2011年07月18日
多くの方からリクエストがありましたバルサ10年間のおさらい企画を今回は書いていきたいと思います。
第6回目ということで、今回は05-06シーズンについて書こうと思います!
リーガ 優勝
CL 優勝
コパ ベスト4
基本フォーメーション
GK バルデス
DF オレゲール、マルケス、プジョール、ジオ
MF エジミウソン、チャビ、デコ
FW ジュリ、エトー、ロナウジーニョ
その他の主な選手
ジョルケラ、ベレッチ、シウビーニョ、モッタ、ファン・ボメル、イニエスタ、メッシ、ラーション、マキシ・ロペス、エスケーロ
バルサ関連の主なニュース
クラブ史上2度目の欧州王者
リーガ2連覇
ベルナベウクラシコでの完全勝利
メッシのセンセーショナルな活躍
チャビの大怪我
夏の移籍マーケットは移籍金ゼロ獲得
クラブ史上2度目の欧州王者
05-06シーズンは多くのバルサファンにとって、忘れることの出来ないシーズンになったことでしょう。リーガとCLの二冠。長いクラブ史の中でもドリームチームと呼ばれたクライフ率いるチームしか成し遂げられなかった偉大なことをやってくれました。
天才・ロナウジーニョを中心に、エトーが得点を奪い、デコが中盤でタクトを振るい、プジョールが守備陣をまとめる。この4人が年間を通して高パフォーマンスを披露したおかげでチーム全体としてのまとまりは素晴らしかったです。
また、脇を固める選手も素晴らしく、ジュリはロナウジーニョからのスルーパスを右サイドで幾度となく相手守備陣を切り裂き、ラーションという頼れる切り札もいました。エジミウソンは中盤の底で最高レベルのプレーを披露しました。さらには現チームの中心選手のイニエスタが長期故障離脱したチャビの穴をきっちり埋め、怪我が多かったものの、メッシがその驚くべき才能を披露。CL決勝点を奪ったベレッチ、堅実な守備でそのベレッチから右ラテラルのレギュラーポジションを奪ったオレゲール、バルサのポゼッションサッカーを最終ラインから支えたマルケス、長年の問題だったGKと左ラテラルを完全に落ち着かせたバルデスとジオ。全ての選手が素晴らしいパフォーマンスを見せ、ライカーバルサの最高点にたどり着きました。バルサを応援してから、実に3度も欧州王者の称号を目にしていますが、やはり最初に見たこのシーズンの印象はかなり大きいです!
ロナウジーニョの絶頂期
高度なテクニックと類い稀なるサッカーセンスもさることながら、このシーズンのロナウジーニョはフィジカル的にも絶頂期にありました。サンチャゴベルナベウでのクラシコでは、鮮やかな2得点を奪い、マドリディスタから拍手を受けるシーンも印象的でしたし、CLのモウチェルシーとの因縁の対決では、当時(現在もですが)、世界最高のCBと呼ばれ、鋼のような肉体を持っていたテリーを弾き飛ばして奪ったゴールは今でも鮮明に覚えています。
どんなに激しいタックルを浴びようとも重心がぶれないドリブル。抜群のサッカーセンスばかり目がいきがちでしたが、このシーズン以降の急落を見る限りはやはりこの絶対的なフィジカル力がロナウジーニョの最大の売りだったのかなとも思います。本当に数々の好プレーで楽しませてもらいました。間違いなく、「05-06シーズンはロナウジーニョの年」でありましたね!
