阿佐智の「アサスポ・ワールド・ベースボール」

月別アーカイブ :2012年12月

海を渡った独立リーガーたち⑧:清水広貴編その5

 清水は再びオーストラリアに渡った。帰国後2カ月の間、飲食店でアルバイトをし、貯めた資金で飛行機に飛び乗った。今度は現地でも働くことのできるワーキングホリデービザを取得し、レストランで働きながらプレーを続けた。片言の英語で過ごす毎日は、決して心地の良いものではなかったが、プロの舞台に立ちたい。ただそれだけだった。     朗報が舞い込んだ。「中国プロ野球」。そんなところにもプロ野球があったのかと......続きを読む»

海を渡った独立リーガーたち⑦:清水広貴編その4

失意のうちの帰国だったが、清水は夢をあきらめきれなかった。給料をもらったと言えども、まだプロの試合という舞台には立っていない。ここであきらめてたまるか。  帰国後、清水はアルバイトをしながらクラブチームでプレーした。  こういうクラブチームには、野球をあきらめきれない若者がゴロゴロいる。それもそのはずで、学卒後、社会人企業チームに入れなかった選手が、プレー継続の場を求めて集まるところなのだから。......続きを読む»

海を渡った独立リーガーたち⑥:清水広貴編その3

 「二軍」のシーズン終了後、清水には一軍の練習への参加が許可された。しかし、彼のフラストレーションはこの「昇格」によってかえって高まった。  「だって、試合前まで一緒にいるだけで。試合には絶対出れませんでしたから。」  毎日、試合が始まると、清水はベンチにさえいることができず、ただ、ネット裏で夢の舞台を眺めているだけだった。  外国人という立場を考えると、一軍昇格が難しいことは分かっていた。外......続きを読む»

海を渡った独立リーガーたち⑤:清水広貴編その2

 彼がターゲットに定めたのは、台湾だった。この選択に、両親はいい顔をすることはなかったが、反対することもなかった。すでに成人した息子がいまさら自分の決断を変えることなどないと半ばあきらめるように、清水の決断に対して首を縦に振った。  「新卒」でのプロ野球選手という「採用」を勝ち取るため、彼は大学四年になると台湾リーグの各チームにプレーしたい旨、手紙を送った。この文面を作ってくれたのは、旅行会社......続きを読む»

海を渡った独立リーガーたち④:国立大出の鍼灸師:清水広貴(元四川ドラゴンズ・中国)

 手に取った名刺には「鍼灸マ師 清水広貴」とあった。いかにも真面目そうなその風貌は、国立大卒業と聞けば納得ができる。1978年1月生まれいうから33歳(取材当時)という年齢なのだが、それより幾分年長にも見えた。  自由な生き方をしてきたせいか、どちらかというと年齢より若く、悪く言えば幼く見える独立リーガー達が集まるこの日のイベントにあって、彼の外見は、老成感を漂わせていた。  それにしても、彼が......続きを読む»

パナマウィンターリーグ開催決定

 ウィンターリーグ・シーズンの11月に入ってもホームページの更新もなく今年は開催されないのではと噂されていたパナマウィンターリーグの開幕と日程が発表された。  これまで幾多のメジャーリーガーをアメリカへ送り、中米の強豪として名を轟かせたこの国だが、プロリーグの歴史は長いとは言えない。1946年に始まったプロ野球は、1948年には北米オーガナイズドベースボールに組み入れられ、MLBの冬のマイナー......続きを読む»

WBC予選にみるベースボールのグローバル化①:タイ野球の将来

WBC予選台湾ラウンドはタイ対フィリピン戦で始まった。この野球新興国同士の対戦で、タイはかつてのアジアの強国相手に8対0で敗れた。 2戦目はこれまでの国際試合での実績のなさから、IBAFではランキングされていなかったニュージーランド相手に戦ったが、マイナーリーガーやオーストラリアプロ野球でプレーする選手を多く抱えるこのチームと、27位にランキングされてはいるが、メンバーのほとんどがタイ生まれの生粋......続きを読む»

WBC組み合わせ決定

来年春のWBCの組み合わせが発表された。 A組(福岡) ・日本、キューバ、中国、ブラジル B組(台中) ・オランダ、韓国、オーストラリア、台湾 C組(サンファン) ・ベネズエラ、ドミニカ共和国、プエルトリコ、スペイン D組(フェニックス) ・アメリカ、メキシコ、イタリア、カナダ 第1ラウンド突破という点では、正直、日本は一番楽な組に回ったと言える。前......続きを読む»

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さまざまな世界の野球、野球界の「すきま」を紹介します。
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(11月19日現在)

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