2010年02月08日
結果が振るわなかったら色々な意見が出る。しかし僕が今季のアーセナルに対して感じることは、突き詰めれば一つだったりする。それは、「このままでは『あんまり美しくないなぁ・・・・・・』とか思ってしまうよ?」である。
原因はおそらく今季から採用したシステムにある。考えれば、ヴェンゲルが方針を変えたのはこのシステムに対してだけだ。
従来のアーセナルは、下位クラブとの対戦でスコアレスドロー、取りこぼしという試合が多々あった。反面、ビッグ4などに大崩れすることはあまり少なく、僕から見れば美しかった。
今季のアーセナルは全くその逆である。下位にはしっかり勝つが、強者に対する安心感(美しさからくる)がない。
下位クラブに勝つのは、セスクがバイタルエリアでたくさんボールに触り、ウインガータイプの選手が早い段階で勝負できるからだ。目に見える決定機は鋭さとなり威力を増す。
ただ、鋭いだけでは意外と脆い。それは、強者に対して必ずしも決定機となりえない。更に、その反動で“時間・プレスの統制・サイドバックの有効性”を失ってしまった。
いわゆるポゼッション型を目指すなら、まず何よりも気にすべきなのは“時間”である。次の守備を行いやすくするための準備時間である。(心情的に書きたくないが)昨今のバルサは、この時間を全体で上手く創れているから強い。バルサより時間を大事にしていたはずのアーセナルは、4-3-3に変えたことで時間に対する認識が甘くなった。また、4-3-3のポゼッションも上手くない。
“時間”が充分でないなら4-3-3でのプレスは機能しがたくなる。バルサのように時間を創らないのであれば、マンUのハードワークかチェルシーのフィジカルが欲しくなる。しかし、アーセナルの選手はそういう所で勝負すべきだろうか?・・・・・・4-3-3の配置上、世界一の武器であった“統制されたプレス”の披露は難しくなっている(選手の距離感が違うから)。中央にプレスが集中することで、サイドバックの負担する空間も広くなっている。
サイドバックの守備負担が増すことは、サニャ・クリシー・エブエといった顔ぶれを見ても、良くない。第一、彼らの特長は心肺を活かした上下動の中でサイドを深く抉ることだったはずだ。その“(サイドバックの)有効性”を活かすのなら、4-3-3-では厳しいのではないだろうか。フィジカル的にも選手の配置的にも難しいからである。現に、サイドバックのクロスポイントも低い位置からが多くなった。
無冠が続いているため変化を求めたヴェンゲルを責める気は毛頭ない。美しいだけでは当然駄目だ。ただ、失った武器をベースに披露した一昨季のアーセナルは、昨季のバルサなんかより美しく、素晴らしかった。だから、武器を失うのが残念なのだ。
今季のアーセナルはセスクに特化している。マンUのC=ロナウドやルーニー、チェルシーのドログバに対抗するような鋭さを目指している。ただ、それを支える重さや厚さがだいぶ足りていない。では対抗できないのか?
いやいやアーセナルには、柔らかさがあったではないか。それを活かす賢さや素早さが・・・・・・。
大体、セスクはセンターハーフでこそ活きると信じたい。バルサ・オランダ型にハメルだけでは、右にならえだ。アーセナルにいる意味もあまり見出せない。新しいサッカーを創る可能性を見出せてこそ、「セスクはウチの選手だ!」と胸を張れる気がするのは、私だけだろうか?
