阿佐智の「アサスポ・ワールド・ベースボール」

オランダ野球レポート(アムステルダム・8月19日)

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球場

 イタリアからスイスを経て、ライン川を北上、オランダの首都、アムステルダムにやって来た。  8月半ばは、オランダトップリーグ、フーフトクラッセはシーズンを締めくくるプレーオフに突入している。加盟8チームのうち、レギュラーシーズンの上位4チームが9月半ばの決勝シリーズを戦うのであるが、ある程度資金があり、選手のほとんどとプロ契約を結ぶ上位チームと、メインの仕事の傍らで野球をする下位チームとの差は激しく、今季も、首都アムステルダムをホームとするパイレーツと、最大の都市ロッテルダムに本拠を置くネプチューンズ、ヴァッセン・パイオニアーズ、それにバッセムのHCAWの常連がプレーオフに進出した。  ある意味、フーフトクラッセはここからが「プロ野球」で、週待つ2連戦だったリーグ戦から週3試合を、そのほとんどがプロ契約を結び、その中には、今や世界の強豪となったナショナルチームにも所属する選手たちが「オランダ一」を目指してプレーする。

(郊外のスポーツパーク。パイレーツの球場はここから3キロくらい離れている)

 アムステルダム近郊にある球場にはこの町を縦横無尽に走っているトラムで向かった。地図検索をした通り市電の終点から閑静な住宅街を通り、運動公園に向かうが、野球場は見当たらない。場内の人に尋ねても、的を得ない返事しか返ってこない。このあたりに、この国における野球の地位を感じるが、そのうち、「パイレーツのスタジアムだろ」と言う人物に出会った。  15分ほど歩き、再び表通りに出て市バスに乗る。2つ先の停留所から少し歩くと、球場はあった。 球場 (パイレーツの球場。中央の建物が体育館で左端がスタンドにつながっている)

ただし、スタンドはネット裏だけで、そのスタンドは直接体育館につながっているというなかなか世界中で見ることのできないかたち。他競技との混合でクラブを成り立たせている現状がうかがえる。 球場2

ちなみに、スタンドの上部のクラブハウスとこの体育館はつながっているのだが、この連結部にあるデッキは野球博物館になっていて、各国との交流を示す品々が展示してある。

転じ

転じ2

 このメインスタジアムを中心に、3面のフィールドが背中合わせに広がっている。入場無料のスタンドには100人ほどの観衆の姿があった。これでクラブの経営が成り立つのかと思うが、トップクラブでもこういう状態がオランダ野球の実態のようだ。  試合後話を聞いたWBC代表チームのコーチも務めるロブ・コルデマンス(パイレーツ)にこのあたりを尋ねると忌憚のない返事が返ってきた。 コルデマン (今回のWBCでもコーチを務めたコルデマンス)

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