メッシのセンセーショナルな活躍
やはり、今に通じるこの年の昔話といえば、メッシのセンセーショナルな活躍でしょう!この年のメッシはワールドユースでU-20アルゼンチン代表の主力として優勝に大きく貢献。それで自信を深めたのか、夏のバルサの恒例行事のガンペール杯ではイタリアの名門クラブ、ユベントス相手に驚愕のパフォーマンスを見せてくれました。その後の活躍は記憶に新しく、右サイドをメインに相手ディフェンダーをドリブルで切り裂く。悪魔的なドリブルは相手ディフェンダーを一瞬で混乱に陥れ、数々のゴールチャンスを演出する。とんでもない選手が出てきたものだと心躍らせて試合を見ていた気がします。
しかし、今でこそ世界最高の選手としてオフェンス全能マシンと化しているメッシですが、このシーズンはドリブラーという印象が強く、時には無謀なチャレンジをしたり、圧倒的なスピードに頼りすぎての故障を繰り返していました。このシーズンの活躍を見て僕は、「間違いなく世界一になれる選手」と周りの人達に言っていた記憶がありますが、まだまだ課題はあるとも感じていたのも確かです。それでもその課題をクリアして、今ではご存じの通りの世界一の選手に良くなってくれたと思います!
チャビの不在を乗り越えての栄冠
今や押しも押されぬ世界を代表する司令塔となったチャビ。バルサの心臓であり続けた男が唯一と言って良いほどの長期離脱を余儀なくされたシーズンがこの05-06シーズンでした。もちろんすでにチャビはチームの中心選手で、存在はとてつもなく大きく、長期離脱と聞いた時は大きなショックを受けた記憶があります。
しかし、この非常事態に輝いたのは今やそのチャビと並ぶ存在となったイニエスタでした。もちろん、このシーズンに加入したファンボメルの活躍も良かったですが(当時は今の「潰し屋」というイメージよりも、より攻撃的に振る舞える選手であったように思います)、イニエスタの輝きは本当に大きかった記憶があります。また、このシーズンは今では珍しくなってきたピボーテとしても良い働きをしていました。
また、右エストレーモにはメッシとジュリ、CFにはエトーとラーション、ピボーテにはエジミウソンとモッタ、右ラテラルにはオレゲールとベレッチ、左ラテラルにはジオとシウビーニョが、それぞれハイレベルなパフォーマンスを見せ、チームとしての強さを見せてくれましたシーズンでありました!
随分長らく更新していませんでしたが、ようやくおさらい企画が書くことが出来ました(笑)06-07シーズンから2シーズンはあまり面白くないシーズンになりますが、頑張って書いていけたらなと思っています。また、たくさんのコメントお待ちしております!
posted by greenbarca |23:49 |
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2010年08月05日
今回はバルサ10年間のおさらいシリーズの5回目、04-05シーズンについてです。
リーガ 優勝 CL ベスト16 コパ ベスト16
基本フォーメーション
GK バルデス
DF ベレッチ、プジョール、オレゲール、ジオ
MF マルケス、チャビ、デコ
FW ジュリ、エトー、ロナウジーニョ
その他の主なバルサ選手
シウビーニョ、エジミウソン、ラーション、モッタ、イニエスタ、メッシ、アルベルティーニ(冬加入)、マキシ・ロペス(冬加入)、ダミアー
バルサ関連主なニュース
6シーズンぶりリーガ制覇
夏の大改革
カンプノウクラシコでの完勝
メッシ、クラブ最年少ゴール(当時)
さらなる改革
ようやく負のスパイラルから抜け出し、後半戦は怒涛の勝利をかさねた03-04シーズンでしたが、ライカールト政権2年目のこのシーズンは更なる改革を施しました。流れを変えた立役者のダービッツと金銭面での折り合いがつかずにレンタルバックを始めに、サビオラ、ルイス・ガルシア、コクー、レイツィハーのレギュラー陣を放出。またバルサを支えた実力者、オーフェルマルスとクライファートも放出。さらにはカピタン、ルイスエンリケも引退と、大きくメンバーが変わりました。
