阿佐智の「アサスポ・ワールド・ベースボール」

月別アーカイブ :2012年05月

メキシカンリーグ放浪記1995:メキシコシティ6

ティグレスにはとぼけた顔をした虎のマスコットがいる。こいつがまた面白い。  試合中、赤い悪魔=ディアブロス・ロッホの人形を引きずり回して、ディアブロスのファンを挑発する。もちろん一塁側のスタンドからはブーイングが起こるのだが、ひと昔前の日本の外野のファンのような殺気立った雰囲気はなく、お互いのファンがそのマスコットのおどけぶりを楽しんでいる。  雨での試合中断時には、ディアブロスファンが、そのマ......続きを読む»

スティーブン・チャンバス(関西独立リーグ:大和侍レッズ)

先日、お知らせしたフランス人選手の例からもうかがえるように、野球のグローバル化に伴って、欧州などこれまで「野球不毛の地」であった先進国からの野球選手の越境が増加している。今回は、そんな世界を股にかけた野球選手のひとりを紹介する。  今年、関西独立リーグに加入した新球団、大和侍レッズにオーストラリアから助っ人が加入した。スティーブン・チャンバス、21歳。これまでのプロ経験は母国、オーストラリアのウィ......続きを読む»

メキシカンリーグ放浪記1995:メキシコシティ5

 翌日もスタジアムに足を運んだ。1時からのデーゲームだったが、1時半ごろ駅を出るなり土砂降りの雨。せっかくだからと球場には行ったが、案の定、試合は中断していた。  一応チケットを買って外野席に入る。雨はやむことなく、結局1時間半くらい待った挙句中止は決まったが、それはそれで結構楽しめた。  大雨の中、2人の男がグランドへ出てベンチ前から外野フェンスまで競争したり、スタンドでも若いおねえちゃんたち......続きを読む»

関西独立リーグ 大和侍レッズ

雑誌『中学野球小僧』の取材で、奈良県橿原市にある佐藤薬品スタジアムへ。初代天皇である神武天皇が即位したという宮の跡に建てられたという橿原神宮に隣接する球場は、周囲を杜に囲まれ、落ち着いた厳かな雰囲気。 田中監督には、バッティングについて話をお聞きする。日韓を渡り歩いた自らの経験を踏まえた話は、奥の深~いものだった。左打者で小兵だった彼は、日本時代、お決まりのように反対方向、つまり三遊間にゴロを......続きを読む»

メキシカンリーグ放浪記1995:メキシコシティ4

話を当時に戻す。  次々にフィールドに入っていく子供たちに続いて、私も網をくぐった。球場スタッフも別にとがめるでもなく、それどころか、日本人の私を見て、 「タイゲイニーか、ちょっと待ってろ。」と言いながら、ベンチに目をやる。  しばらくすると、胸板の厚い大男が、イヤホンを耳にして鼻歌交じりでベンチ裏から出てきた。声をかけたが、私の声はウォークマンの音にかき消されているようで、ベンチの奥の方に座......続きを読む»

メキシカンリーグ放浪記1995:メキシコシティ3

スタジアムに入る。この頃のこの球場の食は実に充実していた。売店にはメキシコらしく、タコスなどが並んでいた。もちろん目の前で焼かれていて、路上の屋台と変わらない味わいがあった。ビールはもちろん「ライムを入れてラッパのみ」のコロナビールだった。バブルのころ、東京の居酒屋によくあったやつだ。当時、このビール会社は、リーグの大スポンサーだったようで、多くのチームのユニフォームの袖にこのビールのロゴが縫い込ま......続きを読む»

メキシカンリーグ放浪記1995―メキシコシティ2―

ホテルで、しばし休憩した後、街をぶらついて、夕方5時半には球場へ行った。 古色蒼然としているが、2層の大きなスタンドは、映画に出てくる古きよきメジャーリーグのスタジアムのような風情を醸し出していた。スタジアムの名は、「パルケ・デポルティーボ・デル・セグロ・ソシアル」という。えらく長い名だ。直訳すると、「社会保険運動公園」というお堅い名のスタジアムだった。 ここにはかつて「デルタパーク」というスタ......続きを読む»

メキシカンリーグ放浪記1995:メキシコシティ1

 南米を旅して3か月。中米の小国ベリーズからメキシコのチェトゥマルへ入国した。この町にはのち(1998年)にメキシカンリーグのフランチャイズが一時期置かれた。ここから首都メキシコシティへは、バスで丸一日。バスが進むにつれて野球が懐かしくなる。長い間サッカーの大陸を巡ってきたので、野球が観たくてうずうずしている。  メキシコシティには、翌日の昼に着いた。 野球場へ、と思うが、いかんせん、当時はネッ......続きを読む»

KBO新球団NCダイノス(マサン球場) 

私が韓国野球と出会ったのは、1990年のこと。ソウル・チャムル球場でのLGツインズ対ヘテ・タイガース(また、そのときの様子もそのうちお知らせします)を見た後、プサンでロッテ対サムスン戦を見ようと思っていたところ、新聞をチェックしたところ(なんとか球場名くらいはハングルを覚えた)、プサンで試合はなく、近郊の馬山(マサン)での開催であることがわかり、バスに乗って足を運んだ。  当時まだ、韓国プロ野......続きを読む»

高陽ワンダーズ再び

3月にお伝えした韓国初の独立球団、高陽ワンダーズ。高知キャンプの後、韓国に帰国、さらに韓国プロ野球(KBO)の二軍などと練習試合を重ね、4月に入り、フューチャーズリーグ(ファームリーグ)の開幕を迎えた。ただし、KBOはワンダーズとの試合は組むものの、公式戦扱いにはしない方針を打ち出しており、ワンダーズにとっては、それまでの試合との区別が今一つつきにくい状況での「開幕」となった。しかし、ホーム球場の高......続きを読む»

プロ野球選手から実業家へ(小野剛/元巨人・西武)-4-

「で、大学時代の先生に相談に行ったんですよ。そしたら大学に戻ってこいって言われましてね。大学院で金融勉強することにしました。ただ、家族もいるんで、仕事しないわけにも行かなくて…。先生からも、キャリアに穴を空けるなとも言われて、その先生の勧める不動産会社に就職しました。その先生、結構有名な方で、いろいろな会社からコンサルティングを依頼されていたんですよ。で、先生が会社の依頼を受ける条件として僕をその会......続きを読む»

ブロガープロフィール

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さまざまな世界の野球、野球界の「すきま」を紹介します。
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(01月16日現在)

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