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あとがき: あー、アーセナルの4-4-2が見たいなぁ・・・・・・今稿を自分で読み返せば、「サッカー界がバルサ型に変遷していくのが面白くないんだろうなぁ」と感じる。それが分かってもらえれば嬉しいかな。
posted by オクジョー |12:10 |
Gunners |
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2009年12月29日
大宮アルディージャが、近年積み重ねてきたもの・・・・・・それは言ってしまえば、“ギリギリで残留を決める戦い方”のみだろう。そこで見せる選手の意地は、ある意味ではスゴイと認めざるを得ないのだが。
フロントの作戦も毎年、残留ギリギリレベルだ。明らかな作戦失敗のクラブよりはかすかに上を行き、それ以外達と比べれば下・・・・・・これは、顕著に見られる大宮アルディージャの特徴と言っていいだろう。
その一つが、戦力バランスの無視である。
今季の頭、大宮の陣容を見たときの印象はやはり「またか」であった。地力のあるデニス・マルケス、ラフリッチ。J2で伸びてきた藤田と石原。自クラブ期待の市川・・・・・・いったい誰を使いたいのか? 点を奪えないから勝てないと考える大宮らしい。
“FWをたくさん獲得して、その中の誰かが活躍してくれればいいな”では、選手の自覚は薄れるどころか能力を伸ばすことも難しくなる。こういったことを大宮と神戸は毎年のように繰り返しているのだ。チームの積み重ねは皆無である。
今季、結果的にチームを救ったのがラファエルだった。
おそらく、フロントは「彼を早めに獲得して良かったな」とでもお考えだろう。困った時にチームが頼る選手が、デニス・マルケスからラファエルに変わっただけという事実には気付いているのだろうか。
大宮に期待するとしたら、現場からの変化だろう。
今季から就任した張外龍のマインドからは確かに、チームに何か根を築く意志が伝わってきた。ただ、結果を求めざるを得なかったのも事実で、その辺りのバランスを現場でどう改善できるかが、来季の鍵と言えるだろう。
フロントの支えなしに現場が進むのは大変困難だが、変化がなければ来季も下位を彷徨うことはまず間違いない。シーズン途中の監督解任、ラファエルの登録抹消、シーズン途中の外国人FWの獲得・・・・・・なんて今からでも目に浮かんでくる。
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あとがき: 自由な助言をするとすれば、中盤の底に外国人を獲得すべきだ。ドゥンガやサンパイオなどの教育者が理想である。
posted by オクジョー |09:40 |
Jリーグ |
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2009年12月23日
昨季、サンフレッチェ広島が二度目のJ1復帰を決めた時点で、私はこう思った。「来季は、森崎(和)とストヤノフがどれだけ試合に出れるか次第だな」・・・・・・これは、この二人が出場しないとチームが確実に空転すると思ったからである。
と同時に、ストヤノフのポジションの選手獲得を妄想した。私の頭の中には、引退直前の森岡隆三とナビスコの印象が強かった中島浩司が浮かんだが、正直物足りなさ感は否めなかった。ストヤノフの代わりが出来る控え選手などいないことを確信したのだ。
後に、中島浩司の移籍がホントに決まった。
そして今季、中島浩司はとんでもなくチームに貢献した。
ということを、ここでは綴りたい。
柏木や槙野、青山や佐藤(寿)やミキッチ。チームが4位なのだから、これらの選手が活躍したのは言うまでもない。ただ、サンフレッチェの戦術的な胆は、あくまでもストヤノフと森崎和幸だ。この二人が、ちゃんとしないとチームが進まないように創られているのだから、これは当たり前のことでもある。
そして、嫌な予感は的中した。
今季、森崎和とストヤノフが揃ったのはたった9試合だけだったのだ。タッチダウンパスを配給しつつ、最後の最後で相手の攻撃の芽を摘むストヤノフ。DFラインに下がることでシステムのギャップを作り、常に危険な空間をケアする森崎(和)。このどちらかの選手を欠くというのは、明らかな最大の危機であった。