その一方で、デコ、エトー、ジュリ、ラーション、エジミウソン、ベレッチ、シウビーニョを獲得。このタイトルに飢えた有能な選手の加入により、新たな血を得たバルサは前シーズンの勢いをさなに加速させました。そして…6シーズンぶりのリーガタイトル。僕が応援し始めての初タイトルであったので、今でもこの喜びは忘れられません。
衝撃的なデコの能力
日本人には特徴的な名前かつ、インパクトのある見た目から、僕の周りの人でも一目見たら覚えてしまうデコ。しかし、それ以上にインパクトがあったのはピッチ内での圧倒的な存在感でした。
ブラジル人らしい高いテクニックを武器にした創造性溢れる攻撃力に加え、チームのために労を惜しまない守備力には本当に驚きました。03-04シーズンの快進撃を生み出したダービッツの放出をし、当時はトップ下のイメージが強かったデコを同ポジションに起用するには始めは不安に思っていましたが、そんなことはありませんでした。個人的にデコの最高のシーズンはこのシーズンで、徐々にプレーの質が落ちていってしまったと思っていますが、特にこのシーズンの出来は衝撃的でありました。
モウリーニョとの因縁
ついに今シーズン(10-11シーズン)、最大のライバル、レアル・マドリーの監督就任が決定したモウリーニョ。かつてはバルサのコーチであったことは有名ですが、バルサの敵として因縁(?)が始まったのはこのシーズンからでした。当時モウリーニョは、アブラモビッチ会長の下、有能な選手を多く獲得し、急速な成長を見せていたチェルシーを率いていました。そのチェルシーと決勝トーナメント1回戦で対戦し、壮絶な戦いを繰り広げたのを今でも覚えています。個人的にバルサが敗れた試合の中で最も印象的な試合の一つであります。このシーズンを境にモウリーニョとの関わりは様々な場面でありましたが、今シーズンはついに…ですね(笑)
大怪我の連鎖の中で
また、このシーズンは数多くの大怪我人を出したという記憶もあります。モッタ、エジミウソン、ラーションの3人は膝前十字靭帯の断裂の大怪我を立て続けに出し(しかも、全てカンプノウでの試合中だったと記憶してます)、厳しい状況にたたされていました。そんな中、入団1年目はパッとしなかったマルケスがピボーテで素晴らしい活躍を見せれば、新加入のエトーが得点を量産。怪我人の穴をフル稼働で埋めてくれました。冬の加入選手が目立った活躍を見せれなかった中で、主力選手達は本当に良くやってくれたと思います。
メッシのデビュー
最後に、メッシの記念すべきデビュー年となったこのシーズン。当時のクラブ最年少ゴールを芸術的なループシュートで決め(アシストも芸術的なロナウジーニョからのパス)、才能の片鱗を見せてくれました。本格的に台頭したのは翌シーズンからでしたが、当時はまさかここまでの選手になるなんて想像は出来なかったですね(笑)
posted by greenbarca |22:34 |
バルサ10年間のおさらい |
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2010年07月24日
今回はバルサ10年間のおさらい企画第4回目、03-04シーズンを書いていきたいと思います!
最終順位 2位 UEFAカップ ベスト4
基本フォーメーション(前半戦)
GK バルデス
DF レイツィハー、プジョール、オレゲール、ジオ
MF ジェラール、コクー、カレスマ、ロナウジーニョ、オーフェルマルス
FW クライファート
(後半戦)
GK バルデス
DF レイツィハー、プジョール、オレゲール、ジオ
MF コクー、チャビ、ダービッツ
FW L.ガルシア、サビオラ、ロナウジーニョ
