阿佐智の「アサスポ・ワールド・ベースボール」

オランダ野球レポート2 ロッテルダム 8月20日

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アムステルダムから80キロ。ロッテルダムまえは直通の新線を走る特急で40分とのことだが残念ながらこの国の鉄道は毎日のように遅れる。それどころか列車のキャンセルなども平気でする。

ともかくもロッテルダム到着。この町のスタジアムは駅からさほど離れてはいない。歩いてもいけないことはない。市電に乗って10分ほど、中央駅の西にあるムスリム地区の北にある公園の向こうにそれはある。市電から連絡するというバスがあるというので、これに乗ると、すぐに教会を改造したモスクの横を通り、その後、トルコ様式の立派なモスクを通ると、球場の入り口に着いた。

モスク

ここを本拠とするネプチューンズは1943年の創立以来、リーグ優勝17回、クラブ欧州一を決めるヨーロピアンカップ優勝8回を誇る欧州屈指の名門球団だ。とくに2000年代に入ってからは優勝10回とまさに黄金時代を現出している。 その秘密は、この国の野球どころ、カリブ海の海外領土とのパイプの強化にあると言える。当地の基金をスポンサーに迎えたチームは、チーム名も、キュラソー・ネプチューンズに改め、カリブ海からの選手を積極的に獲得するようになった。 この基金は、何の基金かと球団のカメラマンに尋ねたが、彼の返事は要領を得なかった。 「向こうの政府系かなんかじゃないか?ほら、観光客に来て欲しいからな。俺も行ったことあるけど、いいところだぞ。だからほら、チームにも、色の黒いやつが多いだろ」

スタジアム (ネプチューンズ・ファミリースタディオン) そういうことも反映してか、この球場もヨーロッパ最大級だ。アメリカならダブルA級に匹敵するだろう。 スタンド下中央には、やはりバーがある。ヨーロッパの野球では、入場料をとらないことが多いので、飲食の収入には力を入れているようだ。 ちなみにネプチューンズは6ユーロなりの木戸銭をとっているが、これは球場の使用料で消えてしまうそうだ。

 この日のネプチューンズの試合相手は、HCAW(ホレンバル(=野球)クラブ・アレン・ウィールバール)。フーフトクラッセは前週から上位4強によるプレーオフに入っており、例年通り、プロ球団と言っていい、ネプチューンズ、パイレーツ、パイオニアーズ、HCAWの常連がこれに駒を進めている。ここまで来ると集客も見込めるのか、週末2試合のレギュラーシーズンから、平日、木曜のナイターを含めた週3試合制になり、これが9月半ばの決勝シリーズまで続く。

先発 (ネプチューンズ先発のケリー)

 試合の方は、この日も一方的な展開となった。  先制したのはHCAWで、3回にコスターの犠牲フライで1点を入れた。しかし、ネプチューンズもその裏にさっそく1点を返し同点に追いつく。その後、5回裏2アウトからネプチューンがタイムリーで1点のリードをもぎ取ったが、ここまでは両軍の先発投手がナイスピッチングで締まった試合が展開された。 koruta- (今回のU18ワールドカップ代表にも選ばれた若き捕手コスター)

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