阿佐智の「アサスポ・ワールド・ベースボール」

オーストラリア野球リーグ、今季もウロンゴン・クラシック開催

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 北半球のプロ野球は、各リーグ、いよいよ佳境に入ってきているが、南半球のウィンターリーグはそろそろ開幕の準備が始まっている。オーストラリア野球リーグ(ABL)は、今シーズンのスケジュールを発表、今季は11月9日のオープン戦を経て、11月16日開幕となった。1月いっぱいまでのレギュラーシーズンを経て、2月11日にポストシーズンを終わる予定。  ABLのメディアリリースは、同時に、昨年行ったウロンゴンでのキャンベラ・キャバルリーとシドニー・ブルーソックスの試合を今季も行うことを発表した。  ウロンゴンはシドニーの南、90キロのところにある、ニューサウスウェルズ州第3の都市だ。周囲一帯はイラワラ・コーストと呼ばれ、シドニーからの行楽客でにぎわう。キャンベラとシドニーの中間にあたるが、シドニーからはコミュータートレインが通じており、どちらかというと、シドニーのテリトリーと言えるが、試合は、キャンベラのホームゲームとして11月26日に行われる。  ウロンゴンはかつて鉄鋼の町として栄え、日本の工業都市、川崎とも姉妹都市協定を結んでいる。そのため、ヨーロッパからの移民が多く、サッカーやラグビーがさかんで、現在トップリーグに在籍するのは、ラグビーチームだけという「野球不毛の地」である。当然野球専用球場などはないようで、試合は、海沿いの運動公園、トーマス・ダルトン・パークのオヴァル(クリケットなどで使用される楕円形のグラウンド)を使用するようだ。このオヴァルにはスタンドはなく、当日は、急造の桟敷席をネット裏にしつらえて、あとは立ち見になるようだ。入場無料で、プロモーション的な色彩が強いようだ。 昨年 (トーマス・ダルトン・パーク)  ABLはこのゲームを、恒例の行事にしたいようで、ここで対戦する、キャンベラとシドニーの対決を「伝統の一戦」に仕立て上げようともしている。リーグじたいが2010年発足と「伝統」とは程遠いのだが、野球創成期を思わせる、ただっぴろいグラウンドでの試合は、野球の原初的な風景を呼び起こさせ、この国にも野球の歴史があることを改めて認識できるゲームにしたいようだ。

uronngonn (昨年の試合の様子)

 この時期にシドニーを訪れる人はぜひとも足を運んでほしい。



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