笠原の退場が何より痛かったのではないかのかなと思います。攻守においてチーム内での、ゲームコントロールする上での小笠原の存在は大きいですからね。小笠原はよく叩かれてますけど個人的には良い選手だと思うんですよね。
この後は個人的には川崎に頑張ってもらいたいと思っていますが、川崎より名古屋の方が結果を残しそうな気がします。
posted by わわ | 2009-06-26 13:30
《ACL》 姿を消した二つの本命
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名古屋サポです。
うちは水星には結果的に勝てたというだけでした。
内容では確実に負けです。
だんだん力をつけてきている、という書き込みがありましたが、サポ的には内容はシーズン・ACL当初より悪くなってます。
これから変わるのはケネディです。
彼が入ってきてそう機能するか。
玉田、ダヴィとどう組み合わせるのか。
とにかく、ケネディの出来次第で、まったく変わったチームになるでしょうね。
ケネ
玉田 ダヴィ
マギ 小川
吉村
阿部 田中
吉田 増川
楢崎
posted by ドアラのマーチ | 2009-06-26 16:08
<オクジョー>《ACL》 姿を消した二つの本命
コメント投稿者ID :
皆さんコメントありがとうございます。
>ドアラのマーチさんへ
名古屋についての記事をUPしたので、よろしければ見てみてください。
posted by オクジョー | 2009-07-03 12:25
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