阿佐智の「アサスポ・ワールド・ベースボール」

月別アーカイブ :2012年07月

日本球界初のチェコ人選手、ヤコブ・スラディック(BCL石川ミリオンスターズ)

   先日来、ヨーロッパ野球をここでは取り上げているが、今年になって、東ヨーロッパ出身の選手も独立リーグに参加した。ウクライナ出身のガニアン・ヤン投手とチェコ共和国出身のヤコブ・スラディック選手だ。ともにBCリーグに参戦したのだが、日本育ちのヤン投手はすでに5月に新たな進路を見つけ、野球には見切りをつけ、福井ミラクルエレファンツを退団してしまった。もうひとりのヤコブ(石川ミリオンスターズ)は、母国......続きを読む»

WBC不参加表明

昨日のプロ野球選手会のWBC不参加表明を受けて、いろいろ侃侃諤々言われているので、私も一言。 私自身3月には結局のところ、NPBのトップ選手がWBCの舞台にたっていると予想しているので、この表明に関しては、MLBと日本の選手会の綱引き合戦のひとつとしかとらえていない。双方の言い分にはそれなりの論理があるので、どちらが正しいとか、まちがっているとかは言えないと思うが、現在の野球のグローバル化の流れか......続きを読む»

イタリアの野球組織

2010年、イタリアでは本格的なプロ化を目指してアマチュアリーグであったセリエのトップリーグ、A1のチームを母体に、イタリアンベースボールリーグ(IBL)をスタートさせたのだが、これにはMLBの支援が入っているという。旧セリエAの時代にも、MLBの球団が個別にイタリアの球団と提携を結び、人的交流を図ることはあったが、このプロリーグ発足に当たっては、MLBが人材獲得網、マーケットの拡大を目論んだ国......続きを読む»

イタリア野球情報:イタリア野球経験者に聞く②(小野剛/2003年サンマリノ・タイタンズ)

 前田と同じ2003年シーズンに、サンマリノでプレーしていたのが、小野剛である。小野は、前田とは違い、大卒でのドラフト下位指名。本人の自信とはうらはらに、首脳陣の期待もそれほど高かったとは言えず、わずか2年で巨人からリリースされた。  きっかけは、新聞広告だったという。私も見たことがあったが、この頃、シーズンオフになると、スポーツ紙の片隅にイタリア野球の募集広告が出ていた。 「だましの(広告)ね......続きを読む»

独立リーグの国際戦略3:コロンビアウィンターリーグへの選手派遣

 ハングリー精神の注入という点では、BCリーグ(BCL)は、昨シーズンオフに、コロンビアウインターリーグへの選手の派遣を行っている。  長い休止期間を経て1993年に復活したコロンビアリーグだが、すでに日本人選手は参加している。2004-05年のシーズン、長坂秀樹ら北米独立リーグでプレーしていた日本人プレーヤーが、名門のバランキージャ・カイマネスなどに参加、長坂はオールスター戦のマウンドにも立ち、......続きを読む»

独立リーグの国際戦略(BCリーグ富山サンダーバーズ編)

 独立リーグの国際化が進んでいることは、先日の記事でも紹介したが、この流れは加速化しそうである。 エージェントを一本化し、リーグレベルで組織的に外国人選手を獲得するルートを開拓した四国アイランドリーグ・プラスに対し、各球団まかせでリーグとしての国際化戦略の道筋が今一つ見えていなかったBCリーグだったが、去る7月14日に新潟で開催された日本スポーツ産業学会第21回学術大会のシンポジウムの席上で、BC......続きを読む»

イタリア野球情報~イタリア野球経験者にインタビュー①(前田勝宏氏:フォルティトゥード・ボローニャ/2003年)

イタリアプロ野球IBLにチャレンジした日本人選手第一号は、ご存じのとおりGG佐藤だが、現在はアマチュアリーグになったセリエAには、これまでに7人の選手が挑戦している。彼らのほとんどは、日本のプロ野球(NPB)でプレーした経験をもっていた。 現在も状況はあまり変わっていないようだが、IBL発足までのセリエAには、外国人選手が有給で参加していた。彼らに日本人選手も「助っ人」として海を渡ったのだ。決して......続きを読む»