復活へ向けての新体制
失意のどん底のシーズンを終え、復活へ向けてこのシーズンは大改革を施しました。まずは、このすべての暗黒時代の元凶、ガスパール会長の後任としてジョアン・ラポルタ氏が就任。自らの立場をあまり考えないで(?)過激的な発言をするのはやめて欲しいのですが、この人の会長就任は、これからご存じの通りに栄光に満ち溢れたものになります。
そして、このラポルタと共にバルサのチームの重役・スタッフは大幅に改変。そして、この新・バルサの指揮官として選ばれたのが、現役時代はACミランやアヤックスなどで活躍し、オランダ代表でも一時代を築いたフランク・ライカールトが就任。監督としての経験は浅かったですが、選手時代の経験は超一流。不安は大きかったですが、結果的にこの決断は素晴らしいものになりました。
ロナウジーニョの加入
そして、その新体制を始める上で最も大切なことが、ピッチ内でのパンデラとなる選手です。すなわち、バルサではその役目が10番を背負う選手が多く、この新体制で新10番に選ばれたのが、ご存じ、ロナウジーニョでした。
そして、この決断は皆さんご存知の通りに大成功となりました。異次元のボールテクニックを武器にしなやかかつ迫力満点のドリブルと広い視野からの的確なスルーパス、さらにはFKとPKも天下一品でした。ブラジル代表の天才MFはバルサに来る前から素晴らしい選手でしたが、バルサに来てからその才能が完全開花。これから3年間はロナウジーニョの年となり、彼に牽引されるかのようにバルサも暗黒時代をようやく抜け出しました。
最悪の前半戦
暗黒時代から抜け出したと上で書いたばかりですが、新たな船出をしたこのシーズンの前半戦はとにかく酷かったです(笑)ロナウジーニョがいなければ最終順位が2位ということはなかったと思います。しかし、そのロナウジーニョを世界一の選手と言われるようになったきっかけは、冬の移籍マーケットで加入したダービッツの起用による、4-3-3のシステム変更でした。
4-3-3の左エストレーモで攻撃に専念したロナウジーニョは最高級の活躍を見せてくれました。それも常に笑顔で、心からサッカーを楽しんでいるように見えました。そして、それを可能にした選手、ダービッツを語らずにこのシーズンは語れません。
大きくバルサを変えた"闘犬"エドガー・ダービッツ
このシーズンの冬の移籍マーケットでイタリアのユベントスからレンタル移籍をしてきたエドガー・ダービッツ。サングラスのような眼鏡をかけたその特徴的な風貌から、多くの方がご存知かと思います。このオランダを代表する中盤の闘犬の加入によりバルサのサッカーは大きく変貌。左インテリオールで誰よりも早くプレスをかけ、驚異的な運動量と抜群の存在感はもの凄かったです。テクニックもあり、強烈な左足もあるため、攻撃面でも大きく貢献。わずか半年しか在籍していませんでしたが、僕の中ではかなり大きな選手となっています。
ピッチ内での存在感も抜群でしたが、ピッチ外でも存在感があり、膨大な年俸を要求したたも契約延長には至らなかったらしいですが…(笑)
さらに、ダービッツの加入は前途したロナウジーニョの開花だけでなく、同じ中盤のチャビの開花にも繋がりました。今まではコクーとのダブルボランチで守備での負担も大きかったですが、ダービッツの加入により攻撃により専念出来るようになりました。今はダブルボランチでも超一流の選手になりましたがね(笑)
躍進の2位
ダービッツの加入により、今まで勝てなかったのが嘘かのように勝ち続けた後半戦。また、サビオラのCFの起用やルイス・ガルシアの右エストレーモ起用も当たり、チームの流れもかなり良くなりました。一気にマドリーも抜きさり、順位もぐんぐん上昇しましたが、バレンシアには追いつけず、あと一歩の2位フィニッシュでした。しかし、このシーズンの後半戦からバルサの第2の黄金期が始まり、その予感を十分に漂わせてくれました!