この危機を救ったのが、中島浩司である。
ストヤノフみたくフィードが正確なわけでもなく、森崎(和)ほど危機管理がずば抜けてはいない。それなのに、今季の中島浩司は凄かった。攻撃では機を見て駆け上がり、守備では身体能力を武器に体を張り、シーズン通して高い集中力を持続させていた。(元々ポカが多い選手である)
最も素晴らしかったのは、“戦術を短期間で理解し、重要な二つのポジションで出場し、チームの空転を阻止したこと”。ある時はストヤノフの代わりを、ある時は森崎(和)の代わりを・・・・・・求められる役割を中島浩司として務め上げたのだから本当に素晴らしい。
それにより、J2で得た自信を喪失することのないまま突き進むことが可能だった。モデルをJ1用にシフトしながら、上記した広島の味のある選手(スパイス)達が躍動することができた。
今季の広島は、中島浩司が支えたと言っても過言ではない。
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あとがき: 断言する。某雑誌の発表するチームMVPやJリーグの発表するベストイレブンには、明らかな配慮が見られる。
posted by オクジョー |07:47 |
Jリーグ |
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2009年12月16日
関塚隆の辞意表明は、まさに青天の霹靂だ。 健康面の問題は分からないが、そのことを差し引いても、監督を辞めるのが惜しい事は確かだ。いや、惜しすぎる。
今季、私は関塚隆の采配について幾度も綴った。それは、氏の采配が明瞭で痛快なものであり、やはり胸が弾んだからである。 特に、“前半の悪い流れをスパッと断ち切るハーフタイムの決断”は、リーグ一と言えるのではないだろうか。
川崎はまだ未熟なチームである。栄冠の経験もない・・・・・・考えれば考えるほど、“関塚隆はフロンターレに必要である”という答えしか頭の中に出てこない。無冠の責任は、未来の栄冠で補って欲しいのだ。いや、ピッチで喜ぶ関塚隆の表情が見たいのだ。
しかも、川崎における関塚サッカーには、まだまだ課題がある。前半の入り方・自発的な攻撃サッカーへの変革・コンパクトなゾーンプレスの改良・・・・・・追求できることは、たくさんあるではないか!!
辞めるなよ、関塚隆。私は、はっきりと願いたい。「関塚隆、残れ!!」と・・・・・・
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あとがき: 私が感じる関塚隆の素晴らしさは、サッカーを分かりやすくしたところである。
<関連記事>
川崎フロンターレ 帰ってきた関塚監督
関塚監督やサーの選手起用法に唸る!!
川崎、浦項に敗北・・・残念な気持ち
鹿島vs川崎について僕達は 《Jリーグ 第25節》
川崎vs名古屋 選評 《ACL 準々決勝1st Leg》
名古屋 vs 川崎 “それぞれの先にあるもの” 《ACL 準々決勝》
posted by オクジョー |22:25 |
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2009年12月07日
※並行して、ラストスパート!! 《Jリーグ 第31節~34節》 ベストイレブンを投稿しています。
<Jリーグ年間ベストイレブン>
GK:川島永嗣(川崎フロンターレ)
プレーの派手さ、継続し続けた集中力。フル試合出場。今季はこの選手が一番だ。W杯までに楢崎という壁をを超えられるか。
DF:岩政大樹(鹿島アントラーズ)
最小失点数チームのDFリーダー。チームとして・個人として、どちらの面の守備能力も高い。3人目のCBを試さない岡田監督は謎。
DF:槙野智章(サンフレッチェ広島)
前への推進力は言うまでもなく、躍進したチームのムードメーカーであること、またマンツーマン能力の向上も見られた。代表でのサイドバックのオプションとして有効だろう。
DF:今野泰幸(FC東京)
苦しいCB事情を、高いレベルで完全に支えた。プレーの安定感は抜群であった。代表でのアンカー起用を推す声、いまだ多し!!