イタリア版マネーボール

選手獲得などについては、プロリーグのIBLとトップアマチュアリーグのセリエAとでは大差はない。例えば、2012年のセリエAのレッジオ・エミリアは、イタリアでは珍しい、野球スカウトを職業としていたアンドレア・ダウリア(Andrea D’Auria)をGMに採用した。イタリアで選手生活を送っていたという彼は、生粋のイタリア人なのだが、英語とスペイン語が堪能で、引退後、MLB関係の職に就いていたわけでもな......続きを読む»

イタリア野球の特徴:スポンサーとの関係

日米のプロ野球を比較する時、よく用いられる用語が、エリア・アイデンティティ(AI)とコーポレーション・アイデンティティ(CI)である。前者は、都市名を関するアメリカのプロスポーツを表現する際に用いられ言葉で、日本でも盛んに「地域密着」という言葉で、今後のスポーツ発展のための金科玉条のように叫ばれているコンセプトである。 一方の、CIは、プロ野球、NPBの球団名に代表される、スポーツチームを企業の宣......続きを読む»

独立リーグの国際戦略

 近年、独立リーグ界が国際化してきている。2005年に日本に初めて四国アイランドリーグ(現四国アイランドリーグplus, IL)が発足した当時は、「日本の若者に夢への挑戦の場を与える」という理想の下、外国人選手の受け入れをしていなかった日本の独立リーグだが、ILは、2年目の2006年にプロ経験のない韓国人を採用、その翌年からは元韓国プロ野球選手を入団させ、またNPB広島カープのドミニカアカデミーの選......続きを読む»

新リーグ、イタリアン・ベースボール・リーグの誕生

イタリアにプロリーグが発足したのは、2010年のことである。その前年から、セリエA1をプロ仕様にし、本格的にプロリーグとする準備をしていたのだが、この2009年シーズンのトップチームを核に、プロ化に賛同した8チームにより、イタリアン・ベースボール・リーグ(IBL)がスタートすることになった。このプロ化に際しては、MLBの支援があったと伝えられており、IBLの誕生は、MLBの人材獲得網、マーケットの拡......続きを読む»

ファームゲームの地方開催

今日は、大阪・高槻市で行われた、オリックス対広島の二軍の試合。  試合の方は、オリックス・木佐貫、広島・齋藤と「一軍」投手の投げ合いではじまった。木佐貫は故障からの調整登板で、2回無失点で交代。齋藤の方は、腕がまったく振れてなく、ネット裏から見てもいかにも置きにいったというボールがストライクにならない。2回に四死球から2失点すると、スタンドの少年野球の子供からも「ノーヒットで2点や」の声が。まだま......続きを読む»

プロ発足前のイタリア野球リーグ

 「イタリア野球史」で書いたように、イタリアに野球リーグが発足したのは1948年のことである。現在のプロリーグ、IBLもここからイタリアリーグの歴史を辿っている。このリーグは、FIBSへの加盟チームの増加に伴い、年々規模を大きくし、1980年代頃には、現在の形を整えた。   プロ発足以前のイタリアの野球リーグは、サッカーなどと同じく、トップリーグ、セリエAを頂点としたピラミッド型の構造を形作ってい......続きを読む»

Alex Maestri catches his dream.

The Australian Baseball League resumed in 2010, reuniting players from around the globe. The Australian winter hosts baseballers from places such as Japan, South Korea, Taiwan as well as North America.......続きを読む»

イタリア野球史4

 しかし、このようなイタリア野球の隆盛も1990年代に入ると陰りを見せる。 1984年のロサンゼル・オリンピックで公開競技として導入された野球は、1992年のバルセロナ・オリンピックで正式種目となり、それまで「野球不毛の地」であった欧州にも野球普及の追い風が吹いたはずだった。実際、この追い風の中、イタリアナショナルチームは強化され、イタリア系アメリカ人に対する国籍取得の容易さもあいまって、イタリア......続きを読む»

オーストラリア野球情報

 先日、オーストラリアでのMLBの公式戦計画が持ち上がっていることをお知らせしたが、その会場候補として、シドニーのクリケット・グランド(SCG)が上がっていることがわかった。  シドニーには、2000年のオリンピックの野球競技のメイン球場と、この五輪のサブ球場であった、冬季プロリーグのブルーソックスが使用している野球専用の球場があるが、後者は市中心から電車で1時間の郊外の町、ブラックタウンにある上......続きを読む»

ブロガープロフィール

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さまざまな世界の野球、野球界の「すきま」を紹介します。
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(11月19日現在)

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