これだけ勝ち続けている今でも当時のシーズンを思い出すと笑みがこぼれます。前回のこの企画シリーズからずいぶん経ってしまいましたが、これからもゆっくりと更新していくつもりです(笑)
posted by greenbarca |16:11 |
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2010年03月04日
今回は「バルサ10年間のおさらい」の第三回目、02-03シーズンを振り返ってみたいと思います。
02-03シーズン
最終順位 6位 CLベスト8
基本フォーメーション(ファンハール時代)…あいまいな記憶です
GK ボナーノ
DF プジョール、F・デブール、F・ナバーロ
MF メンディエタ、チャビ、コクー、モッタ
FW サビオラ、クライファート、L・エンリケ
基本フォーメーション(アンティッチ時代)
GK ボナーノ
DF ガブリ、プジョール、F・デブール、ソリン
MF オーフェルマルス、チャビ、コクー、L・エンリケ
FW サビオラ、クライファート
その他の主な選手
バルデス、レイツィハー、ロッケンバック、ジェラール、イニエスタ、リケルメ、
バルサ関連の主なニュース
ファンハール監督就任
リバウドの退団
リケルメの加入
ガスパール会長の辞職&ファンハール解任
イニエスタ&バルデスのデビュー
惨劇のシーズン
おそらくはこのシーズンが、僕が見てきたバルサ10年間の中で最もひどく、屈辱を味わったシーズンであったと思います。リーガでは一度も優勝争いに絡むことなくUEFAカップ圏内ぎりぎりの6位フィニッシュ。ロナウド(もちろんブラジル人の方です)が加入し、ジダン、フィーゴ、ラウールらが奏でる魅惑の攻撃陣を率いてリーガを制したレアル・マドリーとは対称的に、カンプノウではクレから常に白いハンカチが振られる状況。もはや「惨劇」のシーズンでした。
悪夢の始まりファンハール就任
そして、その惨劇のシーズンを語る上で最も重要な人物、それはルイス・ファン・ハール監督、彼しかいないでしょう(笑)混乱のシーズンとなった01-02シーズンの立て直しとして、ガスパール会長(彼こそが混乱の元凶ですが)が新監督に選んだのは、97-98シーズンから3シーズンバルサを率いて2度のリーガ制覇を果たしたファンハールでした。
僕は、ファンハール政権1回目のバルサは見ていなかったので分かりませんが、2度のリーガ制覇を果たしたもののクレからは圧倒的に人気が無く、このシーズンの就任にあたっても猛反発があったのを覚えています。
そして、まずシーズン始めの出来ごととして、そのファンハールと性格的に折り合いが合わなかったとされる聖・リバウドの退団。確かにその前のシーズンは怪我もあり、輝きを失いつつあったリバウドですが、退団を決める大きな要因となったのが、ファンハールのせいとは…。これでまず、ただでさえハードルの高かったファンハールへの要望がさらに増してしまいました。
「構想外」のリケルメ入団
そして、これこそがこの暗黒時代のバルサを象徴するような出来事です。将来を嘱望されていたこのアルゼンチンの天才MFの加入。当時から足元の技術は際立っており、足の裏を使う優れたボールキープ技術に、急所を突くような鋭いスルーパス。これだけ聞けば素晴らしい選手の獲得であり、当時のプレーを見れば(現在も素晴らしい選手ですが)期待値も低くなかったです。
しかし…欧州でプレーするのはこれが初めてであり、なおかつリケルメは(聞く話によると)環境になかなか打ち解けられない極端に内気なタイプだそうです。そして、ピッチ上ではファンハールが最も嫌う典型的な10番タイプの選手であり、ファンハールの代名詞のフォーメーション(3-4-3もしくは4-3-3)にはそもそもポジションすら無く、リケルメは加入した当時から「構想外」であったそうです。
では、なぜ彼を10番に据えて、新たな一歩を踏み出そうとしたのか…。この辺りの矛盾は本当に当時のバルサを象徴する出来事でした。そして、この矛盾した状況から、正直シーズン前から期待は低かったのですが…シーズンが深まるにつれてその期待は儚く消えてしまいました(笑)
