阿佐智の「アサスポ・ワールド・ベースボール」

フロリダ野球紀行8:ジュピター・ガルフコーストリーグ(8月17日)

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今回の旅の最後は、ジュピター。リゾートで有名なパームビーチの近くだ。マーリンズとカージナルスの2球団がここに春のキャンプ地を置いており、ともに本球場をシングルAチームが使用している。無論、ルーキーチームもトレーニング施設を利用している。 この地域にはかつて、今はなきモントリオール・エクスポズが春の本拠とシングルAチームを置いていた。パームビーチの対岸の玄関口、ウェストパームビーチにキャンプ施設が置かれていた。当時は、ここをエクスポズとブレーブスがキャンプで使用し、エクスポズのシングルA、その名もウェストパームビーチ・エクスポズ(このチーム、ユニフォームからすべてメジャーと同じ。おそらくすべておさがりを使っていたのだろう。このあたりからもこの消滅してしまった球団の台所事情がうかがえる)があった。1997年、このキャンプ地最後のシーズンに私はここに足を運んだが、この時も昼からルーキの試合を観た後、シングルAのゲームを観た。当時、シングルAのチームにいたのがのち、日本で活躍するセギノール(元日本ハム、オリックス)、パウエル(元近鉄、オリックス)だ。このうち、パウエルは移転先のジュピターのマーリンズ傘下のチーム、ハンマーヘッズで現在コーチをしている。 1998年にジュピターの施設ができると、引き続きエクスポズがここを使用し、ブレーブスに代わり、カージナルスが入ってきた。そしてエクスポズが、身売りと本拠移転をしたときに撤退した後、マーリンズが入ってきたようだ。

ガルフ

2球団が使用しているとあって、敷地は広大だ。前回WBCの予選もおこなわれたメイン球場の裏にサブグラウンドが広がり、ライト側がカージナルス、レフト側がマーリンズのテリトリーとなっている。両翼のフェンスに沿って各々球団が使うクラブハウスが建っており、したがってシングルAのチームもカージナルスが1塁側、ハンマーヘッズ(マーリンズ)が3塁側ベンチを使用することになっている。とにかく、最近のメジャーのキャンプ施設はどこまでも機能的だ。 サブグラウンドは、両球団とも6面提供されている。マーリンズはこれに加えて内野だけの小グラウンドも持っている。ルーキーのガルフコーストリーグは、これらを順繰りに使用してるのだろう。芝の整備も大変だろう。広い場内をオープンカーがひっきりなしに行きかっている。

メッツを迎えたマーリンズのルーキーの試合は、「グラウンド2」で行われていた。一応両側のベンチに並んで桟敷席がある。まあこれもルーキーリーグのためというより、キャンプ時のファンのためのものだろう。 ジュピター

この日の両軍とも、メンバーの半数以上は、ラテン系で占められている感じだった。ビザの緩和とベネズエラのルーキーリーグの縮小、休止のせいもあってか、近年はルーキー級のラテン系選手の割合が増えている。 どみにかん

そのため、この空間だけ場所が移ったかのようにスペイン語が飛び交っている。フロリダあたりでは街中でも敬語を解さない人もいるくらいだから、今となっては、ラティーノたちはホームシックなどにはかからないだろう。むしろ、ラテン系ばかりのチームに放り込まれたアメリカ育ちの選手の方が、カルチャーショックを受けるのではないだろうか。

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