MF:マルシオ・リシャルデス(アルビレックス新潟)
走れて、得点取れて、セットプレー蹴れて・・・・・・何でも出来る。高性能な選手。最もJリーグに合うタイプの選手でもある。
MF:柏木陽介(サンフレッチェ広島)
ファーストタッチの技術と遠くを見る能力が高い。不振のJ2時代から一転、コンディションが常に高レベルだった。フランスなど海外に挑戦すべきか。
MF:小笠原満男(鹿島アントラーズ)
明らかに去年のほうが良かった。それでもチームを優勝に導いた。ラストパスは一番巧い。優勝でなければ、ガンバ勢と入れ替えだった。
MF:中村憲剛(川崎フロンターレ)
リーグで、最も遠くを見る能力が高い選手。機動力にも優れ、まさにチームの顔である。代表での課題は、フィニッシュの精度だろう(それが向上すれば、日本代表の可能性はぐんと上がる)。
MF:兵藤昭弘(清水エスパルス)
是非選びたかった選手。攻守全体のレベルが高く、セットプレーのキッカーとしても素晴らしかった。ダイヤモンドのサイドに最適だ。
MF:石川直宏(FC東京)
怪我で終盤プレーできなかったとはいえ、今季最も変わった選手を選ばないわけにはいけない。ゴール数だけないインパクトを残した。怪我を少しでも早く治し、代表に期待。
FW:前田遼一(ジュビロ磐田)
得点王だから。それしかない。来季はチームを勝たせるゴールを。代表での定位置確保に期待。クロスに対する入り方は一番上手い。
<MVP>
岩政大樹(鹿島アントラーズ)
彼しか選出できない。昨年の小川佳純(私のMVP)ほど、どの選手も飛びぬけていない。だとしたら、優勝クラブからの選出だろう。今年は、最も安定したクラブが優勝したため、最も安定感があった彼を選出する。
<最優秀監督>
オズワルド・オリヴェイラ(鹿島アントラーズ)
序盤に大迫に自信を与え、青木・伊野波を最大限伸ばし、終盤に中田(浩)の力を活かした。サッカーを良く知っている監督である。特に、組織の守備における選手の距離感が素晴らしい。
代表が目指す攻守の切り替えは、鹿島のようなものであってほしいのだが・・・・・・鹿島の組織と日本代表の組織の決定的な違いは、遅攻における選手のポジショニングである。
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<選出後記>
GK・・・・・・山形の清水健太も評価したい。
DF・・・・・・3人目の選出に悩んだ。清水の岩下、新潟の千代反田、横浜FMの中澤、FC東京の長友、磐田の駒野など。
MF・・・・・・G大阪の遠藤・明神・橋本は遜色なし。新潟の松下、広島の青山も評価。
FW・・・・・・FWに特別抜けた選手はいない。レベルが高いのはイ・グノとケネディ。チームに貢献したのは、佐藤(寿)や矢野。破壊力ならフロンターレの二人。技術ならルーカス。ユニットならヨンセンと岡崎など。だから、得点を一番獲った選手を選出。
MVP・・・・・・中村憲剛には、優勝と共にMVPを獲得して欲しい。
最優秀監督・・・・・・山形を残留させた小林監督が目指したサッカーは、素晴らしかった。また、新潟、鈴木監督の3トップにおけるアイディア(ペドロ流出まで)もである。川崎の関塚監督も評価したいが、タイトルを獲らなければいけない。
<あとがきのまえがき>
Jリーグが終わった。全試合、どの選手がどうだったとか、このチームはこれだから・・・・・・というような作業も。5節区切りに発表したベストイレブンも、これが集大成。そう年間ベストイレブンである。一年間このためにやってきた。(本当は、一年間→今季とかの方がいいんだろうけど語呂がいいので)
<あとがき>
いかにフランサやエジミウソン(大分)が素晴らしくても、年間ベストイレブンに選ぶ事はない。リーグは、一年間の積み重ねが評価されるべきである。
来季のJリーグに望むこと。各クラブ、逆転するくらいの気概を見せてくれ。巧いチームに、簡単に逃げ切られるようなリーグでは駄目だ!!