「元凶」が去り…
そもそもなぜこんな事態が起こったのか。獲得する選手はことごとく外れ、負の連鎖が続き、試合に勝てない。暗黒時代に向かってしまった元々の元凶は、ガスパールの会長就任から始まっていました。バルサへの愛情は非常に強く、勝利の時の笑顔はとても嬉しそうですが、チームを強くするためならばお金を気にせず使いまくって借金まみれにしてしまうといった、経営者としては全くの無能でした。
そして、このシーズン半ばにクレからの激しい抗議により辞任。カンプノウでのハンカチの舞いは、思い出すと非常に心苦しいものがあります。しかし、翌シーズンからバルサが立てなおったことからも分かるように、ガスパールとファンハールが去り、チームは間違いなく良い方向に向かっていくことになります。
イニエスタ&バルデスのデビュー
ファンハールのことを結構酷く書きましたが、彼の残した功績は、決してゼロではありません(笑)それは現チームで絶対的な中心選手へとなっているバルデスとイニエスタをこのシーズンにトップチームデビューをさせました。特にイニエスタは、自身のクビがかかった重要な試合でデビューさせた、という記憶があります(違っていたらすみません)。また、ファンハールは一度目の就任時にもチャビ、プジョールをデビューさせていて、なかなか若手を見る目は凄い人だなと思います。
しかし、どうして彼はあんなにも人気が無いのでしょう(笑)あまりにも厳格な性格らしく、そこが見る目はあっても受け入れにくいのでしょうか。そして、現在のバイエルンでもその性格は相変わらずらしいです。(人気はどうか分かりませんが)
プロの世界は結果が全てですが、彼のようなタイプはより一層、結果が出なかった時には厳しい評価を受けざるを得ないのでしょうか。バルサで言うなら僕の中では、ライカールトが、ファンハールとは違った、得をするような人柄だったのかなと感じます。
大変だったシーズン…。今ではカンプノウで白いハンカチが振られるなど、考えられないですよね(笑)そして、このシーズン後には徐々に明るい話が増えてきます。マイペースに書いていくので、是非みなさんのこの「惨劇」のシーズンの思い出話でもコメントください!(もちろんそれ以外でも待っています)
posted by greenbarca |21:44 |
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2010年02月05日
前回はたくさんのコメントをいただき、ありがとうございました。今回は「バルサ10年間のおさらい」第2回目、01-02シーズンを振り返ってみたいと思います。
01-02シーズン 最終順位4位 CL ベスト4
基本フォーメーション
GK ボナーノ
DF プジョール、クリスタンバル、F・デブール、ココ
MF コクー、チャビ、L・エンリケ、リバウド
FW サビオラ、クライファート
その他の主な選手
レイナ、P・アンデション、セルジ、レイツィハー、モッタ、ロッケンバック、ジェオバンニ、ジェラール、ガブリ、ダニ、オーフェルマルス
バルサ関連の主な出来事
ワールドユースMVP&得点王のサビオラ入団
ジネディーヌ・ジダンのレアルマドリーへの移籍
不振の国内、CLはベスト4
プジョールの大ブレイク
暗黒時代
僕は日本で放送されるバルサの全ての試合を見始めたのはこのシーズンからで、ひっそりとそしてそれなりに応援してきました。しかし、ジダンの加入により栄光を極めるライバル、レアル・マドリーとは対照的に、バルサは勝てない試合が続き、まさに暗黒時代でした。
そんな暗黒時代を象徴するのが獲得選手の大外れの多さ。ディフェンスラインの立て直しにと獲得としたP・アンデションとクリスタンバルは、前者は怪我、後者は力不足を露呈。ブラジル期待の若手として獲得したジェオバンニとロッケンバックは正直、どうしてこの選手をこの値段で(前者が1000万ユーロで後者が1500万ユーロ)…と思いたくなるような選手でありました。ラポルタと共にバルサを立て直した元副会長ソリアーノの『ゴールは偶然の産物ではない』を読むと、彼ら二人を獲得した理由が、「そろそろ獲得選手が活躍しても良いころなのでは」というものらしいので驚きです(笑)
しかし、そんな中、唯一バルサに明るい未来を見せてくれていたエル・コネホ(ウサギという意味)こと、ハビエル・サビオラの存在は非常に心踊らせる、魅力的な選手でした。
新アイドル、ハビエル・サビオラ
このシーズンを語る上で、最も大切であり、この後もしばらく続く暗黒時代の中で唯一の希望であったハビエル・サビオラ。僕も彼のプレーには非常に夢中になりました。当時の僕の背番号がサビオラと同じ「7」であったことを良いことに、今度は彼のプレーを真似し始めました(笑)
長男リバウド、次男クライファート、三男サビオラの魅惑の三兄弟(名付けたのは倉敷さんか金子氏だったと思います)は見ていてとても面白かったです。当時の監督、カルレス・レシャックはサビオラを大事に育てるという方針であったため、主に活躍の場はカンプノウがメインでありましたが、それでも彼の決定力とスピード、体は非常に小さく頼りなかったですが、それを生かした前傾姿勢のドリブル、機動力と得点感覚は非常に素晴らしかったです。
そして、チームはあまり勝てなくてもゴールを決め続けたサビオラはあっという間にクレのアイドルになり、僕の中でもバルサの希望の光として、毎試合見るのが楽しみでした。
プジョールの大ブレイク
現在バルサのカピタンでもあり、いまや風格さえ漂うプジョールですが、もちろん彼にも若かりし時はありました(笑)
このシーズンは右ラテラルとして、圧倒的な存在感を示していたプジョール。バルサのカンテラ出身らしからぬほどの技術レベルでしたが(現在のプジョールはあれでもかなり上手くなりました)、守備時の頑張りだけは群を抜いて凄かったプジョールは、ディフェンスラインの柱として大ブレイクをしました。
クラシコでのフィーゴへのストーキングディフェンスがクレの心を掴んでいて、さらにはひたすら頑張るあの姿勢。暗黒時代の中でも前線でサビオラが希望の光を放てば、最終ラインでプジョールが暗闇をひたすらかき消す。当時のバルサはそんな感じだったと思います(笑)
CLの躍進も…
このシーズンのリーガは4位、コパデルレイは実質3部の相手に敗れ敗退。国内では全く勝てなかったバルサですが、CLではベスト4と躍進。結果だけ見れば、十分凄かったのかなという印象を受けますが、僕の中では準決勝で実現したマドリーとのCL決戦での敗戦が、当時の力の差を大きく示していて、なんとなく試合前から感じていた、「負けそう」の感じが実現し、「ああやっぱりな…」そんな感情でありました。
このシーズンは振り返ると、リバウドも怪我がちでしたし、あまり良い思い出がありません(笑)本当にサビオラとプジョールがいてくれて良かった、そう思います。
最後は少し、暗い話になりましたが、僕の中では楽しく1シーズン毎試合、どんなプレーが見られるのだろうと楽しみにしながら見ていました。もちろん、それは今のほうが大きいかもしれませんが(笑)
次のシーズンも書けたら書こうと思います。コメント待っています!
posted by greenbarca |10:35 |
バルサ10年間のおさらい |
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2010年01月28日
コパデルレイの敗退により、CL再開までは週1での試合が続き、前から書こうかな~と思っていたことを書いてみようと思います。それは題して「バルサ10年間のおさらい」。そして、この企画(?)を通して、多くのバルサファンの皆さんに自分のバルサ史のおさらいを書いてもらえたらな~と思っています。
書き方は自由です。僕は見始めた最初のシーズンから1シーズンごと書いていくので、それに合わせても、一気に書いていただいても、もちろんその前のシーズンから書いてもらっても良いです。多くの方、そして、いつもコメントを書いていただいている方々の「バルサ史」を知りたいので、狭いコメント欄ですが、お待ちしています!