posted by オクジョー |11:37 |
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2009年12月07日
※並行して、Jリーグベストイレブン!!=一年間このためにやってきたを投稿しています。
<まえがき>
第31節~第34節。泣いても笑っても最後の4試合。優勝という名の栄冠は、鹿島と川崎の間を行き来し、最終節にそれが決まった。川崎の優勝を遠ざけた大分の異常なまでの強さに驚嘆し、鹿島とG大阪のストレートの打ち合いに感嘆した。
やはり、降格クラブは予想がついた3クラブとなった。残念だったのは、柏の闘志や大分の面白さが表に出たのが、シーズン終盤だったということだろう。しかしもっと残念だったのは、降格をギリギリで免れたクラブ達が、最後の4試合(11位~15位のクラブは、獲得勝ち点1~3)を有効に使えなかったことである。
モチベーションとは恐ろしい。言うまでもなく結果に直結する。必要なラストスパートを意識的に行えるチーム。そんな集団が、真に強いということなのだろう。そして、それは選手にも言える。終幕の第31節~34節。その中で輝いていたイレブンを、今回も勝手に発表する。
<Jリーグ 第31節~34節 ベストイレブン>
--○-- --○-- 佐藤(寿)/広島・興梠(2)/鹿島
-○---○---○- 野沢/鹿島・フランサ/柏・金崎/大分
-○---○---○- 遠藤(2)/G大阪・エジミウソン/大分・柏木(3)/広島
---○- -○--- 槙野(2)/広島・坪内/大分
-- -- ○ -- -- 曽ヶ端/鹿島
※( 数字 )は選出回数・・・複数以上から表記
鹿島勢の優勝へ向けた集中力と勝負強さはやはり印象的だった。金崎は、現代型(スペースに気付き、自分で使える)の素晴らしい選手だ。残りの選手についても異論は無いだろう。
MVP:フランサ(柏レイソル)
彼は万全であるならば、Jリーグで断トツに素晴らしいプレーヤーだ。それは、彼にしか出来ないプレーを簡単に選択できるからである。ただそれには、みんなが出来るプレーをやらないという代償が伴う。それを差し引いても、最後の4試合はやはり素晴らしすぎた。
優秀監督:オズワルド・オリヴェイラ(鹿島アントラーズ)
選手を信じる力・モチベーターとしての力が、絶対的な経験値を基に自らに蓄積されている名将だ。終盤の連勝も彼の力が大きいだろう。ダニーロの投入タイミングはもちろん、終盤を見越した中田(浩)の登用も素晴らしかった。
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<あとがき>
最後も、もちろんこのことである!!
もはや、この企画はこれがメインでもあった!!
槙野vsマト(当初は闘莉王だった)の裏得点王争いである。結果は・・・・・・槙野8得点、マト8得点。同点・・・・・・でも槙野の勝ち(マトはPKが多いから)!! ということで、やはり槙野智章は、恐ろしく可能性を秘めた選手であることが証明された!?
<関連記事 一覧>
ベストイレブン 《Jリーグ 第1節~5節》
勝ち点6未満クラブへの提言 〔上巻〕 《Jリーグ 第1節~5節》
勝ち点6未満クラブへの提言 〔下巻〕 《Jリーグ 第1節~5節》
ベストイレブン 《Jリーグ 第6節~10節》
ベストイレブン 《Jリーグ 第11節~15節》
またね!! シャムスカが残したもの
ベストイレブン 《Jリーグ 第16節~20節》
鹿島vs川崎について僕達は 《Jリーグ 第25節》
ベストイレブン 《Jリーグ 第21節~25節》
ほぼ決まった降格クラブ 《Jリーグ》
ベストイレブン 《Jリーグ 第26節~30節》
posted by オクジョー |11:36 |
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2009年12月05日
鹿島アントラーズが優勝を決めた。得意の1-0、逃げ切りで決めた。
日本のクラブチームの中で、一番勝ち方を知っているのが鹿島である事は間違いない。時間の進め方一つにしても、崩さず積み重ねてきた歴史を感じさせる。
鹿島選手の歓喜が中継される裏で、中村憲剛が試合後のインタビューに答えていた。気持ちの整理などつくはずない表情(カオ)をしていた。川崎に与えられる試練はどれほどのものなのか? 私には想像など出来るはずがない。ただ、未来の川崎に訪れる初優勝が、また一つ感慨深いものになるだろうことは理解した。
川崎の憲剛、鹿島の小笠原。この両名のように、柏木陽介には広島の顔になってほしい。しかし、どうやらそれは叶わぬ願いなのかもしれない。漏れ始めた報道を総合的に見ても、彼の浦和移籍は避けられそうもないようだ。
彼の決断にとやかく言う気はないが、私なら、サッカー選手としての成長を考えた上で、“広島にあと一年、W杯終了後に海外移籍”という選択をオススメする。しがらみが多く、今後下降線を辿るであろう浦和に一度身を置けば、満足できる海外移籍のチャンスは遠のくのではないだろうか。
闘莉王は、おそらく今節が浦和での最後の試合だっただろう。悪意のありそうな報道に疑念を覚え、未来を見据える老将を支持するのは自由だが、私は、“闘莉王が育成至上主義に疑問を感じているはずである”と勝手に思っておく。そして、最終戦で闘莉王が見せた姿勢こそ支持する。
数年前の絶対勝利至上主義が良かった。とは、ちっとも思っていないが、現在進もうとしている方向もそうとう危険だ。一番は、監督が勝ち方を知らないということに尽きるのではないだろうか。
最後に、鹿島の三連覇すげー。川崎、天皇杯こそ期待してるぞ!!
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あとがき: 次稿は、一年間このためにやってきた=Jリーグベストイレブン!!の予定です。この一年、しっかりとJリーグを見てきたので、しっかりやります。一年間、チームの勝利に貢献した選手を選出します。今稿が、次稿の宣伝になればと願っています。
その後、Jリーグ・各チームの総括。その中でフィンケの戦術の問題点でもまとめれればと思っています。
posted by オクジョー |18:34 |
Jリーグ |
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2009年12月01日
大分トリニータの森重真人は、移籍したほうがいい。これが、大分の降格が決まった時からの、私の意見だ。森重は高いレベルで戦っていくべき選手だし、移籍金をチームに残せる今がタイミング的にもベストだろう(今のスタイルなら森重より残すべき選手はいる)。
森重の最大の特長は、“最終局面で身体的に無理が利くところ”だと思う。昨年の大分が躍進理由の一つが、低く設定されるDFラインの中央で、彼が最後の攻撃を防いでいたことというのは言うまでもない。
“DFラインを低く設定する” すぐに思い浮かぶのは、モウリーニョ時代のチェルシーである。DFラインを低くし、中盤も下げ相手のスペースを奪い、前線を活かして速攻をかける。
このモウリーニョ・チェルシースタイルを上手く取り入れているのは、Jリーグでいうと、清水エスパルスだろう。実際、現在の5連敗という状況以前は、結構強かった。
では、なぜ漬水が失速したのか? 理由は複合的(青山・ヨンセン・兵働の離脱や優勝へのプレッシャー、岩下の絶対的な経験の不足、伊藤の肉体的疲労など)だろうが、守備の局面で少しずつズレが生じていることは間違いない。設定するDFラインが低い分、その少しのズレが失点に直結する。失点に直結してしまうため、選手の中に疑問が生じると早急な解決は難しくなる。「あれ? こんなはずじゃなったのに・・・・・・」まさに、今年の大分に見られた特徴だろう。
森重真人は、最終局面で無理が利く選手だと言った。チェルシーでいうと、R・カルバリョである(または、F・カンナバーロ)。私が知る限り、こういった可能性を持つ選手は、日本にいない。清水が抱えるレギュラーCBも、J・テリーのようなタイプである。
現在報道される限りでは、浦和・FC東京・京都・川崎Fの4クラブが、森重の獲得を検討している。彼のためだけを思えば、この中でのbetterな選択は川崎Fになるだろう。ACLを経験でき、また、長身ストッパーが多いチームなのでスタイルも合いそうだからだ。浦和やFC東京は、彼がボランチ経験(広島皆実時代に)もあり、ボールを扱える選手だという理由からの獲得打診だろうが、守備面の向上を望めるチームの方がいいと思う(特に、浦和では具体的な守備戦略向上は望めないだろう)。
また、現時点で挙がってないクラブを挙げるとすると、清水・広島がいいだろう。清水ならば、特長は間違いなく出せる。ただ、ACL出場権もなく、青山・岩下を育てたい気持ちがあるだろう。
となると、広島である。3バックへの適性(DFラインも低い)・広島ユース出身というのもある。もし実現すれば、ストヤノフは中央でなくてもレベルは高いのでスライドさせ、ストヤノフ・森重・槙野という強力なラインが完成する。条件は、今季4位に入り、天皇杯の他力本願でACL出場権を獲得することだろう。
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あとがき: 私の妄想。広島、夢の補強案・夢のACL用
-- -- ○ -- -- 佐藤(李)
○--○--○--○ 駒野(服部)・高萩(高柳)・柏木(森崎浩)・ミキッチ(駒野)
---○- -○--- 青山・森崎和
-○---○---○- ストヤノフ(盛田)/森重(ストヤノフ・中島)・槙野(森脇)