それでは、僕がバルサファンとなるきっかけのシーズン、00-01シーズンから始めたいと思います。
00-01シーズン 最終順位 4位 CL グループステージ敗退(3位)
UEFA CUP ベスト4
基本フォーメーション
GK レイナ
DF レイツィハー、アベラルド、F・デブール、セルジ
MF グアルディオラ、コクー、L・エンリケ、オーフェルマルス
FW リバウド、クライファート
その他の選手
ジェラール、プティ、シモン、ゼンデン、デラペーニャ、プジョール、チャビ
バルサ関連主な出来事
フィーゴのマドリーへの電撃移籍
オーフェルマルス、ジェラール、プティらの大型移籍
グアルディオラのラストシーズン
リーガ第38節、聖・リバウドの降臨
きっかけはリバウド
以前も少し触れたことがありますが、僕がバルサファンになった一番大きなきっかけの選手はリバウドです。このシーズンのリーガ放送は懐かしのJスカイスポーツ時代であり、僕はたまにテレビで見て楽しむ、といった形でバルサだけでなくマドリーやその他のリーグの試合も同じくらい見ていて、中心はやはりJリーグでありました。当時は黄金期であった磐田や地元のマリノスやヴェルディを中心に見ていました。
しかし、ある時から欧州サッカーを見始めると、非常に高い技術、スピード感ある試合、スタジアムの熱狂度などそのレベル差に驚愕し、その魅力にどっぷり浸かってしまいました。(Jリーグを批判しているわけではありません)
中でも僕が魅力的に感じたのはリバウドのプレーでした。語り草になっているリーガ第38節のバレンシア戦のハットトリック(30mミドル、30mFK、オーバヘッド)は今でも思い出すだけでも鳥肌が立ちます。
一人で試合を決定付けるマジカルな左足には本当に憧れ、当時は現役でサッカーもしていたので、リバウドをひたすら真似して左足の練習ばかりしていました。(僕は右利きなので)スパイクもリバウドの代名詞でもあったミズノ社のモレリアにして、練習中は左足しか使わない!とかもやっていました(笑)そういえば、最近はモレリアを使っている選手は見かけないですね。当時は素晴らしいスパイクであったものです。
話が逸れましたが、リバウドに夢中になり、さらに僕がバルサを好きになったのはカンプノウスタジアムの雰囲気も素晴らしく興味を持ち始めました。テレビ画面越しでもその臨場感は伝わり、歓喜とブーイングの迫力、中でもクラシコでのフィーゴに対するものは物凄かったです(笑)
試合を見るきっかけとなったのはリバウド、そしてさらにバルサが好きになったのはカンプノウスタジアムだったのかなと、今になって思います。
懐かしの選手
上に少し選手の名前を書きましたが、みんな懐かしいです。今いる選手はプジョールとチャビのみ。チャビはこの前のシーズン、プジョールはこのシーズンがデビューシーズンだったと思います(違っていたらすみません)。しかし、現在そのほかのチームで活躍している選手は居て、リバプールのGKレイナやA.マドリーのシモン、エスパニョールのデラペーニャは今でこそ素晴らしいワールドクラスの選手ですが、このころのバルサではほとんど活躍できていなかったような気がします。
その他、大金をかけて獲得したオーフェルマルスやジェラールは怪我ばかりで、プティやゼンデンの名前を見ると本当に懐かしく思えます(笑)
今でこそ懐かしい思い出ですが、当時はあまり良い状況ではありませんでした。よくここまで持ち直したなと、思ったので、『ゴールは偶然の産物ではない』を読み始めました(笑)
ペップの現役バルサのラストシーズン
話が長くなっていますが、もう少し続けます(笑)このシーズンの大きな出来事としてペップのバルサでの現役最後のシーズンでした。怪我もあり年間フルで戦っていなかったので、実際に見たのは数試合くらいだと思いますが、それでも彼がいるのといないのでは全く違うチームであると思っていました。
洗練された戦術眼と高い技術に加え、圧倒的なカリスマ性。リバウドがプレーで唸らせてくれましたが、ペップはその高いリーダーシップが感じられました。このシーズンでのペップの退団は今で言うとチャビやプジョールが退団する、という感じでしょう。昔からバルサファンであった人達は相当ショックであったのかなと思います。
なんとなく、見始めた最初シーズンということもあり、感想や自分の昔話っぽくなってしまいました(笑)翌シーズンからはすべての試合を見始めたので、記憶を辿りながら時間があれば書こうかなと思っています。記憶があいまいな部分もあるので、情報が間違えたりしていたらすみません。最後になりましたが、みなさんのコメントも楽しみに待っています!
posted by greenbarca |23:49 |
バルサ10年間のおさらい |
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