-- -- ○ -- -- 中林
まぁ、妄想はいいとして、森重には自分にとって良いチームを選んでほしい。
posted by オクジョー |12:05 |
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2009年11月19日
私は、前回記事(飛べます)の中で、この段階まで来たら、戦術的な変化を求めるより、選択の変化を求める方がいいと綴った。
香港戦。この試合は、誰が結果を残すか?しか興味を持てない試合だった。結論から先に言うと、大久保嘉人は結果を残せず、佐藤寿人は結果を残した。
先に言っておくが、ここで言いたいのは、佐藤寿人が大久保嘉人より優秀だということではない。 ここ一年の代表において、大久保嘉人に対して与えられたチャンスが多かったこと、そのチャンスに対して、(私から見れば)結果を残せていないということである。
例えばここで、ハードの部分等で貢献しているという議論が生まれるだろうが、私が第一に考えたいのは、選手のスタイルである。
ここからは私の個人的分析。大久保嘉人は、得点にこだわる選手だ。おそらく、代表における自分のパフォーマンスにも納得していない。ただ、その焦りと反比例して出場機会は与えられる。彼は、求められる仕事をこなしながら、得点を常に狙っていくしかなかっただろう。
しかし、現状で結果は残せていない。私が考えたのは、“彼が求められる仕事をこなしながら、得点を獲るタイプではない”ということだ。そして、その悪循環を繰り返していくうちに、彼の最大の持ち味であったゴールに反応する良さは薄れ、小器用に何でもこなす選手になってきたと感じている。
私は、FWがボールに反応するタイプかゴールに反応するタイプか、よく考える。前者は、岡崎・前田・玉田・矢野など・・・後者は、佐藤(寿)・森本・最近の本田・最近の石川などだ。 しかし、最近の大久保はどちらでもない気がする。そう、FWという感じがしないのだ。この話はあくまで私の印象論なのだが、大久保の悪循環は、監督に責任が微塵もないとは言えないだろう(選手自身にもある)。
まぁ、ここで監督の責任を追及しても仕方がないので、これからの前線の選択について綴りたい。まず、第一に得点を求めるのなら、岡崎の相棒は、玉田・大久保以外を試した方がいい。具体的には、先発候補として前田か矢野、ジョーカー候補として佐藤(寿)・森本・本田・石川などだ。大久保も持ち味が戻るならジョーカーの方がいいだろう。
私が言うゴールに反応する選手を、ジョーカーとして薦める理由は単純である。もう、ゴールに反応する選手を理解する時間が充分にない・時間は無駄に使われることが多かったからだ。
例えば、佐藤寿人。彼は現代表で、自分のポテンシャルを全て出せていない。もはや、それを多少割り切って、少ないチャンスにかけてプレーしているように見える。チームが、佐藤(寿)の特長を充分に捉えてないからだ。
現代表は右から組み立てられる攻撃が多い。この場合、佐藤(寿)が最も得意なのは、アーリークロスをニアで合わせるパターンだが、中村俊輔の利き足もあって、右からのクロスは深い位置で生まれることが大半である。また、佐藤(寿)が多くのバリエーションを持つ左からの崩しに関して現代表は不充分だ(香港戦は、左からの得点だった)。裏を狙うボールも、佐藤(寿)が得意なゴールへの最短距離(速さの競り合い)ではなく、プルアウェイなど引き出す動きを活かすものが多い。
ゴールに反応する選手は、理解されていないとあまり効果的ではないのだ。だから、ジョーカーとしての起用を私が求めるのは、彼らのポテンシャルにかけたある種のポジティブとはいえない提言である。ただ、それでもbetterな選択であるはずだ。
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あとがき: 岡崎が活躍するのは、自分のスタイルとチームのスタイルがマッチするからだ。岡崎は、右からの攻撃の方がバリエーションを持つし、継続したボールを引き出す動きも得意だ。その中でしっかりと得点しているのは、単純に素晴らしいと思う。
今回は、前線の選択の話だったが、センターバックの選択の話もある。なぜ、3人目を試さないのか?用意しようとしないのか?もはや理解不能だ。勝ち上がる気があるのなら、4バックにおける3人目のセンターバックなど、用意して当たり前なものの一つであるのに・・・
話は変わって、W杯予選プレーオフ。私が応援するチームはことごとく散々だが、これこそ壮絶なヒシヒシとする戦いなのだろう。意味の無いことを言えば、フランスに用意された最後のドラマには、プラティニの顔がちらついてしょうがなかった。
posted by オクジョー |12:24 |
日本代表 |
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2009年11月15日
日本にとって南アフリカ戦は、ドイツW杯以降で、最もW杯らしい試合であったと思う。そしてそれだけに、“来るW杯で、日本代表がどれだけ出来そうか?” というのが、如実に見えたのではないかと思う。
現在の日本代表は、歴代で最も良いチームである。しかし、W杯で勝ち点3を獲得するのは難しい。それが、私の変わらない認識である。
これは、W杯を想定できた試合(予選のオーストラリアとの2戦+南アフリカ戦)で、勝ち星なしという結果から見ても当然な認識だと思う。オーストラリアや南アフリカは、せいぜいポッド3か4のレベルでもあるのだし・・・
日本がW杯で通用するのは、現時点、守備の意識だけだろう。しかしそれも、W杯の出場資格のようなものでしかない。現に、南アフリカもそれなりのものを持っていた。
W杯で勝ち点3を獲得するには、もっと違う何かが必要なはずである。現状のまま進むだけでそれが叶うとは思えない。絶対的な変化が必要なのだ。現状への危機感と変化への渇望は充分といえるだろうか?
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あとがき: 私は“選択の変化”を3つほど考えてみた。
まず、新たなエクストラキッカーの話。ラーションやスーケル・ヴァルデラマやハジ・ストイチコフのような試合を決める選手を求める。そして選手に合わせてスタイルをシフトさせる・・・現状で一番の脅威は、中村俊輔のFKだろうから、それ以上の可能性を持つ選手をチームに取り入れる(俊輔を外せという意味ではない)ことである。また、エクストラキッカーにチームを理解させるだけでなく、チームがエクストラキッカーを理解する必要もある。松井・本田・石川・森本などが可能性を持っているのだろうが、現状では中村のFKがbetterという状況で厳しいだろう。
次に、采配の話。これは、ヒディンクのように大胆な采配を揮えるか?・・・セオリー的な采配ではなく型破りで効果的な采配を揮えるか? である。これまでの岡田監督は、極端な采配(DFの枚数を減らしてFWを増やすなど)をしたことはないから、期待するのは難しいだろう。
最後にリスクマネジメントの話。現状のスタイルを基本とするなら、もっと負けない可能性を高めていく必要があるだろう。セットプレーへの具体的な対策、相手の高さへの現実的な選択、サイドバックの守備、ボランチの組み合わせなど、リスクマネジメントをいかに追求できるか・・・監督にその気はあるか別として、取り組みやすさはあるだろう。
岡田監督が自分の力を出し切っているのは認める。だからこそ、不満はあるが、劇的な“戦術の変化”は求めないことにした(残された時間を考えても)。ただ“選択の変化”は最後まで求めたい。そこに僅かな可能性があるのだと信じて・・・
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posted by オクジョー |12:25 |
日本代表 |
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